亀戸天神社は藤が有名なパワースポット！ご利益・アクセス・駐車場まとめ

学業成就のパワースポットとして有名な東京の亀戸天神社。学問の神様・菅原道真公を祀る神社で、合格祈願のお守りや学業成就の鉛筆は受験生に人気があります。ここでは初めて亀戸天神社を訪れる人にも分かりやすいように、御朱印やご利益、アクセス、駐車場情報などについて紹介しましょう。

東京都江東区にある亀戸神宮社は通称「亀戸天神(かめいどてんじん)」と呼ばれ、学問の神様である菅原道真公を祀っています。江戸時代前期に、天神信仰を広めるため全国を巡っていた大宰府天満宮の神官が亀戸村にたどり着き、小さな祠に飛び梅で彫った神像を祀ったのが始まりと言われています。

江戸時代の大火の後、天神様を篤く信仰していた四代将軍綱吉によって復興事業が進められ、その後、大宰府天満宮と同じように社殿、回廊、心字池、太鼓橋などが造営されました。明治6年に亀戸神社、昭和11年に亀戸天神社に改称されています。現在は東京十社の1つに数えられていて、東の太宰府天満宮として多くの参拝者が訪れます。

境内はあまり広くありませんが、いくつものパワースポットがあります。その1つが参道にある3つの太鼓橋です。この橋は「三世一念の理(ことわり)」といい、人生を橋に例えています。

最初の橋は男橋といい過去を、次の橋は平橋といい現在を、そして3つめの橋は女橋といい未来を表しています。橋を1つ渡るごとに身を清められるとされ、開運のパワースポットとして知られています。

次のパワースポットは本殿横の神牛で、触れると病気治癒のご利益と知恵が授けられるとされています。また境内の筆塚もパワースポットで、使った筆箱や筆記用具を納めると学業アップのご利益があるとされています。

最近注目されているパワースポットが亀戸天神社の境内にある花園神社です。こちらは道真公の妻と子供が祀られている小さなお堂ですが、縁結び・恋愛・子宝などのご利益がある強いパワースポットです。女性にたいへん人気がある神社で、亀戸天神社を訪れたら忘れずに参拝しましょう。

亀戸天神社は東京随一の藤の名所として有名です。亀戸天神の藤は江戸時代からよく知られていて、浮世絵の題材にもなり、また将軍綱吉公や吉宗公が訪れたという記録も残っています。境内一面が藤の花で埋め尽くされ、心字池に映る藤の花の光景は亀戸天神社ならではの光景です。

亀戸天神社は「下町の天神様」とも呼ばれ、昔から地域の人たちに親しまれて来ました。また学業アップのご利益があるとされ、受験シーズンには多くの人が訪れます。その他にも開運や招福のご利益があり、初詣にはたくさんの参拝客があります。ここではそんな亀戸天神社のご利益やパワースポット、御朱印などの基本情報や駐車場情報について紹介します。

亀戸天神社のご利益としては学業成就が有名ですが、その他にもさままなご利益があります。開運招福・商売繁盛・交通安全・家内安全・厄除・病気平癒などのご利益などがあり、多くの人が参拝に訪れます。

亀戸天神社の境内には24時間入ることができますが、本殿は6:00～17:00まで開門されています。また藤まつり期間中はライトアップされ、夜間も開門されています。12月31日は6:00に開門し、1月1日は21:00頃閉門します。20分くらいで境内を回ることができますが、境内には見どころが多く、立ち寄る場所によって所要時間が異なります。

御祈願の受付時間は8:30～16:30です。予約は行っていないので、直接、社務所で受付をしてください。社務所は本殿に向って右側にあります。祈願料は5000円からです。亀戸天神社は学業成就のパワースポットなので、幼稚園から大学、就職試験、各種試験の合格祈願も行っています。所要時間は約20分です。

亀戸天神社には無料で利用できる駐車場があり、8:00～17:00まで開門しています。駐車場の収容台数は約20台と小さく、行事の際は非常に混み合うので、なるべく公共機関を利用したほうがいいでしょう。

亀戸天神社周辺には、収容台数10台以下の小さな駐車場がいくつかありますが、おすすめの駐車場は錦糸町駅前のショッピングモール・オリナスの駐車場です。こちらの駐車場は収容台数も多く、買い物をすると割引サービスがあります。また亀戸駅前のアトレ亀戸の駐車場も広く、割引サービスがあるので便利です。

