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ベトナムに行く前にコンセントの確認を!
常夏の国ベトナムは、日本からの直行便も多く、観光でも大人気の国です。ベトナム観光の際、観光地やホテルのチェックはもちろんですが、案外忘れがちなのがコンセントの確認です。日本でお使いのiPhone等のスマホを持って行く人も多いです。この記事では、ベトナムのコンセントについて形状や電圧等を含めてご紹介します。
今観光で大人気のベトナム
ベトナムは成田国際空港や羽田空港から約6時間で行ける常夏の国として人気があります。福岡空港からハノイまでだと4時間ちょっとで着くので、気軽に旅行に行くことができます。物価が安いので、若い人にも大人気の観光地です。また、最近は出張等ビジネスでベトナムを訪れる方も多いようです。
観光の方はデジカメやiPhone等のスマホで写真を撮る方が多いと思います。ビジネスの方もホテルでスマホやパソコンを使う機会は多くなります。ベトナムはフリーのWi-fiが多く、ホテルはもちろん、市内のカフェでは観光客が無料でインターネットを使える場所が多々あります。
そうなると、観光中に撮った写真をSNSにアップロードしたり、ビジネスシーンではメールのチェックをしたり、電子機器を使用する場面が増えてきます。ここで問題になるのが、電子機器を充電する際に使用するコンセントです。日本と海外では多くの場合、コンセントが違います。
一言でコンセントが違うと言っても、コンセントのどのような部分において違うがあるのかよくわからないという方もいらっしゃるかもしれません。コンセントのタイプの違いは大きく分けて2つあります。一つ目は電圧の違いです。そして、もう一つは形状の違いです。
電圧が違うとコンセントが使えない?
コンセントの電圧が違うと、そのままの状態では電子機器を利用することができません。その電子機器の電圧を知りたい場合は、「ボルト(V)」で表示される数字を確認します。日本の一般的な電子機器は、100ボルトの仕様になっています。これは世界的に見ると、やや小さめと言えます。
しかし、最近では、スマホやデジカメ、パソコン等の海外でも使用頻度の高い電子機器については、この規格が変わりつつあります。日本国内で使用される一般的な電子機器の電圧が100ボルトであるのに対して、スマホやデジカメ、パソコン等の電子機器の電圧は100から240ボルト対応のものが増えています。
ベトナムのコンセントの電圧は何ボルト?
ベトナムのコンセントの電圧は一般的には日本よりも高いボルトで設定されています。日本の電圧が100ボルトなのに対して、ベトナムの電圧は220ボルトもあるのです。つまり、日本の一般的な電圧である100ボルトの電子機器はベトナムのコンセントでは利用することができません。
ベトナムのコンセントの方が電圧が大きいので、電圧の小さな日本の電子機器を使おうとすると、電子機器に過剰な電圧が流れることになります。流れる電圧の方が小さな場合には、そこまで大きな問題はありませんが、逆の場合はかなり危険な状況となりますのでご注意ください。
ベトナムのコンセントの形状はどんな形?
ベトナムのコンセントは日本とは電圧の大きさが違うことはすでにご紹介しました。ご説明しました通り、電圧が違うだけでもそのコンセントを利用することはできないのですが、ベトナムと日本のコンセントではさらに異なる点が一つあります。それはコンセントの形状です。
日本ではコンセントの形状が一つしかないので、コンセントの形状と聞いてもピンとこないかもしれません。日本のコンセントの形状を思い出してみてください。日本のコンセントの先端には、薄いプレートのようなものが2本平行に並んでいます。このタイプの形状のコンセントはAタイプと言います。
そして、コンセントを刺す電源プラグ部分もよく見てみてください。そこには、縦に長い2つの穴があいているはずです。この穴はAタイプの形状のコンセントを刺すとぴったりと塞がるようにできています。当然ながら、他のタイプの形状のコンセントを刺すことはできません。
Aタイプの形状のコンセントを使用している国には、カナダ、アメリカ、メキシコ、中国、韓国、台湾、マレーシア、カンボジア、タイなど多岐にわたります。しかし、このほとんどの国ではAタイプの形状のコンセントだけでなく、他の形状のコンセントも併用しています。Aタイプの形状だけの日本は世界的に見ると、珍しい国です。
ベトナムでも上記の国のように、日本で一般的なAタイプの形状のコンセントは利用されています。しかし、他の国と同じようにベトナムで使われているコンセントもAタイプの形状ものに限りません。ベトナムではAタイプ、Cタイプ、Fタイプという3種類もの形状のコンセントが使用されています。
ベトナムの3種類のコンセントの違いはなに?
