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語尾がかわいい名古屋弁を一覧でチェック♡三河弁との違いや定番のフレーズも紹介

語尾がかわいい名古屋弁を一覧でチェック♡三河弁との違いや定番のフレーズも紹介
投稿日: 2023年4月26日最終更新日: 2023年4月26日

名古屋で使われている方言である名古屋弁は、かわいい方言一覧などでも取り上げられることが多く、またメディアなどでも聞く機会が多い言葉の一つです。名古屋弁にはどのような言い方があるのでしょうか。かわいいもの、珍しいものなどを中心に、一覧形式で紹介します。

名古屋弁の特徴やかわいい方言を一覧でご紹介!見出し

Photo by Dr. L.C.S.

日本の数ある方言の中でも、特徴的な言葉として知られているのが名古屋弁ではないでしょうか。実際に名古屋で名古屋弁を聞いたことがあるという方も少なくないでしょう。名古屋弁の特徴やよく使われる言葉を紹介します。

名古屋弁の特徴一覧見出し

Photo by yugo.sakai

まずは、名古屋弁にはどのような特徴があるのかという点から紹介していきましょう。最初に述べたように、名古屋弁は単語そのものもそうですが、アクセントなどに特徴があるため、ご存知の方が多い方言の一つです。

また、名古屋弁が話される地域は戦国武将なども多く、観光スポットなども多いことから、メディアなどでも取り上げられることが多かったため、それらを通じて時にはやや誇張されつつ、全国的に名古屋弁が知られるようになっています。

名古屋弁の特徴一覧①アクセント

Photo by torisan3500

まずは名古屋弁のアクセントや発音の特徴から紹介していきましょう。名古屋弁というと「どえりゃー」などの言い方をイメージする方が多いのではないでしょうか。

名古屋弁というのは基本的に、名古屋市周辺で話される言葉を指します。江戸時代に名古屋や江戸などに全国から流入した人々の言葉が混じって成立していて、アクセント的には内輪東京式、文法には関西的要素が多いと言われます。

また「あい」「あえ」という母音が連続した際、「あ」と「え」の中間の「えぁ」という、共通語にはない音になるのが特徴です。最初の「どえりゃー」というのはこの特徴がみられる言い方ということになります。

名古屋弁の特徴一覧②語尾

Photo byEngin_Akyurt

名古屋弁は、語尾の活用が多様である点も特徴の一つです。学校の国語の授業で動詞の五段活用などという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、名古屋弁はこの活用が多く、さまざまな変化をする特徴があります。

特に「ああせん」などのように、語幹に長音+「せん」という活用があるなどは名古屋弁特有の活用と言っていいでしょう。また「書けせん」「書けへん」などは「書くことができない」という「不可能」の意味ではないなど、特別な形があります。

名古屋では「えびはりゃー」とは言わないって本当?見出し

Photo by i-saint

さて、代表的な名古屋弁というと、「えびふりゃー」「えびはりゃー」が挙げられます。名古屋弁イコール「えびふりゃー」で、名古屋名物はエビフライというイメージが広く知られているのではないでしょうか。

しかし実は、この「えびふりゃー」「えびはりゃー」というのは名古屋弁ではありません。また、もちろん名古屋の方はエビが好きですが、特にエビフライ「だけ」が特別な名古屋名物というわけではないのです。

テレビのイメージが選考してしまった

Photo byPexels

なぜ「えびふりゃー」が名古屋弁と言われるようになったのでしょうか。実はあるテレビ番組で司会をしていた方が、名古屋弁の語尾である「みゃあ」を茶化して「名古屋人はえびふりゃーばかり食べる」というような言い方をしたのだそうです。

ここから、えびふりゃーという言葉と、エビフライをよく食べるイメージが重なり、名古屋弁イコール「えびふりゃー」、名古屋名物エビフライと知られるようになったと言われます。

ですから、「えびふりゃー」はあくまでもテレビなどで広まったイメージであり、むしろ名古屋弁を馬鹿にしていると感じる方もいるそうなので、十分注意が必要です。

名古屋弁の特徴は?「でら」「だがや」などよく使われるフレーズをまとめて紹介!のイメージ
名古屋弁の特徴は?「でら」「だがや」などよく使われるフレーズをまとめて紹介!
愛知県の県庁所在地である「名古屋」。名古屋には独特の特徴のある方言で密かに人気がある名古屋弁。地方の人はあまり聞きなれない名古屋弁ですが、イントネーションの特徴や語尾の変換の仕方を知るだけでマスターできます。名古屋弁は可愛い、そして面白い言葉ばかりです。

