「ボンボン」は名古屋のレトロな純喫茶！人気のメニューは？

名古屋には沢山の喫茶店やカフェがありますが、昭和24年から続く老舗の喫茶店ボンボンは地元の人にとって特別な存在です。店内は映画から抜け出してきたようなレトロな雰囲気が魅力で、リーズナブルな価格のケーキや料理などのメニューも人気です。今回は名古屋を代表する純喫茶ボンボンについて、特におすすめのメニューを中心にご紹介します。

ボンボンは名古屋市東区にある洋菓子店が営む喫茶店で、地下鉄桜通線の高岳駅や名鉄瀬戸線の東大手駅からもアクセスしやすい便利なお店です。お店の近くには36台収容できる駐車場も完備しているので、ドライブの休憩に立ち寄ることもできます。営業時間は平日は8時から22時まで、土日と祝日は8時から21時まで年中無休で営業しています。

ボンボンは名古屋でいちはやく生クリームを使った洋菓子を販売したお店として知られていて、喫茶店としての営業は昭和30年頃になってからなのだそうです。そんな歴史あるボンボンのケーキを店内で食べることもでき、お店のメニューと一緒に注文するのが常連の定番になっています。お店は80席もの席数があり、カップルやグループでも利用できます。

住所:愛知県名古屋市東区泉2-1-22
電話番号:052-931-0442

名古屋の喫茶店の名物モーニングはボンボンでも提供していて、8時から10時までの時間帯で飲み物が付いて350円から提供しています。常連客の間ではここでモーニングを食べてから移動するのが日課になっていて、名古屋に来た観光客にも親しまれています。名古屋名物のモーニングの中ではシンプルなメニューですが、飽きの来ない味も魅力です。

ボンボンのモーニングサービスは好きな飲み物に、トースト1枚とゆで卵がサービスで付いてきます。さらに100円追加料金を支払うことで柚子ジャム、ヨーグルト、あずき、ミニサラダのいずれかをセットにできます。一番人気は名古屋の定番あずきで、トーストの上にたっぷりトッピングして小倉トーストとして食べるのがおすすめです。

ボンボンではモーニング以外にランチタイムにもサービスメニューがあり、こちらは11時から14時の間だけ注文できます。トーストとゆで卵というシンプルなモーニングに対して、ランチはサンドイッチやデザートが付いたボリュームのあるメニューです。ドリンクも付いて750円と安い価格も魅力で、お財布を気にせず優雅なランチタイムが楽しめます。

ボンボンのランチサービスはコーヒーか紅茶に、ミックスサンドとミニみつ豆がセットになっています。ミックスサンドは卵とトマトをたっぷり使っていて、1切れの厚みがあるので食べごたえも抜群です。セットのミニみつ豆にはフルーツも入っていて、食後のちょっとした口直しに最適です。ランチタイムが長いので、ブランチや遅めの昼食にもどうぞ。

名古屋の喫茶店の名物のひとつ小倉トーストは、名古屋に行ったら一度は食べておきたいメニューのひとつです。ボンボンではトーストしたパンにサンドしたアントーストとして販売していて、地元の人のソウルフードとして親しまれています。多数あるトーストメニューの中でも400円と価格が安いので、おやつや軽食代わりに食べるのにも最適です。

アントーストは自家製あずきあんをトーストしたパンでサンドしたシンプルなメニューで、香ばしいトーストの香りとあんこの甘みが絶妙です。自家製のあずきあんはあずきの粒が残っていて食感も良く、素朴な甘みがたまりません。トーストのほのかな塩気との相性も良く、どこか昭和のなつかしい雰囲気も感じさせる大人も子供も大好きなメニューです。

ボンボンで提供されているフードはトーストとサンドイッチのみで、その中でも最もボリュームがあるのがミックスサンドです。サンドイッチのメニューは価格が一律600円になっているので、ミックスサンドがお得だという人も多いようです。スイーツ前の軽食に注文する人も多く、サンドイッチの量が多いので数人でシェアして食べるのもおすすめです。

