北上市のおすすめ観光スポットを一挙紹介！自然が溢れる魅力の街！

北上市は岩手県南西部に位置し、県内では盛岡、一関、奥州、花巻に次ぐ規模の都市です。周囲は北上盆地に囲まれ、北上川や和賀川が合流する自然豊かな田園地帯。今回はそんな自然豊かな北上市のおすすめ観光スポットを中心に、子供や観光客に人気のグルメまで一気にお届けします。

「北上総合運動公園」は市内南部に位置する、総合公園です。公園全体の広さは約49ha、競技場・運動場・体育館をはじめキャンプ場まで整備され、中心部には大きな提があり松林と水面に映える風景はとても風情があります。冬には白鳥の飛来も見られ、子供にも人気のスポットです。

北上総合運動公園までのアクセスは、車の場合は東北自動車道「北上金ヶ崎IC」より約5分です。JR北上駅からバスの場合は、「北上翔南高校」下車で約20分、タクシーだと10分程度で到着することができます。体育館のみ利用料は100円(一般)、年末年始と毎月第4月曜日は休館です。

「男山展望台」の頂上までは車で登ることができるので、アクセスも便利です。展望台からは北上市街を眺望でき、北上川と和賀川の合流地点も望める大パノラマは絶句の美しさ。日中の観光もおすすめですが、時間に余裕があれば夜景もおすすめです。特に冬は、星空が一層キレイです。

「北上展勝地」は、「みちのく三大桜名所」として有名です。毎年開催される「さくらまつり」には大勢の観光客で賑わい、中でも満開の桜並木を通る観光馬車は大人気で、大人から子供まで桜の美しさを満喫することができます。運行期間や時間は事前にチェックするのがおすすめです。

北上展勝地で休憩をするなら、「展勝地レストハウス」がおすすめです。レストハウスの外観は舟運時代の米蔵を連想する白で統一され、地産地消の郷土料理が味わえます。手打ちそばや杵つき餅は観光客にも人気で、子供も大喜び。リーズナブルな味わいは、クセになる美味しさです。

「サトウハチロー」は、童謡「かわいいかくれんぼ」や流行歌「リンゴの歌」で知られる作詞家です。生涯に書き下ろした作品数は約二万編にもおよび、この記念館には著作やレコード・遺品などが展示されています。彼の温厚な人柄や奔放な生き方を、垣間見ることができるでしょう。

サトウハチロー記念館までのアクセス方法は、JR北上駅からバスで約15分・「展勝地」バス停から徒歩1分です。車の場合は、「北上江釣子IC」から約12分。開館時間は朝10時から夕方17時まで(11月から3月までは15時)、入場料は一般400円、小・中学生は150円となっています。

北上川に架かる「珊瑚橋」は、春には河岸の桜並木や冬は飛来した白鳥を眺めることができ、季節を感じる観光スポットとしても人気があります。過去には洪水で流失することもあった木製橋も、昭和になると東京の両国橋のような不同沈下の影響が少ないゲルバー橋となったようです。

「さくらまつり観光遊覧船」は、展勝地さくらまつり期間に運行する遊覧船です。北上に春の訪れを告げる風物詩としても知られ、北上川から桜並木を眺める絶景は格別の一言。レストハウス入江から珊瑚橋を往復し、所要時間は20分程度です。料金は大人1300円、小学生500円での利用です。

「つなとり温泉」は、和賀川のダム湖を取り囲むように佇む景色が素晴らしい温泉です。春になるとダム湖周辺に広がる桜が見応えで、自然を満喫できます。また温泉施設では設備も充実し、脱衣所には小さな子供用のベビーベッドが用意されるなど、家族連れにもうれしい温泉です。

「つなとり温泉・景勝園」は、日帰り温泉として地元では有名です。営業時間は、朝10時から夜21時まで。火曜は定休日、大人500円・小学生300円で利用することができます。休憩室なども併設されているので観光客も気軽に利用でき、アクセス方法は北上西ICから車で10分となっています。