ベトナムにはAタイプ、Cタイプ、Fタイプという3種類の形状のコンセントがあります。全ての形状のコンセントに流れる電圧の大きさは同じ220ボルトです。これらのコンセントの違いは、その形状のみとなります。Aタイプは日本と同じ縦に日本のプレートが刺さったような形状をしたものです。
Cタイプはこのプレート部分が丸い棒になったものです。電源プラグ部分にも丸い穴が2つあいています。この形状の電源プラグには日本のAタイプのコンセントは刺さりません。そして、Fタイプはかなり複雑な形状をしています。ヨーロッパなどで主に使われている形状です。
Cタイプのような丸い棒が2本刺さっているだけでなく、アース極と呼ばれるものがついています。このFタイプはSEタイプとも呼ばれています。CタイプのコンセントならFタイプの電源プラグに刺すことができますが、日本で一般的なAタイプのコンセントは刺すことができません。
ベトナムで使えるCタイプのコンセントを買おう
ベトナムにはAタイプ、Cタイプ、Fタイプのコンセント、および、電源プラグがあります。Aタイプの電源プラグだと日本で一般的に使われているコンセントと同じ形状なので、形状としては問題なく刺さります。しかし、CタイプとFタイプの電源プラグに関してはコンセントを刺すことすらできません。
このような電源プラグしかない場合は、変換アダプターを使用する必要があります。電源プラグの変換アダプターはコンセントと電流プラグの間に入れるアダプターです。ベトナムに行く際は、Aタイプのコンセントが刺さるもので、かつCタイプのコンセントが先端についているものを選んでください。
Cタイプのコンセントがあれば、CタイプとFタイプの2つの電源プラグに対応できるので、Fタイプへの変換アダプターは必要ありません。この変換アダプターは、AタイプからCタイプのように1対1で変換するものだと、安いものだと100円から、そうでないものでも300円程度で購入することができます。
ベトナムに行くだけなら、このように安価なものを購入することをおすすめします。しかし、海外旅行や海外出張が多い人についてはこのようなタイプの変換アダプターを購入することはあまりおすすめできません。国ごとに電源プラグの形状が違うので、行く国ごとにいくつもの変換アダプターを買わなくてはならなくなってしまうからです。
そのような方には、何種類もの電源プラグに対応できるマルチ変換プラグの購入をおすすめします。マルチ変換プラグが一つあれば、世界中どの国に行っても対応できます。先程ご紹介した1対1の変換プラグと比べるとお値段は高めで2000円から3000円程ですが、毎回買うことを考えるとかなり楽だと思います。
ベトナムのコンセントで日本のスマホは充電できる?
今や生活に欠かせない存在となっているスマホですが、海外に行ってもその使用頻度は高いと思います。最近は、海外でも使えるWi-Fiを契約してから旅行や出張等に行く人も多いので、スマホが充電できるかは死活問題です。特にスマホ頼りの個人旅行だとスマホの充電が切れるのは困ります。
スマホで写真を撮ると意外と充電を使うので、それで充電が足りなくなってしまう方もいるかもしれません。では、ベトナムでスマホの充電ができるのでしょうか。答えは簡単です。ベトナムで日本のスマホを充電することは可能です。とは言っても、全てのスマホが充電できるとは限らないので、ご自身のスマホがベトナムでも充電できるのかご確認ください。
自分のスマホがベトナムでも充電できるのかを確認するためにチェックするポイントは電圧です。ほとんどのスマホの電圧は100ボルトから240ボルトなので問題ないと思いますが、念のため確認しておいてください。ベトナムの電圧は220ボルトなので、万が一100ボルトの電圧のタイプのものだと充電できません。
ご自身のスマホの電圧がベトナムで使えるものであっても、コンセント電源電プラグの形状が合わなければ使用できません。Aタイプの電源プラグでしたら、変換プラグも変圧器も不要で、日本と同じようにそのまま電源プラグにコンセントを刺して充電することができます。
しかし、電源プラグの方の形状がCタイプ、あるいはFタイプの場合は電圧に問題がなくても、コンセントの形状をかえる変換プラグが必要です。先程ご紹介した通り、Cタイプに変換できるプラグと取り付けて使用してください。もちろん、この場合も変圧器は必要ありません。
ベトナムのコンセントでiPhoneは充電できる?