名古屋弁と三河弁の違いも解説!見出し

Photo by12019

さて、言うまでもないことですが、愛知県の県庁所在地は名古屋市ということもあって、愛知県の方言と言えば名古屋弁というイメージが強いです。しかし実は愛知県の方言には大きく分けて、名古屋弁、尾張弁、三河弁があります。

このうち、尾張弁と名古屋弁はほぼ同じような方言なのですが、愛知県東部で使われている三河弁は、名古屋弁とはかなり違いが見られます。三河弁の特徴についても、名古屋弁との比較をしながら紹介していきましょう。

そもそも三河弁とは?

Photo by Kanesue

方言について考える時、江戸時代の旧藩や、旧国名でのエリアによる違いは一つのポイントになります。愛知県の場合も同様で、名古屋弁(尾張弁)が使われるのは尾張国エリア、そして三河弁は三河国エリアが中心となります。

三河弁は東三河、西三河でも違いがありますが、どちらかというと東隣に位置する静岡県西部の遠州弁の影響がみられると言います。名古屋弁は岐阜県の方言に近い性質があるため、それだけでも名古屋弁と三河弁が違うということがわかります。

実は江戸時代、尾張徳川家が名古屋に入る前は三河弁に近い言語が話されていたと言われます。ところが、尾張徳川家が名古屋に入ると、その影響で名古屋弁と三河弁とは差異が出てきたということです。

名古屋弁と三河弁の違い

Photo by Kanesue

では具体的に、名古屋弁と三河弁にはどのような違いがみられるのでしょうか。最も大きいのは、名古屋弁の「えぁ」という発音三河弁では見られないという点です。「あい」はそのままか、「えー」という発音になります。

また、名古屋弁に見られる「なも」「えも」という語尾は三河弁では使わず「のー」「のん」「のんほい」などの言い方を使います。三河弁と名古屋弁は差異が大きいのです。

名古屋弁のかわいいフレーズ一覧見出し

Photo bynomase63studiounltd

さて、名古屋弁は使う人の数も多く、また観光やビジネスでの往来が多いこともあって、耳にする機会が多い方言です。そのため、名古屋弁は面白い、かわいいなどと言われ、かわいい方言一覧などで取り上げられることも多いです。

そこでまず、名古屋弁の中でもかわいいと言われることが多い言葉を一覧形式で取り上げます。語尾などもかわいい感じを与える言葉も多いので、ぜひチェックしてみてください。

うみゃあ

まずは名古屋弁でも特にかわいいと評判の言葉「うみゃあ」から紹介しましょう。よく名古屋弁は「みゃーみゃー」と言うと言われますが、うみゃあはその代表例かもしれません。

意味は「美味しい」ということで、「とても美味しい」を名古屋弁では「でらうみゃあ」と言います。このみゃあ、という言い方がかわいいということもあって、名古屋弁の中でも特に人気がある定番の言葉となっています。

かや?

Photo byqimono

名古屋弁で「かや?」というのは「ですか?」「でしょうか?」という疑問を表す語尾の表現です。ですか、でしょうか、と聞くよりも名古屋弁の言い方のほうが柔らかい表現になるため、かわいい名古屋弁として知られています。

疑問を表す語尾ということもあって、名古屋弁の中でもよく使われる、定番中の定番という表現でもありますから、耳にする機会も多いのではないでしょうか。

おみゃあさん

Photo byAlexas_Fotos

「みゃーみゃー」と聞こえると言われる名古屋弁ですが、「おみゃあさん」も名古屋弁一覧があれば必ず出てくるというくらいの定番中の定番名古屋弁です。なぜならば意味が「あなた」だからです。

もちろん名古屋でも「あんた」などの言い方も使うのですが、同じ意味の中でも特にかわいい印象があることもあって、特に女性が男性に対して使うのにおすすめの言葉です。

ときんときん

「ときんときん」はリズム感があり、かわいい印象の言葉なので、ついつい耳に飛び込んでくるということがあるかもしれません。しかし、他の土地ではほとんど使わない、珍しい言葉ではないでしょうか。

これは「先がとがった状態」を表す言葉です。特に多く使われるのは鉛筆で、鉛筆がよくとがっている時に「ときんときん」と言います。かわいい方言一覧にはよく出てくる言葉です。

