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チューブラータイヤのパンク修理や交換方法を知ろう
チューブラータイヤとは、しなやかな乗り心地と、限界性能の高さでロードバイクなどの競技用自転車にのっている多くのライダーに愛されているタイヤです。チューブラータイヤはタイヤとチューブが一体化しているタイヤです。今回はチューブラータイヤのパンク修理や交換方法、おすすめアイテムをご紹介していきます。
チューブラータイヤとは
チューブラータイヤとは、タイヤの骨格を形成するカーカスの中に、空気を入れるゴムの袋であるインナーチューブを縫い込んだもので、タイヤの原型とも言われています。軽量でパンクしにくいと言われておりライダーから人気がありますが、チューブラータイヤはタイヤとチューブが一体化としており、パンクの修理が不可能と言われています。
チューブラータイヤはWO規格が適応されている
ロードバイクであるチューブラータイヤの大きさや太さを知るためにサイズ表記についてご紹介します。ロードバイクのタイヤサイズ表記は、WO規格が適応されています。WO規格はイギリス式とフランス式の二つの規格からなる際表記方法なのです。イギリスではインチ、フランスではメトリックのサイズ表記となっています。
チューブラータイヤのサイズ表記で、よく「700×23C」という様なサイズ表記を見かけますが、この700と言う数字は、タイヤの外径をミリ単位で現しているものになります。次に23と言う数字ですが、これはタイヤ幅をミリ単位で表記しています。
チューブラータイヤのサイズ表記の見方
最後のアルファベットのCは、リムの幅規格を現わしている文字になります。同じ名前のタイヤであっても、サイズが違ったりする場合がありますが、ロードバイクで使用されるタイヤのサイズ表記は、主に2種類で、「タイヤ幅23C」と言うサイズ表記と「タイヤ幅25C」と言うサイズ表記があります。
これはタイヤ幅が23mmと25mmと言う意味合いになっている事になるのです。これまで、ロードバイクのサイズは「23C」が主流でした。けれど近年では長距離を楽しむライダーが増えた事で、「25C」サイズのタイヤの生産量も増えてきていると言われています。
二つのサイズが違うと言う事がどういう事がと言うと、サイズが大きい分、タイヤに入る空気量が違ってくると言う事なのです。車やバイクなどにも言える事ですが、タイヤと言うものは、太くなればなるほど転がり抵抗が減ると言われています。
二つのサイズの使用感
使用感においては、サイズ23Cは走りの軽さの面でサイズ25Cよりも空気抵抗が少なく瞬発力を要するレースには合っていると言われています。しかし安定感の面から言えば、サイズ25Cの方が優れており、長距離を楽しむ場合は、こちらを選択する事をおすすめします。
チューブラータイヤのメリット
チューブラータイヤのメリットと言えば、なんと言っても乗り心地の良さがあげられます。特に長距離を乗った時の乗り心地は、普通の自転車と比べても、まったく身体の疲れ方が違うと言われています。次にあげられるのが、高い耐圧性能です。
これはチューブラータイヤのチューブが内部に封入されているので、大人の男性がどっしりと乗っても体重をしっかりと支えられる高い機能性を持っているのです。たしかにチューブラータイヤはパンクをしてしまうとタイヤを交換せねばならず、対処も大変です。
しかしチューブラータイヤはパンクがしにくいと言う利点があります。これは他社の製品と比べて素材が柔らかいと言う点が勝っており、柔軟性にとんだ造りにチューブラータイヤがなっているためです。
チューブラータイヤのデメリット
チューブラタイヤのデメリットと言えば、コストの高さです。チューブラータイヤはもし故障してしまった時、修理に出しますが、構造が一体型になってますので、部品の取り換え部分が大きいです。なので修理代を考えた時決してお安くない値段になってしまいます。
普通の自転車の場合は、パンクをした際にはチューブだけ取り換えるので、修理代も安いです。しかしチューブラータイヤは手間もかかってしまうので、修理の部品もそうですが、取り付け賃も安いとは言えません。
また、一度パンクしたチューブラータイヤは修理が難しくどうしても使い捨てになってしまうのです。新しい部品を買うとしても決して安いとは言えず、ホイールを考えても専用品を購入しなければなりません。その点についても安いとは言えないのが現状です。総合的に初期コストを考えると安いとは言い難いので負担がどうしても大きくなるのです。
