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山本屋本店と山本屋総本家は名古屋めし・味噌煮込みうどんで有名!違いは何?

山本屋本店と山本屋総本家は名古屋めし・味噌煮込みうどんで有名!違いは何?
投稿日: 2017年8月11日最終更新日: 2020年10月7日

名古屋めしの代表格である味噌煮込みうどん、名古屋には山本屋本店と山本屋総本家という味噌煮込みうどんの有名店があります。似たような名前の山本屋本店と山本屋総本家の関係はどうなっているのか、どのような違いがあるのか気になりますね。有名店の比較をしてみましょう。

山本屋本店と山本屋総本家は全く別見出し

山本屋本店と山本屋総本家。似たような名前の味噌煮込みうどん店だけに混同しがちですが全く別の会社です。親戚だとかのれん分けという関係もありません。地元名古屋の人でも取り違えることがある2つの山本屋さんの違い、メニューやお値段、肝心の味噌煮込みうどんの違いをご説明します。

夏でも美味しい味噌煮込みうどん見出し

ガンガンに冷房を効かせた中で汗だくになりながら味噌煮込みうどんを食す。修行のような光景ですが名古屋では日常の風景です。寒いにつけ暑いにつけ味噌煮込みうどんを食す、というのは名古屋人のDNAに組み込まれているのです。味噌煮込みうどんと鍋焼きうどんの違いは茹でたうどんを出汁で煮込むのではなく生のうどんを直接、煮込んでいきます。

うどんには塩は使わず粉と水だけで打ちます。ほうとうや、きりこみうどんと同じような製法です。出汁はさまざまな工夫がなされますが、欠かせないのは八丁味噌です。八丁味噌は日本では数少ない豆麹味噌で3年程度熟成させて作ります。日持ちがよく徳川軍の糧食として重宝され、現在の名古屋めしには欠かせない調味料です。

名古屋市大須にあった山本屋見出し

山本屋というお店は大正14年頃に島本万吉という人が名古屋の繁華街、大須にあった山本にこみという店を引き継いで開店しました。山本屋は昭和18年に閉店し、後継者もいませんでした。山本屋の従業員だった人が戦後、山本屋総本家を創業します。それとは別に島本氏の関係者から営業権を買い取った山本屋本店も開業しました。

味噌煮込みうどんの伝統を守る山本屋本店見出し

山本屋本店は手打ちうどんの伝統を守りながらも独創的な味を追い求めています。美味しいうどんを供するのは当然として上質な接客を重視するおもてなしの心を大切にしています。昭和27年の開店ですが、山本にこみの明治40年を創業年としています。

名古屋名物味噌煮込みうどん一筋の山本屋本店見出し

山本屋本店のメニューは味噌煮込みうどんオンリーです。つまり、山本屋本店に入るということは味噌煮込みうどんを食べるということを意味するのです。味噌煮込みうどんオンリーといっても名古屋コーチン入りやスタミナもつ入りなど種類は豊富です。

定番メニューに加えて季節メニューにも力を入れており、季節に応じた美味しい味噌煮込みうどんが提供されます。季節メニューを楽しみに訪れるリピーターも多いです。自家製の漬物と玉子は無料で漬物と単品のご飯ががおかわり自由というのも何となく嬉しいものです。

山本屋本店の味噌煮込みうどん見出し

山本屋本店のうどんは当然ながら手打ちですが、全店舗のうどんを本社で一括して打っています。大量に打つため通常のお店のうどん玉の3倍から4倍ある大玉を、その日の気候や気温の違いを見ながら丁寧に打ちます。技術はもちろん体力も必要な大変な作業です。

味噌は特製の3年熟成した赤味噌に名古屋産の白味噌をブレンド、ザラメをブレンドして大釜で炊き上げます。合わせる出汁は鰹節とムロアジの一番出汁に限ります。山本屋本店では鰹節専門の職人さんが、毎日節の調合をしているという徹底ぶりです。

この味噌煮込みうどんの小宇宙を包み込む土鍋は伊賀焼の窯元に特注で、山本屋本店専用に焼いてもらったものです。毎日炎であぶられるこの土鍋、年季が入るにつれて見た目ばかりでなく味噌煮込みうどんの味わいも深めていきます。以前は土鍋の販売もしていました。

名古屋中心に14店舗展開する山本屋本店見出し

山本屋本店は名古屋市内に11店舗、愛知県一宮市、岐阜県、三重県に各1店舗の合計14店舗を展開しています。品質管理の関係上、支店はすべて直営店で東海3県に出店を限定しています。直営店ででも店ごとに品揃えやサービスに少しずつ違いがあります。

