「亀戸 香取神社」で勝負運をアップ！ご利益や御朱印に見どころも紹介！

1000年以上もの長い歴史を持ち、スポーツ振興の神として知られる亀戸の香取神社。今では多くの有名アスリートも必勝祈願のため参拝に訪れる、東京の一大パワースポットとなっています。今回は、亀戸・香取神社ご利益や御朱印、見どころなど参拝に役立つ情報をたっぷりとご紹介します。

まず、亀戸の香取神社へのアクセス方法をご紹介します。亀戸香取神社へのアクセスは電車がおすすめです。電車であれば、JR総武線の亀戸駅、もしくは東武亀戸線の亀戸駅で下車後、徒歩約10分でアクセス可能です。駅から神社までのアクセスも比較的わかりやすい道順になっているので、道に迷う心配もあまりなく安心です。

電車でのアクセスであれば、駅前にショッピングモールがあったり、神社へ向かう道中に情緒溢れる街並みの商店街があったりと、神社まで道中の散策も楽しむことができます。なお、車でのアクセスの場合、亀戸・香取神社には専用駐車場がないため、周辺の有料パーキングを利用しましょう。

亀戸は大昔、海に浮かぶ小さな島であったと言われています。亀の形に似ていたことから「亀島」などと呼ばれ、その後年月を経て陸続きとなりました。そして亀戸の香取神社の創立は、天智天皇4年(665)まで遡ります。「大化の改新」を進めたことで有名な藤原鎌足公が、この亀の島に船を寄せ、香取大神を祀って太刀を納め、そして旅の安泰を祈ったのが始まりです。

その後、平安時代の中期に平将門の乱が勃発。反乱を収めるために朝廷から派遣された藤原秀郷がここ亀戸の香取神社で戦勝を祈願しました。結果、無事に反乱を平らげることができ、神恩感謝として弓矢を奉納しました。この弓矢は勝矢と命名され、現在でもこの古事に由来して「勝矢祭」が毎年5月5日に行われています。

こうして、以降も歴代の天皇や歴史に名を残す武将達、剣豪などからの信仰を集めてきた亀戸香取神社。大切に守られながら長い歴史を経て、現在では勝負運を祈願するスポーツ振興の神社として全国に知られるようになりました。なんと鎮座1350年を迎え、今でもこの地で歴史を紡いでいます。

亀戸香取神社の御祭神は、経津主神（フツヌシノカミ）です。別名「香取さま」としても知られている武神です。神名である「フツ」は、鋭い剣で切り裂く様子を表し、「ヌシ」は神という意味で、刀剣の神・剣術の神として考えられています。

亀戸香取神社は、神社の長い歴史からも読み取れるように、勝運のご利益があります。昔は源頼朝や徳川家康といった名だたる武将、塚原卜伝や千葉周作などの武道家の信仰を集め、現在では必勝祈願のためにスポーツ界で活躍するアスリートも参拝に訪れます。亀戸香取神社に参拝したら、大事な勝負の場面で勝てるように祈願し、ぜひお守りもゲットしましょう。

香取神社の御朱印は、拝殿の左手側にある社務所で受け取ることができます。初穂料は500円で、香取神社らしく「勝」という印も押されています。また、兼務社の亀戸水神宮の御朱印もここで受けることができます。御朱印帳は初穂料1000円で、汎用の御朱印帳が用意されています。

勝運のご利益にあやかるため参拝に訪れる人が多い亀戸香取神社は、お守りも特徴的です。人気のお守りのひとつは「勝守」（かちまもり）500円（税込）です。スポーツの必勝祈願、受験の合格祈願、無病息災、病気との戦いを見守ってくれるお守りです。勝負事に勝つということは、自分自身との戦いに勝つということでもあります。目標達成の験担ぎにいかがでしょうか。

もうひとつ人気のお守りは「勝運袋」（かちうんぶくろ）500円（税込）です。勝運と書かれたお守りの袋を受け取ったら、香取神社の境内に随所に敷き詰められている砂利から、白い石を1つ探し出しましょう。ここの白い石は、白星・勝星と云われる縁起の良い石とされており、見つけ出せたら手水舎で清めてお守りの袋に入れます。

