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加唐島(佐賀)は別名猫の島?フェリーでのアクセスや観光の見どころを紹介!

加唐島(佐賀)は別名猫の島?フェリーでのアクセスや観光の見どころを紹介!
投稿日: 2018年7月30日最終更新日: 2020年10月8日

佐賀の加唐島は、別名が猫の島と知られているように、数多くの猫が生息しています。また野良猫たちが島民たちと共存している様子が見て取れます。そんな美しい自然と猫が楽しめる加唐島について徹底的に紹介しますので参考にしてください。

佐賀の加唐島はおすすめ!見出し

Photo by amika_san

佐賀にある加唐島は、猫の島として知られている佐賀県の唐津市に位置している島になります。孤島になりますので、佐賀の加唐島にアクセスするためには、フェリーを利用する必要があります。しかしながら美しい絶景や自然を楽しむことが出来ますので人気が高い観光スポットです。そんな加唐島について徹底的に紹介します。

加唐島とは?見出し

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

加唐島(かからしま)は、佐賀県の唐津市に位置している島になっています。東松浦半島最北端にある波戸岬からおよそ4キロメートル北に位置している「玄界灘」に存在しています。後述しますが、この島は猫との島として知られており、小さな島ながらも多くの観光客が訪れることのある島となっており、観光地として見どころがあります。

2009年4月10日には、「百済武寧王生誕の伝承」にて「島の宝100景」も選出されました。この島の宝100景とは、国土交通省都市・地域整備局が主催して開催した選出であり、日本の離島の中から、「島の宝」としてその伝統や文化を引継ぎ、活かし続けていきたいという意図のもと選ばれた景観になっており観光地として知られました。

加唐島の基本情報見出し

Photo by torne (where's my lens cap?)

加唐島(かからしま)の島の形は南北に細長い島となっており、島の先端にある「エヌヲノ鼻」と呼ばれる地域は、佐賀県の最北端ともなっています。また周辺にも多くの離島があり、西側のおよそ1キロメートルの場所には「松島」、そして東側の3キロメートル沖には、小川島が点在しており、離島間のアクセスもフェリーがあります。

また、この地域の地質ですが、歴史が深くおよそ255万年前に噴火した単成火山によって形成されたと言われています。そのため島全体が粗面岩質の溶岩流によって形成されている島となっています。そのため、玄武岩が多く地域の地面は黒くコンクリートのような形になっています。特に人体の影響などはありませんので安心してください。

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

また、加唐島の面積についてですが、おおよそ2.84平方キロメートルとなっており、数時間もあれば加唐島全体を一周することが出来るような島となっています。人口は200人前後になっており、あまり人口はいません。そのため過疎地域になっていますが、学校や保育園もありますので、家族や子どもも、比較的大勢います。

また民家が集中している島の南西部には、加唐島漁港があり、多くの人は漁船を保有しており漁が生活の中心となっています。そのため北東部には大泊漁港もあり、島全体が漁業の町となっています。島内には新鮮な海鮮料理を食べることが出来る場所も数多くありますので、加唐島に行ったらぜひ食事を楽しんでみてください。

加唐島にはフェリーでアクセス!見出し

Photo by Kentaro Ohno

加唐島は、九州地方と陸地でつながっているわけではありませんので、アクセスするためには車ではなくフェリーを利用していくのが一般的です。フェリーは1日に往復4便出ていますが、早朝や深夜にはフェリーの運航を停止してしまいますので、利用するときには注意する必要がございます。

加唐島の歴史見出し

加唐島の歴史について説明します。加唐島は、北救出地方に良く残されている「神宮皇后」に関する言い伝えが残されている土地となっている場所で、この加唐島にて、解任していた神宮皇后が着帯の式をあげたという言い伝えが残されています。また、島の西側にある「オビヤの浦」があり、これは「帯祝い」が訛ったものとされています。

Photo by amika_san

また、日本食などには、百済が日本に派遣した使者団の中に、武寧王陵の母親がいたという言い伝えも残されており、そのときに立ち寄った加唐島にて武寧王陵を出産したとされていることもあり、百済の武寧王陵が生誕した場所としても、加唐島は知られているため、歴史スポットとしても人気が高い場所となっています。

現在の加唐島について見出し

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

またこの加唐島は漁業が中心として発展してきた地域となっていますが、燃費費の価格が上がったり、魚の価値が低下したこともあってから漁業文化が衰退してきてしまったことに影響を受けてしまいました。そのため最近は漁業というよりも観光客誘致などに力を入れており、美味しい海鮮系の食事も観光客向けに提供しています。

