ゼロワンカレーは大阪の人気店！スパイスが抜群！人気の南インド料理を紹介

ゼロワンカレーは、以前は大阪の南森町や谷町六丁目などで間借り的に営業していたそうですが、2014年8月に谷町四丁目に独立オープンしました。オープン以来、ランチ時には行列ができたり、売り切れのメニューが出たりと大盛況の人気店となっています。ゼロワンカレーとはいったいどんなカレー店なのでしょうか。

大阪市中央区の谷町四丁目エリアは、通称「裏谷四」と呼ばれ、全国からカレーファンが集まるカレーの激戦区だと言われています。実際にこのエリアを歩くと、1ブロックに一軒はカレー店があると言われるほどたくさんのカレー店が集まっていて、どのお店もそれぞれ個性があり、根強いファンがいるそうです。

ゼロワンカレーは、谷町四丁目駅の3番出口から西へ約500mほどのビルの地下1階にあります。定休日は毎週水曜日と木曜日です。裏谷四エリアには日本の家庭的なカレー店から欧風カレー、スパイスカレーなど、さまざまなジャンルのカレー店が集まっていますが、ゼロワンカレーでいただけるのは「南インドカレー」になります。

住所:大阪市中央区内本町2-3-8ダイアパレスビル120号室 電話番号:080-5277-1788

ゼロワンカレーでは、店主が南インドで実際に修行して体得してきた本格的な南インド料理がいただけます。さらに店主は、現在も毎年南インドに修行に行っていて、修行の期間中はお店が長期休業するのだそうです。南インドの本場のカレーが味わえるだけでなく、毎年そのおいしさが更新されているのです。

日本でなじみのあるインドカレーは北インドのもので、ナンと合わせて食べる濃厚なカレーが多いのですが、南インドカレーはご飯と合う水分が多めのカレーになっています。南インド料理は酸味やスパイスの辛味が効いた味付けが特徴で、ご飯と混ぜながら食べることでその風味が増し、いっそう美味しく感じられます。

ゼロワンカレーでは、カレーに合わせるご飯が何種類か用意されていて、細長くて粘り気の少ない「バスマティライス」が選べます。バスマティライスは味と香りがよい高級米で、サラサとしたカレーによく合います。バスマティライスの他には、玄米やギ―ライス(バターオイルを混ぜたご飯)、レモンライスなどが日替わりで用意されています。

入荷した時のみになりますが、ケララ赤米も選ぶことができます。南インドのケララ州で作られるケララ赤米は、粒が丸くてパラパラしており、スパイスの効いたカレーにとてもよく合います。ルーとご飯の組み合わせを変えるだけで全く違った味わいが楽しめるので、いろいろな組み合わせを試してお気に入りを見つけると良さそうです。

カレーとは別に、デリなどの一品料理メニューもあります。こちらもスパイスや辛味、酸味が効いた本格的な南インドの味付けになっていて、ビールにもよく合います。日本では普段なじみのない味わいなので、カレーのお供に選んでみるのも良さそうです。

料理だけでなく、ドリンク類もマサラチャイやシナモン&カルダモンのスパイスティーなど、南インド料理店らしいラインナップです。南インド料理の刺激を味わった後、食後のドリンクでさらにスパイスチャージができます。辛口のジンジャーエールもおすすめです。

ゼロワンカレーでいただけるメニューは、すべてスパイスが決め手になっています。南インド料理に使われる主なスパイスは、ブラウンマスタード、レッドペッパー、カレーリーフなど。ゼロワンカレーのカウンター席には、瓶に入ったスパイスがたくさん置かれているので、実際に料理に使われているスパイスを見ることができます。

ゼロワンカレーでは、トッピングメニューが用意されています。シシャモ、サバ、せせり、穴子などの日替わりスパイスフライが中心で、こちらのフライにもスパイスがたっぷり使われています。200円とお手頃なので、カレーと合わせて注文する人が多いようです。しっかりめに揚げられたサクサクのフライはぜひ味わってみたい一品です。