学問の神様を祀り学業成就のパワースポットである亀戸天神社は、中学受験、高校受験、大学受験の他、国家試験や資格試験などの合格祈願に多くの受験生が訪れます。参拝後にほしいのは学業祈願グッズです。おすすめの授与品はお守りと学業成就の鉛筆の2種類があります。ここではそれらについて詳しく紹介しましょう。

菅原道真公を祀り、学業成就のパワースポットとして知られる亀戸天神社を参拝したら、手に入れたいのはお守りです。亀戸天神社にはいろいろな種類のお守りがありますが、一番人気は学業お守りです。表には「学業守」の文字と梅の花と朱色の太鼓橋、裏には藤の花が刺繍されているきれいなお守りで、赤、白、青などの色違いがあります。

このお守りには葉書が付いていて、名前や住所、志望校、受験日など必要事項を書き、切手を貼って投函すると、1年間神社で合格祈願をしていただけます。初穂料は1000円です。1年間祈願していただけるたいへん心強いお守りです。

亀戸天神社では「うそ替え神事」という重要な行事がありますが、その2日間のみ木彫りの「うそ鳥」というお守りが授与されます。このお守りは幸運を招くと言われ、学業成就のお守りとしても人気があります。

学業成就のパワースポット・亀戸天神社で合格祈願をしたら、欲しいのが学業成就の鉛筆です。亀戸天神社の学業成就の鉛筆はカラフルで、色は紫・朱・黄・緑・青の5種が1セットになっていて、芯の色は全て黒です。

HBとBの2種類の濃さの鉛筆が入っていて、マークシートにも使えるようになっています。断面は5角形で、「合格」とかけているのも嬉しいポイントです。初穂料は500円です。応援の気持ちを込めて、受験勉強に頑張っている家族や友達にあげるのもおすすめです。

亀戸天神社の御朱印は「亀戸天神社」の1種類のみですが、祭りや行事の時期には通常の御朱印に限定印を押していただけます。限定印は、うそ替え神事、初天神、梅まつり、藤まつり、例大祭、菊まつりの5種類がありますが、これ以外の祭事の際にも限定印がいただける場合があります。

亀戸天神社にはオリジナルの御朱印帳が豊富に揃っています。白地に境内の太鼓橋と藤の花をあしらった、女性らしいデザインの御朱印帳は1000円です。鮮やかな紫色の生地に、表には藤の花と太鼓橋、裏には亀戸天神社の社紋である変わり剣梅鉢をあしらった、大人っぽいデザインの御朱印帳は1000円です。

亀戸天神社の重要な開運守りとしても人気がある「うそ鳥」と太鼓橋をあしらった御朱印帳は、他のものより少し高く1200円です。こちらは緑の生地を黄色い生地の2種類があります。その他に東京十社の御朱印帳も用意されています。

御朱印帳入れの巾着袋はうそ鳥と梅をデザインしたもので、紫、薄いピンク、緑の3種類があり、1500円です。うそ鳥の顔がとてもかわいいと評判です。

亀戸天神社で御朱印を受ける場所は、拝殿に向って右側にある授与所です。御朱印の受付時間は8:00～18:00頃となっています。受付時間終了ぎりぎりに行くと受け付けてもらえないことがあるので、余裕を持って行くようにしましょう。初穂料は300円です。御朱印は行事ごとに限定印を押していただけます。

亀戸天神社に祀られている菅原道真は梅や菊などの花を好んでいました。境内には花の開会に合わせて、梅まつりや菊まつりが行われます。中でも藤まつりは盛大に行われ、期間中の週末には身動きできないくらい多くの人が訪れます。祭りでは露店も出るので、ぜひ花の咲く時期に訪れてみてください。

亀戸天神社の梅の見ごろは、2月上旬～3月上旬です。藤原道真公は梅の花をたいへん好み、多くの和歌を詠んでいます。歌碑と道真公の像が本殿前にあり、その横には紅梅と白梅の花が咲くことで有名な｢五賢の梅」があります。亀戸天神社には約300本の梅の木があり、梅の開花に合せて梅まつりが開かれます。