加唐島の人口は衰退中見出し

しかし、人口の減少は抑えることが出来ないのが現状になっています。200人近いいた人口が徐々に減少していき、少ない時では100人程度にまで落ち込むことになるなど、過疎地域として認定されるなど問題も山積みになっているのが加唐島になっています。そのため観光に訪れるなどして猫の島を盛り上げる必要もあります。

加唐島はイノシシが問題!見出し

Photo by lasta29

また、イノシシが増加し始めたことも問題となっています。第一次産業が多い加唐島では、農作業も盛んになっているのですが、イノシシによって農作物が食い荒らされたり、イノシシが餌をさがすために土を掘り起こしてしまい土砂崩れや落石が発生してしまうなどといった被害も頻出しているなどの問題も起こっています。

Photo by JIRCAS

もともと加唐島にはイノシシが住んでいるわけではなかったのですが、2000年初頭に九州から泳いで渡ってきたイノシシが外敵がいない加唐島で繁殖してしまい、300頭以上に増えてしまいました。そのため猫やイノシシの数が、加唐島の人口を上回ってしまうといった事態に陥っているのが、加唐島の問題として挙げられます。

Photo by jetalone

また、駆除しようにも、高齢化によって島民が駆除することも困難になっているだけでなく、観光客や釣り人などに配慮するために猟銃による駆除が危険性の観点から避けられており、「箱罠」によって捕まえることしかできなくなっているため、十分に駆除が追いつかず、イノシシの増加が進んでしまい猫たちも脅かしています。

加唐島は猫の島?見出し

Photo by hisashi_0822

佐賀県の唐津市から少し先にある加唐島は、椿の花が一面に咲くため「椿の島」としても知られていますが、他にも「猫の島」として知られており、多くの猫好きの観光客が猫を一目見ようと観光に訪れております。そしてそれが加唐島の見どころとなっており、犬が一匹もおらず猫が島中のあちこちに位置しているようになっています。

加唐島は犬が飼えない?見出し

なぜそのような島になっているのか、というのは加唐島の歴史と言い伝えによるものがあります。かつて加唐島に住んでいた「犬」が、島内にある八坂神社にて不敬なことをしてしまい、八坂神社の怒りに触れてしまったという言い伝えが残されています。そのため加唐島で犬を飼うことはタブーとされてしまいました。

Photo by kouyuzu

そのような言い伝えが残されているため、犬が見つかったときは島内総出で、犬狩りが行われたほどとなっています。しかしながらこの言い伝えも、真相についてははっきりと分かっておらず、そのような史料も残されていないため、すべて謎のままになっています。しかしその影響もあって、現在は加唐島に犬は全くいません。

その代わり、ペットとして猫が飼われるようになり、犬などがいないため猫たちにはこの上なく過ごしやすい環境となりました。そして、猫がどんどん繁殖していき、野良猫も沢山増えた結果、猫だらけの島へと変改しました。猫の島としてメディアで紹介されてから、観光地として一躍有名になり、多くの観光客が訪れています。

港に到着すると、「ようこそ加唐島」の文字が見えるなど、観光に力を入れている様子が伝わります。ここ加唐島では、美しい自然や猫がたくさんいる島として有名になってはいますが、釣りスポットとしても人気が高く、釣りを見どころに訪れる方も多いそうです。アクセスも九州本土から20分程度と利便性が良いのでおすすめです。

加唐島の見どころ見出し

Photo by hisashi_0822

加唐島の見どころについてまとめて紹介します。加唐島には小さめの島ではありますが、2つの見どころがあると言われています。1つ目は「猫の島」、2つ目は「民宿 ゆうすげ」です。他にも自然や昔ながらの町並みが残っていますので、数多くの楽しめる場所がありますが、加唐島で最も有名な見どころのこちらの2つを紹介します。

佐賀・加唐島の見どころ1「猫」見出し

Photo by hisashi_0822

加唐島の見どころについて紹介します。加唐島の見どころですが、まずはなんといっても「猫の島」と名前が付けられているように猫となっています。人を恐れず、観光客が寄っていくと、向かってきてくれることもあります。表情が豊かで、そのかわいらしさに思わず顔がほころんでしまうほど。あおむけで戯れていたりもします。

