佐賀の離島「神集島」はおすすめ観光スポット！見どころやアクセス方法は？

みなさんは佐賀県と聞くとどんなものを頭に思い浮かべるでしょうか。佐賀県と言えば唐津くんちやバルーンフェスティバルなどが有名ですが、ほかにも魅力的なおすすめスポットが実は数多くあります。そのひとつが神集島です。今回はいま話題の観光スポットである神集島の魅力を余すところなくご紹介します。

佐賀県にお済みの方意外だと「神集島」という名前をそもそも聞く機会がありません。何なら読み方がわからない人も多いでしょう。

神集島は「かしわじま」と読みます。佐賀県本土からほど近い離島で、アクセスしやすいふらっと遊びに行ける観光スポットです。

佐賀県の神集島は小さな島ですが見所が盛り沢山で、それらを全部満喫するためにはあらかじめ情報をチェックしておくといいでしょう。

また神集島は離島にあるためアクセスはフェリーを使うこととなり、当然観光の際には時間もチェックしておく必要があります。

佐賀県の神集島は玄界灘にある小さな島で、多くの神様が祀られていることからパワースポットとして話題の島です。

また神集島は万葉集の歌のなかにも登場します。気軽に古のロマンに触れられるとあっていま大注目の観光スポットです。

神集島は玄界灘に浮かんでいる小さな島です。佐賀県に属している島のひとつで、東松浦半島から少し離れた場所にあります。

佐賀県には小さな離島がたくさんありますが、そのなかで神集島は最も本土から近いとあってアクセスしやすい観光地としても人気です。

神集島は字面からわかるように「多くの神様が祀られている島」です。そのため最近ではパワースポットとして訪れる人も多いです。

神集島の名前はかつて神功皇后が新羅出兵の際に行った儀式の時、この島に神々を集めて海上の安全を祈ったことに由来します。

この神集島の歴史は非常に古く、かの有名な万葉集のなかにもその名前が登場します。何と万葉集のなかには神集島に関する歌が7つもあります。

そのため佐賀県の神集島は別名「万葉の島」とも呼ばれており、歴史が大好きな人たちの間では聖地スポットとしても有名です。

佐賀県の神集島は小さな島ではありますが、その限られた面積のなかに魅力的なスポットが数多く散らばっています。

今回はそのなかから特におすすめの神集島の見どころスポットを厳選し、簡単な特徴にも触れながらご紹介します。

神集島を歩いていると海のなかに浮かぶ大きな鳥居が目に入ります。それが神集島の見どころのひとつである『住吉神社』です。

この『住吉神社』はいまでも神集島の豊漁や航海の安全を見守る現役の神社で、海とのコントラストが綺麗でSNS映えにもおすすめです。

神集島には『鬼束古墳群』と呼ばれる歴史スポットがあり、佐賀県では珍しい横穴式の古墳とあって多くのファンがこれを見にやって来ます。

この『鬼束古墳群』ができたのは古墳時代の後期と言われており、神集島へ行った際にはぜひともチェックしておきたいスポットです。

先ほどの住吉神社の敷地内には「元寇が日本に襲来した際、蒙古群が暴風雨に襲われて海に捨てた」と言われる石があります。

それが『蒙古碇石』です。唐津市の重要文化財にも指定されており、日本の歴史に触れられる貴重なスポットとなっています。

神集島には泳ぐことのできる海水浴場があり、透き通るような水と綺麗な砂浜のコントラストが非常にフォトジェニックです。

また防波堤に囲まれているので大きな波も来ません。小さい子でも安心して遊べ、さらに人も少ないのでおすすめの穴場です。

神集島では綺麗な浜木綿がたくさん咲いています。浜木綿は温暖な地域の海岸に咲くヒガンバナ科の海浜植物です。

ちなみにここ神集島は浜木綿の群生地の北限と言われています。そのため浜木綿を目当てに神集島へアクセスする人も少なくありません。