梅まつりでは露店も並び、多くの人で賑わいます。また境内では、亀戸銘品市や江戸切子実演販売などのイベントも行われます。

亀戸天神社の藤の見ごろは、4月下旬から5月下旬です。境内には100株以上の藤の木があり、一斉に花を咲かせます。藤の見ごろは短いので、できるだけ早く訪れるようにしましょう。遠くに見える東京スカイツリーをバックに撮る写真もたいへん人気があります。

藤の開花に合せて、藤まつりが開催されます。期間中は境内に100店舗の露店が並び、たくさんの人で賑わいます。また夜はライトアップされ、昼間とは異なった風景が楽しめます。

亀戸天神社の菊の見ごろは10月下旬～11月下旬で、11月上旬に菊まつりが行われます。菅原道真公は梅とともに菊の花も好み、本殿の正面を取り囲むように菊花を展示して道真公を偲びます。ちょうど七五三の時期と重なり、晴れ着を来たかわいい子供達が菊の花の前で写真を撮る姿も多く見られます。

亀戸天神社で有名なお土産は、船橋屋のくず餅です。江戸時代に開業した老舗で、亀戸天神社の鳥居を出てすぐのところに店舗があります。やわらかくもちもちとした食感のくず餅はファンも多く、亀戸天神社を訪れたら必ず買うという人もたくさんいます。甘味処が併設されていて、くず餅のほかあんみつやぜんざいもいただけます。

学業成就のパワースポット・亀戸天神社へ初詣や合格祈願などで参拝に訪れようと思っている方も多いことでしょう。ここでは最寄駅からのアクセス方法と、JR上野駅や東京駅から最寄駅までのアクセス方法を説明します。最寄駅から亀戸天神社までは少し遠いのですが、街歩きを楽しみながら行くといいでしょう。

亀戸天神社は東京都江東区にあります。近くには昔ながらの商店街があり、参拝客向けのお土産屋もあります。亀戸のお土産や地域の特産を扱う「亀戸梅屋敷」や老舗の和菓子店などもあり、参拝後にぶらぶらと散策をするのもおすすめです。

亀戸天神社の最寄駅はJR総武線亀戸駅とJR総武線・東京メトロ半蔵門線錦糸町で、どちらも駅から徒歩で15分ほどかかります。亀戸駅北口と錦糸駅からは都バスでアクセスすることができます。亀戸天神前で下車するとすぐです。

都バスでアクセスすることもできますが、駅から散策を楽しみながら歩くのもおすすめです。亀戸駅北口を出て北へ向かうと、蔵前橋通りとの交差点に出ます。ここにお土産屋の「亀戸梅屋敷」があります。亀戸天神社にはこの交差点を左に曲がりますが、まっすぐ進むとスポーツの神様として有名な香取神社があります。

錦糸町駅からのアクセスは、錦糸公園の横を通り、太平四丁目交差点を右に曲って蔵前橋通りを東へ進みます。途中、横十間川にかかる天神橋を通ると、亀戸天神社の社号標があるのが分かります。どちらのルートでも蔵前橋通りを目指せば分かりやすいでしょう。

亀戸天神社へ遠方から参拝に訪れる方も多いでしょう。亀戸天神へ東京駅や上野駅方面からアクセスする場合は、秋葉原駅で総武線に乗り換えます。また、羽田空港から訪れる場合は、浜松町駅を経由し、秋葉原駅で総武線に乗り換えます。ここでは上野駅と東京駅からのアクセスを説明します。

それでは、JR東京駅からのアクセスを説明しましょう。東京駅からはまず山手線・京浜東北線を利用し、秋葉原駅で下車します。所要時間は約3分です。秋葉原駅から総武線に乗り換え、約6分で錦糸町駅に着きます。錦糸町駅の次が亀戸駅になるので、どちらの駅で降りても構いません。

JR上野駅からのアクセスを説明しましょう。上野駅からも山手線・京浜東北線を利用し、秋葉原駅で下車します。所要時間は約4分です。秋葉原に着いたら総武線の千葉方面行に乗り換え、錦糸町駅駅まで約6分、亀戸駅まで約6分です。亀戸天神社へはどちらの駅で降りても構いません。

学業のパワースポットとして有名な亀戸天神社を参拝に訪れたいと思っている方のために、パワースポットやご利益、アクセス、駐車情報などについて紹介しました。合格祈願の他にも、藤まつりや「うそ替え神事」などの行事もあります。東京スカイツリーからのアクセスもいいので、ぜひ訪れてみてください。