Photo by taitiro1987

また写真を撮るために近づいたとしても、特に逃げたり警戒することもないのでたくさんシャッターチャンスがあります。暑い時期に訪れると佐賀の加唐島の猫たちは日陰に避難してしまうため、あまり見かけることもありませんが、餌などを加唐島で購入しておくと、様々な猫が餌を求めて群がってくる見どころが味わえます。

佐賀・加唐島の見どころ2「民宿 ゆうすげ」見出し

ほかにも佐賀の加唐島唯一の民宿である「民宿 ゆうすげ」もおすすめです。漁業が盛んな島である加唐島でとれた新鮮な魚介類をふんだんに使った美味しい魚料理を堪能することが出来ます。刺身の盛り合わせであったり、魚の活き造りなど、海の幸をたっぷりと味わうことが出来るため、見どころたっぷりの民宿になります。

またこの民宿に滞在する人は多くいます。というのもこの加唐島は多くの釣り人が訪れるようなつりスポットとして知られており、早朝から深夜にかけて多くの釣り人が港付近や岸に訪れて釣りを楽しみます。そうなると民宿に泊まった方が都合が良い時もありますので、民宿は人気になっていますので行くときは予約必須です。

この民宿は1泊2食付きで、1人当たり10500円からとなっています。地元の名産の海産物がたっぷり頂けるとあって評判が高いです。民宿の客席数も多いわけではありませんので、予約が必須になっています。佐賀名産のイカの御刺身や、さざえのつぼ焼きなども出てきますので、海鮮料理好きにはたまらない見どころとなります。

住所:佐賀県唐津市鎮西町加唐島247-5
電話番号:0955-82-9463

加唐島へのフェリーでのアクセス方法見出し

Photo by Kentaro Ohno

それでは、加唐島にアクセスする方法について説明します。加唐島は孤島でありますので、アクセスするためには車や電車などを使うことが出来ません、そのためフェリーを利用してアクセス酢する方法が一般的になっています。「加唐島」とを結ぶフェリー乗り場は、「呼子」から出ていますので、アクセス時にはまず呼子に向かいます。

Photo by Kentaro Ohno

フェリー乗り場がある呼子に向かうためには、福岡空港か、佐賀空港から向かう方法が一般的です。福岡空港から向かう場合は地下鉄空港線で「JR唐津駅」に1時間30分かけて向かいます。また佐賀空港から向かう場合は、空港からバスが出ていますので、それでJR佐賀駅まで向かいます。そこから1時間ほどでJR唐津駅に向かいます。

Photo by tsuda

JR唐津駅に到着すると、近くに「唐津大手口」と呼ばれるバス停が位置しています。そこで、まずはそちらのバス停に向かいます。そこから昭和バスが出ていますので乗車するとおおよそ30分の場所に「呼子」バス停がありますのでそこで下車すると、呼子に到着します。そこから20分ほど歩くとフェリー乗り場があります。

Photo by sendaiblog

唐津島行きの船は「かから丸」と言い、1日に4便運航しています。運賃は片道が510円で往復が970円となっています。基本的には970円のものを購入しておいても問題はないでしょう。船で海風を浴びながらアクセスする旅も風情があって見どころとなっています。また所要時間はおおよそ17分となっており、比較的早く到着します。

Photo by sendaiblog

1日に4便運航していると言いましたが、その便の時刻表について紹介します。まず、加唐島発7:10、呼子7:30着、そして呼子発8:00、加唐島8:20着の便が1便目です。2便目は、加唐島発8:50、呼子9:10着、そして呼子発11:00、加唐島11:20着となります。お昼時になると運航感覚が少し長くなってしまいます。

Photo by ken_c_lo

3便目は、加唐島発13:00、呼子13:20着、そして呼子発15:00、加唐島15:20着の便になります。最後の4便目は、加唐島発16:00、呼子16:20着、そして呼子発18:00、加唐島18:20着となります。この往復4便のどれかを逃してしまうと、加唐島に行けないまたは帰れないことになりますので注意する必要があります。

佐賀の加唐島で観光を楽しもう!見出し

Photo by Kentaro Ohno

今回は佐賀に位置している加唐島について紹介しました。加唐島は美しい自然にあふれている島で、猫がたくさんいる変わった文化を形成している島となっています。アクセスするときにはフェリーを利用する必要がありますが、その美しい自然と猫と共存する様子が観光客にも人気になっています。ぜひ訪れてみてください。

投稿日: 2018年7月30日最終更新日: 2020年10月8日

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