神集島にアクセスした際にはぜひとも食べたいご当地グルメがあります。それが「石割豆腐」です。この「石割豆腐」は日本一硬いと言われる豆腐です。

見た目は一般的な木綿豆腐のようですがお箸を入れるとその硬さに驚かされます。そのままでも美味しいですが調理するとさらに美味しいのでおすすめです。

神集島の船着場の近くにある『購買部』は島内唯一のスーパーマーケットで、ご当地グルメの石割豆腐はここで買えます。

ほかにも軽食や飲料水等も売られており、神集島を観光する時には絶対お世話になるスポットなのでぜひ覚えておきましょう。

佐賀県の神集島にはいろいろな楽しみ方があり、例えば万葉集の歌が刻まれた石碑を巡る「万葉ウォーク」は人気のイベントです。

もちろんこれ以外にも神集島の楽しみ方はほかにもあります。ここではそのなかでも特におすすめ度の高い楽しみ方をご紹介します。

万葉集には神集島に関する歌が7つあると先ほどご紹介しましたが、それに対応する歌碑が島内には同じく7個あります。

この歌碑を巡るのが『万葉ウォーク』です。神集島で毎年開催されている人気のイベントで、1年で最も神集島が盛り上がります。

神集島の『購買部』では島のお母さんたちが作ったお弁当が売られており、それを片手に島を巡るのが「島ピクニック」です。

ちなみにそのお弁当は廃校となった小学校の給食室で作られています。参加は無料で、お弁当が欲しい場合のみ別途予約が必要です。

神集島の水は透明感が高く、泳ぐのにはもってこいです。透き通った水はまるで南の島のリゾート地を彷彿とさせます。

神集島の海水浴所はフェリー乗り場から歩いてすぐの場所にあり、遊びに行く際にはカバンのなかに水着を入れておくといいでしょう。

神集島周辺は水が綺麗なことから多種多様な海洋生物が生息しており、釣りが大好きな人にもおすすめのスポットです。

特に神集島の北西部はいろいろな魚が釣れる穴場スポットと言われており、釣りを楽しみたい場合にはとりあえずこのエリアを目指すといいでしょう。

神集島には小さいですがキャンプ場があり、そこにテントを張ってのんびりとキャンプを楽しくことが可能となっています。

最近は空前のキャンプブームで、神集島でソロキャンプをする若い人も多いです。またキャンプ道具のレンタルも行っています。

佐賀県の神集島は離島にあるので船でアクセスする形となります。道路や線路は通っていないので車でのアクセスはできません。

神集島へアクセスする場合はまず佐賀県の唐津市から呼子方面にある湊港を目指します。この湊港からは神集島への定期便が出ています。

湊港に着いたらそこで唐津汽船フェリーに乗り込んで神集島へ向います。ちなみにフェリーの乗船時間は10分ほどです。

フェリーは客席だけでなく甲板もあり、そこに出ると綺麗な玄界灘を眺めることも可能です。SNS映えするおすすめの撮影スポットです。

神集島のフェリーの料金は大人が230円で、子供が120円です。ちなみにこの料金は片道分のみで、税込みの価格となります。

また佐賀県の小さな離島でありながら神集島は意外とフェリーの本数も多めです。だいたい2時間に1本くらいの間隔でフェリーが出ています。

神集島のフェリー乗り場は島のちょうど中央部にあります。多くの施設が併設されているので観光する際の重要な拠点です。

ちなみに1番早いフェリーの便は午前6時55分で、最も遅いフェリーの便が午後7時です。自分が乗るフェリーの時間は必ず確認しておきましょう。

今回ご紹介した以外にも佐賀県の神集島には見所がいっぱいで、それこそメディアで取り上げられていないようなスポットもまだまだあります。自分の足で神集島のなかを歩き回って自分だけの見所スポットを探してみるのもおすすめです。離島ですがフェリーで簡単にアクセスできるので、もし佐賀へ遊びに行く際はぜひ神集島へも足を伸ばしてみてください。