リトリーブって知ってる?
釣りを始めるといろいろな専門用語が出てきますが、「リトリーブ」とはどのようなものなのでしょうか。リトリーブは釣りをするなら必ず押さえておきたい技術の一つです。リトリーブの意味ややり方、その釣果などについて紹介します。
リトリーブ(ただ巻き)とは
リトリーブというのはルアーフィッシングで基本となるテクニックの一つであり、通称「ただ巻き」と言います。ただ巻きというのは文字通り「ただ巻」くことです。
一定の速度でルアーを巻くことをただ巻きと言います。それくらいなら誰でもできると考えがちですが、これがきちんとできることがルアーフィッシングの釣果につながる、重要な技術の一つです。
そこでまず、リトリーブとはどのようなテクニックで、どのような釣果に関係するのかという点から紹介していきましょう。
万能のルアーアクション
今述べたようにリトリーブの基本的なやり方は、しっかりとロッドとリールを持ち、一定速度でリールを巻いていきます。ところが、一定速度でただ巻きをするというのは簡単なようでなかなかできないことなのです。
一口にリトリーブ、ただ巻きと言っても、その「一定速度」は魚により違いがあり、それが合わないと釣果にはつながりません。また竿先が動いてしまうと不自然になり、これまた釣果につながりにくくなります。
つまりリトリーブというのは簡単なようでいながら奥が深く、万能のルアーアクションのテクニックの一つなのです。
管理釣り場でも活躍
リトリーブはルアーフィッシングでは重要な技術の一つですが、もちろん管理釣り場でのエリアゲームなどをする方にとってもぜひとも身につけたい技です。
リトリーブのやり方で重要なのは、一定速度で巻いていくということにあります。一定速度で巻いていけば、魚がかかったなどの変化がすぐにわかり、それに合わせた対応ができるようになるからです。
つまり、魚に合わせたリトリーブができるようになれば、リトリーブからのさまざまな情報が得られるようになります。それによりルアーや仕掛け、リトリーブの方法に工夫をこらすことで、次の釣果につながっていくことになるのです。
リトリーブで狙える魚・釣果
このようにリトリーブというのは釣りをする方にとっては基本中の基本の技術です。ですからさまざまなやり方を身につけることで、多様な魚種の釣りに威力を発揮します。
例えばバス釣りの際に使うルアーの多くは、リトリーブのやり方によって釣り場の状況に合わせて釣果を上げることができます。またシーバスの場合は昼と夜でリトリーブのやり方を変えるとよいでしょう。
リトリーブのいろいろなやり方をマスターし、状況に応じたリトリーブを使うことで、釣り場はもちろん、魚の種類も多種多様なものに応用していくことができるのです。
リトリーブのやり方
このようにリトリーブの技術は釣りをする際の基本技術であるとともに、そこから多様な技術へと派生していくものです。ですから釣りをするのであれば、そのやり方はしっかりマスターしておきましょう。
そこで次に、リトリーブのやり方について、基本や覚えておきたいコツなどのテクニックについていくつか紹介していきます。その時の状況に合わせてこれらをうまく利用することで、釣果が期待できます。
基本的にはただ巻くだけ!
まずはリトリーブの基本となる動きです。最初に述べたように、リトリーブというのは「ただ巻き」のことですから、キャストしたルアーをリールで一定スピードでただ巻きすることが基本です。
一定のスピードでただ巻きすることで、ルアーが一定スピードで動きます。この動きに合わせてシーバスやヒラメなどさまざまな魚がルアーに食いついて釣り上げることができるようになるわけです。
これがうまくできないと、魚が食いついてくれませんから、釣果も上がらないということになります。上手にリトリーブができることは釣りの基本ということがここからもわかります。
巻き方のコツ
リトリーブの上手な巻き方にはどのようなコツがあるのでしょうか。今述べたようにリトリーブというのは基本的に「ただ巻く」のですが、簡単に見える動作ほど難しいというのはよくあることです。
リトリーブの巻き方のコツはしっかりとロッドとリールを持ち、一定のスピードで巻くことにあります。特に魚がかかったと感じると急いで釣りたくなりますが、ミスバイトにつながります。最後まで一定のスピードで巻きましょう。
また、竿先が動いてしまうと、こちらも不自然な動きにつながります。手首の力は抜き、柔らかくイメージすると竿先が安定します。水の中のルアーの動きをイメージしながら巻いていくと自然にリトリーブすることができます。
ギア比の調整のコツ
リトリーブをする際に確認しておきたいものの一つが「ギア比」です。ギア比というのはハンドルを一回転させたとき、スプールが何回転するかを示したもので、一般的には5から8の間が多いです。数字が多いほどハイギアと呼ばれます。