山本屋本店の味噌煮込みうどんメニュー見出し

山本屋本店のノーマル味噌煮込みうどんは1,080円、一半と呼ばれる大盛りは1,458円です。天ぷら入り味噌煮込みうどんは1,620円、名古屋コーチン入り味噌煮込みうどん1,890円、スタミナもつ入り味噌煮込みうどんは1,998円です。具が入るとなかなかのお値段になります。吟味された美味しい食材なので仕方ないのですが。

ご飯は税別300円でおかわり自由、一半は税別350円です。山本屋本店は店舗によりメニュー構成や価格に違いがありますのでご注意ください。最初に出される自家製のお漬物は無料で、しかもおかわり自由です。独特な硬い麺ですがオプションで柔らかめの麺もチョイスできるそうです。

山本屋本店のおつまみは名古屋コーチン見出し

基本はお食事どころの山本屋本店ですが、お酒のお伴メニューもあります。高級食材である名古屋コーチンのネギマは3本で950円。他には冷奴となめこ煮、鶏の酒蒸し。味噌メニューのあてがないのが少し残念です。他にはもつ、名古屋コーチン、黒豚ロースの味噌煮込み鍋2,052円があります。味噌煮込みうどんにも美味しいメニューがいっぱいです。

ドリンクメニューは、ソフトドリンクが200円から300円台、アルコールは600円から800円台です。味噌煮込みうどん前にちょっと一杯というのであれば、おかわり自由の自家製お漬物がおつまみになります。山本屋本店では飲みだけの注文はNGです。必ずお食事メニューを注文しなければいけません。

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名古屋駅・味噌煮込みうどん5選!地下の人気店から深夜営業のお店まで! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
日本のほぼ真ん中にある愛知県は名古屋飯と言われる名物があります。名古屋駅周辺の飲食店では手羽先やひつまぶし、味噌カツなどがありますが名古屋と言えば味噌煮込みうどんです。是非立ち寄りたい名古屋駅周辺で人気の絶品味噌煮込みうどんのお店をご紹介します。

名古屋の味を全国区にした山本屋総本家見出し

山本屋総本家は昭和24年に開店しました。今でこそ名古屋めしの代表格である味噌煮込みうどんですが、冷房のない当時は夏場には客足が伸びなかったそうです。創業は島本万吉氏が大須の山本屋を開いた大正14年としており、伝統の味を現在に伝えています。もう一つの山本屋である山本屋大久手も山本屋総本家の系列です。

名古屋めしも楽しめる山本屋総本家見出し

山本屋総本家のメニューには味噌おでんや味噌牛すじ、きしめんもあります。味噌煮込みうどんときしめんを注文してシェアするといった楽しみ方もできます。意外と使い勝手の良いお店なのです。栄の本家では、きしめんや一部のサイドメニューは扱っていません。

伝統の味を支える土鍋は信楽焼で冷めにくいのが特徴です。木曽のヒノキで特注した角箸はコシの強いうどんをつかみやすく、滑りにくいように作られています。山本屋総本家のシンボルともいえる約60センチのすす竹製薬味入れは混雑時に詰め替えを減らすために考えられました。名古屋人らしい合理性ですね。

味噌煮込みうどんではない山本屋総本家見出し

山本屋総本家の味噌煮込みうどんはメニューを見ると普通煮込み、かしわ煮込みなどと煮込みうどんという呼び方になっています。実は味噌抜きも注文できるのです。実際に注文する人はほとんどいないそうですが。ダシは鰹節、シイタケ、昆布、たまり醤油などを使ったあっさりとしたすまし汁です。味噌抜きでも美味しいかもしれません。

味噌は岡崎産の八丁味噌と名古屋産の白味噌、そして信州味噌のブレンド。ベースがあっさり味の分、味噌の味が際立っています。味噌煮込みうどんの代名詞ともいえる太くて硬い麺はこの店が発祥ともいわれます。打ち粉にそば粉を使うことで独特な風味と甘味を出し、固くても美味しい麺です。

山本屋総本家の本店は本家見出し

栄にある山本屋総本家の本店は本家と呼ばれます。山本屋総本家本家、ちょっと言いにくいですね。山本屋総本家は子供たちに暖簾分けして店舗を増やしてきました。現在は3代目世代です。そういった意味では本当に本家にあたるわけです。山本屋本店と同じく店舗ごとにメニューやサービスに違いがあります。