ミックスサンドはハムサンドとやさいサンドがセットになったもので、2つの味を楽しめるメニューでもあります。ハムサンドはたっぷりのハムときゅうりが入っていて、やさいサンドには厚みのあるトマトときゅうりが入っています。柔らかなパンとの食感の違いも楽しく、どちらも素材の味を感じるさっぱりとした味なので女性でもペロリと食べられます。

ボンボンにあるスイーツの中でも一番人気のメニューがプリンで、幅広い世代に愛されている名物スイーツです。プリンの価格は300円と高いように感じますが、サイズが市販されている一般的なものよりも大きいのが特徴です。お店ではチェリーと生クリームのトッピングと一緒に銀色の食器に盛り付けられ、昭和レトロな見た目も可愛らしいです。

ボンボンのプリンは昔ながらの硬めのもので、プリンの上面はしっかり角が立っています。プリンは滑らかな舌触りと適度な食感があり、やさしい卵の風味を感じます。カラメルシロップはこってりと甘く、プリンの美味しさを一層引き立たせています。ホイップクリームを付けて食べるとミルキーな味になり、極上のスイーツの2通りの美味しさを堪能できます。

ボンボンの人気メニューであるプリンをもっと贅沢に味わいたいのなら、フルーツやクリームがよりボリュームアップしたプリンローヤルがおすすめです。プリンローヤルはいわゆるプリンアラモードのようなメニューで、ボンボンでは600円という安い価格で食べられます。プリンローヤルは昭和の雰囲気の残る盛り付けで、お店の雰囲気に合っています。

プリンローヤルは船のような形のガラス食器の上に盛り付けられていて、プリンの他にフルーツやアイス、生クリームがトッピングされています。アイスの上の生クリームとイチゴにはチョコレートソースがかかっていて、その部分だけを食べるとパフェのようにも楽しめます。プリンはそのままの味を楽しんでも、フルーツやクリームと食べても美味しいです。

ボンボンには喫茶店の定番であるサンデーやパフェなどが多数あり、中でも人気の高いのがカフェゼリーパフェです。カフェゼリーパフェはコーヒーゼリーをメインになっていて、昭和レトロなパフェグラスにたっぷりと盛り付けられた贅沢なメニューです。ボリュームがあるのに600円と安く、暑い日のひんやりスイーツとして楽しまれています。

カフェゼリーパフェはほろ苦いコーヒー味のゼリーがアイスやクリームと一緒に盛り付けられていて、上にはサクサクのパイが刺さっています。苦みを感じるカフェゼリーはこってり濃厚なアイスや生クリームとの相性も良く、甘いものが苦手な方でも食べやすい味です。グラスの底までカフェゼリーが入っているので、最後までゼリーの美味しさを楽しめます。

日本のケーキの王道であるショートケーキはボンボンでも人気の高いメニューですが、より贅沢なスペシャルショートケーキは幅広い世代に愛されているケーキです。ボンボンのスペシャルショートケーキは3段になっていて、クリームの層にもイチゴが入っています。ケーキのサイズもやや小さめのショートケーキに比べると、食べごたえのある大きさです。

ボンボンのショートケーキは昭和の頃に食べられていた懐かしい味をそのままに、若い世代でも美味しく食べられるような素朴な甘さが特徴です。スポンジ生地はふわふわとした食感で、滑らかな生クリームとの相性も絶妙です。トップには半分にカットされたイチゴが乗っていて、甘酸っぱいイチゴの味がケーキの甘さを一層引き立ててくれます。

サバランは昭和の時代にはどこの洋菓子店にも合った定番のケーキですが、現在は一部のお店でしか食べられない貴重なケーキとなっています。ボンボンではそんな昭和の味サバランが食べられるお店として知られていて、ご年配の方やケーキ好きの間で重宝されています。中にはサバランを求めて来店するファンや、いくつもお土産に持ち帰る人もいるようです。

