女子のソロキャンプの注意点は？キャンプ場の選び方やおすすめアイテムもご紹介！

近年、いわゆる「密」が避けられるということもあり、人気となっているのがキャンプです。中でもソロキャンプは、それをテーマにしたアニメが人気ということもあって、女子でも楽しみたいという方が増えています。そこで女子がソロキャンプを安全に楽しく過ごすことができるように、ポイントを紹介します。

ソロキャンプというのは文字通り「一人でのキャンプ」ですから、男女問わずそれなりの注意が必要です。中でも女子のソロキャンプについては、安全にできるのか心配に感じる方も多いのではないでしょうか。

女子のソロキャンプの場合でも、注意点をしっかり守ることで、安全にソロキャンプを楽しむことができます。そこで女子のソロキャンプの場合のキャンプ場の選び方やおすすめアイテム、注意点などについて紹介していきます。

もともと、男女を問わずキャンプが趣味という方は一定数存在していました。しかし近年の働き方の多様化などを受け、ソロキャンプがじわじわと人気となり、多くのキャンプ場でもそれに対応できる施設やプランなどが用意されるようになりました。

また同様に、テントなどのキャンプ用具も、ソロキャンプ用のものがいろいろ販売されるようになり、気軽にソロキャンプを始められるようにもなりました。

ソロキャンプの楽しさはなんといっても「自由」であることにつきます。キャンプ場のルールさえ守っていれば、自分がしたいことを自由にすることができます。アウトドアを楽しむのもいいですし、のんびりとテントの中で昼寝をしたり、本を読んだりして過ごしてもいいというのが、ソロキャンプの究極の楽しみ方と言えるでしょう。

このように、ソロキャンプを楽しむための素地はだいぶできつつあります。しかしそうはいっても、特に女性の場合のソロキャンプでは、いろいろと注意をしておいたほうがよいこととというのがあります。まずはその一つとして、女子がソロキャンプをする場合のキャンプ場やサイトの選び方を紹介します。

ソロキャンプができるということは、一定レベルの安全が保てる場所であることは絶対条件と言っていいでしょう。その点でポイントになるのが管理人さんが常駐しているかどうかです。

少なくとも管理人というスタッフの目が光っているということは、無軌道なことはしにくいということにもなりますし、なにか起こった場合でも助けを求めることができるからです。

特に女子のソロキャンプの場合は、24時間管理人が常駐しているところを絶対におすすめします。サイトの場所にもよりますが、管理人棟の近くが使えるなら、なるべくそういった場所を選ぶのもおすすめポイントです。

ソロキャンプに行く方の中にはデジタルデトックスということで、キャンプの間スマホなどをいじらないという方もいるそうです。実際、キャンプ場の中には携帯電話の電波が入らないところもあるので、そういうところを選んでもいいのではという考えの方もいるでしょう。

しかし、女子に限らず、携帯電話の電波が入らないというのはちょっと心配です。何かあった時に連絡ができないというのは大きな事故につながる場合もあるからです。

特にソロキャンプに行く予定の方は、携帯電話の電波が入るかどうか、事前に確認することをおすすめします。利用するキャンプサイトもしっかり電波が入るところを選びましょう。

キャンプ場によっては、キャンプ場に行くゲートが夜間に閉まる場所があります。女子のソロキャンプの場合はゲートの開閉時間がしっかり決まっているところのほうがおすすめです。

ゲートの開閉時間が決まっていれば、夜になってからキャンプをしない方が入ってくることはありません。不審者がうろうろする可能性が低いですから、それだけ安全にキャンプを楽しむことができるということになるのです。

キャンプ場にはフリーサイトと区画サイトがあります。フリーサイトはそのサイト内どこでも好きなスペースにテントを張ることができますが、区画サイトの場合は決められた区画にテントを張り、キャンプをすることになります。