「みちのく民族村」は東北有数の屋外博物館です。敷地内には民族村導入ゾーンをはじめ、南部伊達領境ゾーンや北上川流域古民家ゾーン、縄文時代・古代遺跡ゾーンから成り29棟もの建物が移築復元されています。中には国指定重要文化財もあり、自然と戯れながら散策を楽しめます。

みちのく民族村は年間を通し入場料は無料、4月から11月の期間は無休です。アクセス方法はバスの場合、JR北上駅から江刺バスセンター行きもしくは熊沢行きにのり、「展勝地」で下車すれば徒歩わずか2分で到着できます(土日祝は運休)。車の場合は、北上江釣子ICから15分です。

「夏油高原スキー場」は、日本国内でもトップクラスの積雪と様々な難易度コースがあるスキー場としても有名。地元岩手県民はもちろん県外からの観光客も多く、子供から大人まで心ゆくまで楽しめます。人混みでごった返しせずナイトプランもあるので、朝から晩まで満喫できます。

夏油高原スキー場までのアクセスは、JR北上駅を通り主要ホテル・温泉施設を経由しながら無料シャトルバスが1日数本間隔で運行しています。車でのアクセス方法は、北上西ICからだと約25分、北上金ヶ崎ICからだと約30分です。敷地内には、温泉施設や宿泊施設も併設されています。

夏油高原にはいくつか温泉施設がありますが、冬期には豪雪地帯となるため12月から4月までは休業となる処が多いようです。ほとんど温泉施設では、源泉掛け流し湯となっているため、湧きたての新鮮な温泉につかることも可能なので観光客にも人気。のんびりと自然をも満喫できます。

「瀬美温泉」は瀬美渓流の瀬音を聞きながら、ゆったりと湯船につかることができる温泉宿。特徴は3つの異なる温泉質と効能をもった源泉と、四季の自然を味わいながら温泉につかることのできる空間です。日帰りプランはもちろん、子供連れの観光客でもゆったりできる温泉郷です。

久慈まめぶ汁は、朝ドラに登場したことがきっかけで一気に全国規模で知れ渡った郷土料理です。煮干しや昆布のだし汁に、ゴボウ・ニンジン・豆腐を入れ醤油で味を整えた後、クルミや黒砂糖を包み込んだ小麦団子と一緒に煮込む料理。岩手ではこの小麦団子を「まめぶ」と呼びます。

野菜たっぷりなまめぶ汁を味わうなら、「まめぶの家」がおすすめです。お店までのアクセス方法は、三陸鉄道久慈駅から徒歩1分。月曜・木曜は定休日となり、営業は11時から14時までです。(夜間は2名以上で予約制)メニューはまめぶ汁を中心とした定食があり、子供にも人気です。

北上コロッケの特徴は、粘りとコクが特徴の「二子さといも」、自然豊かな農場で飼育された「黒毛和牛」、「白ゆりポーク」、県内随一の生産量をほこる「アスパラガス」を使用していることです。この4つの材料は必須で、サンドイッチや丼ものにもアレンジがされています。

北上で名物の「北上コロッケ」を味わうなら、枕流亭(チンリュウテイ)がおすすめです。四季の天ぷらや、看板メニューの北上コロッケ定食は大人気。他にも釜飯やステーキなどもあり、子供から大人まで大満足できる一軒です。お店へのアクセスは、北上江釣子ICから直進10分です。

三陸の大船渡市では、「大船渡さんまらーめん」が人気です。大船渡市は国内でもさんまの漁獲高が上位で、震災前からもさんまらーめんで町おこしをしてきたのだとか。スープの出汁もしくはトッピングでさんまを使うかのどちらかで、観光客はもちろん地元の子供にも人気の一品です。

大船渡名物さんまラーメンを味わうなら、「黒船」がおすすめです。お店では、スープに南部鶏と三陸産のサンマの煮干し出汁を合わせているのが特徴。カエシは薄めでダシ中心のスープは、あっさりとクセのない旨味が人気です。アクセス方法は、盛駅から約2.5km・盛街道沿いにあります。

岩手の郷土料理、おふくろの味として観光客に人気の一品が「ひっつみ」です。小麦粉を練って薄く伸ばし「手でちぎる」という工程から、「ひっつみ」と呼ばれています。具や出汁は季節や家庭ごとで異なり、川ガニや鶏肉・きのこが主に使用され、子供から大人まで好まれる一品です。