ゼロワンカレーでいただけるのは、南インドのカレーと副菜5種が一つのプレートに載った「南インド定食」(1000円)がメインとなっています。毎日、肉系と魚系のカレーが日替わりで用意され、2種類のカレーの「あいがけ」(1200円)も選べます。肉系のカレーには鹿やマトンも登場します。また、魚のカレーは珍しいので、特に人気があるようです。

カレーと副菜が一皿に載って出てくる定食は「ミールス」と呼ばれ、南インド料理では定番のスタイルです。南インドの現地ではベジタブルカレーがほとんどのようですが、ゼロワンカレーではあえて肉系と魚系のカレーにすることでカレーに旨味とコクを出し、カレーとご飯、副菜を混ぜ合わせる大阪スタイルのミールスに仕上がっています。

定食に付いてくる副菜も全て日替わりです。「アチャール」(ピクルス風の漬物)、「クートゥ」(豆や野菜のスパイシー煮込み)、「ラッサム」(胡椒、クミン、ニンニクの効いたスープ)など、いろいろなインドのお惣菜的なおかずが味わえます。それぞれを少しずつ味わった後、全てを混ぜ合わせて食べるのが南インド式の食べ方なのだそうです。

エスニック料理が好きな人、インド料理に詳しい人も多く来店するゼロワンカレー。時にはインド人のお客様が正式に右手で料理を混ぜ合わせながら食事をしている姿が見られることもあるようです。初めて来店する方や、食べ方がよくわからないという方は、スタッフが丁寧に説明してくれるので気軽に尋ねてみましょう。

ゼロワンカレーのひそかな人気メニューが「レディースセット」です。2種類のミニあいがけカレーに、本日のケーキとソフトドリンクが付いて1400円です。ミニといってもかなりのボリュームがあり、ちゃんと副菜も載っています。デザートも付いてくるので、満足感100％です。男性も注文できるので、スイーツ好きな男性にもおすすめです。

土日祝日限定で、ご飯メニューに「ビリヤニ」も選べます。ビリヤニとはインド米を使った炊き込みご飯のような料理で、ゼロワンカレーではチキンやビーフなどの他、タコや牡蠣といった食材を使ったビリヤニも登場します。不定期に、ビリヤニと似た料理の「プラオ」が登場する日もあります。

お米とスパイス、肉や魚などの具材を混ぜ合わせて炊き上げたビリヤニは日本人にも親しみやすいおいしさ。土日祝日限定のビリヤニは大人気で、売り切れてしまうことも多々あります。確実に食べたいなら早めにお店に向かいましょう。ゼロワンカレーは11時30分からの営業ですが、開店15分前くらいから並んで待つ人も多いそうです。

ゼロワンカレーでは、本格的なスイーツも味わえます。「オカシモアルヨ」と名付けられたスイーツ部門は、店主の奥様が手作りしています。カレー店のデザートの粋を超えた素晴らしい仕上がりで、SNS映えもバツグンです。ブタさんのキャラクターもとてもかわいらしく、こちらのスイーツ目当てに来店するお客様も多いのだそうです。

オカシモアルヨのスイーツも、カレーと同じく日替わりです。季節のフルーツや食材を使ったスイーツは、カレーで満腹になっていても、ついつい頼みたくなってしまいます。スイーツも売り切れてしまうことが多いので、早めにオーダーするのがおすすめです。テイクアウト用のクッキーなどの焼き菓子を販売していることもあります。

ゼロワンカレーのカレーは、全てテイクアウトができます。単品のカレーとご飯を選ぶことができ、副菜は3種類付いてきます。あいがけのテイクアウトはできませんのでご注意ください。待ち時間がある時などは、テイクアウトが便利です。スパイスの香りに誘われて、周りの人までカレーが食べたくなってしまいそうです。

カレー激戦区の大阪谷町四丁目で、不動の人気を誇るゼロワンカレー。スパイスをたっぷり使った本格的な南インド料理に、日本の食材を組み合わせた大阪風アレンジを加えていることで、多くのファンの胃袋をガッチリと掴んでいます。日本ではまだ少数派の南インド料理とおいしいスイーツを食べに、ゼロワンカレーに出かけてみてはいかがでしょうか。