ボンボンのサバランはドーナツ生地にたっぷりのラム酒シロップを染み込ませていて、上部に生クリームとドレンチェリーをトッピングしています。ドーナツ生地にフォークを刺すと染み込んだシロップがあふれてきて、しっとりとした食感がクセになります。ボンボンのサバランはラム酒をしっかり効かせているので、お酒に弱い人は注意が必要です。

喫茶店の名前が付いたボンボン生ロールは昔からあるロングセラーのケーキで、昭和の時代から多くの常連に愛され続けている商品です。ボンボンの270円という低価格なケーキのラインナップのひとつで、ボリュームがあるのにお手頃という所も魅力です。生という名の理由はケーキの中に、バタークリームではなく生クリームを使用している所にあります。

ボンボン生ロールはスポンジの表面にクレープのような皮が巻かれていて、皮と生地の間にはたっぷりの生クリームが詰まっています。中心には少量のマロンクリームが入っていて、生クリームやスポンジの美味しさに変化を加えてくれます。外側の皮の部分は中のスポンジに比べると少し固めなので、上品にフォークで食べるよりもかじりつくのがおすすめです。

ボンボンのケーキは生クリームを使ったものやタルトなど幅広いメニューがありますが、その中でも異色のケーキと言われているのがハワイアンです。ハワイアンは表面にフルーツが埋め込まれたババロアケーキで、暑い日のひんやりスイーツとしても楽しめます。様々なフルーツがたっぷり使われた贅沢なケーキなで、見た目も色鮮やかで写真映えもします。

ハワイアンは土台にスポンジケーキが使われていて、ババロアとの間には生クリームがたっぷり詰まっています。ババロアの表面にはイチゴや黄桃などフルーツが入っていて、優しい甘さのババロアと甘酸っぱいフルーツが絶妙な味わいです。つるりと滑らかなババロアの食感は小さな子供でも食べやすく、フルーツやスポンジとの食感の違いも楽しいです。

数あるボンボンのケーキのメニューの中でも若い女性から熱い支持を受けているのがミルクレープで、美しい焼き目のあるクレープと色鮮やかなフルーツが写真映えすると話題です。ボンボンのミルクレープの特徴ははクレープを層のように重ねる一般的なミルクレープとは違い、クレープの間にはフルーツやスポンジが使用している所にあります。

ボンボンのミルクレープは4層になっていて、スポンジケーキの間には生クリームとフルーツが入っています。フルーツは一番下からバナナ、キウイ、イチゴの順で、表面のクレープの上には一粒のイチゴが飾り付けてあります。スポンジと濃厚な生クリームに酸味のあるフルーツは極上の味わいで、表面のクレープの柔らかな食感が全体をまとめています。

ボンボンのケーキの中でも最も人気の高いメニューはショートケーキではなくこちらのマロンで、昔からこの味を食べ続けている常連の多い人気のケーキです。マロンはスポンジケーキを4つ折りにした独特の形と、頂点の部分に乗ったクラッシュマロンという素朴な見た目が特徴です。昭和レトロなケーキとして、サバランと一緒に購入する人も多いようです。

マロンはふんわりとしたスポンジケーキの中にたっぷりの生クリームが詰まっていて、こってりと甘い生クリームの味を存分に楽しめます。表面の粉砂糖が優しい甘さのスポンジにもインパクトを与えてくれていて、シュワっと溶ける様も楽しいです。中に入った生クリームの美味しさに驚く人も多く、洋菓子の老舗ならではの味を感じられます。

名古屋の老舗純喫茶ボンボンは元々ケーキ屋として営業していて、現在は幅広い世代がくつろげる空間として愛され続けています。今回おすすめしたメニュー以外にもケーキやドリンクなどボンボンならではのものも多く、人気のものは早くに売り切れてしまいます。この機会に名古屋のボンボンを訪れて、レトロな雰囲気の中で人気のメニューを楽しみましょう。