歴史ある亀戸香取神社では、年間を通して様々な祭事が行われており、中には古事に由来した祭りや地域ならではの行事もあります。特に有名なのは毎年5月5日に行われる「勝矢祭」です。天慶の時代、反乱を収めた藤原秀郷が奉納した「勝矢」に因んだ祭りで、迫力満点の武者行列のパレードや、勝矢の奉納儀式などが見どころです。

また、夏季オリンピックの開催と同じ4年に1回しか開催されないという本社神輿渡御（神幸大祭）も有名です。日本に2基しかない「こんにゃく神輿」が最大の見どころ。亀戸の職人によって作られた神輿で、屋根・胴体・台座がそれぞれ別の動きをする構造になっており、担がれている間くにゃくにゃと動く様子から「こんにゃく神輿」と呼ばれています。

また、この地域ならではのお祭りとしては、「亀戸大根収穫祭」というのが毎年3月に開催されます。江戸時代末期に神社周辺で栽培されていた亀戸大根を復活させようと、近年亀戸地区の小学校・中学校で栽培がはじまりました。収穫祭では、各学校で収穫された大根を奉納し、福分けまつりとして無料で亀戸大根が配られます。

亀戸香取神社の境内には、御末社として天祖神社・稲足神社・福神社・熊野神社・三峯神社・水神社があります。また、参拝の際にぜひ見ておきたいおすすめスポットもいくつかあります。参考までに、見どころをいくつかピックアップして紹介します。

鎮座1350年を記念して境内に設置された「勝石」は一押しの見どころです。重さ4.5tで、高さは台座を含め約1.1m、幅は最大約2.5mと、存在感のある大きな石です。触るとご利益があると言われており、必勝祈願や合格祈願など参拝に訪れた際は、ご利益があるようぜひ触っておきましょう。

諸説あるものの、亀戸の地名の由来になったと言われている「亀井戸」。かつてこの地は亀井戸と呼ばれていましたが、次第に「井」が抜けて現在の「亀戸」になったと言われています。一度は失われてしまった井戸ですが、平成15年にこの井戸を復興させるべく、境内に新たに井戸が設置されました。

井戸の隣には、大黒様と恵比寿様が立ち並んでいます。大黒様と恵比寿様の前には大きな甕があり、亀井戸から引き込まれる水が溢れています。痛みを感じる場所をこの水で洗い清めると御神徳があると言われています。柄杓で大黒様と恵比寿様に水を掛けて、回復を祈願しましょう。

東京の有名観光スポットである東京スカイツリー。実は亀戸香取神社の境内からは、東京スカイツリーがとてもきれいに見えます。あまり知られていない、スカイツリーが見える絶景ポイントでもあります。歴史ある亀戸香取神社の境内を散策しながら、現代を象徴する超高層のスカイツリーを眺めるというコントラストが見どころです。

スポーツ振興の神として多くの著名アスリートが参拝に訪れる香取神社ですが、参道にはオリンピック、パラリンピックで活躍するアスリート達が大切にしている言葉が書かれた灯籠がズラッと並んでいます。夕方に点灯され、一帯は幻想的な雰囲気に包まれます。灯籠を見るなら夕方以降がおすすめです。

亀戸香取神社に行くなら、ぜひ周辺散策も忘れずに。買い物やウィンドウショッピングを楽しむなら、亀戸駅前のサンストリート亀戸や香取大門勝運商店街がおすすめです。商店街は昔ながらの街並みにお店が多く集まり、15時以降は歩行者天国になるため、多くの人で賑わいます。サンストリート亀戸は比較的新しく、オシャレなお店が入っている次世代型商店街です。

また、亀戸でお参りしたい有名な神社がもう１つあります。香取神社はスポーツ振興の神ですが、同じく亀戸にある「亀戸天神社」は菅原道真公を祀る学問の神として知られています。亀戸天神社は四季折々の花が美しく、新東京百景のひとつでもあります。亀戸に来たなら、この２大神社はぜひ参拝したいところです。

地元で長く大切にされてきた香取神社は、今では全国規模で知られるパワースポットになりました。アクセスも良いので、気軽に参拝に訪れることができるのも魅了です。スポーツに限らず、学業、病気など、自分との戦いに勝つため祈願し、ぜひ験担ぎに勝石に触れたり、お守りをゲットしましょう。