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神社参拝は作法や方法と参拝時間を十分理解しよう
神社への参拝といえば、年末年始での初詣や、学業や仕事上の祈願、子宝や安産での祈願、交通安全祈願等目的に応じて参拝する方が多いでしょう。観光目的で参拝に訪れる方もいます。しかしいざ神社にて参拝する方法や作法、正しいマナー、参拝時間については知らないという方が多いのではないでしょうか。ここでは神社参拝のマナーを紹介していきます。
神社参拝への作法や心構え
神社への参拝にいざ出発しようとする場合において、単純に観光目的の一環であれば少し軽い気持ちで参拝することになってしまうかもしれません。もっとも自身の目的達成のための願掛けであれば、気持ちの高ぶりや参拝に対しての思いもより強いものになってくるでしょう。じっくりと時間をかけて参拝してみたいと考えるのではないでしょうか。
神社への参拝において、心の持ち方が大変重要になってきます。神社は大変神聖な場所であることから、何気ない気持ちで参拝することよりも、感謝の気持ちや神様に対しての敬う心持ちで参拝することが大切になってきます。気持ちの持ち方一つですが、同じ参拝でもよりご利益を得ることができるでしょう。
神社への参拝へ出かける前の作法である服装をチェック
神社参拝では心の持ち方が大切ではありますが、それでは参拝時にはどういった装いで出かけるべきかを考えてみましょう。通常の参拝であれば普段着でも十分ではありますが、あくまでも神聖な場である神社へ出かけていくわけですので、神様を前にしての謙虚な姿勢を示す意味でも作法としては派手な服装での参拝は避けておくべきでしょう。
ひとくちに神社と言っても、境内までが近いものばかりではありません。全国に数多くある神社の中には、境内まで長く続く石段を登っていかなければならないものや、一つの山そのものがご神体であり、時間をかけて山道を歩いていかなければならない神社もありますので、長時間の参拝等目的に応じて動きやすい服装が必要な場合があります。
正式な参拝の作法は正装が必須
神社での参拝で正式な祈祷をお願いする場合、例えば厄除けや特別な祈願、七五三お祝いにおいては、スーツやネクタイの着用が必要になります。もちろんスーツでの正装においても、拝殿内での祈祷になりますので、作法としてシンプルな色合いが望ましく、派手なものは極力避けるようにしましょう。
神社参拝時間や作法と方法その1:鳥居のくぐり方
神社に到着するとまず目の前に飛び込んでくるのが鳥居になります。全国各地の神社によってもその大小は様々ではありますが、境内に入るためにも必ず通らなければならない鳥居には守るべき作法があります。神社にでは鳥居から参道へと続く中央は神様が通る道であるとされていますので、まずその認識が重要になります。
鳥居をくぐる正しい作法として、まず神様に対しての感謝や敬う気持ちをもって鳥居の手前で一礼することから始まります。次いで鳥居の左端もしくは右端を通ってくぐることになりますが、左からの場合は左足から、右からの場合は右足からというようにお尻を向けないようにすることが重要なのです。
神社には鳥居は一つだけとは限りません。境内に入っていくといくつもの鳥居が配置してある神社は数多くあります。正しいマナーとして、全ての鳥居に対して一礼にはじまる所作をおこなう必要があります。また、神社での参拝を終えて、鳥居をくぐる時間帯においても入る時間と同様に最後は感謝の気持ちで一礼することが作法になります。
神社参拝時間や作法と方法その2:参道の歩き方
鳥居から境内までを結ぶ参道においても、鳥居のくぐり方で説明したように、正中と呼ばれる神様が通るとされる中央を避けて歩くことがマナーとされています。行き帰りどちらの時間帯であっても参道の左端か右端を歩くことになります。もし参道を横切る必要が生じた場合には軽く一礼して渡ることが作法として重要になります。
参道の歩き方においては、あくまでも作法として覚えておくものであり、初詣や参拝シーズン等の参拝客が大変多い時間に参道や境内が人で込み合う恐れがあります。混雑した時間に参道を歩くマナーを守ることが困難な状況であるので中央を歩くこともでてきます。状況に応じた参道の歩き方をすることが望まれます。
神社参拝時間や作法と方法その3:手水舎での手洗い
