焼肉「ヒロミヤ」は曙橋の会員制のお店！予約が取りにくい人気店とは？

東京には数多くの焼肉店があるわけですが、そんななかでも抜群の人気を誇っているのが『焼肉ヒロミヤ』です。この焼肉ヒロミヤは予約が全然取れないことでも有名な超人気店で、1か月後まで予約がびっしりであることも決して珍しくありません。それこそタイミングによっては1年以上先まで予約が取れないことも普通にあり得ます。

東京には『焼肉ヒロミヤ』がふたつあります。ひとつ目が都営新宿線の曙橋駅からすぐの場所にある『焼肉ヒロミヤ本店』です。そしてふたつ目がこちらも曙橋駅から少し行ったところにある『焼肉ヒロミヤ3号店』です。ちなみに名前からピンと来た人もいるでしょうが焼肉ヒロミヤには2号店もあり、これに関しては東京ではなく大阪で営業しています。

『焼肉ヒロミヤ』の特徴を一言で言うのなら「かなり自由度の高い焼肉店」です。一般的な焼肉店と言うと食べたいモノをその都度注文して料理を届けてもらいますが、ここ焼肉ヒロミヤに関してはほぼすべてがセルフサービスです。もちろん、フリードリンクなどが飲み放題の焼肉店はほかにもありますが、ここ『焼肉ヒロミヤ』はお酒も飲み放題です。

さらにほかの焼肉店では飲み物の持ち込みが許されていませんが、ここ『焼肉ヒロミヤ』に関しては自由にお酒等を持ち込んで楽しむことができます。そのため自分の好きなお酒を片手に焼肉を食べることができ、お気に入りのお酒がないことが原因でがっかりする心配もありません。こういったシステムの焼肉店は東京広しと家でも焼肉ヒロミヤくらいです。

『焼肉ヒロミヤ』の本店は都営新宿線の曙橋駅から歩いてすぐの場所にあります。しかし、距離は近いのですがかなり見落としやすい外観をしているので初めて行く人は少し注意が必要かもしれません。なかには焼肉ヒロミヤ本店のことを「ただのアパートみたい」と表現する人もいます。本店はこの評価もあながち間違いではないほど普通の建物です。

住所：東京都新宿区市谷台町4-1 電話番号：03-3353-6101

『焼肉ヒロミヤ本店』は緑色の外観に大きくカタカナで『ヤキニクヒロミヤ』と書かれているのが目印です。来店してみるとわかりますが焼肉ヒロミヤの本店はかなり年季の入ったお店となっています。それこそ焼肉ヒロミヤ本店の入り口にある看板なんかは壊れてバキバキに割れています。こういった雰囲気も好きな人にはたまらないでしょう。

『焼肉ヒロミヤ』の本店は1階と2階のふたつのフロアが用意されています。1階は一般のお客さんが利用できる普通の焼肉店ですが、2階に関しては会員登録をした人のみが予約できる貸切専用のフロアです。入り口も分かれていて表の入り口は1階を予約した人専用のもので、2階の貸切フロアに関しては裏口の勝手口から入って階段を上ります。

『焼肉ヒロミヤ本店』のメイン料理は焼肉コースのひとつだけです。料金は税込み6000円となっており、食べ放題ではないことを考えるともしかしたら「少し値段が高すぎるのでは」と感じる人もいるでしょう。しかし、安心してください。一見すると値段が高そうに感じますが十分もとの取れるコースとなっていて、むしろこれでも安いくらいです。

一応説明しておくと『焼肉ヒロミヤ本店』の焼肉コースは時間制です。料金の6000円は2時間を前提としたもので、さらに時間を延長したい場合には30分ごとにプラス500円の料金が発生します。ただ、無限に何時間も延長できるわけではありません。最大でも2時間半程度しか利用できませんからその点はあらかじめ注意しましょう。

これは『焼肉ヒロミヤ本店』の営業時間を見ると理由がわかります。焼肉ヒロミヤ本店は営業が二部構成になっています。1部目が18時から20時半までとなっており、次の2部目が20時半から22時半です。焼肉ヒロミヤ本店で食事をするためにはそれぞれで予約をする必要があり、1部と2部をまたいで焼肉を食べることはできません。