「北上讃菓」は、北上名産の二子さといもをふんだんに使用したお菓子です。二子さといもの特徴は、強い粘り気とコク、さらには食感のなめらかさ。「かりんとうまんじゅう」・「サクサクもっちりタルト」・「しっとりショコラ」の三種類は、観光土産にもおすすめです。

「きたかみりんご」は9月中旬に収穫のできる早生種で、糖度は12％と低めですが、酸味の調和がとれたりんごです。育成地は盛岡を中心に、北上川流域で栽培されることからその名が付けられたのだとか。果肉はやや硬めで果汁たっぷりなのが特徴で、子供にも大人気の品種です。

「きたかみ牛」は、自然環境に恵まれた大地と肥育技術の優れた畜産農家の元で飼育された最高水準のブランド牛です。大自然の中で育てられたその肉質は柔らかで、ステーキはもちろん牛たたきやしゃぶしゃぶにもぴったりです。串揚げやリゾットなど、珍メニューも人気です。

北上駅周辺で気軽にきたかみ牛を味わうなら、くさのホテル内にある「レストランくさの」がおすすめです。店内は老舗感漂う雰囲気で、きたかみ牛ハンバーグやボリューム満点のサーロインステーキは大人気。駅からはわずか500m程度なので、アクセスも便利で子供も喜ぶメニューです。

更木桑茶(サラキクワチャ)は、更木ふるさと興社が販売する桑茶です。桑茶は緑茶と比べてもノンカフェインの上、ほんのりとした甘味があるので子供でも飲みやすく、体に良い成分がたっぷり。桑の葉は機械摘みができないため全て手作業で、お茶になるまで手間暇かかるようです。

「トロイカ」は昭和48年に創業したロシア料理専門のレストランです。お店の看板メニューはベイクドチーズケーキ。独自製法で焼き上げたケーキは、外はサクサク・中はレアチーズケーキと思えるような滑らかさが特徴です。添加物を一切使用していないので、小さな子供にも安心です。

トロイカへのアクセスは北上駅からは車で約10分、最寄駅・柳原駅からは約1kmの距離です。営業時間は、朝11時から夜21時まで(定休日は水曜日)。チーズケーキはテイクアウトも可能で、サワークリームがベースとなった「スメタナソース」仕立てのロールキャベツもおすすめです。

三陸海岸の有名な海産物、ホタテ貝に見立てた銘菓が「甘ホタテ」です。最中に使用される餡は十勝産小豆を一昼夜かけ練り上げ、貝柱にそっくりな求肥は最高級の羽二重粉を使用し、まさに銘菓として君臨する美味しさ。子供のように口いっぱいに頬張る味わいは、至福のひとときです。

「金婚漬」はその名前からして縁起のいい食べ物として、地元県民はもちろん観光客にも人気の一品です。ウリの中にニンジンや昆布巻きを詰め、輪切りにすると色鮮やかさが特徴の漬物。全国各地に同様の漬物はありますが、海産物と縁のある昆布巻きを詰めるのは三陸ならではです。

盛岡を代表する工芸品南部鉄器は、約400年の歴史をもち日本国内で伝統工芸品第1号の偉名を持っています。元々盛岡藩主が茶道に関心が深く、鉄鋳物に対する理解と地理的利点が重なり発展してきたのだとか。人気の鉄瓶は種類も豊富で、観光土産や贈り物としてもぴったりです。

「安比塗」は岩手を代表する漆器で、素材は100％国内産の天然素材を使用しています。長く使用できるよう時代に左右されないシンプルなデザインは、多くの人から受け入れられ、どんな料理とも自然と馴染むような造りです。岩手を観光した際には、観光土産や自分用にいかがですか?

北上市の観光スポットはいかがでしたか?自然あふれる街の魅力がいっぱい詰まった北上市で、観光めぐりや街の散策、隠れた名店を探したり季節を満喫する行事やアクティビティに参加してみるのもいいでしょう。自分だけのオリジナル観光プランで、北上市を満喫してみてください!