好きだがや

フリー写真素材ぱくたそ

名古屋弁はかわいいと評判ですが、せっかくならかわいい言葉で告白などしてみるのはいかがでしょうか。「好きです」という告白の言葉は、名古屋弁では「好きだがや」となります。

語尾の「がや」「だがや」は名古屋弁の中でももともとは下町言葉という、庶民が使っていた言葉から来ていると言われています。名古屋弁の定番の語尾と言われることが多く、名古屋弁と言えば「だがや」をイメージする方も多いでしょう。

おぼこい

関西周辺の方の中には「おぼこい」という言葉を使っていた記憶がある方もいるのではないでしょうか。「おぼこい」は名古屋弁で「子供っぽい」「幼い」という意味で使われますが、比較的広い範囲で見られます。

この言葉で「幼い」という場合、年齢や外見が幼い、かわいいという意味で使われることも多いのですが、一方で精神的に「子供」という時に、揶揄するようにして使うこともあります。

そのため、「おぼこい」と言われた時には、それが文字通り「かわいい」のか、世間知らずなどでからかい半分で使っているのか注意したほうがいいかもしれません。

もうやーこ

フリー写真素材ぱくたそ

「もーやーこ」はとても歴史のある言葉です。「共同」「共有」「仲間」などという意味で、そこから「仲良く分け合う」という意味で使われます。

この言葉はもともと「もやい」(催合)という、農村などで行われる共同作業を意味する言葉から来ています。それにかわいいイメージを示す「こ」がついています。

名古屋では定番の言葉であり、実際名古屋市の都市計画などのスローガンにも取り入れられるなど、よく知られた言葉です。

~にゃー

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先ほど、名古屋弁は語尾に「にゃー」や「みゃー」がつくことが多いと述べました。「にゃー」は名古屋弁の語尾でも特に印象的に出てくる言葉で、主として命令形で「しなさい」という時に使うことが多いです。

この「にゃー」「みゃー」というのは、名古屋弁が語尾を伸ばす特徴があることからきており、「にゃー」の場合も「しなさい」の語尾が伸びて、「にゃー」になるという形で生まれています。

いりゃあせ

名古屋で店などに行ったとき、「いりゃあせ」という言葉を見たことがある方もいるでしょう。「いりゃあせ」というのは「いらっしゃい」という意味で、観光などで来た時にもよく耳にする言葉です。

それこそ、相手を歓迎する言葉ですから、店などでも使われるほか、商品などの名称にも使われるなど、名古屋では幅広い使われ方をしています。面白いニュアンスもあり、定番の言葉と言っていいでしょう。

ちょーだゃあ

Photo bywaichi2021

名古屋の地下鉄で、名古屋弁での案内をした時に「お出かけしてちょーだゃあ」というセリフがあったそうです。名古屋弁で「ちょーだゃあ」というのは「ちょうだい」という意味です。

もともと語尾にくる「ちょー」だけでも「ちょうだい」という意味になります。(場所)に来てちょーよ、などという使い方でも出てくるので、名古屋弁の中でも定番として使われる言葉と考えてよさそうです。

のーなる

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「のーなる」は名古屋弁の中でも比較的難易度が低い言葉かもしれません。「なくなる」ことをいいます。先ほども述べたように名古屋弁は語尾が伸びる特徴があり、「ない」が伸びて「のー」となり、そこから「のーなる」となります。

まあひゃあ

Photo bymadartzgraphics

「まあひゃあ」も名古屋弁としては定番ではあるものの、他の土地の方にとっては意味がわからない、難易度の高い言葉です。「もうすぐ」という意味です。「まあひゃあ電話がかかってくる」などと使います。

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名古屋弁の定番フレーズ一覧見出し

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先ほど「えびふりゃー」は名古屋弁ではないと紹介したのですが、では名古屋弁の定番の言い方にはどのような言葉があるのでしょうか。名古屋弁を使う人ならだいたい使うという定番の言葉は、「名古屋弁らしさ」につながります。

そこで、名古屋弁の定番の言葉について、こちらも一覧形式で紹介します。定番の言葉なので、名古屋で耳にする機会も多いのではないでしょうか。

でら~

名古屋弁の定番中の定番の言葉「でら」は、「すごい」「とても」という意味の言葉です。それこそ何にでも付けられる言葉ですから、名古屋弁一覧には必ず出てきますし、名古屋弁を聞いたことがある方なら必ず聞き覚えがある言葉でもあります。

