鴨to葱は上野にある絶品ラーメン店！シンプルながら旨さ際立つメニューが人気

上野は他県からもアクセスがしやすく、上野動物園やアメ横など観光地としても世界中から人が訪れます。しかし上野は観光だけでなくラーメン店の激戦区でもあり、多くのラーメン店がひしめき合い地元の人出もにぎわっています。

そんな上野で今人気が急上昇中なのが創作ラーメン店「鴨to葱」です。あっさりとしたスープに鴨肉の並んだ上品なラーメン。並んででも食べたいと行列のできる人気ラーメン店なのです。

東京都内でもアクセスしやすく、海外からの観光客が多い上野はラーメン店も多く、人気のあるエリアです。創作ラーメンも多く、出汁にも麺にも店主のこだわりが感じられます。

ラーメン愛好家にはたまらないラーメンスポットの上野。全国的な有名店の「一蘭」やフレンチのように見た目も美しいラーメンが出てくる「さんじ」など、ラーメンのメニューもお店によって様々です。

2017年6月にできたばかりの鴨to葱は、上野では新しいラーメン店ですが、多くのお客さんがやってきます。中には電車の中で名前を聞いてふらっと訪れたという人もいます。

御徒町駅からのアクセスがよく、上野観光から少し足を延ばしたところにあるため、上野駅、御徒町駅両方からアクセスの便が良いため、ついでい行ってみようかと、立ち寄りやすい立地にあります。

鴨to葱は雑誌やテレビではなく、ラーメンを愛する人たちの口伝えという一番信頼できる情報で人気が高まっていったラーメン店なのです。

鴨を使った麺類というと、日本人の頭には一番最初に鴨南蛮が浮かぶかと思います。日本料理でなじみの深い食材、鴨。鴨to葱のラーメンは鴨をチャーシューのようにラーメンに乗せています。

透き通ったスープに麺、細切りのネギと厚い焦げ目の付いたネギ、そして薄いピンク色の鴨肉が乗ったラーメンはフランス料理のように上品な見た目をしています。

ネギラーメンというメニューや、ネギ大盛りという追加メニューがあるように、ネギとラーメンの相性は抜群。透き通った鴨出汁のスープに、ネギの甘味が染み渡ります。

ネギは九条ネギ、丸太白ネギ、揚げネギの3種類から2種類選ぶことができ、ネギ好きにもたまらないおいしさ。ラーメンそのものだけでなく、ネギにもここまでこだわるラーメン店はなかなかありません。

鴨to葱のラーメンは限りなく和食に近い、あっさり系ラーメン。その味は脂っこいものが苦手な人でもスープを飲み干してしまうおいしさがぎゅっと詰まっています。見た目も味も透き通った鴨to葱のラーメンは、少ない具材の持ち味を最大限に引き出しています。

その存在はラーメンというよりも和食に近い趣のある味という人もいます。ニンニクを使っていないので、匂いが気になるという人でも安心して食べられるラーメンです。

鴨は日本ではなじみのある鳥肉の一つですが、高級食材のイメージも強いです。しかし、鴨to葱ならば一杯の値段が750円。鴨の出汁がしみこんだラーメンを食べることができます。

鴨to葱のラーメンメニューは全てに鴨肉が乗っています。鴨肉はそのままでは固いため、低温でゆっくり加熱したコンフィになっています。そのためチャーシューのように柔らかく、食べやすくなっているのです。

鴨肉をただ焼いたり煮たりするよりも、コンフィにするのは時間も手間もかかります。しかし柔らかくラーメンにも合う鴨肉にするためには時間も手間も惜しむことができません。

料理に詳しい人は「ラーメンにコンフィ?」と驚くほどの手間暇かけた鴨肉。筋張った鴨肉がふわふわと感じるほど柔らかく、こんなに柔らかい鴨肉は初めて食べたと驚く人もいます。

