スーツケースの捨て方をレクチャー！処分の際の注意点や費用をかけない方法も！

旅行や出張の際に大活躍するスーツケースですが、頑丈にできているとはいえ、キャスターなどの部品が破損したり、古くて不具合が出てきたなど様々な理由で処分をし、買い替えなければなりません。

不要になったスーツケースはどのように処分すれば良いのでしょうか。ごみとして処分するにしても、大きなスーツケースの場合はごみ袋に入らない上に、不燃ごみなのか粗大ごみ扱いになるのかも分からず、結局処分できずにいるという人もいます。

捨て損ねたスーツケースがクローゼットや物入の奥に眠ったままにならないよう、今回はスーツケースの捨て方や処分方法について解説していきます。

ただごみとして捨ててしまうだけではなく、リサイクルや寄付、スーツケースを再利用できる意外な使い方も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

スーツケースを処分したいと思った時に、多くの人がスーツケースの捨て方として真っ先に思い浮かぶのが、ごみとして処分するという方法です。自治体の回収は一番簡単な処分方法であると同時に、安全な処分方法でもあります。

では、ごみとして捨てる場合、スーツケースは不燃ごみ扱いになるのでしょうか。それとも粗大ごみ扱いになるのでしょうか。

大きさにもよりますが、不燃ごみに分類されるのか粗大ごみに分類されるのかは、各自治体によって異なりますので、お住いの自治体のルールを確認の上、回収に出すようにしましょう。

布製でできているスーツケースや、小ぶりでごみ袋に入るスーツケースは不燃ごみとして捨てることができます。サイズの大きなスーツケースも、分解ができて自治体指定のごみ袋に入るのであれば、不燃ごみ扱いになります。

不燃ごみとしての捨て方の注意点は「可燃ごみなど他のごみ回収と同様に指定ごみ袋に入れること」、「回収日時と回収場所を守ること」です。

大きなスーツケースを分解して捨てる場合は、指定ごみ袋に入り切るようなサイズに分解します。もし分解してもごみ袋からはみ出てしまう場合は費用をかけたくないからと無理に押し込もうとせずに、粗大ごみとして処分することをおすすめします。

指定ごみ袋からはみ出していたり中のごみがごみ袋を突き破っていると、最悪の場合回収されないこともあるので、注意してください。

サイズの大きなスーツケースはもちろん、頑丈で解体が難しいスーツケースは粗大ごみとして自治体に回収してもらいましょう。

粗大ごみの基本的な捨て方は、自治体の粗大ごみ受付窓口に連絡をした後、処分に必要なリサイクル券をコンビニ等で購入してスーツケースに貼り付け、指定された日時に指定された場所に出すという流れです。

ただし、粗大ごみは申し込めばすぐ回収してもらえるというものではなく、手続きの都合上、どうしても手間と時間はかかってしまいます。

処分予定のスーツケースが多少場所を取っていても気にならない、急いでいないという人には、自治体の粗大ごみ回収を利用するのがリーズナブルで安心な処分方法としておすすめです。

もし自家用車がある人や自家用車を持つ親族や友人が協力してくれるという人は、自治体の粗大ごみ処分場に自分で持ち込むという捨て方もあります。自治体の粗大ごみの回収日を待つ必要もなく、費用もかなり安く済ませることができます。

自治体の処分場に自分で持ち込む場合も、事前に持ち込みの申し込みは必要で、持ち込んだ際に住所確認の意味も含め身分証明書の提示を求められることがあります。

ひどく壊れてしまったものは無理ですが、古くなった・使い勝手が悪いという理由でスーツケースを処分したい場合は、できるだけ費用をかけずに処分したいものです。

ごみとして処分するのは簡単ですが、まだ使えそうなスーツケースの捨て方として、リサイクルショップを利用したり、オークションやフリマアプリを利用してみてはいかがでしょうか。

わずかながらも収入が得られるので、まだ使えるのにただ捨ててしまうのはもったいない、捨てるのに費用はかけたくないという人におすすめです。

スーツケースの費用をかけない捨て方で最も簡単な方法は、最寄りのリサイクルショップに持ち込むことです。

作りが頑丈なスーツケースは多少傷があったとしてもステッカーなどでおしゃれに隠すことができるので、買い手も付きやすく、キャスターやロックが壊れていなければ買取をしてくれるリサイクルショップがほとんどです。

