沖縄の最恐スポット「SSS」まとめ！心霊の噂・体験談や場所を徹底解説！

沖縄本島の恩納村には沖縄最恐と呼ばれる心霊スポット「SSS（スリーエス）」があります。もとはユタの遙拝所だった場所で、沖縄ではよく知られたスポットですが、信仰を持たない一般人や観光客が肝試しに訪れると、恐ろしい出来事が起こると言われています。

SSSは霊能力者も恐れる心霊スポットで、沖縄で最も危険の高い場所と噂されています。今回はSSSの場所や心霊の噂・体験談、心霊スポットのいわれなどについて詳しくご紹介します。

沖縄最恐の心霊スポット「SSS」は「スリーエス」と読みます。名前の由来は、心霊スポットに向かう恩納村冨着の国道にS字カーブが3か所あり、付近のガードレールに「SSS」と書かれていたことによります。

「SSS」は運転をする人に注意を促す意味で書かれたものですが、いつの間にか心霊スポットが「スリーエス」と呼ばれるようになりました。現在ではガードレースが新しくなって「SSS」という文字も書かれていませんが、「スリーエス」という呼び方は残っています。

スリーエスは那覇市から車で約30分と近く、沖縄の人気観光スポット恩納村にあることから、興味本位で訪れる人が後を絶ちません。それではスリーエスとはどんな場所なのでしょうか。これから詳しく見ていきましょう。

沖縄最恐の心霊スポット「SSS」はユタの修行場跡とも言われています。沖縄にはユタの修行場跡がいくつかありますが、中でも最恐の心霊スポットとされているのが、恩納村のSSS（スリーエス）、宜野湾の森川公園、同じく宜野湾の大山貝塚の3か所です。

ユタの修行場はユタかユタを目指す者しか入ってはいけない聖域とされています。またユタの修行跡には浄化できない霊がたくさんいると噂されていて、沖縄の人はユタの修行場跡へは近づかないと言われています。

SSSがユタの修行場跡であったという噂は信ぴょう性が高いのですが、しかし本当にそうであったかどうかは定かではありません。いずれにせよ非常に強いパワーが集まる場所で、霊感の強い人は感じるものがあるかもしれません。

心霊スポットSSS（スリーエス）は、恩納村富着付近の国道58号線沿いにあります。ムーンビーチから国道58号を北に進み、コンビニの脇の坂道を登ってすぐのところにあります。

坂道は舗装さられていて、両側にスキューバダイビングのショップや一般家屋などがあり、知らなければここが沖縄最恐の心霊スポットへ続く道とは思えません。

坂道を登ると木々が生い茂っているエリアがあり、茂みの間を進んで行くと周囲が開けた場所に出ます。広場には集会場のような建物と礼拝所があります。周辺はきれいに整備されていて、今も参拝者がいることが分かります。

礼拝所は小さな石段を登ったところにあります、礼拝所の前にはサンゴの化石のようなものが規則正しく並べられていて、かつて宗教的儀式に使われていたような雰囲気があります。

そのまま真っ直ぐに歩いて行くと、建物の向かい側に下り階段が見えてきます。その下り階段の向こうが沖縄最恐の心霊スポットと噂されるSSS（スリーエス）という場所です。

広場の下り階段の入口には赤い大きな警告板があり、「これより先の立ち入りを禁じます。」と書かれています。

この階段を下りた先がSSSと呼ばれる遙拝所になります。SSSはユタの修行場とも噂されている場所で、沖縄では神聖な場所とされています。ここから先は、一般人や観光客が面白半分に訪れるのは止めたほうがいいでしょう。

階段を下りて行くと小川が流れていて、小さな橋があります。橋を渡ると小さな祠があり、周囲は冷たい空気が流れています。看板の先へ進んだ人の話によると、SSSの周辺は強い霊気が立ち込め、先祖の霊や精霊などあらゆる霊が見えるとのことです。

