富士山と初日の出を写真に！ダイヤモンド富士のおすすめスポットや穴場も紹介！

富士山頂から初日の出を見るのもいいですが、富士山と初日の出を同時に見られたら縁起が良さそうですね。ぜひ写真におさめておきたいところです。ダイヤモンド富士が見られる穴場スポットや、山の山頂から見るおすすめスポットなどをご紹介します。いい1年を過ごすために訪れてみてください。

ダイヤモンド富士とは、富士山の山頂部分と太陽が重なって見える現象のことです。皆既日食の際に使われるダイヤモンドリングになぞらえて、名付けられました。ダイヤモンド富士はいつでも見られるわけではなく、気象条件や富士山頂からの角度など、条件が揃わないと見ることができません。

ダイヤモンド富士は、秋から冬にかけての4ヶ月の間観測することができます。場所によって観測時期が異なり、期間が限られているため、毎年この時期には写真撮影に多くの人が訪れます。混雑が予想されますので、穴場スポットを見つけてゆっくり写真撮影に臨んでみてくださいね。

富士五湖のひとつである本栖湖は、千円札と五千円札の裏面に描かれている逆さ富士のモデルとなった場所としても有名です。本栖湖の水深は富士五湖の中で最も深く、面積は3番目の広さです。ウインドサーフィンや釣り、キャンプなどのレジャーも盛んで、多くの人が訪れています。

本栖湖からの富士山撮影スポットとして人気なのが、千円札の裏側と同じ写真を撮影できる山の山頂です。本栖湖西岸の国道300号線から県道709号線への入り口付近に登山道があり、登りきった山頂からお札と同じ写真を撮ることができます。初日の出と富士山を一緒に撮影できたら最高ですね!

富士五湖のひとつである精進湖は、本栖湖と同じく富士箱根伊豆国立公園の特別地域内にあり、富士五湖の中では最も湖水面積が狭い湖です。精進湖の名前の由来は、富士参詣者が休浴して精進潔斎したからという説と、富士の背にあたるため｢せのち｣と呼ばれていたからという説があります。

富士山撮影スポットとしては、精進湖は穴場といえるでしょう。富士山の手前にある大室山を抱きかかえているように見えることから、子持ち富士や子抱き富士とも呼ばれています。富士山と初日の出を見る場合、展望台がありますのでそこから日の出を待つことをおすすめします。

富士五湖のひとつである山中湖は、面積6.57平方キロメートルと富士五湖の中で最大の面積を誇る湖です。山中湖周辺には富士山の展望スポットが数多くあるので、写真を撮影するには最適です。レジャー施設も充実しており、日帰り温泉施設やサイクリングロードなど、見所満載です。

山中湖からの富士山写真撮影ポイントは、山中湖から三国峠に向かう県道の途中にある山中湖パノラマ台です。山中湖と富士山を一緒に写真におさめることができるので、人気のスポットとなっています。他にも山中湖周辺には写真撮影スポットが数多くあるので、自分だけの穴場スポットを探してみてくださいね。

富士ヶ峰がある富士ヶ嶺地区では、ダイヤモンド富士が撮影できます。日の出からおよそ1時間後富士山の山頂から登る御来光は、まさに絶景と言えるでしょう。山頂まで太陽が昇るのに時間がかかるため、日の出時刻に他の場所で撮影し、1時間後に富士ヶ峰で写真を撮る方も多いようです。

富士ヶ峰は、ダイヤモンド富士が見られる穴場スポットとして写真家が愛好しているポイントです。太陽が富士山を回りこむように移動するため、富士山と初日の出の写真を様々な角度から撮影することができます。シャッターチャンスが多いため、究極の1枚に出会えるかもしれませんね!