まずは検討をしているリサイクルショップに出張買取をしているかを問い合わせ、出張対応していなければ、自分で最寄りのリサイクルショップに処分したいスーツケースを持ち込みましょう。

いくら処分するつもりのスーツケースとはいえ、リサイクルショップに持ち込むならば少しでも高く買い取りしてもらいたいものです。

少しのコツで買取価格が変わることもあるので、スーツケースをリサイクルショップに持ち込む前にチェックしてみて下さい。

まず、スーツケース全体を注意深く見て、ステッカーやシール類は剥がしておき、汚れがあればできるだけ落としておきましょう。

又、鍵や取扱説明書など付属品は揃っている方が買取金額が高くなります。特に、鍵は失くさないよう注意して保管しておくことが大切です。

ネットオークションやフリマアプリでも、スーツケースを処分することができます。利用登録や梱包、発送の手間はかかりますが、自分で価格を決められるので、物によってはリサイクルショップに持ち込むよりも高値で処分できる捨て方です。

もちろん、状態がいい物の方が買い手が付きやすですが、ブランドもののスーツケースは古くても個性的な形やサイズでも買い手が付きやすい傾向にあります。

又、ネットオークションやフリマアプリを利用する人は自宅に居ながら手軽にショッピングを楽しみたいという人が大半で、「スーツケース」を検索するのはもちろん、サイズや形状、ブランド名で検索して商品を購入するので、リサイクルショップよりも比較的売りやすいと言えます。

リサイクルショップに持ち込む場合と同様に、汚れやシールはできるだけ落としておくと、スムーズな取引に繋がります。

スーツケースの処分方法として、自治体の回収やネットオークションといった方法をご紹介しましたが、より手間をかけずにスーツケースを処分したい、回収費用もできるだけかけたくないし、利益もいらないという場合は、不用品回収業者を利用したり寄付をするという処分方法もあります。

又、新しいスーツケースを購入する際に不要になったスーツケースを下取りしてくれるケースもありますので、購入店に問い合わせてみることをおすすめします。

家具や家電など不用品を回収する業者の中には、スーツケースも回収品の対象にしている業者もあります。

自治体の回収と比較すると費用はやや割高になってしまいますが、指定した時間に自宅まで引き取りに来てくれるので運搬の手間が省ける上に、他の不用品もまとめて回収してもらえるという利点もあります。

スーツケースの他にもあれこれと不用品を処分したい、スーツケースのサイズが大きくて運搬が面倒と思っている人におすすめの捨て方です。

スーツケースの処分方法でまず捨て方を検索しがちですが、不要になったスーツケースで海外支援を行うことも可能です。

送料等少しの諸経費はかかりますが、ごみとして廃棄されるスーツケースが発展途上国では資産や救援物資として利用されるので、海外支援に興味はあるが実践したことはなかったという人は、ぜひ検討してみて下さい。

寄付の流れですが、まずはスーツケースの寄付を受け付けている団体を見つけ、スーツケースを寄付したい旨を伝えた上で指示通りにスーツケースを送付、または持ち込みましょう。

寄付であっても、いきなり送り付けたりすることは相手の迷惑になることもあるので、必ず問い合わせをし、相手の希望する送付先・送付方法を確認して行って下さい。

販売店によっては、スーツケースの新規購入を促す目的で不要になったスーツケースの下取りサービスを行っているところもあります。

基本的に手数料は無料で、キャンペーンなどがあればキャッシュバックのサービスもあり、新しいスーツケース購入の費用に回すことも可能です。

必ずしも下取りサービスを行っているとも限らないので、気になる方は販売店やメーカーに問い合わせてみて下さい。

当然ですが、いくら処分するスーツケースだからといって、汚れや破損がひどいなど状態が悪すぎるものは下取りは行ってもらえません。落とせる汚れは落とし、付属品も合わせて持ち込むことをおすすめします。

スーツケースの処分方法として様々な方法をご紹介しましたが、それぞれメリットだけでなくデメリットもあります。処分するのに余計な費用がかかったり、中にはトラブルに巻き込まれてしまうというケースも少なくありません。