沖縄の恩納村にあるSSS（スリーエス）はユタの遙拝所とも修行場とも言われています。それでは沖縄のユタとは、どんな存在なのでしょうか。

ユタは日本に複数存在する民間霊媒師の一つで、奄美群島・沖縄諸島ではユタ・ホゾン・トキ、宮古列島ではカンカカリャ・サスなど、地域によって呼び方が変わります。

沖縄では琉球時代から存在していて、霊的な問題の他、家族の運勢を占ったり、除災や平癒祈願を行ったりするなど現在も頼りにされています。ただし、ユタを名乗って霊感商法に誘ったり不当な金額を請求したりする人もいるので、ユタに相談する時は注意が必要です。

ユタとは霊的能力を持つとされる人のことで、沖縄県や鹿児島奄美群島に古くから存在します。霊媒師は海外ではシャーマンと呼ばれることが多いのですが、日本では沖縄のユタの他に青森のイタコがよく知られています。

女性は男性よりも感受性が強いとされ、昔から霊媒師は女性に多く見られます。沖縄でもユタは女性がなるものとされていて多くが女性ですが、中には男性のユタも少数ながら存在します。

ユタとイタコはどちらも古くから存在する霊媒者ですが、少し違いがあります。イタコは完全憑依型で、亡くなった人の魂が霊媒師の体を借りて現世の人と会話をするという形を取ります。

それに対し沖縄のユタは亡くなった人のメッセージを聞き、現世の人々に伝えるという形を取ります。そのためイタコは会話を覚えていないことが多くありますが、ユタは記憶がはっきりとしていようです。

沖縄では、ユタは昔から神に選ばれた人しかなれないと言われています。望めば誰でもユタになれるのではなく、ユタになる人は特殊能力があり「生まれた時からユタになることが定まっていた」などと言われています。

ユタは神霊の声を聞いたり、霊的な動きを感じたりする能力が必要で、一般の占いのように手法を習うだけでなれるものではありません。強い霊感を持ったものだけがユタになることができ、一度神に選ばれたら通常は​​​​​​​断ることはできないとされています。

ユタに選ばれた人は、ユタになる過程でカミダーリと呼ばれる霊的体験をすると言われています。カミダーリとは「神障り」や「精神的混乱」とも呼ばれるのもで、修行僧が山中で幻覚を見たり、異常なふるまいをしたりするのに似ています。

カミダーリによって神の啓示を受けたユタは、沖縄の各地にある「御嶽（うたき）」と呼ばれる聖域を回り、祈りを捧げることで神との結びつきを強めていきます。

したがって先輩のユタの下で修業をすることもありますが、ユタの多くは御嶽を巡る修行の中で、自力でユタとして目覚めていきます。

先ほどご紹介した青森のイタコは、先輩のイタコに弟子入りをして修行をするのが一般的で、そのような点からもユタとイタコの違いが見られます。

ユタは古くから沖縄の各地に存在し、現在も人々の生活に深く根付いています。昔は「医者半分、ユタ半分」とも言われ、事あるごとにユタに相談したと言われています。

ユタの役割は多岐にわたり、例えば新年の運勢を占ったり、家庭内の相談を受けたりすることがあります。また病気治癒の祈願や厄除け、除霊を行ったり、仕事に関する悩み相談や男女の問題を受けたりする他、結婚相手の相性を占うこともあります。

ユタは古くから人々に頼りにされてきましたが、特殊な能力を持っているため人々から恐れられたり、時の政権から弾圧を受けることも多くありました。中にはユタであることを隠し、一般人と変わらない生活をしていたユタも多くいます

沖縄でユタに相談したい時は、地元の人に聞くのがおすすめです。というのも、ユタとして宣伝していない人が多く、ユタを探すのが難しいからです。中には観光客相手にユタと名乗り、高額の料金を請求する人もいるので気を付けてください。

それでは、ここからは沖縄のSSSで見られる心霊現象や体験談などをご紹介していきましょう。SSSを訪れた人の多くが様々な出来事を体験しています。

中には悪影響が長引き、除霊をしてもらったという例もありますので、面白半分や興味本位でSSSを訪れるのは避けたほうがいいでしょう。

SSSを訪れて最も多く見られる症状が、耳鳴りや頭痛です。霊感がそれほど強くない人でも、SSSに続く階段のそばに近づいただけで、耳鳴りや頭痛を感じることが多くあります。

