「長崎オランダ村」が現在は復活？「ハウステンボス」との違いや見どころを紹介！

長崎の人気観光スポットといえば「ハウステンボス」が人気ですが、ハウステンボスより前に長崎の観光地として人気があったのが旧「長崎オランダ村」でした。旧「長崎オランダ村」は紆余曲折の後、「長崎オランダ村」として再出発を遂げました。こちらではこの「長崎オランダ村」に関してその歴史や観光のみどころなどをご紹介していきます。

長崎オランダ村には長い歴史があります。じつはこの長崎オランダ村は16年間の沈黙の期間がありました。現在の長崎オランダ村は2017年に復活したものです。旧長崎オランダ村は1983年にオープンしました。長崎はもともとオランダ商館が出島に置かれていたため、長崎にはオランダとの関わりが深く、多くのオランダ文化が残っています。

そんな長崎にゆかりのあるオランダの村を再現して作られたのが、旧長崎オランダ村です。旧長崎オランダ村はオランダをイメージした景色が美しく、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットでしたが、オープンから10年足らずで、旧長崎オランダ村よりさらに大型のテーマパーク「ハウステンボス」の出現で、来場者は激減していました。

その結果旧長崎オランダ村は閉園し、その跡地には食のテーマパークができました。そして2016年からは、その跡地で「ポートホールン長崎」が開園しました。旧長崎オランダ村の跡地にできたポートホールン長崎でしたが、2017年に再度名称を「長崎オランダ村」に戻しました。

旧長崎オランダ村の跡地にできた食のテーマパークや、そのまた跡地にオープンした長崎オランダ村も美しい街並みは観光の見どころの一つです。地元の人は、この風景が子供の頃の思い出になっている人も多いでしょう。復活した長崎オランダ村の見どころでもある美しい景色は、オランダの港町「ホールン」をイメージして作られたものです。

長崎オランダ村のモデルになっている、オランダのホールンはアム捨てるダムから北へ35キロほどの位置にあります。アルセイ湖に面しているため、昔から港町として栄えており、実はこのホールンという町は、世界初の株式会社と言われている「オランダ東インド会社」の拠点があった場所でした。

ポートホールン長崎の跡地に復活した長崎オランダ村はグルメスポットが充実しています。洋食、カフェ、佐世保バーガー、更にはバーベキューなども楽しむことができます。長崎オランダ村の美しい景色を眺めながら、美味しいお食事はいかがでしょうか。長崎オランダ村の人気グルメをご紹介します。

カフェ「ポルト」では本格的なドリップコーヒーや人気のオリジナルカレーなどの軽食も扱っています。また面白いメニューはソフトクリームが金箔に包まれたものです。このソフトクリームは「クレミアソフトクリーム」といって、厳選された材料でとてもリッチな味わいの高級ソフトクリームです。

こちらのSAIKAIキッチンでは東京や大阪の洋食店で腕を磨き、総料理長を務めたことのある実力派のシェフが地元の西海市でオープンさせた店です。本格的な洋食の数々はとてもお手軽で、食事だけでなくスイーツやお酒も楽しむことができるおすすめのお店です。2階にはギャラリーもありますので、ぜひお立ち寄りください。

日本では現在全国的にグルメハンバーガーが流行していますが、佐世保バーガーは長崎発祥のご当地グルメです。そしてこちらの「シェフショップフジイ」の佐世保バーガーは、佐世保バーガーに認定されたハンバーガーです。長崎観光の際にはぜひおすすめしたご当地グルメの一つです。

うず潮フードコードでは、ここでしか見られない景色を見ながら美味しいお食事がいただけます。子供が喜ぶような唐揚げやポテトフライ、うどんなどの軽食から、牡蠣の網焼きなども行っています。予約すれば楽しめる海沿いのテラスで海鮮バーベキューもおすすめです。