「でらうみゃあ」といえば「とても美味しい」という意味になりますから、名古屋弁初心者の方でも使いやすい言葉でもあります。美味しいものを食べた時など、ぜひ使ってみてください。

~まい

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動詞の後ろにつける「まい」「しよう」という意味の言葉で、誰かを誘う時に使う言葉です。例えば「やろまい」というと「やろう」「やりましょう」という意味になります。

この言葉は文法的にいうと、「やる」の未然形「やら」に、意志や推量を表す「う」がつき、さらに「まい」がついています。そして「やらう」が「やろう」になり「う」が脱落し、「やろまい」となっています。

ですから「やるまい」の場合は、同じ「まい」でも「やらないぞ」という意味になります。このあたりは少し注意が必要かもしれません。また「やろまい」から「やるめぁ」と発音することもあります。

~だで

「だで」「だから」「なので」という、理由をあらわす意味になる名古屋弁です。名古屋弁は濁点がつく言葉が多いと言われますが、これもその一つに数えられるかもしれません。

「だで」と似ている言葉に「だて」と「て」が濁らない言い方があります。「だて」のほうは「だって」の意味となります。こちらの方は語尾につけて使うことが多いかもしれません。

こわける

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「こわける」は品物などを「小分けにする」のではありません。名古屋弁で「こわける」は「壊れる」「故障する」という意味の言葉です。

どちらかというと、ぶつけたなど「壊してしまった」というよりも、モノが自発的に「壊れた」、特別なことをしないのに「壊れた」という場合に「こわける」は使われることが多いです。

ぬくとい

「ぬくとい」は「温かい」という意味です。こたつが「ぬくとい」などの時に使います。なお、「ぬくい」という言い方は全国的によく使われる言葉のようで、こちらは聞いたことがある、使ったことがあるという方も多いでしょう。

めちゃんこ

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「めちゃんこ」はその昔、某アニメなどで使われていたこともあるなど、名古屋弁と知らないうちに耳に入っていた方も多い言葉です。もともとは「めちゃくちゃ」からきた言葉です。

「めちゃくちゃ」という場合は片付いていないなど否定的に使われることもあるのですが、「めちゃんこ」と言った場合には「大変」「すごく」など、言葉を強調する使い方がされるのが一般的です。

〜もんだで

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

「だもんだで」は「だものだから」、つまり「だから」という意味の言葉です。一般的には文の途中で接続詞のような形で使われることが多いです。同じ意味の言葉には「だで」や「ほんだで」などが挙げられます。

机をつる

「机をつる」は名古屋で学校に通った経験がある方ならみんな使ったことがある言葉です。いわゆる「机を運ぶ」ことを「机をつる」というのです。

たとえば掃除のとき、机を後ろに下げること他の教室に机を持っていくことなどをこのように言うので、学生ならほぼ毎日耳にしている言葉と言えます。面白い印象がある言葉として知られます。

鍵をかう

では、「鍵をかける」ことは名古屋弁で何というのかというと、「鍵をかう」と言います。これも面白い言い方ではないでしょうか。鍵の他に「ボタンをかう」「サイドブレーキをかう」などと使う場合もあります。

この「かう」は、漢字で書くと「支う」となり、「支えにする」という意味になります。昔の家では鍵はつっかい棒などで「支え」る方法をとっていたこともありますから、そこから来ている言い方かもしれません。

さらえる

「さらえる」というのは漢字で書くと「浚える」となります。皿などを「空にする」ことをこのように言います。この言葉なのですが、名古屋だけでなく、他でも使われている言葉のようです。

標準語でも「川をさらう」などの形で使う言葉ではあるのですが、皿の中身を「空にする」つまり「たいらげる」という意味で使うのは、名古屋以外に大阪や京都などの関西地方でも見られる言い方です。幅広い範囲で使われる面白い表現です。

名古屋弁の難解で面白いフレーズ一覧見出し

Photo bynomase63studiounltd

名古屋弁はかわいいと言われることが多いのですが、同様に面白い方言と言われることも少なくありません。名古屋弁は発音などに特徴があるため、面白い言葉と聞こえることもありますし、標準語と違う言葉もあるためです。