竜ヶ岳は標高1485メートルの山で、富士箱根伊豆国立公園の特別地域に指定されています。龍神にまつわる伝説がある山で、富士山が噴火した際、本栖湖に潜んでいた竜が、溶岩の熱さによって逃げ出した先の山だったため、竜ヶ岳と呼ばれるようになったと伝えられています。

竜ヶ岳の山頂からは、ダイヤモンド富士を見ることができます。山梨百名山のひとつでもある竜ヶ岳を、山頂まで登らないとダイヤモンド富士は見られないので、写真撮影には穴場スポットといえるのではないでしょうか。登山を頑張ったご褒美に、きれいなダイヤモンド富士が見られたら感動ものですね。

山梨県南巨摩郡富士川町高下地域は、新富岳百景に選ばれるほど美しい富士山が見られるスポットとして人気が高いです。毎年冬至頃から元旦にかけては、ダイヤモンド富士も見られるため、富士山と初日の出を同時に写真におさめたい方におすすめのスポットです。ぜひお出かけしてみてください。

詩人の高村光太郎が、こんなに立派な富士山は初めてだと驚愕したほどの、美しい景色が見られるスポットです。通称日出づる里とも呼ばれているほど、美しい富士山を見ることができます。初日の出がダイヤモンド富士で見られたら、これほど縁起のいい事はありませんね。

身延山は標高1153メートルの山で、400メートルほどのところに日蓮宗の総本山久遠寺があるため、その山号としても用いられています。山頂へはロープウェイで登ることもでき、山頂の展望台からはダイヤモンド富士を見ることができます。天気がよければ駿河湾、伊豆半島までも見渡せるほどなので、ぜひ訪れてみてください。

身延山山頂に、日蓮が父母をしのんで建てたと言われる奥之院思親閣があるため、参拝客の方も多く訪れています。山頂からの眺望が素晴らしいため、写真撮影には最適のスポットです。初日の出を撮影するには、ロープウェイの運行がなければ登山しか道はないので、頑張って登って撮影しましょう。

富士五湖のひとつで、2番目の大きさを誇る湖です。富士五湖は全て富士山信仰の対象と芸術の源泉の構成資産として、世界文化遺産に登録されています。河口湖は富士五湖の中では最も低い標高地点にあるため、手軽に立ち寄れる観光スポットとしても人気が高いです。

河口湖周辺にも富士山の写真撮影スポットが数多くあります。中でも、産屋ヶ崎からは美しい逆さ富士が見られると人気のスポットになっています。湖面の揺れが少ない早朝は逆さ富士が見られるチャンスですので、逆さ富士と初日の出の写真が撮影できたらいいですね!

日本平は静岡県静岡市にある景勝地で、ヤマトタケルノミコトにちなんで地名がつけられたとされています。駿河湾越しにきれいな富士山を見ることができ、最高地点である有度山の山頂からは、港町の風景と清水港が広がっています。その景色は国の名勝にも指定されました。

展望台からは、活気ある清水の港町と、富士山のコラボレーションを見ることができます。周辺には茶畑もあるので、静岡ならではの写真が撮影できそうですね。日本夜景遺産にも選ばれた日本平で、初日の出と富士山、清水港のコラボレーション写真を撮影してみてください。

田貫湖は、静岡県富士宮市にある湖で、富士山の西麓朝霧高原の一角にあります。元々は小さな沼地でしたが、関東大震災の影響で水が減少したことから、堤防を設置し人工的に造られた湖です。田貫湖周辺にはキャンプ場やボート乗り場があり、多くの観光客で賑わっています。

田貫湖は、逆さ富士とダイヤモンド富士が見られるスポットとしても有名です。ダイヤモンド富士は4月20日と8月20日の2日間のみ、湖畔にある休暇村富士から見ることができるため、毎年多くの写真家たちが集まります。初日の出を撮影するスポットとしても人気なので、ぜひ訪れてみてください。

富士山と初日の出を同時に見られるスポットは、山梨、静岡両県に数多くあります。縁起のいい1年にするためにも、ぜひ写真におさめたいところですね!天候に大きく左右されますが、1年の始まりを気持ちよく迎えるためにも、美しい富士山と初日の出を見られますように。