日本のスマホで一番人気の機種はiPhoneです。iPhoneをベトナムに持って行きたいという方も多いと思います。iPhoneも他の一般的なスマホと同じく、100ボルトから240ボルトまで使用できます。ですから、ベトナムでも安心してiPhoneの充電をすることができます。
ベトナムでiPhoneの充電をする際は、他のスマホと同じく変圧器を使用する必要はありません。しかし、Cタイプ、あるいはFタイプの電源プラグの場合はやはり他のスマホと同様に変換プラグが必要となります。iPhoneだから大丈夫と油断せず、Cタイプの変換プラグを用意して行ってください。
ベトナムのコンセントでデジカメやPCは充電できる?
最近のデジカメやパソコンの電圧はスマホやiPhoneと同じく、100ボルトから240ボルトのものが一般的ですので、ベトナムでも変圧器なしで充電することが可能です。Aタイプの電源プラグの場合はそのまま刺して、CタイプあるいはFタイプの電源プラグの場合は変換プラグを使用してお使いください。
ベトナムのコンセントを使うときは変圧器を忘れずに!
今までご紹介した、スマホ、iPhone、デジカメ、パソコン等の電子機器は海外で使用することが想定されており、100ボルトから240ボルトの電圧のものが一般的でした。しかし、これらの電子機器でも古いものには100ボルトのものもあります。また、海外での使用が想定されていない日本の電子機器は100ボルトのものが一般的です。
そのような電子機器をベトナムで使いたいときは、変圧器が必要になります。変圧器とは電圧を変換してくれる機械です。昔は大きくて重いものしかありませんでしたが、最近は小さくて軽い持ち運びに便利な変圧器がたくさんあり、お値段も3000円程と手ごろです。100ボルトの電子機器を利用したい方は変圧器を持って行くようにしてください。
ベトナムのコンセントを使うときに変圧器を忘れると
ベトナムにはAタイプの電源プラグがあるので、日本の電子機器のコンセントをそのまま刺してしまいそうになります。しかし、その電子機器が100ボルトのものだった場合、最悪ショートして爆発することもあります。非常に危険ですので、必ず変圧器を使用してください。
変圧器はどこで買える?
変圧器は普段あまり見かけないので、どこに売っているのかわからない方もいるかもしれません。変圧器は電気屋さんで購入できます。もちろんインターネットでも簡単に購入できます。いくつか種類があるので、心配な方は電気屋さんでお店の人に聞きながら選ぶことをおすすめします。
変換プラグや変圧器を買い忘れたら
ベトナムに行く前に変換プラグや変圧器を買い忘れたら、いざとなったら空港でもそろえることができます。日本の空港のお土産屋さんをよく見ると、変換プラグも変圧器も置いていることが多いので、それほど心配することはありません。しかし、手荷物が増えるという意味では事前に用意しておいた方が賢明と言えます。
ベトナム旅行でコンセントを上手に使おう
ベトナムでは、iPhoneをはじめとするスマホやデジカメ、パソコンを変圧器なしで充電できることが多く、とても便利です。しかし、電源プラグの形状によっては変換プラグが必要な場合もあるので準備が必要です。。コンセント事情を正しく学んでベトナム滞在を楽しんでください。
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