面白い名古屋弁は標準語と大きく違うものもありますので、クイズなどでも出てくることがあるようです。そんな面白い名古屋弁について、こちらも一覧形式で紹介します。

あっぱっぱー

Photo byJamesDeMers

「あっぱっぱー」とは音からして面白い感じの言葉ですが、名古屋弁で「開けっ放し」という意味の言葉です。「ぱーぱー」とも言います。窓やドアなど、いろいろなものが「開けっ放し」の時に使えます。

音自体が面白い印象であるうえ、「開けっ放し」というよりかわいい印象になることから、名古屋弁一覧などでもよく取り上げられる言葉です。ぜひ開けっ放しを見つけたら使ってみてください。

やっとかめ

数ある名古屋弁の中でも特に難易度の高い言葉がこの「やっとかめ」ではないでしょうか。おそらく名古屋以外の方が初めて聞いた場合、まったく意味がわからないことが多いでしょう。

この言葉、「久しぶりに」という意味です。「やっとかめ」というのはもともと「八十日目」という言葉から来ており、80日ぶりに会った、「久しぶり」ということのようです。

方言としての難易度は高いですが、リズムのある言い方ということもあって、よく聞くと面白い、印象的な言葉です。ぜひ耳をすませてみてください。

ケッタ

面白い名古屋弁一覧には必ず登場するのが「ケッタ」です。「蹴った」ではありません。「ケッタ」というのはなんと「自転車」のことなのです。

さらにこの「ケッタ」のすごいところは、派生用語がたくさんあるということで、自転車のことを「ケッタマシン」と呼ぶ、「ケッタマシン」が正式名称だという意見もあるほどです。いずれにしても名古屋弁の中でも面白い、定番の言葉と言えそうです。

ちいとねゃあ

フリー写真素材ぱくたそ

「ちいとねゃあ」は「ちいと」と「ねゃあ」に分けるとわかるかもしれませんが、初めて聞いた時には難易度の高い名古屋弁です。「ちいと」は「少し」ということで、「ちいとねゃあ」で「少しの間」という意味になります。

いんちゃん

フリー写真素材ぱくたそ

「いんちゃん」も名古屋弁ならではの面白い表現です。なんとこれは「じゃんけん」のことです。では「じゃんけんぽん」はというと、「いんちゃんほい」となるそうです。この言葉は歌などでも使われているということで、それで耳にした方もいるでしょう。

かんこーする

Photo byThoughtCatalog

「かんこーする」というと、ふつうに「観光」をイメージする方が多いのではないでしょうか。名古屋弁で「かんこーする」というのは「観光する」のではなく、「勘考する」つまり熟考する意味になります。

ですから、「よくかんこーする」のは「よく考える」ことであり、「たくさん観光する」という意味ではないということになります。名古屋で「かんこーする」と言われたらどちらの意味か注意が必要かもしれません。

あんばよう

Photo byFotorech

「あんばよう」は「あんば」「よう」と2つに分けるとわかりやすい名古屋弁です。「あんば」というのは「塩梅」「よう」は「よい」ということで、「塩梅がよい」、つまり「うまく」ということになります。「あんばよういった」などと使います。

けなるい

「けなるい」は耳でさっと聞いた感じでは「けだるい」に近いような印象を受ける言葉ですが、意味は全く違います。「うらやましい」という意味です。

もともとは「けなり」(異なり)という中世、近世に使われた言葉がもとで、「異なっている」ことから、「そうありたいと思う」「うらやましい」という意味に派生してきたものと言われています。

ひきずり

最後に名古屋弁の中でも特に難易度が高い、面白い言葉を紹介します。それは「ひきずり」です。なんと名古屋弁では「すき焼き」のことを「ひきずり」というのです。

服などを「ひきずる」という言葉がありますが、すき焼きの時は鍋の上で肉を「ひきず」るようにして食べるところからこのように言われるようになったそうです。

ちなみに、大晦日に「ひきずり」を食べることで、年の終わりまでひきずってきたものをすっぱり片付け、新年を迎えるという考え方があるということです。

本場の名古屋弁を聞きに行ってみよう!見出し

Photo byPublicDomainPictures

名古屋弁はメディアなどで取り上げられることも多く、面白い表現やかわいいリズム感がある言葉などがあり、方言の中でも楽しいものが多いです。ぜひ名古屋に行ったら、名古屋弁にも耳を傾けてみてください。

投稿日: 2023年4月26日最終更新日: 2023年4月26日

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