神社の境内に到着しますと、まず最初におこなう所作として手水舎にて身を清めることになります。神社の入り口付近に備え付けられている水盤にて、手を洗うことに始まり、次いで口をすすぐことが正しいマナーとなります。水で洗い流すことで心身共に清く神様に対して参拝できることになります。
手水舎での正しいマナーとしては、水盤に備えつけられている柄杓を使用し、まず左手を洗い流します。次いで柄杓を持ち替えて、右手を洗い流してから最後に柄杓から水を手にすくい口をすすぐことになります。さらに残った水で柄杓の柄を洗い流すことで完了となります。
神社参拝時間や作法と方法その4:鈴の慣らし方
手水舎にて洗い清めた後、神殿に向かいそれぞれの思いを込めて祈願することになりますが、まず最初におこなう所作として鈴を鳴らすことになります。神殿に吊り下げられた鈴をならすことで神様を呼び起こす意味合いがありますので、祈願する前には参拝時間に限らず必ずおこなわなければなりません。
神社にある鈴に込められた意味合いには。、神様を呼びおこすだけではなく、参拝者自身の魔除けをおこない祓い清める効果をもたらします。自身を清めることによって神様との繋がりを作り出す為にも、鈴を鳴らす所作が大事なものであるということになります。また鈴を鳴らす回数に正しい決まりはありませんが、数回軽く鳴らす程度がマナーとなっています。
神社参拝時間や作法と方法その5:拝礼の仕方
神社で祈願する際に正しい所作として、二礼二拍一礼がマナーとなります。神殿を前にして鈴を鳴らした後にお賽銭を入れ、まずは二礼といって2回お辞儀をおこないます。次いで胸元にて2つ柏手を打ち、最後に一礼と呼ばれる1回お辞儀をすることが神社での祈願の一連の方法になります。
二礼二拍一礼の所作は、神社においての祈願する場合の正しいマナーとしておこなうことになりますが、同じ神社でも場所によっては少し違うマナーとなっている場合があります。その一つである出雲大社においては二拍のところを四拍し、さらに祭礼では八拍にまで増えることもあります。しかし通常神社では二礼二拍一礼が一般的となっています。
お賽銭の準備を忘れずに
二礼二拍一礼をおこなう前の時間にお賽銭を入れることになります。普段神社で祈願する場合に何気にお賽銭箱に投げ入れる光景を目にすることがありますが、お賽銭の持つ意味合いとしては、神様に対して感謝の意思を表すお供え物としての役割を担っています。ただお賽銭箱に投げ入れることが目的ではなく心の持ち方が重要であるということです。
お賽銭はいくら必要?
実際にお賽銭として必要な金額はいくらが適正であるのかということですが、必ずしも正しい金額があるわけではありません。しかし硬貨や紙幣の語呂合わせから、5円は縁があるという意味でもよく使われています。その他にも5円を数枚合わせた金額である等お賽銭にもいろいろな金額があります。
お賽銭に適さない硬貨
5円玉硬貨がお賽銭としては最も適していることを説明しましたが、逆にお賽銭には不向きな硬貨として10円玉が挙げられます。意味としては「遠縁」と呼ばれ、運気が遠のいてしまうことから10円玉でのお賽銭はタブーとされています。また多くの金額をお賽銭に投じたからといっても必ずご利益が返ってくるというわけではありません。
神社参拝時間や作法と方法その6:参拝順の決まりごと
全国的にも有名な大きな神社になりますと、本殿や拝殿に合わせて、御神体と縁のある摂社や末社といった社がある場合において、参拝する順序が気になるところです。しかしながら正しい方法があるというわけではなく、参拝者自身が祈願したいと思う神様にだけ参拝することも可能ですし、時間にゆとりがあれば順序関係なく全て参拝することもおすすめです。
神社参拝時間や作法と方法その7:おみくじ
神社へ参拝すると、決まって引いてみたくなる「おみくじ」においても、必ずしも守らなければいけないものではありませんが正しいマナーがあります。一般的に多いおみくじといえば、用紙に運勢が書かれているものが使用されています。神社によって見解の相違はありますが、大吉から大凶まで細かく定められています。
おみくじの考え方としては、神様から頂いたありがたいお言葉として受け取ることが重要であるということです。仮に大凶であっても、問題は書かれている内容であることから、捨ててしまうのではなく次に参拝する時までは、しっかりと保管しておくことが重要です。もちろん他の運勢であってもゴミとして捨てることは作法としては間違いとなります。
