「なつぞら」のロケ地を聖地巡礼！登場した北海道・十勝のスポットを紹介！

2019年4月から9月まで放送されたNHK連続テレビ小説が「なつぞら」です。広瀬すずが主演をし、朝ドラの100作目ということで非常に視聴率も高く人気が高いものでした。実際に見ていたという方も多いのではないでしょうか。なつぞらは広大な大地である北海道・十勝地方が舞台になっています。そこで、なつぞらのロケ地についてご紹介していきましょう。

北海道・十勝地方で撮影が行われたなつぞらですが、ずっとドラマを見ていたという方は印象に残るシーンも多かったでしょう。そこで、なつぞらの中でも有名シーンを撮影したスポットをご紹介します。なつぞら聖地巡礼をされる方も多く、有名シーンのロケ地までのアクセス方法もあわせて記載します。

それでは、なつぞらのロケ地についてそれぞれご紹介していきましょう。なつぞらは北海道の十勝地区にある帯広市・陸別町・新得町陸・清水町・中札内村・士幌町・池田町・鹿追町といった様々な場所がロケ地として使われていました。そんな中でもなつが子供の頃に過ごしたしばた牧場のロケ地として撮影されたのが「陸別町」です。

なつぞらの中でも、なつが育ったしばた牧場は陸別町のトラリ地区といわれるところで撮影が行われたそうです。しばた牧場といえば赤いサイロと赤い屋根の母屋がポイントですが、このロケ地とされているところは既存の農家さんの土地だったとのこと。現在も営農されているとのことなので、具体的な撮影場所は秘密となっています。

トラリ地区には酪農家や農家が点在しています。どこの場所が具体的なロケ地なのかということはわかりませんが推測しながら見てみるのも楽しいのではないでしょうか。

しばた牧場や柴田家の周辺には広大な草原が広がっています。この草原と柴田家ですが、それぞれ別のロケ地で撮影されたといわれています。上でご紹介したように、柴田家や柴田牧場は陸別町で撮影、草原や牧草地は後ほどご紹介しますが新得町で撮影されたとのこと。

実際になつぞらの公式ガイドブックにも、柴田家と周辺の草原はCG合成されたと書かれています。うまく合わさったシーンばかりで、CGと言われないと気づかないでしょう。

なつぞらのロケ地となった陸別町ですが、一体どのようなところなのでしょう。陸別町は「日本一寒い町」として知られており、真冬は平均最低気温がマイナス20度になるほどです。また、「星空の町」としても有名で、銀河や星雲などもはっきりと見ることができます。

陸別町のロケ地までのアクセス方法についてです。帯広市から陸別町までは北東方面に進んでいき、足寄町経由で国道242号線を進んでいきます。1時半弱で陸別町に到着できるでしょう。

なつぞらのロケ地までは、陸別町の中心地から南へ車で15分ほど進んでいきましょう。その際は国道242号線ではなく、242号線と並行して走っている町道を利用するのがおすすめです。242号線だとトラリ地区を見逃してしまう恐れがあります。

なつぞらのロケ地、続いては新得町です。しばた牧場の母屋や赤いサイロなどは陸別町で撮影されましたが、牧草地は新得町で撮影されていたといわれています。北海道らしさが堪能できる美しい風景は新得町で撮られたものであり、聖地巡礼で訪れるとなつぞらの世界を堪能することができます。

なつぞらで登場するしばた牧場の牧草地のロケ地ですが、実際にどこでロケが行われたのかということははっきりとはしていません。しかし、「畜産試験場」の周辺ではないかという意見が多くみられます。この畜産試験場ですが、伝染病予防のために部外者は勝手に敷地内に入ることはできませんのでご注意ください。

北海道のほぼ中心に位置する新得町。そばの生産量が日本一であり、「十勝サホロリゾート」は人気の観光スポットとして北海道内だけでなく全国から観光客が訪れています。また、日本最後の秘境とも言われるトムラウシ山の登山を行うこともでき、豊かな自然に囲まれているのが新得町の魅力であり、なつぞらの聖地巡礼としてぴったりの町です。

新得町のロケ地までのアクセス方法についてです。帯広市から新得町までは北東方面に進んでいき、国道38号線を経由して1時ほどかかります。ロケ地へは、新得駅から道道136号線を通り車で7分ほどです。駅からは公共交通機関はありませんので車がないという場合にはタクシーをご利用ください。

なつぞらのロケ地、続いては帯広市です。電車やバスでのアクセスも便利な帯広市は、なつぞらに関して非常に力を入れておりなつぞら観光マップも配布されていたほど。そんな帯広市では、なつぞらの中で大人気のキャラクターであった「山田天陽くん」の家やアトリエセットがあります。

帯広市の中でも、なつぞらの聖地巡礼をするのであればぜひ「真鍋庭園」に足を運んでみましょう。なつぞらのロケ地としての見どころだけでなく、25000坪という日本でも最大級のガーデンの中には様々な植物を楽しむことができます。広大なガーデンはさすが北海道らしさを感じられます。

帯広市の「真鍋庭園」では、天陽くんの家とアトリエのセットが移設されており、無料公開されています。そのため、なつぞらの放送時から終了後まで多くのお客さんが訪れていました。天陽くんがドラマの中で亡くなるシーンが放送されたあとには天陽くんをしのんで訪れる方も多く、献花台が設けられたほどです。

