名古屋駅の手羽先はお土産におすすめ！居酒屋では持ち帰りもO.K！

名古屋名物、あるいは名古屋めしといわれるものはたくさんあります。ひつまぶし、味噌カツ、小倉トースト、台湾ラーメン、名古屋コーチン。挙げればきりがありません。そんな名古屋の地元グルメで最もおすすめなのが手羽先です。これなら老若男女、誰もが好む逸品であり、手軽にお土産にしたり持ち帰りで食べられる特徴があります。

名古屋の手羽先は鶏手羽のからあげです。居酒屋やレストラン、食堂などどこでも食べられますし、専門店も存在します。また、ランチやおやつとしても食べられますし、お土産や食べきれなかったら持ち帰りにも地元の人はしているようです。そんな人気の名古屋名物の手羽先を、本場で食べる場合はどこに行ったらいいのかを見てみましょう。

名古屋駅を中心にした手羽先がおいしくておすすめの居酒屋や、ランチを楽しめる食事処を紹介する前に、そもそも名古屋の手羽先とはなんなのかを調べてみましょう。手羽先といってもこの場合は手羽先のからあげになります。かりっとあげたアツアツの手羽先がまさに名古屋のご当地グルメになります。

味はお店によって違うようで、必ずしもこれというものではないですが、バリッとした表面にジューシーな肉。そして、ピリリとスパイシーな味わいが名古屋式手羽先の代表的な味になります。子どもも好きですし、ビールにも合うので大人にも喜ばれます。お店で味わうのが一番ですが、中にはお土産や持ち帰り専門の手羽先店もあります。

手羽先を楽しむ場合、まずは名古屋駅を中心に店を探すと見つけやすいです。名古屋駅が街の中心でもありますから、もしあなたが初めての名古屋訪問であれば、名古屋駅周辺の居酒屋などを見てみるとおいしい手羽先に出会えることでしょう。では、そんな名古屋の地元民は本当に手羽先が大好きなんでしょうか。

名古屋といえば名古屋コーチン。肉のおいしい鶏です。手羽先に対して手羽元もありますが、手羽先の方がコクがあり、名古屋の人は日常的に食べるのは手羽先方だといいます。店によって味つけが違うので、お好みの手羽先があるとそこに通ってしまうのだとか。当コラムでお気に入りの店があなたにもみつかると幸いです。

手羽先の食べ方には名古屋流もなにもないのですが、骨が2本あって、コツがいるのは確かです。肉を骨から剥がして食べる方法。それから、先を折って2つに分けてしまう方法。かぶりついて骨を引っ張り出してしまう方法など様々です。とにかく、肉とナンコツを余すことなく食べられればそれでいいのです。流儀はありません！

ただ、唯一、名古屋の人が外せない手羽先のおいしい食べ方がひとつだけあります。それはアツアツを冷めないうちに食べることです。これには2つの理由があります。ひとつめはアツアツがおいしい。これは当たり前ですね。もうひとつの理由は、熱い方が肉が骨から剥がれやすいことです。ですので、アツアツで必ず食べることをお忘れなく。

「幻の手羽先」が食べられるということで人気の「世界の山ちゃん」。最早その知名度は全国区ですから、名古屋の手羽先を世に知らしめたと行っても過言ではないかもしれません。現在は直営店やフランチャイズを含め、日本全国に支店があり、しかも海外進出も果たしています。

名古屋限定のメニューがあるなど、名古屋発の手羽先チェーン店は串かつやヤキトリの店として1981年に誕生。1986年ごろから手羽先を提供し始めています。元々捨てられる部位だった手羽先を広め、2007年には1号店の開店記念日6月14日が「手羽先記念日」として登録されました。それほど手羽先に貢献しているお店です。

手羽先にタレをつけて揚げるという、今の名古屋名物として初めて世に出したのが実はこの「風来坊」です。秘伝のタレはどこにもマネできないおいしさで、連日たくさんの手羽先ファンが風来坊の本店や支店に押し寄せます。肉質や重さ、長さ、すべてが昔のままを守り続け、タレは隙間なく塗られてジューシーに仕上がっています。