些細なことですが、スーツケースの捨て方や処分方法の注意点に気を付け、スムーズにスーツケースを処分しましょう。

スーツケースは主に旅行の際に使用するものです。その為、旅行を趣味としている人の中には、スーツケースに荷物を入れたまま保管している人も多くいます。

特に要注意なのがポケットで、パスポートやチケット、思い出の品などを入れたままにしていないか、後から後悔しないように必ずチェックしてから処分しましょう。

又、旅先で使うからと香水やシャンプー類をスーツケースに入れたままにしてあると、独特な臭いが染みついてしまい、買取や下取り、寄付には回すことができなくなります。

廃品回収業者の中には、「格安回収」や「無料回収」をアナウンスしながら住宅街を営業車で回っている業者もいますが、こういった業者は要注意です。

格安回収・無料回収を謳う業者の中には無許可で営業している業者も多く、悪徳な業者の場合は不法投棄をしたり、頼んではいない貴金属を回収しようとしたり、後に多額の費用を請求してきたりと、トラブルに発展することも珍しい話ではありません。

事前に口コミを検索しておくなど、廃品回収を利用する場合は業者選びに十分注意し、信頼できる業者を利用しましょう。

不要になったスーツケースを処分するのは簡単ですが、捨てたり売却する前に、再利用の方法も考えてみてはいかがでしょうか。ただ荷物を詰めて運ぶだけのものと思われがちですが、頑丈にできているスーツケースだからこその再利用法がたくさんあります。

旅行の際の必需品であるスーツケースも、普段はクローゼットや物置の奥でスペースを取って眠っているという人も多いはずです。サイズの大きなスーツケースはただ眠らせておくだけだと邪魔に思えますが、意外な使い方で再利用できるので、ぜひ試してみて下さい。

普段使うことはないけれど、いざという時に必要になるのが防災アイテムです。予期せぬ自然災害に備え、水や非常食、メディカルボックス、軍手やライト、毛布などをまとめておくだけでも安心に繋がります。

そんな防災アイテムをまとめて保管するのに便利なのがスーツケースです。必要な時にそのまま持ち運びもできるので、防災アイテムを保管するのにはぴったりと言えます。

使わなくなったスーツケースならば旅行で使うからと中身を丸々出し入れする手間もかからず、理にかなった再利用法ではないでしょうか。

衣替えの際に衣装ケースを利用するととても便利ですが、わざわざ専用の衣装ケースを用意しなくても、スーツケースを再利用することでオフシーズンの衣類収納がぐっと手軽になります。

コートやセーターといった嵩張る季節ものをコンパクトに収納できる上に、デリケートな衣服や帽子などを型崩れしないよう保管できるのも頑丈なスーツケースならではです。

衣装ケースと違ってスーツケースは縦置きも可能なので、クローゼットや物置のスペースの節約にもなり、おすすめです。

鍵のついているタイプのスーツケースは、鍵の部分さえ壊れていなければ貴重品や大切なものを保管する金庫として再利用することができます。

本格的な金庫では目立ってしまいますが、クローゼットや物置にスーツケースが置かれていても特に目立つことはないので、カモフラージュにもなる簡単で安全な再利用法と言えます。

書類や貴金属など貴重品を保管するだけでなく、あまり他の人には見られたくないものなどを隠して保管する際にも便利です。

ただし、鍵を失くしてしまうと中身を取り出せなくなってしまうので、鍵の管理だけはしっかりとしておきましょう。

荷造りをしようとスーツケースを広げていると、飼っているペットがスーツケースに詰めた衣類の上で寝そべっていた経験はないでしょうか。

人間が布団やベッドで寝るように、大切なペットにもベッドが必要です。ペットショップにはペット用のベッドがたくさん並んでいますが、わざわざ購入しなくても、少しの工夫で使わなくなったスーツケースがペット用のベッドに変身します。

スーツケースの片側を切り離し、クッションを敷き詰めるだけで、しっかりとした枠のついたおしゃれなペット用のベッドの完成です。

あまり大きなサイズのスーツケースの場合はスペースを取る上に、ペットも広すぎて落ち着かないので、ペット用ベッドに再利用するのは小ぶりなサイズのスーツケースの方が向いています。

頑丈なスーツケースも長年使っていれば壊れたり、使い勝手が悪くなって買い替えを余儀なくされます。

自治体の回収やリサイクルなど、処分の方法の選択肢をいくつか知っていると、買い替えの選択肢も広がるので、今後スーツケースを選ぶ楽しみも増えるのではないでしょうか。

ご紹介したスーツケースの捨て方や再利用法などを参考に使わなくなったスーツケースを処分した後は、新しいスーツケースに旅の思い出をどんどん詰め込んでいってください。