復活した長崎オランダ村ではショッピングが楽しめる施設もおすすめの観光スポットの一つです。総合売店の「ポートホルンマーケット」では長崎のお土産や、オランダ直輸入の雑貨などを買うことができます。長崎のお土産ももちろん魅力的ですが、オランダ雑貨はとても可愛くておすすめです。

またショッピングスポットには一般的なお土産品や雑貨だけでなく、マニアに人気のグッズも販売されています。長崎オランダ村にある「ホビーショップワールドキング」ではミニ四駆などミニカーやトレカなどを扱っています。とても品揃えが良いので、お好きな方はぜひ立ち寄ってみてください。

長崎オランダ村には映画館があります。小さな映画館ですが、とにかくその建物が素敵です。こちらの映画館は「西海シネマ館」という映画館で上映時間は午前10時半からと午後1時から、そして午後3時半からの1日3階です。午前10時半からと午後1時からのものは500円で、午後1時からのものは無料短編映画になります。

「西海シネマ館」500円のワンコインで映画が見られるミニシアターですが、映画館のソファーの座り心地は快適で、特別作品や旧作品を見ることができます。また午後3時半からの上映は無名の監督の作品が上映されることもあります。休日の午後をこんなおしゃれな映画館でゆっくり過ごしてみるのはいかがでしょうか。

長崎オランダ村ではしばしばイベントが開催されています。イベントは、婚活バーベキューだったり、犬の訓練教室だったり、内容は様々です。長崎オランダ村で行われるイベントの予定は長崎オランダ村のフェイスブックで公開されていますので、興味のあるイベントが開催されるときにはぜひ参加してみてください。

長崎オランダ村では小さな子供が遊べる場所がいっぱいあります。長崎オランダ村の『こども館』では小さなこどもが遊べる場所があります。この子供館は総合売店の一角にあります。このスペースでは小さな子供が遊具を使って遊んだり、おままごをしたり、ブロックで遊んだりすることができます。

このエリアにある大型のモニターでは子供向けのアニメが常時上映されています。入場は無料ですが、その際は必ず保護者の付き添いが必要です。ここで遊ぶためには総合売店のレジで受付をする必要がありますが、利用料は無料です。子供の年齢は1歳から10歳までということですが、遊具などは小学生低学年くらいまで向けのものです。

ポートホールン長崎の跡地に復活した長崎オランダ村とハウステンボスの大きな違いの一つは入場料です。ハウステンボスはパーク内を散策するだけでも5000円近くの入場料をとられますが、長崎オランダ村には入場料はありません。ハウステンボスの景色も美しいのですが、長崎オランダ村の景色もとても風情があります。

長崎オランダ村はハウステンボスと比べると公園のように気軽に訪れることができます。カップル同士でのデートコースとしてはもちろん、小さな子供から大人まで楽しむことができます。美しい景色を見ながらのんびりと観光するのであれば「長崎オランダ村」がおすすめです。

長崎オランダ村へのおすすめのアクセス方法はいくつからあります。まずは長崎駅からのアクセスです。長崎駅から長崎オランダ村へアクセスする場合は、車だと佐世保方面へ1時間ほどです。バスを利用する場合は長崎駅前から大串行のバスに乗って約90分です。佐世保駅からのアクセスは長崎方面へ車で50分ほどです。

ハウステンボスから長崎オランダ村に向かう場合は長崎方面に車で約30分です。福岡方面から長崎オランダ村を目指す場合は所要時間は2時間ほどかかります。いずれにせよ、長崎オランダ村はあまりアクセスの良いところではありません。観光客の場合は現地でレンタカーを借りたり、ツアーなどに参加するのがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。復活した長崎オランダ村についてご紹介しました。旧長崎オランダ村の跡地に再度復活した長崎オランダ村は、ハウステンボスの賑やかさに対比し、その静かな雰囲気が魅力です。長崎にお越しの際はぜひこの素敵な景色と雰囲気を楽しみに長崎オランダ村に遊びに行きましょう。