チューブラータイヤのメンテナンスに必要な道具
チューブラータイヤに使われる「リムセメント」は、小さいものだとチューブタイプがあり500円程度の安い価格で手に入れる事が出来ます。量が多いものだと安い価格ではなくなりますが、よくロードバイクを良く乗る人ならば容量のあるタイプをひとつ持っていてもいいでしょう。
またチューブラータイヤはおよそ一本2000円~販売されており、決して安い価格ではありません。寿命が一年と言われているリムテープは、一般的なもので安いもので数百円から1500円程度の価格で販売されていますのでひとつ持っておくことをおすすめします。
チューブラータイヤのバルブなどはお安く百円ほどで販売されています。またホイールになると安いものでも5000円以上はします。高いものになると万を越してしまいますので安い買い物ではないと言えます。
チューブラータイヤの小さな部品の価格
比較的小さなニップルは価格も安く500円からあります。自転車で使うチェーンなどは、安いもので2000円程度から高いもので7000円程になります。ディレイラーは安いもので2000円から、高いもので6000円程になります。
また、6mmまでのパンクの穴をふせぐ事が出来るスーパーシーラントは1200円程度で安い価格で手に入ります。チューブラータイヤの修理のミニパッチセットは500円未満の安い価格であるのでおすすめです。
チューブラータイヤのパンクを防ぐ対策
チューブラータイヤはチューブとタイヤが一体化していますので、パンクをしてしまうとタイヤの交換が必須であり、新たに取り付けなければいけません。なので、日頃からパンクをしないような対策が必要となります。走っている最中にパンクをしてしまうようなトラブルに遭遇しないように、事前対処をする事をおすすめします。
チューブラータイヤの空気圧のチェック
普通の自転車もそうですが、自転車の空気圧が適正でないと、チューブラータイヤがパンクしやすくなってしまいます。日頃から自転車の空気圧をチェックする癖をつけていると、わずかな空気圧の変化にも気づきやすく、対処が出来るのでおすすめです。そうすると事でチューブラータイヤのパンクを防ぐことに繋がります。
チューブラータイヤに異常がないか調べる
チューブラータイヤはパンクがしにくい構造になってはいますが、チューブラータイヤに傷があったり、道路で何かを踏んでしまう事も時にはあり、その時に小さな異物がささる事もありえます。ささった状態で走り続けると、当然ですがチューブラータイヤがパンクして交換せざる得なくなってしまいます。
なので、チューブラータイヤに異物などがささってないか、異常を調べる事でトラブルを防ぐ事ができます。もし小さな穴や傷がついている程度でしたら、ゴム用の接着剤で傷を埋めておく事をおすすめします。
チューブラータイヤで綺麗な道を走ろう
原則としてロードバイクは左側を走行しなければなりません。白線の左側は、細かい小石がよく落ちている事が多いです。安全な道を出来るだけ選ぶ事で、チューブラータイヤをパンクさせると言うリスクを減らす事が出来ます。あまりにも周り道になってしまったり、その道しかない場合じゃなければ、デコボコ道なども避けるようにする事をおすすめします。
チューブラータイヤのパンク修理の仕方
チューブラータイヤはパンクすると交換をしなくてはならいのですが、気を付けてもパンクをしてしまう時があります。チューブラータイヤとチューブラーテープを普段から持ち歩くと、どうしても荷物として負荷になってしまいますが、折りたたむ事でコンパクトにポケットにしまう事が出来ます。また、自転車のサドルの下にベルトで固定する事も出来ます。
チューブラータイヤのアイテム「クイックショット」
チューブラータイヤを補修する道具としてあげられる「クイックショット」は、サドルバックにも入るくらいの大きさで、パンクを一瞬で修理する事が出来ます。700Cタイヤ1本分の修理剤とエアーを同時に注入でき、修理後はすぐに走行が可能になります。ただあくまで応急処置なので、きちんとタイヤ交換を後でする事をおすすめします。
クイックショットはネットでも比較的安い価格で販売されており、だいたい580円程度で販売されている事が多いです。クイックショットは時間をかけて取り付けるものではないので、修理に手間をかけないことも嬉しい点です。
クイックショットの取り付け方
まず最初に、バルブの部分が下に来るようにしたらバルブを回して開きます。バルブ部分が上だと液体がスムーズにチューブの中に入らず、全体に行きわたらない可能性があるので必ず下にしておきましょう。次に付属のバルブアダプターを、自転車のバルブにねじこんで本品を上から押し付けるようにします。