2階の貸切フロアに入るとステンレス製の巨大なテーブルが「ドン」と置かれており、その上に七輪がたくさん敷き詰められています。ちなみに、七輪のすぐ上には煙を排出するためのロースターも設置されています。ただ、ロースターは設置されているもののかなりの量の煙がどうしても出てしまうため行く時はにおいが付いてもいい服をおすすめします。

来店するとテーブルにはすでに焼肉以外のものがすべてセッティングされています。もやし・キムチ・海苔といった前菜系やたまごやタレなどの調味料もきちんと用意されており、メンバーが全員そろうとスタートです。ちなみに料理の提供が始まる直前に店員さんから簡単な説明があり、それも「これから焼肉を食べるぞ」というテンションを高めてくれます。

この店員さんの説明で最も衝撃的なのが「この部屋にあるものはなんでも自由に使ってもいいです」という言葉でしょう。その説明通り部屋のなかにあるものは何でも自分たちの自由に飲み食いすることができます。しかも、一般的な食べ放題や飲み放題はそこまでラインナップが充実していないイメージですが、ここ焼肉ヒロミヤ本店は一味違います。

ます飲み物の種類がとんでもないくらい充実しています。店内にはビールサーバーや酎ハイサーバー、ハイボールサーバーなどが用意されていて当然すべて飲み放題です。例えば、一般的な焼肉店で生ビールを注文すると一杯だけで軽く500円近くすると思いますが、焼肉ヒロミヤに関してはすでに料金に含まれているためいくら飲んでもOKです。

もちろん、『焼肉ヒロミヤ本店』の凄さはこれだけではありません。何とビールサーバー等のすぐ横には業務用の大きな冷蔵庫があるのですが、そこに入っている焼酎や日本酒はワインに関しても飲み放題です。しかも、そのどれもがかなり有名な銘柄のお酒ばかりで、おそらくお酒が好きな人であればあっという間にもとを取れることでしょう。

ほかにもフリードリンクのサーバーも用意されており、お酒を飲まない人でも大丈夫です。コーラなどの炭酸飲料やウーロン茶、無糖の炭酸水などがあって好き放題チョイスをして飲むことができます。以上のことからわかるようにそれぞれの好きな飲み物が必ず見つかるようになっており、乾杯をする瞬間からテンションが上がること間違いなしです。

さらに、店内には「これ何合ぶんあるの」と一見するとわからないくらい大きなサイズの炊飯ジャーが用意されているのですが、ここにある白いご飯に関しても好きなだけ食べることができます。焼肉のお供に白いご飯が欠かせない人は多いと思いますが、そんな人にとって『焼肉ヒロミヤ本店』は夢のような空間と言っても過言ではありません。

メイン料理の焼肉コースのラインナップは日によって違います。例えば、とある日は 『たん（レモン）』『レバー（塩ごま油）』『特撰（たれ+卵）』『はらみorさがり（たれ）』『ほほ・みの・かも（レモン）』『赤身ステーキ（にんにく+塩）』『上（たれ+卵）』『冷麺』といった具合です。もし、どんなメニューか気になる場合は事前に電話等で問い合わせてお店の人に聞いておくと安心かもしれません。

『焼肉ヒロミヤ本店』は完全予約制なのでふらっと行っても利用できません。予約は毎月1日に電話のみで受け付けています。来店による予約は行っていませんからその点はあらかじめ理解しておきましょう。そして、超人気店だけあって毎月1日の電話予約は非常に倍率が高いです。電話がつながらないことの方が普通で、つながったらかなりラッキーです。

『焼肉ヒロミヤ』の本店を貸切たい場合には会員にならなければいけません。1階のフロアは会員でなくても予約できますが、こちらは大人数での利用には向きません。ですから、もし20人近い数で焼肉ヒロミヤで宴会等をしたいなら会員登録は必須です。とは言え、例えば何十回も来店するといった会員登録に特別な資格が必要なわけではありません。

初めて来店した時にお店の人に「会員になりたいです」と言えばOKで、このステップを踏めばどんな人でも会員として認められます。会員登録をする際にお金がかかることはありませんし、年会費が発生するわけでもないので来店した際にはぜひ会員になっておくことをおすすめします。会員になれば2階の予約が可能になるため来店できる確率も上がります。