本家のメニューはシンプルで味噌煮込みうどんは普通、玉子入り、かしわ入り、親子の4種類です。サイドメニューは、ごはん、おでん、すじ、漬物のみ。山本屋総本家のシンボルであるすす竹の薬味入れを使用しているのは栄本家だけになってしまいました。昔の雰囲気を残しており、シンプルに味噌煮込みうどんを楽しむにはおすすめです。

名古屋から東京進出した山本屋総本家見出し

みそかつの矢場とん、台湾ラーメンの味仙に次いで東京に進出した味噌煮込みうどんの山本屋総本家。東京の神田和泉店は秋葉原駅近くにあります。名古屋市内には5店舗、豊田市内に1店舗の計7店舗を出店しています。店舗ごとにセットメニューやサービスメニューに特色を出しています。

山本屋総本家の味噌煮込みうどんメニュー見出し

山本屋総本家の味噌煮込みうどんの普通は1,004円、玉子入りは1,118円、親子が1,652円、天ぷら入りは2,106円です。JRセントラルタワーズに出店しているタワーズ店の普通煮込みは少し値段が高い代わりに具が多くなっています。ご飯は216円、漬物378円、大盛りに当たる一半は297円増しです。

サイドメニューはおでん432円、味噌牛すじ238円など豊富に揃っています。味噌煮込みうどんは通常サイズだと少し小さいので、男性は一半といわれる大盛りや、ご飯などを追加することが多いです。選択肢としてサイドメニューが豊富なのはありがたいところです。もちろんビールのつまみにも最適です。

山本屋総本家は居酒屋メニューも充実見出し

山本屋総本家のおつまみメニューの名品はコーチンささみの燻製486円です。名古屋コーチンのささみを5日間燻製しているだけに香りもよく、ビールの友に最適、他にもコーチンウインナー378円が人気です。味噌おでんや味噌牛すじなど、味噌味の美味しいおつまみがあるのも嬉しいところです。

ドリンクメニューは生ビール、瓶ビール、日本酒ともに540円。ハイボール432円にソフトドリンク216円とリーズナブルです。板わさや枝豆などの定番メニューもあり、呑みにも利用することができます。山本屋総本家は何かと使い勝手の良いお店なのです。

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名古屋に来たなら味噌煮込みうどん!おすすめの有名店や深夜営業のお店を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
名古屋には地元の素材を活かした名物グルメが多くあります。味噌煮込みうどんも名古屋名物のひとつです。赤味噌を使用した独特な味わいは名古屋らしいグルメと言えます。そんな名古屋グルメで人気の味噌煮込みうどんのおすすめの名店をご紹介します。

カレー煮込みうどんは名古屋の新名物見出し

名古屋の新名物をということで、製麺業界が仕掛けたカレー煮込みうどん。見た目は味噌煮込みうどんと似ていますが味はカレー、最近人気が出ているメニューです。煮込みうどんということで、麺は味噌煮込みうどんと同じです。山本屋本店では系列店としてカレー煮込みうどん専門の鯱市を出店しています。

山本屋総本家では店舗によりカレー煮込みうどんを提供しています。味噌煮込みうどんと同じ土鍋で供されるカレー煮込みうどんは、一味ちがった美味しいメニューとして人気です。煮込みだけでなく、カレーきしめんも人気メニューのひとつとして定着しています。

山本屋本店と山本屋総本家の違い見出し

地元の人も間違える山本屋本店と山本屋総本家、味噌煮込みうどんの値段はほとんど同じです。ノーマルの玉子入り味噌煮込みうどんは山本屋本店が1,008円、山本屋総本家は1,118円。本店は漬物がついてきますが、ご飯や大盛りは総本家のほうが安いので最終的なお会計には違いはないでしょう。

初めて味噌煮込みうどんを食べようという人には山本屋総本家がいいかもしれません。味噌煮込みうどん以外のメニューが充実しているので、名古屋めし全般を楽しむことができます。山本屋本店は季節メニューを含めてでリピーターも満足できる品ぞろえを誇ります。その日の気分や食べたいメニューで使い分けるのが一般的です。

奥深い味噌煮込みうどんの世界見出し

いかがでしたでしょうか。山本屋本店と山本屋総本家という二つの山本屋を中心に名古屋名物の味噌煮込みうどんをご紹介しました。八丁味噌と粉と水だけで打った独特なうどんは名古屋人のDNAに刷り込まれた美味しさです。味噌煮込みうどん王国、名古屋で熱々の味噌煮込みうどんを堪能してみませんか。

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投稿日: 2017年8月11日最終更新日: 2020年10月7日

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