鴨to葱のスープは国産合鴨と水で丸二日間弱火で炊いたスープです。出汁は鴨のみの薄味なので、ネギの甘味との相性抜群。スープを飲めば鴨の香りが上品に漂います。

鴨肉は京都、青森、埼玉など日本各地から、毎朝まるごと鴨を一羽仕入れてお店でさばいています。そのため無駄なくお店で活用し、贅沢に使い切ることができるのです。

二日間煮込んだことで丁寧に鴨の旨味を引き出し、薄口しょうゆで味を調えることによって、あっさりとしながらコクのあるスープに仕上げています。

薄口しょうゆなのでスープの色はフレンチの前菜のように透明で上品な色をたもち、引き出した鴨の香りや味を邪魔しません。

駅からのアクセスもよく大勢の人が訪れる鴨to葱。こだわりは鴨やネギ、スープだけではなく、麺や薬味にもあります。おいしいラーメンはスープだけでなく、相性のいい麺と薬味が必要なのです。

麺は細めのストレート麺で歯切れがよく、食べ応えもあります。国産小麦と全粒粉をブレンドして作った麺はよく見ると全粒粉独特の黒い小麦が見えます。

全粒粉を使ったラーメン店は珍しく、多すぎるとモチモチとした食感が出にくくなります。しかし栄養価は高く、鴨肉と同じように健康にも良い素材なのです。

全粒粉はより小麦の香りを引き立てる素材でもあります。鴨to葱では国産小麦と全粒粉のバランスの良い小麦粉を使うことで、食感と香りをほどよく残しています。

小麦の程よい味と香りがスープとの相性抜群。小さめに見える器の中に底までぎっしり折りたたまれて入っているため、見た目以上に食後の満足感があります。

あっさりした味に少し物足りなさを感じる場合は、卓上に置かれているゆずこしょうや醤油で調節することができます。特に柚子胡椒は香りも辛味もスープに合い、旨味が倍増します。

醤油もコクを引き出し旨味を増しますが、多すぎるとエグミが出てしまいます。ゆっくり味わいながら少しずつ調節していくのがおすすめです。

鴨to葱に初めて行く人に必ず食べて欲しいのが「鴨らぁ麺」です。値段は750円で基本のラーメン。他のサイドメニューとも合い、ほどよい量になっています。

その季節によって変わるネギを二種類選んで注文すると、透明なスープに鴨肉二枚、注文したネギ二種類が乗ったラーメンが出てきます。煮卵とも相性が良く、トッピングで追加するのもおすすめです。

薄味のスープに鴨のコクが合わさり、和食のように丁寧なラーメンの美味しさをしっかりと感じます。鴨to葱が人気の理由が理解できる一番おすすめのメニューです。

麺が見えないほど具材が乗った「鴨わんたん麺」は値段は900円。ワンタンの餡もほどよい甘さを感じ、スープにもよく合います。

食券機でつけ麺の隣にあるためか、つけ麺が売り切れていたので選ばれることが多いです。しかし、そのおいしさは後悔はさせません。とろとろのワンタンはネギとも煮卵とも相性抜群。

極薄のワンタンはつるんっとした食感が特徴。ワンタンも店内で手作り、鴨ひき肉が使われています。ラーメンはともかくワンタンは普通だろうと思って食べた人が、おいしさで悶えるほどの味です。

売り切れることが多く、開店と同時に行かないと食べられないと言われるほどの人気メニュー「鴨汁つけそば」。出汁の中に大き目の鴨肉が入っていて、値段は880円です。

つけそばの麺は中太麺ですが、小麦の配合は同じです。ラーメンよりも食べ応えのある太さには単品でも大満足。ネギと一緒にカイワレ大根がトッピングされています。

ラーメンより濃いめの出汁につけ麺だけの薬味、刻みニンニクを少しずつトッピングしながら味を調節します。鴨の香り、ネギの甘味、そこにニンニクの香りが旨味と食欲を倍増させます。

おそばのようにさっとくぐらせて食べてもよし。深めにくぐらせて出汁をしっかり付けて味わうもよし。ラーメンとは一味違う、売り切れるのも納得の濃いめの味が病みつきなるメニューです。

鴨のコンフィがずらりと並んだ贅沢なラーメン。それが「鴨コンフィ麺」です。一般的なラーメンのチャーシューメンに位置づけられるメニューですが、値段の1000円以上の豪華さがあります。

