浅草・待乳山聖天(本龍院)の浴油祈祷とは？効果やお守り情報も紹介！

浅草にある寺院は人混みでいっぱい歩くのも大変というイメージがありますが、こちらの待乳山聖天は他の浅草の寺院に比べると比較的落ち着いて参拝できるおすすめの寺院になります。浅草寺の子院のひとつで地元の人達に愛されている聖観音宗の寺院です。それではここから待乳山聖天の魅力をご紹介していきます。

地元の人に愛されている待乳山聖天は、参拝者が絶えません。聖天宮の聖天は歓喜天を表して願望を成就させて仏の道に進ませようという考えをお持ちだそうです。ここには願い事成就の効果を期待して来る人も多く深い信仰を集めています。隅田川べりにある待乳山は昔むかし推古天皇の時代に現れて龍が護っていたそうです。

秋の落ち葉舞う待乳山聖天も風情があって着物姿も映えます。待乳山聖天だけではないかもしれませんが浅草エリアでは着物姿の人の姿を見かける機会が多くあります。龍が護っていたと言われる待乳山聖天ですが、この話は雷門で有名な浅草寺の山名である金龍山に受け継がれています。

普段は静かな待乳山聖天も新年の時期は賑やかになります。それでも他の浅草の寺院に比較すれば落ち着いて初詣の参拝ができると思います。浅草駅からのアクセスも良いので散歩気分で参拝することができます。年間を通して日々熱心な参拝者が現世での願いを叶えてくれる聖天の効果に期待して訪れています。

お気に入りの御朱印帳をお持ちの方も多くいると思いますが待乳山聖天の御朱印も人気の御朱印です。昔は納経した受付印だった御朱印も今では納経しなくてもいただけるところが多くなっています。写真の御朱印に参拝者の記載がありますが更に寺社名の待乳山聖天と書いてもらうこともあります。御朱印は本堂の授与所でいただけます。

ここ待乳山聖天の御朱印には2種類あります。御朱印には待乳山本龍院の印が押してありますが一つは本龍院ご本尊の大聖歓喜天の御朱印になります。もう一つは浅草名所七福神の毘沙門天の御朱印になります。こちらの毘沙門天は武神ですが財福の神としての一面も持っており福の神として恵比寿、大黒にならぶ効果が期待されているようです。

待乳山聖天は浅草寺からのアクセスも良く徒歩10分ほどで来ることができます。交通機関でのアクセスも良いので気軽に訪れることができます。近くには隅田公園もあり散策するには絶好のスポットになっています。聖天さまのご利益効果も深く信仰されていて、モチーフになっている巾着と大根が各所に見られます。

待乳山聖天では浴油祈祷以外にも各種祈祷が行われていますが、効果はもちろん大聖歓喜天を供養する最高の祈祷法として浴油祈祷が行われています。この浴油祈祷のために待乳山聖天を訪れる人も多く、浴油祈祷は毎朝欠かさず行われているそうです。浴油祈祷を申し込むと行者が七日間の長きに渡って厳修するということです。

各路線の浅草駅からアクセスの良い待乳山聖天ですので、気軽に訪れて浴油祈祷を申し込むことができます。祈祷開始から七日間毎朝祈祷してもらえて、七日後には守札をいただくことができます。2週間以上の祈祷をお願いすることもできます。効果の期待が高まりますね。複雑なお願いにも対応してくれるみたいです。

説明を見れば浴油祈祷の効果の程もわかるというものです。大聖歓喜天は人間の今ある日常のさまざまな願い事をを叶えることでむさぼりの心をなんとかしようとしてくださっているみたいです。そして密教の行法の中でも特に秘法とされているとのこと。アクセス便利な立地にありますし、ぜひ行ってみましょう。

待乳山聖天は正式には待乳山本龍院といいます。知らない人には不思議な光景ですが本龍院には多くの大根が供えられています。これは待乳山聖天に大根をお供えすることで怒りや迷いを鎮めることができるといわれているからです。大根をお供えしたい時は境内のあちこちで購入することができとっても便利です。