リトリーブは一定スピードで巻くことがコツなのですが、この一定スピードはルアーや魚により違いがあります。早いスピードで巻かないと動かないもの、逆に早いと体勢が崩れるものなどがあるのです。
適切なギア比のものであれば、リトリーブの一定スピードが楽に維持できますし、その分自然にルアーを泳がせることができ、釣りやすくもなります。うまくいかない時はギア比もチェックすることをおすすめします。
動かすときのポイント
ここまでリトリーブのやり方について述べてきた中で、何度となく「自然に」という言葉が出てきました。では自然にルアーを動かすにはどうしたらいいのでしょうか。
ポイントはロッドとリールを持つ手にあります。肩や手首などに力が入ると、どうしてもかくかくした動きになってしまい、それが伝わったルアーも不自然になってしまいがちです。
ロッドを握る手にはしっかりと力を入れ、リールを巻く手は力を抜いて回すというイメージだと、竿先は安定しますし、リールもかくかくせずに回すことができます。自然な動きであれば魚も不信感を持つことなく釣果につながるでしょう。
リトリーブのテクニック
リトリーブは基本的にはここまで述べてきたように、リールを一定スピードで巻いていくというテクニックです。これがしっかりできるようになったら、ワンランクアップのテクニックにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
言うまでもなく、一定スピードでルアーが動くのは確かに自然な動きではありますが、リアルな餌となる魚は機械のように常に一定スピードで動くわけではありません。
そこで、その釣り場の状況などを考えながら、自然な動きの変化を加えることで、よりルアーの動きを自然にすることができ、それが釣果につながっていくことになります。具体的に紹介しましょう。
水流を利用して釣る
海でも川でも、自然の水には流れがあります。そこに住んでいるいきものはその自然の水流に合わせて生息しているため、その水流の動きを利用することでより自然な動きが出てきます。
基本的に川の上流に向けて竿を投げ入れた場合、ルアーは後ろから流れを受けます。そのためリトリーブする場合はその水流より早くしないと、ルアーは流される動きになります。
一方下流に向けた場合、ルアーは前から流れを受け、ゆっくりリトリーブしてもよく泳ぎます。これらの水流による動きを頭に入れたうえで、キャストする場所を合わせれば、自然な動きで無理なくリトリーブさせて魚を誘うことができます。
レンジの違いをマスターする
魚はそれぞれ生息するレンジ(深さ)があります。釣りたい魚がいるレンジにルアーをキャストしなければ、いくら魚がたくさんいても釣れないので、適切なレンジを維持することが大切です。
もちろん使うルアーの種類などでも調節できますが、リトリーブの方法でレンジを合わせることもできます。基本的にリトリーブを早くするとルアーは潜っていくので、深いレンジに到達させることができます。
ルアーにリップがついているか、どんな形状なのかによってもこのあたりは違ってきますし、ロッドの角度なども関係してきます。釣り場に行ったらいろいろ試してみるとよいでしょう。
静と動の変化をマスターする
リトリーブは一定スピードでリールを巻くことと述べましたが、この応用技術として「ストップ&ゴー」というものがあります。これはあえて途中で巻くのを止め、緩急を出す方法です。
まず、素早くリトリーブさせ、ルアーを高速で動かします。その後1秒ほど、完全に停止させます。そうすると素早い動きにつられた魚が停止したタイミングで食いつくのです。
しっかり動きに緩急をつけると、魚がつられやすいです。いろいろな釣りに応用できますから、ぜひこのテクニックもマスターしておきましょう。
リトリーブをマスターしよう!
リトリーブというのは釣りをする際の基本的なテクニックであり、それだけに奥深いものです。釣りをする場所の状況や狙う魚などによっても、スピードなどを変化させる必要があります。ぜひリトリーブのテクニックをしっかりマスターしてください。
RELATED
関連記事
RELATED
- 札幌の日帰り温泉ランキングTOP15!市内近郊のおすすめを紹介!
今回は、札幌近郊にある日帰り温泉ランキングおすすめTOP15をご紹介。旅館やホテルに泊まらなくても温泉だけ気軽に入って、気...
玉井綱晃
- 北海道で女のひとり旅おすすめプランまとめ!人気スポットやグルメあり!
自由気ままなひとり旅は、最近女性に大人気。グルメや観光など、おすすめスポットがたくさんある北海道は、女性のひとり旅の定番で...
tatsukimagcap
- 札幌のパン屋さん人気ランキングBEST15!地元でおいしいと人気!
札幌のパン屋さんは、素材にこだわっているお店がたくさんあります。それは国内産小麦の7割ほどが北海道産だということにも関係が...
沙里
- 札幌のホテルおすすめランキングBEST15!カップルやファミリー向きは?