神社でおみくじを引いた後、見終わったおみくじを結びつける場面を見かけることでしょう。ゴミとして捨てるのではなく正しい方法とも言えますが、実際の作法としては、以前に引いたおみくじを持参し結び付けて、今回新しく引いたおみくじは持って帰ることが望ましいとされています。
神社参拝時間や作法と方法その8:神社への参拝時間
ここまで神社参拝のマナーや方法を説明していきましたが、実際に神社へ訪れる時間も問題になってきます。参拝時間によっても、ご利益を受ける度合も異なってきます。近隣の神社であれば短時間で到着できるので問題ありませんが、遠方の神社となれば、アクセス時間も考慮する必要がありますので、参拝時間を含めた余裕をもった行動が大切になります。
神社への参拝時間で最も適している時間は、午前中の時間での参拝が一般的に良いとされています。特に早朝の時間であればよりご利益があるようです。理由としては、参拝時間が早ければ早いほど境内がより澄んだ空気に満ち溢れていることがあげられ、時間が経つにつれ邪気に包まれていくことから夕方以降時間の参拝はおすすめできないとされています。
全国各地の神社の参拝可能時間を見ていきますと、朝は6時頃から開門している神社が多数あり、場所によっては24時間いつでも参拝できる神社もあります。早朝での参拝が最も良い時間とされていますが、逆に夕方を超え夜間での時間での参拝であっても、また神聖な空気に包まれることからご利益としては良いとされています。
神社参拝時間や作法と方法その9:神社のはしご
一つの神社を参拝した後に、別の神社にその日の時間のうちにもしくは後日に参拝に行くこともあると思います。特に初詣ともなれば、わずかな時間で地方の神社へはしごする場合、同じ祈願をする上で、別の神社へ何度も訪れることは神様に対して失礼にあたるのではないかということが問題になります。
神社をはしごすることについては、特に禁止されているわけではありません。例えば同じ内容の祈願であっったとしても神様が嫉妬してしまうということではなく、基本的には問題なく神社のはしごをおこなうことができます。ただし祈願内容によっては神様との相性やバランスが合わない場合もありますので注意が必要です。
神社参拝時間や作法と方法その10:神社での写真
神社では本来祈願のために訪れる神聖な場所ですが、遠方から訪れる場合や全国的にも有名な神社であれば、写真に収めておきたいと思う方もいるでしょう。しかし神社での写真撮影においては一般的に作法を守ることが大切です。神聖な場所であることの謙虚さや、建造物や他の参拝客へ十分に配慮して写真撮影をおこないます。
神社での写真撮影で守るべき作法としては、神殿や御神体における撮影禁止場所を守ること、歴史的建造物への配慮からフラッシュ撮影の禁止、参拝客への安全上の配慮から三脚や自撮り棒を使用した撮影の禁止が主な注意事項になります。何よりもあくまで神様へ祈願させて頂くという気持ちが本来重要なのです。
神社参拝時間や作法と方法その11:運気を上げる恵方詣
毎年恵方の方角にある神社へ参拝することが、通常の神社での参拝に比べると運気をあげる方法として考えられています。歳徳神と呼ばれる女神様がいらっしゃる方角がその年の恵方とされていますが、その方角に向かうことが重要であるとされ、参拝においてもその方角での参拝や時間が大切であると言われています。
現在神社参拝では、交通機関の発達等も手伝ってあまり恵方詣を重視しない風潮にありますが、主に初詣や2月4日の立春や春分の日、秋分の日といった節目での恵方詣は、運気を上げることにより重要な時間であるとされています。気が満ちているという意味合いでは、祈願にかける思いが強い場合に特におすすめとなります。
参拝マナーを守って運気を上げましょう
神社参拝のマナーはいかがでしたでしょうか。神様への心の表し方が大切であることが理解できたと思います。これまでは何気に参拝していた方も、正しい時間での参拝や正しい方法を学ぶことでより多くのご利益を受け運気も上がっていくことになるでしょう。今後において神社への参拝時間には今回得た知識を活用できるようにしましょう。
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