風来坊は日本全国80店舗以上。名古屋駅そばにもありますし、東京にも店があるんです。しかもフランチャイズではなく「暖簾分け」の方式なので、味はどの店でも最高品質を保証します。あまりのおいしさに、食事後にお土産に持ち帰りをする人も続出の手羽先です。手羽先好きであれば風来坊は外せません。

「大須亭（おおすてい）」は名古屋のヤキトリの聖地とも呼ばれるほどの人気店。地下鉄大須観音駅のそばですので、名古屋駅前ではないのですが、行く価値は絶対にアリ！大須商店街の中にある古臭い店ですが、その雰囲気もまたひとつの味ですね。夕方からの営業でランチはないですが、アルコールの進むお店です。

この店の手羽先はなんといっても昔ながらの作り方。ですので、作り置きをしない、手作りの本物の味です。おすすめの居酒屋の味ですので、濃いめの味つけの手羽先はビールがどんどん飲めて、間違いなく楽しめることでしょう。名古屋屈指のおすすめ店ですので、名古屋滞在時はぜひ足を運んでみてください。

続いての手羽先が楽しめるおすすめ居酒屋は「伍味酉（ごみとり）」です。1956年創業なので、自他共に認める名古屋グルメの総本山といっても過言ではありません。本店の場所は栄駅の近くですが、支店が名古屋駅前にもありますので、名古屋の地理関係がわからなくても行きやすいメリットがあります。

この店の楽しみはどて味噌煮込みなどのいわゆる名古屋めしが楽しめ、かつ、昔ながらの手羽先も堪能できる居酒屋になっている点です。ランチこそやっていませんが、逆に朝まで飲んで騒げるので、手羽先三昧を体験できるのもまたこのお店の醍醐味です。ここの手羽先はお土産や持ち帰りよりも、お店で楽しみたい味わいです！

「鳥開（とりかい）」は鳥開総本家とも名乗る、手羽先の素材にこだわり抜いたヤキトリのお店です。2000年に創業したばかりではありますが、名古屋駅周辺を中心にたくさんの支店があります。松坂屋名古屋店においてはお土産にもできる持ち帰り専門の店舗ですし、支店によってはランチタイムも営業しています。

鳥開の手羽先が注目されるのは、なんといっても「日本唐揚協会」が開催する「からあげグランプリ」にて3年連続で金賞を受賞しているという理由があるからです。全国1万人が選んだ、手羽先部門の第1位ですので、味に間違いはありません。これこそが素材にこだわり抜くというポリシーを貫いた結果です。

「つばさや」は名古屋駅前店を中心に、手羽先を前面に押し出した居酒屋として人気があります。居酒屋ですので、ランチ営業はないのですが、アツアツの手羽先を、キンキンに冷えたエクストラコールドのビールや、氷点下ハイボールで楽しめる、他店にはない温度差の快感があります。お土産や持ち帰りよりはお店で味わいたいですね。

とにかくここの手羽先はこだわりの手羽先です。昭和56年に創業したときから、手羽先を中心にした居酒屋になっていますので、秘伝のタレなどはここでしか味わえません。つばさやの手羽先唐揚げは辛さも選べますので、自分好みの味を楽しめるのもまたおすすめの理由です。

名古屋駅周辺だけでも手羽先を売りにしたおすすめの居酒屋は無数に存在しています。しかも、名古屋コーチンといった鶏の名産地でもあるので、そもそも鶏肉がおいしい。だから名古屋の手羽先はおすすめなのです。持ち帰りでもいいのですが、できたてのアツアツを冷たいビールで流し込む。この快感を味わいたいところです。

幸い、名古屋の手羽先のからあげは全国区の知名度になりました。ですので、日本全国に名古屋の名店が進出していますので、名古屋に行かなくてもおいしい手羽先に出会うチャンスがあります。しかし、競争率も高く、昔から慣れ親しんでいる人が多い地元名古屋なら、もっとおいしい手羽先に出会えるかもしれません。