女子のソロキャンプで利用する場合におすすめしたいのは、区画サイトです。区画サイトでは、決められた区画にテントを張るため、自分のサイトのすぐそばに強引にテントを張られるということはありません。一定の距離を置くことができるので、トラブルの可能性も少なくなります。

次に、女子のソロキャンプの場合におすすめしたいアイテムについて紹介します。女子のソロキャンプでは、やはり安全性を高めるということがとても重要になります。そのために、安全性を高めるアイテムはぜひチェックしておきましょう。ふだん使えるものもうまく利用すると楽にそろえられます。

テントはキャンプに行くなら必需品ですが、さまざまなタイプのものが販売されています。その中でソロキャンプでおすすめしたいのが、前室がついているタイプのものです。

普通のテントは入るとすぐに部屋になりますが、前室のついているタイプの場合、前室のところに荷物やセンサーライトなどを置くことができます。荷物をテントの中に置けるので盗難防止になりますし、いざという時には後ろから逃げられるというメリットもあります。

家にいる時でも寝る時は鍵をかけて寝るものです。そうであればキャンプでもテントに鍵がないと夜やはり心配です。テントにもしっかり鍵をかけておきましょう。

ソロキャンプの場合は、テントを利用する人間は一人です。ですから一人で簡単に利用できるという面で、南京錠などでもいいでしょう。もちろんあけるための鍵は身から離さないように注意しておきましょう。

夜のキャンプ場は街中と違い、真っ暗になるので、明かりがないと不安です。明かりがついているということはそこに人がいるということになるので、防犯上の面でもなるべくつけておくことをおすすめします。

テントの中で使える光量が多いライトはもちろん必要なアイテムなのですが、おすすめしたいのが「人感センサー」つきのライトです。このタイプは人の動きを察知すると電気がつくため、夜中に寝ている時にテントに人が近づくと光ってすぐにわかり、防犯になります。

人感センサーというと高いのではと考える方もいるかもしれませんが、乾電池などで動く手頃なものもありますので、いくつか見てみるとよいでしょう。

防犯ブザーは女子の方で持ち歩いている方も多いでしょう。その普段使いの防犯ブザーも、「防犯」の面では十分に役立ちます。

もしキャンプ場で使う専用に購入するというのであれば、LEDライト付きがおすすめです。不審人物が近づいた時など、LEDライトで照らすだけでも相手はひるみますし、防犯ブザーとセットで持っているというアピールをすることもまた、注意しているという様子が相手に伝わるので効果が期待できるのです。

女子の一人暮らしの方で、父親の靴を玄関に置くという話を聞いたことがある方もいるでしょう。ソロキャンプの場合でも同様に、女子一人ではないということをアピールするために「サイズの大きな靴」つまり男性用と推測される靴を置くことはおすすめです。

特に女子のソロキャンプの場合、「女子」「ソロ」ということはなるべく周りに知られないように工夫することが、安全にソロキャンプを楽しむためにはとても大切です。ぜひ荷物に入れておきましょう。

女子に限らず、忘れてはいけないものが「常備薬」です。病院に通院していて飲んでいる薬がある方はもちろんですが、風邪薬や腹痛の薬など、何かあった時に飲む薬も持っていくと安心でしょう。

その理由は、キャンプという環境の変化で体調を崩す可能性があるからです。キャンプ場の近くには病院がないことも多いので、急に腹痛が起きたりした場合に対応できるようにしておくと、安心してソロキャンプを楽しむことができます。もちろん虫よけやケガに使う薬も用意しておきましょう。

一般的に、女子のソロキャンプの場合、問題になってくるのが荷物です。どうしても荷物が多くなりがちなうえ、筋力がそれほどないということになると、せっかく準備してもキャンプ場に行けないことになりかねません。上手に荷物を詰めて、キャンプ場まで無事に荷物を運びましょう。

リュックなどに荷物を詰める時、ポイントとなるのは、使用頻度が少ないものを下に、多いもの、すぐ必要になるものを上になるように詰めることです。

まず、一番下には平たいものを詰めます。下がきっちりすることで荷物が安定するからです。次に背中の部分に重いものを入れます。そうすると重心が安定するためふらつきにくくなり、疲れにくくなるためです。

