グリフィス天文台でLAの夜景を独り占め！見どころや行き方まとめ！

世界的にも有名な観光スポットであるグリフィス天文台には、実に多くの観光客が訪れています。ハリウッド映画でも有名なアメリカのロサンゼルスにおいて観光名所の一つとなっています。天文台から街を見下ろす夜景に人気がありデートスポットとしても一役買っています。そんな魅力あるグリフィス天文台を紹介していきます。

1935年に完成し操業を開始したグリフィス天文台ですが、完成に至るまでは紆余曲折あり現在に至っては人気の有名観光スポットになっています。天文台がある広大な敷地の公園は、イギリスからの移民者であるグリフィス・ジェンキンス・グリフィスが購入し、ロサンゼルス市に善意で寄付をしたことが始まりとなっています。

グリフィスは自身の事業の成功によって多額の資産を増やしすことに成功し公園を購入した訳ですが、その後自身の銃による発砲事件を起こし服役することになってしまいます。刑期を終え名誉の回復の為に公園内にて天文台の建設を訴えますが前科のあるグリフィスに対して認可されないまま結局は生涯を終えることになってしまいました。

グリフィスの没後、彼の遺言により財団が創設され天文台の建設へと進んでいくことになりました。公園及び天文台はそれぞれグリフィスの名が付けられ、現在の人気観光スポットへと発展していきます。グリフィス公園内においては彼の功績を称えグリフィス本人の銅像が建てられています。

ロサンゼルスと言えばハリウッド映画でも有名な都市であり、小高い丘に掲げられたハリウッドサインは世界的にもよく知られていますが、グリフィス天文台もまた様々なハリウッド映画にも度々登場しています。その象徴としてこの天文台舞台にした映画にも出演した名優ジェームズ・ディーンの銅像が公園内に建てられています。

グリフィス天文台の内部には宇宙をテーマ―にした展示物が数多く見受けられます。天文台正面から入っていくメインフロアには中央から左右奥と3つのテーマにそった展示室へと分けられています。まず中央部分には「WM Keck Foundation CentralRotunda」と呼ばれる神話に沿った天文学の交わりを表しています。

正面入り口中央から向かって左側の「Wilder Hall of the Eye」と呼ばれる展示室では、宇宙の様子や銀河系の成り立ちやメカニズムを写真や画像、展示等を交えて詳しく説明してあります。また電線のない電気をは発生するテスラコイルも展示してあり放電している様子を見ることができます。

中央から向かって右側の部屋には「Ahmanson Hall of the Sky」と呼ばれるソーラー望遠鏡から観測した太陽を映し出すスクリーンが設置されその映像を見ることができます。最後に中央から奥の展示室ではギャラリーになっており、これまでの天体観測で撮影された銀河や天体の画像が展示されています。

グリフィス天文台の見所の一つに季節に応じた様々なイベントや無料で体験できるプログラムが開催されています。イベントでは日食など天体の動きや彗星の出現時期に合わせた観測が開催され、晴れた日など天候によっては天文台の外でスターパーティーと称して行われ、多くの参加者で盛り上がりをみせます。

天文台内部にあるイベントホライズンシアターでは200席の収容数を誇り前面には大型スクリーンが設置してあり、この場所で様々な趣旨のプログラムが開催されます。シアタールームでは著名人を招いた天体に関する講演や宇宙開発における人類の功績や今後の展望等をより深く学ぶことができます。

イベントホライズンシアターで開催される公開実験は小さなお子様連れのご家族の方には大変人気のイベントであり、実際にその場で家庭にある食材やドライアイスを利用した彗星を作って見せてくれます。月曜日の天文台の休日以外は毎日スケジュールに沿って開演されています。

グリフィス天文台をメインフロアから下に設けられたカフェレストランになります。広々とした店内スペースとロサンゼルスを一望できるオープンテラスの席があり、各種ドリンクやサンドウィッチ、スイーツ、非常に豊富な種類の新鮮なサラダバーは注目であり、ランチやディナーを楽しめるメニューを取り揃えています。

グリフィス天文台の1階下へと通ずる、カフェのすぐ隣にお土産を購入できるギフトショップがあります。天文台ならではの宇宙関連のグッズが中心で、本やＴシャツ、バッグにグラス等、いずれも天体等をあしらったデザインが施されています。店舗以外であってもインターネットのオンライン上でも購入することが可能です。

グリフィス天文台には一般に無料で開放されている天体望遠鏡が2つあります。その1つが1935年に設置されたツァイス望遠鏡であり、その重さは4000㎏もある大きな望遠鏡で夜空に光る数百個もの星をより鮮明に見ることができます。自由に調整することができますので新しい発見が期待できます。

もう一つの天体望遠鏡は太陽を観測するソーラー望遠鏡が天文台の西側のドームに設置してあります。ドーム内に備え付けられた幾つものミラーの屈折を利用して、より鮮明に太陽の動きや黒点を観測しています。観測された太陽はスクリーンに映し出され自由に観賞することが可能となっています。

グリフィス天文台では最もおすすめのプラネタリウムは最新鋭の設備で観客を楽しませてくれます。全部で290席あるシアタールームでは、スタープロジェクターがドーム型の天井に投影し、実際に宇宙空間にいるような感覚を演出してくれます。またプラネタリウムの観覧は有料でありチケットの購入が必要です。

プラネタリウムの上映においては、月曜日の休館日を除いて毎日開催されています。1日で8回から10回の間で1時間の間隔で上映されています。グリフィス天文台のプラネタリウムでは宇宙、水、光等をテーマにしたの3つのショーで構成され時間帯によって見ることができるショーは異なります。

グリフィス天文台が観光名所で有名な理由の一つが、そこから見える景色のすばらしさが挙げられます。ロサンゼルスの街並みが一望できる上に、有名なハリウッドサインもこの場所からハッキリと見ることができます。カフェのテラスでゆっくりと食事をしながら景色を眺めるのもおすすめです。

昼間に見える景色もさることながら、やはり夜景が一番の見所と言えます。ネオンで輝くロサンゼルスの街並みは見事な夜景を演出します。天文台への観光客は夜景を見るために非常に混雑する可能性があります。また展望台は小高い丘にありテラスは昼間との寒暖差が激しいので夜景を見る場合は防寒着を準備でしておくと良いでしょう。

グリフィス天文台への行き方には主に公共機関を利用することになりますが、その方法の一つとしてバスでの行き方が一般的です。DASH天文台と呼ばれるバスを利用しギリシャ劇場等を経由し天文台へも直接停車します。運賃50セントで4歳以下は無料で利用できるなどおすすめの行き方であり、バリアフリーの装備も充実しています。

バス以外の行き方の方法としては、タクシーを利用する行き方が考えられます。バスと比較すると運賃の面で割高となってしまいますが、天文台まで確実に行く手段でもあります。スマートフォンでUberと呼ばれるタクシー配車アプリを使用すればGPSで現在地を特定しタクシーを呼ぶことが可能になります。

グリフィス天文台への行き方では旅行会社のオプショナルツアーを利用する方法があります。有名な観光名所が多いロサンゼルスはユニバーサルスタジオやサンタモニカ、ダウンタウンのメインストリート等見所もたくさんであり、グリフィス天文台もツアーに含まれているケースがあります。現地まではガイド付きの送迎ですのでおすすめです。

グリフィス天文台はいかがでしたでしょうか。プラネタリウム等の設備が非常に充実し多くの事を学べる場としてだけではなく、ロサンゼルスが見渡せる絶好の景観を一度は見ておきたいものです。ロサンゼルスへお越しの際はグリフィス天文台へ足を運んでみてはいかがでしょうか。