霊感の強い人は特に頭痛がひとく、それ以上歩けないこともあります。耳鳴りや頭痛を感じたら、できるだけ早くその場から離れるのがおすすめです。長くいると症状が悪化する場合があります。

SSSの心霊体験の中で特に有名な話をご紹介します。ある時、中学生のグループが肝試しにSSSを訪れ、スマホで動画を撮ったところ、いるはずのない人の足が動画に映っていたそうです。

怖くなって帰ろうとすると、最後尾にいた少年が叫び声をあげました。みんなが振り向くと、その少年の背中が強く押されたことが分かり、背中には黒い手形が付いていたとのことです。少年たちが家に帰ると、母親が「そこにいる小さな女の子は誰？」と聞いたそうです。

SSSを訪れた人の中には、体調を崩す人が多くいます。SSSに近づくだけで、強い吐き気や腹痛を感じ、動けなくなる人もいます。またSSSでは何も感じなかったのに、車の中や家で吐き気を感じることもあります。

吐き気や腹痛は長く続くことが多く、中には1週間以上も熱や嘔吐に苦しめられたという話もあります。あまりにも長引くので、除霊を行ってやっと体調が元に戻ったという話も聞きます。

例えばこのような話があります。ある時、沖縄を訪れた観光客が知人に誘われてSSSに行ったそうです。その場では特に何も感じなかったのですが、翌日に発熱し腹痛が起こるようになりました。

それに加えて、血まみれになった男女が夢の中に現れるようになり、精神的に追い詰められるようになりました。男性はその後、除霊をしましたが、長く体調を崩していたそうです。

SSSはユタの修業の場所とされていますが、修行に耐え切れず精神に異常をきたした人がいるという噂もあります。真相は定かではありませんが、修行の途中に幻覚を見たり発狂したりした人がいるようです。

SSSには、琉球時代からの霊や過去に亡くなったユタの霊、沖縄戦で亡くなった無念の霊魂など様々な霊が集まっていると言われています。霊感の強い人は、これらの霊に押しつぶされて発狂してしまうのかもしれません。

SSSには集落があった跡があり、その奥には先祖を祀る祠があります。沖縄ではよく見られる光景ですが、どうしてSSSは心霊スポットと言われるようになったのでしょうか。

その理由はよくわかっていませんが、集落跡がユタの修行の地と噂されるようになったことと関係があるようです。ここからはその理由について見ていくことにしましょう。

SSSがある場所は集落跡があり、昔人が住んていたようです。もともとユタは各地の御嶽を回って修行をするので、SSSが本当にユタの修行場であったかどうかは分かりません。

しかし集落にあった祠は先祖を祀っており、その霊気に引き寄せられたユタが祈祷を行うことがあったのかもしれません。そのことから祠はユタの修行の場として伝わるようになり、回り回って心霊スポットとして噂されるようになったとも考えられます。

SSSがある場所は集落があり、先祖を祀っていた祠があったことが考えられます。その後集落はなくなりましたが、何かのきっかけで集落跡を訪れた人が霊気を感じ、心霊スポットとしての噂が広まったのではないかとも推測されます。

いずれにせよ、SSSには昔から不思議な現象が起こると噂をされている場所です。霊感が強くなくても身体の不調をきたすことがあるので、訪れる際には気を付けてください。

沖縄の奥納村にあるSSS（スリーエス）は、沖縄で最恐の心霊スポットの一つとされています。訪れた人の多くが体調を崩したり、不思議な心霊現象を体験したりしています。

SSSは戦争で犠牲になった人の霊や弾圧されて亡くなったユタの霊、大昔に亡くなった先祖の霊など、様々な霊がひしめき合っている場所で、ある意味、聖域とも言われる場所です。一般の人が訪れて場所を荒らすことのないようにしましょう。

SSSはアクセスが便利で簡単に訪れることができますが、心霊体験をしたいからという理由だけで、興味本位にSSSに立ち寄ると、悪霊から祟りを受けるということもあるかもしれません。