本栖湖で釣りを楽しもう！釣り券購入の仕方や釣れる魚・ポイントは？

山梨県にある富士五湖の一つ本栖湖は抜群の透明度の高さで知られています。本栖湖は釣りの愛好者たちの間でとても人気のスポットです。

今回は本栖湖での釣りについてすぐに役立つ情報をご案内いたします。週末に本栖湖へ釣りに行きたくなる特集です。

山梨に限らず川や湖で釣りをする時には釣り券が必要です。釣り券は本栖湖の湖畔でどなたでも買うことができます。

今回の記事では本栖湖での釣りに欠かせない釣り券の購入の仕方や、湖でのポイントなどについて解説いたします。また本栖湖で釣ることができる魚についてもご紹介していきます。

富士五湖での釣りはブラックバスやワカサギが有名かもしれません。しかしきれいな水の本栖湖には北海道が原産のヒメマスも生息しています。

本栖湖は富士五湖の中で最も深さがある湖です。ここでは山梨の本栖湖で実際に釣ることができる5種類についてご紹介いたします。

ヒメマスは海ではベニザケと呼ばれます。北海道の魚として釣りでも人気が高く、本州ではここ本栖湖や中禅寺湖で釣ることができます。

ヒメマスは水が冷たく深さがある淡水を好みます。特にトローリングでの釣りはヒメトロと言われて釣りの愛好者の間で人気です。

レインボートラウトの別名はニジマスです。山梨の本栖湖でも釣ることができます。本栖湖に生息するのは一生を淡水で暮らすタイプです。

本栖湖のレインボートラウトは大きな物は80センチほどになります。釣りの時期はだいたい3月から9月にかけての半年間です。

ブラウントラウトは元々はヨーロッパ北部からの外来種です。長野県より東側の川や湖で釣ることができます。

本栖湖のブラウントラウトは大きいと50センチを超える魚もいます。水温が冷たい場所を好みます。ルアーやフライ好きの方にファンの多い魚です。

全国に生息するブラックバスは富士五湖でもおなじみの魚です。本栖湖では春から秋を中心に一年を通じて釣ることができます。

ブラックバスは1925年に日本に持ち込まれた北アメリカ原産の外来種です。バス釣りはルアーフィッシングの入門編として定番の人気です。

手のひらに乗るサイズがかわいいワカサギ釣りは山梨富士五湖の冬の風物詩です。ワカサギの大きさは大きい物で約15センチです。

ワカサギは昔からきれいな水質を好む魚と言われています。真冬の穴釣りはもちろん、秋と春の仕掛け釣りでも人気の魚です。

山梨に限らず全国の川や湖では釣りの解禁時期や釣り券などの仕組みが整備されています。釣り券を購入してから釣り場に向かいます。

ここでは本栖湖に出かける前に押さえておきたい解禁時期や釣り券についての情報をご説明いたします。

山梨の本栖湖での釣りの解禁期間はどの魚を釣りたいかによって決まってきます。ヒメマスかヒメマス以外の魚かの2種類です。

解禁期間に加えて制限匹数もヒメマスかそうでない魚かで決まります。ここでは本栖湖漁業協同組合が定めている解禁期間と制限匹数について具体的な数をご説明いたします。

本栖湖でのヒメマス釣りの解禁期間は一年に2つの時期があります。例年3月25日から4月25日までと10月25日から11月25日までです。

本栖湖ではこの期間中は一人一日30匹までヒメマスを釣ることができます。制限匹数の決まりは個体数を守るため重要なルールとなっています。

ヒメマス以外の魚の場合、一年を通じて解禁期間となります。制限匹数は特に設けられていません。

なお5月1日から6月30日はエサ釣りのみ禁止されます。これは5月から6月にかけてはヒメマスが回遊する時期にあたるためです。

釣り券のことを入漁券とも呼びます。目的の場所で釣りを始める前に買っておく必要があります。釣り券の代金は本栖湖漁業協同組合が水産資源を守っていく費用となります。

具体的にはヒメマスなどの稚魚の放流や釣りをする方々のパトロールなどの活動費用です。では続いて本栖湖での釣り券の料金などをご説明いたします。

