北海道・道東観光おすすめスポット15選！温泉＆グルメ情報あり！

北海道といえば札幌に函館、小樽に富良野と様々な観光地がありますよね。人気観光地もそれぞれおすすめスポットが充実していておすすめなのですが、今回ご紹介したいのは北海道のさらにディープな魅力に迫ることができる「道東」です。

道東とは、文字通り北海道の東部分のこと。流氷で有名な網走や自然豊かな釧路、大平原が広がる十勝など有名スポットが数多くありますが、新千歳空港から距離があることもあって、なかなかアクセスしにくい場所でもあるんです。

しかし、道東には豊かな自然や温泉、見逃せないおすすめ観光スポットやグルメなど、北海道の魅力がたくさん詰まった地域。ここを観光せずに北海道観光を語ることなんてできません。

そこで今回は、道東のおすすめ観光地を15個、ランキング形式で発表します。ぜひこれらのおすすめスポットを押さえ、充実した北海道観光にしてくださいね！

さて、さっそくランキングに移る前に、一つ重要なことに触れなくてはなりません。

それは道東へのアクセス方法。先ほども述べた通り、道東は新千歳空港から離れた場所にあります。そのため、新千歳空港を利用してアクセスすることは難しいんですね。

しかし、心配は無用。実は道東にもいくつか国内線の空港があります。「オホーツク紋別空港」や「とかち帯広空港」など、5か所の空港がありますので、事前に旅行計画をしっかりと練ってどの空港を利用するかを考えておきましょう。

おすすめは女満別空港。網走や知床半島など、道東観光に欠かせないおすすめスポットへのアクセスが良好なんです。空港からバスやレンタカーを利用し、観光地へアクセスして下さいね。

では、いよいよランキングに移りましょう。まず一つ目、ベスト15は「根室の納沙布岬」です。

根室市は北海道の一番東にある町。とはいえ北海道の魅力であるグルメや大自然を味わうことができる、隠れたおすすめ観光スポットでもあるんですよ。

そんな根室へ行った際、ぜひともアクセスしていただきたいのが、根室市の東の端っこにある岬、「納沙布（のさっぷ）岬」です。年中霧で覆われていますが、天気のいい日には対岸に島々を見ることができます。

実はその島々は、現在日本領ではありません。ロシアとの領土問題が勃発している北方領土なんです。ここで北方領土を眺めれば、普段は忘れがちな国際問題について深く考えることができるでしょう。

続いてご紹介するのが、日本では北海道でしか見られない自然現象、「ダイヤモンドダスト」です。

ダイヤモンドダストは、よくご存じの方も多いはず。簡単に言えば、空気があまりの寒さに凍り付き、空中できらきらと輝く現象のことです。

実はダイヤモンドダストを見るためには、特殊な自然条件が必要。そのため、北海道広しと言えども、どこでも簡単にみられるわけではないんです。そして、その特殊な条件が整いやすいのが道東なんですね。ぜひともダイヤモンドダストを見たいというのであれば、天気のいい寒い日に道東へアクセスしてみましょう。もちろんしっかりと見るためには運も必要ですので、あきらめずに何度もトライしてみてくださいね。

また、ダイヤモンドダストと同条件で見ることができる「サンピラー」も押さえておきたいポイント。

サンピラーは文字通り「太陽の光の柱」のこと。ダイヤモンドダストと比べて知名度は低いですが、同じくらい貴重な自然現象です。観光スポット巡りがてら、こういった自然現象にも注目していきたいですね。

さて、13位は「網走刑務所」です。

網走といえば刑務所、刑務所といえば網走。日本最北の刑務所は、数々の映画作品の舞台にもなった有名観光スポットです。もちろん本物の刑務所内に入ることはできませんが、昔刑務所として使われていた場所が「博物館網走監獄」として一般開放されています。

博物館では、網走監獄が現役で稼働していた当時の貴重な様子を再現されています。雰囲気は暗く、おどろおどろしいですが、どこか惹きつけられる魅力があるのも事実。網走に行った際は、ぜひとも訪れてほしい博物館です。

12位にランクインしたのは十勝地方の有名グルメ、「豚丼」です。

十勝地方に古くから伝わる豚丼は、特製のたれが甘辛いスタミナグルメ。白米に豚肉とたれをかけただけというシンプルな見た目ながら、有名北海道グルメに引けを取らない重厚な味わいが特徴です。

十勝地方、特に根室市には様々な豚丼のお店があります。各お店それぞれ工夫が凝らされた豚丼は、一度食べたら病みつきになること間違いなし。ぜひ事前に有名店を調べ、お腹を空かせて食べに行きましょう。

道東には北海道の美しい自然が生み出した、素晴らしい絶景スポットが数多くあります。阿寒湖もその一つ。マリモが住まう、日本でも一二を争う澄み切った水質を持つ美しい湖です。

阿寒湖周辺は寒冷な地域で、夏でも半袖では肌寒いほど。しかし、あえて極寒の冬にアクセスするのもいいでしょう。夏では見ることができない絶景に触れることができるはず。

また、阿寒湖観光ではずせないものといえば温泉。阿寒湖のすぐ近くにある温泉街で、一日ゆっくり過ごすのがおすすめです。温泉を楽しんだ後は「アイヌコタン」という博物館で、アイヌ民族の歴史に触れることも可能。いろんな方法で阿寒湖を楽しんでくださいね。

「ばんえい競馬」という競馬をご存知でしょうか。普通の競馬とは違い、そりを乗せた馬の速さを競う、珍しい形態の競馬です。

そんなばんえい競馬専門の競馬場が、道東の帯広市にあります。もともとは農耕用に使われていた馬たちが主役となるばんえい競馬は、普通の競馬とは力強さが違います。どちらかといえば泥臭い勝負になりがちですが、サラブレッドが織りなすスピード勝負とはまた違った魅力があるんですよ。