『焼肉ヒロミヤ』の本店は行く場合には電車を使っていくのが便利です。何故なら電車を使っていくことで焼肉ヒロミヤの良さを最大限に高めることができるからです。前述したように焼肉ヒロミヤの魅力のひとつに美味しいお酒の飲み放題があるわけですが、自動車で来店してしまうとこの良さを潰してしまうことになり非常にもったいないです。

また、焼肉ヒロミヤには専用の駐車場が用意されていないことも電車をおすすめする理由です。もちろん、曙橋駅の周辺にはコインパーキングなどもあり、それを利用すれば自動車での来店も不可能ではありません。しかし、余計な料金がかかってしまうことや満車で利用できないリスクを考えると曙橋駅まで電車で行った方が無難と言えるでしょう。

本店と同じ曙橋駅ののすぐ近くにあるのが『焼肉ヒロミヤ3号店』です。この3号店は2016年9月にオープンしたばかりの姉妹店で、メニュー等に関しては本店とそこまで変わりません。メイン料理は焼肉コースだけですし、ドリンクに関しても飲み放題で持ち込みも自由です。肉類と冷麺は店員さんがもってきてくれますが、それ以外はセルフになります。

住所：東京都新宿区住吉町2-9 電話番号：03-3353-6101

こちらの『焼肉ヒロミヤ3号店』に関しても完全予約制です。ただ、本店と少し違う点があり、それは3号店の方は当日予約が可能だということです。本店の方は毎月1日に予約を受け付けるシステムで、そこを逃してしまうと次の月まで予約を取ることができません。これに対して、3号店は当日分しか予約を取らないため頑張れば行ける可能性があります。

そのためどうしても焼肉ヒロミヤでご飯を食べたい場合にはこの3号店を狙ってみるのがおすすめと言えます。会員登録も必要ありませんから13時の当日予約の受け付け開始とともに電話をいっぱいかければ美味しい焼肉にありつけるかもしれません。また、仮にダメでもまた次の日も3号店はチャレンジすることができるのでその点も嬉しいです。

ちなみに、『焼肉ヒロミヤ3号店』には専用の固定電話がありません。そのため予約をしたい場合には本店の方へ電話することになります。ですから、店員の人が混乱してしまわないようにきちんと「3号店の予約がしたい」と明確に伝えることが大切になります。特に1日に3号店に予約する際には混同されやすいので気を付けましょう。

『焼肉ヒロミヤ3号店』の最寄り駅は都営新宿線の曙橋駅で、距離にして約150mとかなり近いので徒歩でのアクセスが便利です。3号店は曙橋駅のA1出口の目と鼻の先にあり、初めて来店する人でもまず迷わないと思います。ほかにも、東京メトロ丸の内線の四谷三丁目駅からなら徒歩5分程度、都営大江戸線の若松河田駅からなら徒歩約10分程度です。

『焼肉ヒロミヤ3号店』の営業時間は本店と違って18時から22時半です。定休日もきちっと設定されており、日曜日と祝日は利用できません。座席数も14席と本店と比較すると少なめなので予約をしたい場合にはかなりの高倍率になります。それでも当日予約をできる点はかなりの魅力で、興味のある人はまず3号店から狙ってみてはいかがでしょうか。

『焼肉ヒロミヤ3号店』には少し変わった隠れメニューが用意されています。それがお肉の上にろうそくを立てた『肉ケーキ』です。この肉ケーキは約300gほどあり、誕生日パーティーなどを考えている人にとても人気のあるサービスです。肉ケーキをお願いしたい場合には事前に予約する必要があるので、興味がある人は注文してみてはいかがでしょうか。

東京に2店舗を展開する『焼肉ヒロミヤ』は会員制のなかなか予約の取れない超人気店です。「予約が取れない」と聞くとその時点で諦めてしまう人も多いでしょうがそれは本当にもったいないです。それこそ3号店に関しては当日予約が可能で、これに関しては頑張って電話をかけ続ければつながる可能性が高いので挑戦してみる価値はあります。