本栖湖での釣り券はヒメマスを釣るかそうでない魚を釣るかで購入する券が異なります。ヒメマス釣りは前売り券と当日券ともに一日3150円です。

ニジマスやブラックバス、ワカサギなどニジマス以外の魚の場合前売り券は一日800円です。当日券は一日1000円なので200円分がお得です。

本栖湖漁業協同組合が発売する釣り券は本栖湖観光案内所や浩庵キャンプ場などで買うことができます。ちなみに本栖湖観光案内所は冬季期間は閉まるため注意が必要です。

またその他にも「本栖湖魚漁協同組合遊漁承認証販売所」というのぼり旗のある場所でも釣り券を販売しています。

首都圏から比較的近い本栖湖は人気の釣りスポットです。本栖湖では主に5種類の魚を釣ることができます。

ここでは実際に出かける前に知っておきたいよく釣れるポイントをご案内いたします。地元の方にも評判の8カ所のポイントです。

本栖湖は周囲が約12キロメートルほどでおすすめの釣りのスポットがいくつかあります。一つ目のポイントは溶岩帯です。初心者でもバス釣りを楽しめるスポットとして有名です。

溶岩帯では岸辺からすぐ近くに魚の姿が見えることもあります。特におすすめの時期は5月から8月にかけてです。

大久保ワンドは本栖湖で河口湖寄りに位置します。大久保ワンドから富士山は見えませんが、本栖湖らしい大物が釣れるポイントとして知られています。

大久保ワンドはレインボートラウトとブラックバスがよく釣れるポイントです。湖畔には大久保キャンプ場があります。

大久保ワンドから本栖湖の北側を巡ると見えてくるポイントが浩庵荘です。浩庵荘で湖面を覗くといろいろな魚が泳ぐ姿が見られます。

ヒメマスやブラウントラウトを狙う場合、朝と夕方の時間帯がおすすめです。浩庵荘では小型から中型のサイズの魚がよく釣れています。

給水塔ワンドは本栖湖の岸辺の中でも水深が特に深いポイントです。足場があまりよくないので細心の注意を払う必要があります。

給水塔ワンドは人が少ないので岸辺のすぐ近くまで魚が来ることも珍しくありません。混雑しないポイントで釣りをしたい方におすすめです。

給水塔ワンドから長崎と呼ばれる湖畔の先端を超えたポイントが競艇ワンドです。本栖湖の中では最も遠浅の部分です。

長崎から競艇ワンドにかけては小さめのブラックバスがよく釣れます。遠浅では流れ出しの跡の辺りがポイントとなっています。

競艇ワンドから川尻にかけては大物がよく釣れるポイントです。ヒメマス、レインボートラウトといった人気の魚の他に鯉もいるようです。

岸辺からやや離れたキャスティング範囲を超えた位置に大物が泳いでいます。初心者から上級者までおすすめしたいポイントです。

本栖湖から見て南側の斜面にあたる場所です。日陰で凍結するので冬は道路が閉鎖となります。春から夏がおすすめのシーズンです。

桜井の鼻の付近ではレインボートラウトやブラウントラウトを狙えます。時間帯では午前中の釣りがおすすめです。

ヒメマスの時期はボートの発着場になるポイントです。駐車場が完備されていて岸まですぐに近づけます。

スポーツセンター前から遊覧船ワンドは魚を放流する場所となっています。比較的小さい魚を狙うことができます。

東京から本栖湖までは車や電車、バスでアクセスができます。車の場合は中央自動車道の河口湖インターから本栖湖まで約30分の道のりです。東名自動車道の新富士インターからは約50分です。

バスについては夏季に限り新宿から本栖湖まで直通の高速バスがあります。新宿からの所要時間は約2時間です。また電車の場合は富士急行河口湖駅から路線バスに乗って約60分で本栖湖に到着します。

本栖湖での釣りのポイントを中心に、釣り券の販売場所や本栖湖で釣れる魚なども含めてご説明してきました。

本栖湖は大物のトラウトも狙えるとして山梨で人気の釣りのスポットです。今回の記事をご参考に皆さんもぜひ本栖湖で富士山に抱かれた大自然での釣りを楽しんでください!