押し付けていると、シューと音がしますので、それが聞こえて消えたら完了です。CO2ボンベの様に急速に本体が冷えてしまい凍りつくような危険性もないので、素手の作業でも大丈夫です。押し付ける時間は、メーカー発表で20秒になっています。
クイックショットの取り付けで気をつける事
缶を外した際に、液体がムース状になって出てくる場合がありますが、バルブアダプターは抜かないようにしてください。尚、空気圧不足で追加充填する時は、米式バルブ対応の携帯ポンプ等で充填するようにしてください。
バルブアダプターを抜いてしまうと、チューブから液体が逆流してしまう可能性があります。クイックショットはとても便利ですが、基本的に補修できる穴は約1mm程度のものになりまして、仏式バルブしか使用ができません。あくまで緊急の場合の処置になりますので、きちんと後からパンク修理をするかチューブの交換が必須です。
チューブラータイヤのアイテム「インフレーターとCO2ボンベ」
チューブラータイヤのパンクを修理したあと、空気を入れなけらばなりませんが、普通の空気入れですとチューブラータイヤの空気が満タンになるまでに時間がかかってしまいます。
また女性の力ですと、力不足で空気が満タンまで入りきらない可能性も高いです。そこで活用できるのがインフレーターとCO2ボンベのセットがおすすめなのです。インフレーターとCO2ボンベはコンパクトで持ち運びが簡単ですので荷物の負荷にもなりません。
取り付け方
取り付け方は、まずインフレーターだけをバルブに差し込み、ネジを回すように取り付けます。きちんと取り付けれてないと、ガスが抜けてしまうので注意してください。その後、インフレーターの開閉ダイヤルがきちんと締まっているかを確認しましょう。もし開閉ダイヤルが緩いと、CO2ボンベを取り付けた瞬間にガスが抜けてしまいます。
CO2ボンベの取り付け方は、CO2ボンベをインフレーターに差し込んで回し、奥まで取り付けます。そうするとCO2ボンベの蓋に穴が開いて、ガスをチューブに入れる準備が出来ます。この時、CO2ボンベに付属しているスポンジを必ずはめる事を忘れてはいけません。
注意する事
理由はCO2ボンベはガスが抜けてしまうと一気に冷却されてしまい、素手で触れてしまうと低温やけどの危険性があります。スポンジはそれを防ぐための大事なアイテムなので、しっかりと守るようにしましょう。
CO2ボンベにはかなり多めのガスが入っているため、いっきにガスを注入してしまうと、チューブラータイヤが破裂する危険性があるので注意しましょう。インフレーターの開閉ダイヤルをゆっくり回して開き、ゆっくりガスを注入していくようにしましょう。
CO2ボンベからガスを注入しているとき、手でチューブラータイヤの感触を確認しながら入れていくような感覚ですると分かりやすいです。そしてある程度までチューブラータイヤに圧がかかってくると開閉ダイヤルを締めましょう。終わったらインフレーターとCO2ボンベを取り外します。
取り外し方
取り外し方はバルブからインフレーターを取り外します。次にインフレーターの開閉ダイヤルを開けて、残っているガスをゆっくり抜きましょう。全てのガスを抜く事が出来たらCO2ボンベをインフレーターから取り外してください。
ガスを完全に抜かないままCO2ボンベをインフレーターから外すと、ガスが一気に噴出してしまってとても危険です。CO2ボンベを外す時も、スポンジ部分を持って取り外すようにしてください。
また取り外し作業が終わったら、空になったCO2ボンベは破棄するようにして、スポンジは取っておきましょう。CO2ボンベのガスは空気よりもタイヤから自然に抜けるのが早いので、後々一回ガスをタイヤから全部抜いて空気を入れなおしましょう。
チューブラータイヤをテープで交換する
チューブラータイヤを交換する方法の一つとして両面テープで交換する方法があります。チューブラータイヤをホイールに接着するのに、チューブラーリムテープと言うものがあります。これを使って取り付けて行きます。
まずチューブラータイヤを取り外していきますが、バルブの反対側から取り外していきます。コツは親指でチューブラータイヤを横にずらしながら押すような感じをイメージします。するとベリベリっという音をしながら両面テープが剥がれます。