真鍋庭園の中にある天陽くんの家とアトリエは入場無料です。営業時間は、8時から日没まで、6月から8月までは8時から18時まで入園（19時閉園）です。

天陽くんの家とアトリエは、2019年7月20日から12月1日までの限定公開となっています。また、冬季は積雪のため真鍋庭園自体が九円となっていますので、2020年の公開に関しては公式HPをご確認するかもしくはお問い合わせしてみてください。

天陽くんの家とアトリエは無料でしたが、真鍋庭園に入るには入場料がかかりますのでご注意ください。

天陽くんの家とアトリエがある真鍋庭園は、聖地巡礼として訪れる方はもちろんそれ以外の方でも楽しめる広大なガーデンです。25000坪もの広大なガーデンでは日本だけではなく世界中から集まられた植物がコレクションされています。

カフェやガーデンセンターも併設されており、日本ではなくおとぎの国にきたかのような気分を味わうことができます。帯広市に行かれる際にはぜひ足を運んでみてほしいおすすめスポットです。

帯広市のシーンのロケ地までのアクセス方法についてです。真鍋庭園は、帯広の中心部から車で10分ほどの場所にあります。駐車場も50台分完備されていますのでご安心ください。バスで行かれる場合には、十勝バス「南北循環線」行きに乗車し、「西4条39丁目」で下車すると1分ほどで到着します。

なつぞらは実話ではなく脚本家によるオリジナル作品です。しかし、なつぞらのモデルとなった場所や施設・人物がいるでしょう。そこで、それぞれのモデルとなった人や場所は一体何なのか、その秘密について探っていきましょう。

なつぞらをシーンごとにしっかりと見ていると、もしかしてモデルが誰なのかと推測できたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。なつぞらのモデルとなった場所を聖地巡礼をされる方も多いです。

まずは、吉沢亮が演じた「山田天陽」についてです。多くの方に愛された天陽くんのモデルになった人物は画家である「神田日勝氏」ではないかと考えられています。神田日勝氏は北海道・鹿追町の出身であり32歳という若さで亡くなっています。

鹿追町には「神田日勝記念美術館」があり、神田日勝氏が描いた絵を見ることができます。なつぞらの影響でそれまでと比較するとさらに多くのお客さんが訪れています。

なつぞらで、なつの同級生として出演していた小畑雪之助が店主をしている菓子店「雪月」のモデルになったお店に関しては2つの意見があります。それが、「柳月」と「六花亭」です。どちらも帯広が誇る菓子メーカーであり、全国的にも有名でしょう。

小畑雪次郎が完成させた「おバタあんサンド」は柳月で販売してる「あんバタサン」がモデルではないかと言われています。

また、天陽くんが雪月の包装紙のデザインを行いましたが、それは坂本直行氏が描いた六花亭の包装紙がモデルではないかと言われているのです。

その他にも、どちらのメーカーにも雪月のモデルではないかと思われることが多いため、実際に店舗に行ってみるのもおすすめです。

子役のなつが通っていた「音間別国民学校」のモデルとなった学校ですが、このシーンは北海道ではなく茨城県大子町の「旧大子町立初原小学校」で撮影が行われました。校舎は国の登録有形文化財に指定されており、なつぞらだけでなく様々なドラマやCMなどのロケ地として使われています。

高校生になったなつが進学した「十勝農業高校」ですが、このモデルとなった学校は帯広市にある「北海道帯広農業高校」だといわれています。110haもの敷地をもっている北海道帯広農業高校には全国から農業や酪農・食品・土木・森林を学びたいという学生が集まっています。

ちなみに北海道帯広農業高校は人気漫画の「銀の匙」のモデルにもなっており、漫画を読んで酪農家を目指すようになったという学生もいるほどです。

なつぞらのロケ地となった十勝はスイーツ王国とも言われるほど有名なスイーツ店があります。雪月のモデルになったと言われている六花亭や柳月をはじめとして、様々なスイーツ店があり十勝だけでなく全国的にも有名な物が多いです。そこで、なつぞらの聖地巡礼として十勝を訪れる際におすすめのお土産をご紹介します。

北海道土産として定番中の定番のスイーツが「マルセイバターサンド」です。百貨店で開催される北海道物産展でも大人気のマルセイバターサンドは六花亭の看板商品です。ビスケットの間にホワイトチョコレートとレーズン・バターを合わせたクリームが挟んであり、他では食べられない味です。

なつぞらで雪月の看板商品である「おバタあんサンド」を食べているシーンを見て、実際に食べたくなったという方も多いのではないでしょうか。そんなおバタあんサンドのモデルとなったといわれるのが柳月の「あんバタサン」です。あんバタークリームが塩気がきいているサブレに挟まれており、あんとバターの組み合わせの美味しさを堪能できます。

十勝で人気のスイーツ店として名前が挙がることが多いのが「クランベリー」です。看板商品の「スイートポテト」は驚くほどの大きさ。スイートポテトは量り売りになっており、1本あたりの平均が1200グラムと両手で持ってもずっしりとしています。サツマイモの素朴な甘さがしっかりと感じられ、なめらかな食感でお土産としてのインパクトも大きいです。

NHK連続テレビ小説なつぞらのロケ地をご紹介しました。聖地巡礼の旅ということで、全国から十勝に訪れる方も増えています。ドラマで見たシーンを実際に自分の目で見ることができる聖地巡礼の旅はファンにはたまらない楽しさでしょう。なつぞらにハマったという方はぜひ北海道・十勝まで一度行ってみてはいかがでしょう。