札幌は国内屈指の観光スポットですので、おすすめホテルも多く存在します。しかしホテルが多すぎて、迷ってしまうということはあり...
しおり
- 北海道の雑貨のお土産ランキングTOP15!ガラス製品など一番人気は?
人気観光地の北海道には、魅力的な雑貨系のお土産がたくさん。そこで今回は、雑貨のお土産に絞って人気ランキングを作ってみました...
tatsukimagcap
- 北海道のおすすめ観光地・夏編!旅行の参考に!カップルに人気の場所は?
北海道のベストシーズンと言えば夏!7月から8月、夏の北海道の時期に行く、カップルに人気の観光地、富良野のラベンダー畑や、北...
neko master
- 青森の日本酒・地酒ランキングBEST9!おすすめの銘柄はお土産にも!
青森県はどんな日本酒や地酒が有名なのでしょうか。お土産にもおすすめな日本酒や地酒はどういったものがあるのでしょうか。今回は...
ちーみん
- 新千歳空港のお土産ランキングBEST10!おすすめ品や人気の限定品も!
北海道旅行の最終イベントに新千歳空港でのお土産選びがおすすめ!数々の有名お土産店が軒を連ねており、北海道の新鮮な食材や新千...
nachio
- 北海道の冬の服装は?画像で解説!天気や気温に要注意!靴はどれ?
冬の北海道旅行には、美しい雪景色、雄大な天気や風景と、他の土地では体験できないことがたくさんあります。防寒効果の高い服装を...
よしぷー
- 北海道のパワースポット特集!恋愛運や金運が上がるのは?幸せになれる!
神様や自然の力にあふれているパワースポットは、恋愛運や金運を上げてくれます。北海道には、そんなうれしいパワースポットがたく...
tatsukimagcap
- 北海道のあるあるまとめ!道民は完全に共感のご当地ネタ!他県民は驚き!
大きな大きな北海道!日本で一番でかい都道府県、そして最北端。ゆえに、他府県民が驚くことも北海道なら当たり前なんて感じのある...
荒野の狼
- 旭川冬まつり2017の楽しみ方!ゲストは誰?雪像と来場者数すごい!
知る人ぞ知る冬の名物「旭川冬まつり」。日本のみならず海外からも注目を浴びる旭川冬まつりが今年も開催されます!今回はどのよう...
gucci
- 大月町の観光スポットランキングは?柏島は外せない!宿泊・ホテル情報など
大月町は高知県南西部に位置し海岸を中心とした観光地です。とれたての新鮮な魚介類を味わうことができるのは勿論のこと、亜熱帯の...
asiasi
- 札幌ラーメン横丁ランキング・ベスト10!おすすめの人気店を厳選!
人気のラーメンといえば北海道札幌市のラーメン横丁の元祖札幌ラーメン。海の幸を存分に活かしたおすすめの人気店が軒を連ねていま...
asiasi
- 稚内の観光名所まとめ!おすすめスポットはどこ?最北端の景色がすごい!
稚内は、北方領土を除き日本で最北端にある町です。最北端に位置する宗谷岬からは、天気の良い日には樺太(サハリン)が見られる為...
neko master
- 札幌・円山のカフェがおすすめ!おしゃれな場所でスイーツやパフェを堪能!
北海道グルメといえば札幌市ですよね。その中でも、地元の間でおしゃれカフェの聖地として有名なのが円山なのです。今回は雑誌がこ...
Homie
- 北海道・冬の観光スポット11選!モデルコースあり!おすすめの絶景は?
1年を通して楽しむ事ができる観光スポットを有する北海道ですが、そんな中でもやはり観光のメインイベントは冬に集中しています。...
Yuwi
- 札幌観光のおすすめモデルコース・スポットを紹介!穴場の場所もチェック!
札幌市は日本でも指折りの大都市で、観光スポットや、おすすめのモデルコースがたくさんあります。この記事ではぜひ訪ねていただき...
drifter
- 札幌のパフェランキングTOP11!「シメパフェ」が人気!サイズも大きい!
札幌では、食事の後やお酒を飲んだ後に食べる「シメのラーメン」ではなく、「シメパフェ」が人気になっていることを知っていますか...
ZikZin
- 新千歳空港内ラーメン人気おすすめランキングTOP7!おいしい名店あり!
北海道旅行の時に外せないグルメであるラーメン。どうせならおすすめの店で食べたいものですね。今回は空の玄関口新千歳空港の人気...
よしぷー
- 札幌の夜景がきれいなスポット&レストラン特集!デートにおすすめ!
札幌といえば観光、グルメと北海道でもエンターテイナーに楽しめる街。全国的に屈指の美しい札幌夜景スポットとしても有名であり、...
resm