次に、チューブラータイヤとホイールの合間に手が入れば、上方向に引っ張っていくと剥がれていきます。まずは外周りを剥がすようにして、最後にバルブを引っこ抜いてください。女性などは男性よりも力が弱いので、なかなか難しいかもしれません。そんな時はSUPERB(スーパービー) チューブラータイヤレバーを使ってみる事をおすすめします。
チューブラータイヤを外したら
チューブラータイヤを外したら、ホイールに残ったテープを取り除かなければなりません。もしここで古い粘着テープが残ってしまったら、新しい両面テープを交換する際にどうしても粘着力が弱まってしまうのです。
手間ではありますが、ここでしっかりと残ったテープを除去して交換する必要があります。先ほどもご紹介したスーパービーを使う事で、取り外しやすくなるのでおすすめです。
新しいタイヤを用意する
次に新しいチューブラータイヤを取り付ける段階に行きますが、ディープリムホイールの場合、バルブを延長するために、道具を二つ使います。それはバルブエクステンションとバルブコア回しです。バルブコア回しは、コアを抜いたりエクステンションを取り付ける際にかならず必要になります。
古い方のホイールについているバルブエクステンションを、バルブコア回しを使って外していきます。バルブエクステンションの下側に、平たい平面部分が見えると思いますので、その場所をバルブコア回しの足の部分を使って回し外していきます。
それを済ませると、新しいチューブラータイヤのバルブコアを、バルブコア回しを使い外していきます。穴の部分をバルブコアに突っ込むと、切欠きがある場所に引っかかります。そこで回す事が出来るようになってます。
ディープリムホイールを使う場合
もしディープリムホイールを使う場合は、バルブエクステンションでバルブを延長するのですが、肝心のタイヤのバルブコアが外せない事にはバルブエクステンションがつけれません。なので、購入する際にはバルブコアが外せるかどうかをしっかりと確認します。
ホイールとチューブラータイヤの準備が整ったら、テープを取り付ける工程にうつります。まず用意するのはチューブラーテープ、ハサミです。チューブラーテープの端っこを、穴の形に添うように三角形の切込みをいれておきます。
こうしておくと、穴の周りに隙間をあけてくれるのです。ホイールにテープを貼ったら、両端の保護フィルムをめくってタイヤをセットします。そして自分の体重を使うような感じで、ホイールをバルブの上にして立てて、下に引っ張りながらホイールに押し入れて行きます。力が必要なので、女性では大変な作業になります。
タイヤに空気を注入
それが済むと、チューブラータイヤに空気を入れていきます。チューブラータイヤの端っこの模様がホイールの境目と均一になるように調節していきましょう。この作業は、チューブラータイヤのセンターをしっかりと出すためであって大切な工程になります。
センターが出たら少し空気を抜いてください。空気が入ったままですと、保護フィルムが抜きぬくくなってしまい、途中で切れてしまう可能性が出てくるためです。
フィルムの抜きとり作業
後は、フィルムを抜いていく作業に移ります。注意点で、一気に引っ張り出すと、途中で切れてしまうので、あくまでゆっくりと引き抜いていくようにする事をおすすめします。また、万が一切れた場合は、反対側のテープがあるので慌てなくても大丈夫です。
もし反対側のテープが切れてしまった場合は、切れた場所をめくってリカバーしてみるか、最初からやりなおす選択をするかになってしまいます。そしてNoTubes(ノーチューブス)というパンク防止剤をチューブにいれればカバーが完成です。
NoTubesの使用方法
NoTubesの使い方は簡単で、バルブコアを外したチューブに注ぎ込むだけなので簡単です。百均などでスポイトをもし購入出来れば、こぼしませんし、量も測れるのでおすすめです。注ぐ時は、時計の8時の位置にバルブがくるようにしてからスポイトで注ぐとうまくいきます。
シーラントを入れたら、バルブコアを付けて空気を入れてみましょう。その時、チューブラータイヤを空転させてシーラントが均等にチューブ内に行きわたるようにする事を忘れないように注意してください。
チューブラータイヤは乗り心地が最高
チューブラータイヤは、パンクがしにくく、乗り心地に優れています。パンクをしてしまうと修理や取り付け方法が難しいですが、それも事前に色々と対策をしておくことで、リスクは回避できます。チューブラータイヤは交換時の取り付けなど決してお安い価格ではないですが、高い性能を持っているロードバイクです。ぜひ一度お試ししてはいかがでしょうか?
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