競馬が好きな人はもちろん、動物が好きな人にもアクセスしていただきたい名所です。

ベスト9にランクインしたのは北海道の自然現象「流氷」です。オホーツク海に面した地域ではよく見られますが、おすすめなのが網走の流氷です。

というのも、網走では海に流れ着く流氷を眺めるだけでなく、流氷の中を船に乗って進むことができる観光船があるんですね。

実は流氷は寒い地域ならどこでも見られるというわけではないんです。とくに北半球で流氷が常にみられる地域というものは少ないんですよ。冬の網走は、そんな世界的にも珍しい光景を見ることができるんです。

最近では流氷を眺めるだけでなく、実際に流氷に触れ、海を楽しむことができる「流氷ネイチャリング」も人気です。ここだけでしか楽しむことができないアクティビティを楽しみましょう。

先ほど11位では阿寒湖温泉をご紹介しましたが、道東のおすすめ温泉は阿寒湖温泉だけではありません。実は道東は良質な温泉がたくさん湧いている地域でもあるんです。そこでご紹介したいのが、十勝川が生んだ「十勝川温泉」です。

十勝川温泉ははるか昔十勝川周辺にあった湿原が生み出した温泉。温泉といえば硫黄などの鉱物によって生み出されるものがほとんどですが、十勝川温泉はなんと植物が生み出した温泉なんですよ。

水質はアルカリ性で、神経痛や筋肉痛のほかに、婦人病や冷え性など女性にうれしい効能がたっぷりというところも魅力です。別名は「美人の湯」。ぜひ心も体も温まり、温泉美人になってくださいね。

7位にランクインしたのは、摩周湖の近くに静かに湧き出している美しい池、「神の子池」です。

森の中でひっそりと存在している神の子池は、名前の通り神様がいそうなほど美しい、神秘的なエメラルドグリーンの水面が特徴。摩周湖は有名ですが、神の子池はそうでもないので、穴場の観光地でもあるんです。摩周湖に訪れた際は、少し足を延ばして神の子池も見に行きましょう。

北海道観光をするのなら、やはりグルメも重要ですよね。というわけで6位にランクインしたのは、釧路市のおいしいグルメ「勝手丼」です。

「勝手丼」はその名前の通り、好き勝手に組み合わせたどんぶりのこと。根室で採れた新鮮な魚介類のうち、好きなものを好きなだけ乗せて食べることからこの名前が付いたそうです。

いろんな魚をバランスよく乗せるもよし、好きなものばかりを集めるもよし。根室市だからこそ作ることができる贅沢グルメを堪能しましょう。

ベスト5位となったのは、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで有名な廃駅、「幸福駅」です。

このキャッチフレーズが話題となったのはもう40年も前のことですが、今でも幸福駅には愛や幸福を望んで多くの人が訪れます。昔ながらの木造駅舎も奥ゆかしい幸福駅は、帯広市に行ったのならぜひとも訪れたいおすすめ観光名所なんですよ。

さて、4位は皆さんご存知「オーロラ」がランクインしました。

知らない人も多いかもしれませんが、実は北海道でもオーロラは観測されます。もちろん北極や南極のようにしょっちゅうみられるというわけではないのですが、道東の陸別町はオーロラが見られる町として知られているんですよ。

ただ、陸別町でもあまり頻繁には見られるわけではありません。ダイヤモンドダスト以上の運が必要です。オーロラを見なきゃ帰れない！という方は、陸別町の天文台「銀河の森天文台」へ行ってみましょう。陸別町で見られたオーロラの記録や、オーロラの仕組みについての展示、巨大な望遠鏡などオーロラや宇宙に関する魅力が詰まった天文台なんです。

冬は骨の髄までしみこむ寒さになることも少なくない道東。しかし、あえて寒い時期に道東を訪れることで、なかなか見られない光景を目撃することもできるんです。

3位にランクインした「氷平線」もその一つ。野付半島で冬にしか見られない絶景なんです。

野付半島は冬になると、半島を取り囲む野付湾が凍り付きます。一面の平原がとつぜん出現するというわけなんですね。これを「氷平線」と呼びます。まるでボリビアのウユニ塩湖のような、白だけの空間が広がるんですよ。

この時期はガイドツアーも充実していますので、ぜひとも防寒対策を行ったうえで野付半島にアクセスしたいですね。

知床半島は世界遺産にも登録されている、道東のみならず北海道を代表する絶景自然スポットです。

人の手がほとんど入っていない美しい自然が残る知床は、知床五湖や知床連山など大自然の中の絶景がいたるところに隠されています。遊歩道や遊覧船を駆使して、いろんな角度から絶景を楽しみましょう。運が良ければ野生のヒグマやシャチと出会えることもあるんですよ。

世界遺産、知床を押さえて第1位にランクインしたのが、釧路市を横切る雄大な湿原「釧路湿原」です。

有名な釧路湿原は、実は日本最大の湿原でもあります。やはり人の手に触れられていない原始の自然がしっかりと残っているのが最大の魅力。湿原内を歩いて回ったり、釧路川を川下りしたりといろんな楽しみ方ができるのもうれしいですね。

やはり冬は冷えますが、オオワシやタンチョウと遭遇できる機会はそうそうありません。ぜひとも冬に訪れてほしい観光スポットです。

いかがでしたでしょうか。道東にも北海道の魅力があふれる観光名所がたくさんあります。北海道観光では移動に時間を取られることが多いので、事前にしっかりとプランを練り、計画的に観光地を回ってみましょう。