後の軽いものはリュックの外側に詰め、一番上にはすぐ使うものを入れます。例えば雨具などは突然雨が降ってきた時にすぐに取り出して使いたいので、一番上に入れておくと安心です。

キャンプ場について最初に取り出す荷物と言えば、やはりテントです。テントは最初に取り出すわけですから、下に入れてしまうと荷物を全部出したりしなければならないでしょう。

ですから、荷物を詰める時に、一番上にテントは入れておきます。そうすればテントを出して張り、それからテントの中でゆっくり荷物を出して設置することができます。

ふだんの荷物と違い、ソロキャンプの場合は荷物をすべて自分ひとりで運ばなければなりません。特に女子の場合は筋力がさほどない場合もあるので、ちょっとした重心の動きが影響することが多いです。ですから重心はなるべく移動しないようにすることが大切です。

その時に役に立つのが布類です。布類は軽くて柔らかいですし、いろいろな形にすることができます。くるくると丸めて隙間に詰めていくと、動いた時のクッションになり、荷崩れを防いでくれます。

最後に、女子がソロキャンプをする場合の注意点をまとめておきましょう。女子のソロキャンプは楽しいことですが、ちょっとした気のゆるみが大きな事故を招く可能性があります。前もって注意するポイントを確認しておくことで、女子でも安全に楽しいソロキャンプができるのです。

ソロキャンプは一人ですから、一人でのんびり過ごすこともできる反面、孤独を感じる方もいるかもしれません。家族やグループで楽しんでいる方に声をかけられることもあるかもしれません。

確かに、周囲のグループなどと交流することで、万一の事態の時に異変に気付いてもらえるというメリットはあります。しかし、あまりにも親しくなりすぎることには注意が必要です。

特に女子のソロキャンプの場合、妙な下心を持った男性が近づいてくることがあります。予期しない事態を防ぐためにも、コミュニケーションを取る場合には細心の注意を払うようにしましょう。

楽しいソロキャンプの様子をSNSにアップして、みんなにお知らせしたいという方も多いでしょう。特にソロキャンプの場合は一人なので、自由に時間が使えますから、SNSでの交流も自由に楽しめます。

しかし、リアルタイムでSNSにアップするということは、「今私は一人でキャンプ場にいます」ということを全世界にアピールしていることになります。特にキャンプをしている場所をアップするのは避けた方がいいでしょう。

SNSにアップする写真を撮ることはいくらでもできますし、感想をメモしておくこともできます。ソロキャンプを楽しんだことをSNSに通知するなら、帰宅してからゆっくりするのがおすすめです。

初めてソロキャンプに行く場合、不慣れであたふたすることも多いです。ついつい近くの方に助けてもらいたいと思ってしまうこともあるでしょう。しかし先ほど述べたように、どんな下心を持った人間がいるかもしれないわけですから、そこは十分な注意が必要です。

あたふたしないようにするためには、練習が大切です。特にテントの設営はふだんやる機会があまりないので、初めての方も多いでしょう。前もってテントを張って練習しておけば、キャンプ場に行ってからもスムーズです。

同様にソロキャンプに行く時には車のチェックもしておきましょう。ソロキャンプで途中で車が故障したりしたらそれこそ目も当てられません。ガソリンなどはしっかり入れておく、不安がある個所がある場合はチェックをしてもらって完全な状態にしておくなど、安心してソロキャンプができる状態にしておくことをおすすめします。

ソロキャンプは近年、女子にも人気のアクティビティとなり、気軽に楽しんでいる方も増えています。ソロキャンプは自由が大きい反面、注意すべきこともあります。ちょっとした注意を忘れないことで、楽しいひと時を過ごすことができるのです。ぜひ注意点も前もってしっかりチェックすることで、楽しいひと時を過ごしてください。