本龍院の大根は待乳山聖天にお供えしますが、ここで出て来る聖天とは大聖歓喜天のことを言います。更に大聖歓喜天は十一面観音が地上に降りる際に姿を変えたものと言われています。待乳山周辺が干ばつに見舞われたときに十一面観音像と大聖歓喜天像が安置されたとのことです。ご本尊の大聖歓喜天は秘仏となっています。

本龍院の中にはいたるところに大根のモチーフが使われています。ちょうちんだけではなく寺院の装飾にも大根のモチーフがたくさん使われています。大根のモチーフには健康長寿や子宝に恵まれる効果が期待されているようです。本龍院の聖天と大根との関係はとても深くお供えしたい方に提供するために百本以上の大根が用意されています。

本龍院では正月三が日にお供えされた大根を使ってふろふき大根を作ります。そして毎年の年中行事として1月7日に大般若講大根まつりが行われ参拝者に2000食が御神酒とともに振る舞われます。大根が腸内の消化を助けるはたらきがあることから、聖天さまのおはたらきを表すものとしてお供えされています。

ここ待乳山聖天は少し小高くなっています。大きな山ではありませんが、この駐車場と本堂をつなぐスロープカーは足に不安がある人にとってはとっても便利です。無料で自由に使えますので助かります。公共交通機関からのアクセスも良く、スロープカーもありますので年配の方も安心して参拝できます。

こちらは待乳山聖天の境内に入ってすぐのところに出世観音がいらっしゃいます。お供えするお花は境内で売っていますので、準備していく必要はありません。大根の近くに売っています。出世観音は水に関係する観音さまらしくパワースポットという評判も手伝ってモデルさんや学芸や芸等に精進する人が熱心に信仰しているそうです。

待乳山聖天のお守りは大根印の巾着タイプのお守りです。聖天さまへのお供えの大根をモチーフにしていますのでひと目で本龍院のお守りとわかります。財福の象徴である巾着と夫婦和合を表す大根ですのでお守りのご加護も期待できます。小柄な作りですのでどこにでも忍ばせておける可愛い待乳山聖天のお守りです。

こちらはなかなか引き当てることが難しいと言われる待乳山聖天の大吉おみくじになります。待乳山聖天に訪れたらぜひおみくじを引いてみたいものですね。一年の運気を見るためにも、また自分を戒めるためにも厳かな気分に浸れる機会だと思います。引いたおみくじを結んでくるのもお参りに来た感じがすると思います。

こちらは待乳山聖天に来ていた吉原狐社中の方たちです。お囃子や舞を披露していました。吉原狐社中たちだけではなく大人の雰囲気の和楽器の演奏会なども待乳山聖天で行われています。これ以外にも待乳山聖天では浮世絵展なども開かれています。寺院参拝を兼ねてこういった機会がある時にはぜひ足を運んでみてください。

こちらは待乳山市にて新年の元日にとり行われた新しい年を迎えるに大変ふさわしい天孫降臨の奉納神楽です。この日は晴天にも恵まれ最高のコンディションの中奉納神楽の厳かな舞が披露されていました。待乳山聖天は近年ますますパワースポットとしてネット上でも有名になってきており人出も増えてきているようです。

待乳山聖天に行くためには、まず浅草駅まで行きましょう。東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武スカイツリー線の各浅草駅から徒歩10分でつきます。便利なアクセス良好な立地です。もちろん待乳山聖天からもスカイツリーが見えます。待乳山聖天に行く途中にもスカイツリー完成後に有名になったお店がありますのでぜひ寄ってみましょう。

待乳山聖天こと待乳山本龍院は浅草駅から徒歩10分と公共交通機関でのアクセスが良く、自然の豊かな厳かな寺院です。大聖歓喜天の霊験あらたかなパワースポットとの評判も高い寺院です。大聖歓喜天にお供えするのは独特な大根です。他では見られないお供え物の大根の山を見てみるのも興味深い経験です。

浅草寺の子院でありながらも、ゆっくりと参拝できる待乳山聖天には心落ち着く空間が広がっています。足元に不安がある人でもスロープカーがありますので参拝しやすくなっています。立身出世を目指す人には出世観音も待乳山聖天で待ってくださっています。ぜひ時間をとって参拝にいらしてください。