ラーメンとチャーシューの組み合わせは、おいしいのですがコレステロール値が気になる、という人もいます。しかし、鴨肉は健康によくコレステロールを下げるため、遠慮なく食べられます。

柔らかい鴨肉をたっぷり食べられる、値段以上のお得感のある鴨コンフィ麺も鴨to葱では大人気のメニューの一つ。店舗で一羽まるごとさばく鴨to葱だからこそできる一品。鴨肉好きには一番おすすめのメニューです。

鴨to葱が並んでても食べたいのはラーメンだけではありません。行った人なら知っている、鴨to葱の丼ぶりメニューはラーメンよりもメインで食べたいという人もいるほど、人気があります。

鴨to葱のサイドメニューにある「トロたくちらし」と「親子丼」は麺メニューの値段にプラス230円追加で選ぶことができるセットメニューです。単品の値段は350円とセットの方がお得な値段になります。

鴨to葱にはアルコールメニューもあり、日本酒やビールなど、食事だけでなく晩酌にもおすすめです。ネギやニラ、鴨のコンフィも追加メニューがあり、おつまみにもなります。

ラーメン屋のご飯といえばチャーハン。もしくはチャーシュー丼が定番です。しかし、鴨to葱ではラーメン屋では決してみることのないマグロのトロにたくあんを散らした丼「トロたくちらし」が食べられるのです。

トロたくちらしに使われるマグロは、高級すし店や割烹料亭に卸す鮪屋さんから仕入れているもの。「清水港みなみ」という静岡県で有名な海鮮料理店でも扱われているマグロは、この値段で食べられるのが不思議なくらいのおいしさです。

鴨to葱の親子丼はサイドメニューじゃなくてメインなのでは、と言われるほどの人気メニューです。出汁の香り、本格的な味、片手間で作れるものではありません。
 

トロたくと同じように、値段以上のおいしさを持つ親子丼は、醤油、酒、昆布と鰹出汁で丁寧に作られた味。鴨の出汁にもよく合い、ラーメンとの相性も抜群です。

ラーメン屋で何故親子丼?という疑問はあれど、一口食べるとなめらかな半熟玉と柔らかい鴨肉、上品な味で飲むように食べ終わってしまいます。ラーメンがメインなのか、親子丼がメインなのか分からなくなるくらいの主役級のおいしさです。

御徒町からアクセスしやすい鴨to葱。営業時間は平日は昼11:00から15:00、夜17:00から21:30までの営業ですが、スープや麺が売り切れてしまうと閉店します。

土日祝日は準備時間はなく、11:00から20:00までの通し営業となっています。売り切れで閉店してしまうことや、機械や設備の関係で休日になることもあるので、公式情報を確認してからのアクセスがおすすめです。

アクセスがしやすいということは、多くの人に訪れやすいということ。自分が行ったときには売り切れ閉店の可能性がでてきます。鴨to葱に行く時は、時間に余裕があれば営業時間前のアクセス、そして開店するのを待つくらいの、早めの行動が肝心です。

鴨to葱の目印は緑色の屋根と食券機です。外に出されているので食券機は良い目印になっています。夜になると扉の前にのれんが下がり、おすすめメニューが張り出されるので見つけやすくなっています。

看板には可愛い鴨のイラストが入っていて、のれんだけでなく提灯も下がり、夜はいっそう目立つようになっています。ラーメンというよりは上品な和食屋さんのような外観をした鴨to葱。JR「御徒町」駅から徒歩約2分でアクセスできます。

御徒町駅の北口を出て東にすすみ、横断歩道を渡るとすぐにアクセスできます。行列ができることもあるため、迷わずに見つけることができます。

上野で今一番行列を作っていると言われる人気店、鴨to葱。その味は初めての人を驚かせ、多くの人がリピーターとして訪れる人気店となっています。

上野に行ったときにはぜひとも鴨to葱に行ってみてください。並んでも食べて損はない、絶品鴨ラーメンが貴方を待っています。