フィリップベルナシオンのチョコレートが絶品！日本で買える店舗や通販情報も調査

皆さんはチョコレート好きが絶賛するフィリップベルナシオンをご存じでしょうか。チョコレート好きなら一度は食べてみたいフィリップベルナシオン。

今回はチョコレート好きが絶賛するフィリップベルナシオンについて、ブランドの魅力やチョコレートの種類、通販や公式サイトでの購入方法など詳しくご紹介します。

尚、こちらの情報は2023年7月時点のものです。実際に行く前にはお店の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

そもそもチョコレート好きが絶賛するフィリップベルナシオンとは一体どんなお店なのでしょう。まずはチョコレート好きならおさえておきたいフィリップベルナシオンについて詳しく説明していきます。

フィリップベルナシオンは1953年創業のフランスの老舗ショコラトリーです。美食国フランスの数あるショコラトリーの中でも屈指の存在で、創業当時から中南米のカカオ豆を仕入れ自社で加工するビーントゥバーのスタイルを貫いています。

フィリップベルナシオンの正式なブランド名はBernachonベルナシオン。日本ではフィリップベルナシオンと言われることも多いのですが、正確にはフィリップベルナシオンはリヨンにある、ベルナシオンの展開するチョコレート店の店名。ブランド名はあくまで「ベルナシオン」が正解です。

ベルナシオンが正式なブランド名となる人気のショコラトリーですが、フィリップは2010年から後を継いでいる3代目店主の名前になります。ちなみに初代はモーリス・ベルナシオン、2代目はジャン=ジャック・ベルナシオンです。

代々家族で経営している人気のベルナシオンですが、実店舗があるのはパリとリヨンの2か所のみです。パリに店舗ができたのは2019年と比較的最近で、それまではリヨン1ヶ所のみに実店舗のあるとても希少なショコラトリーでした。

ベルナシオン パリの店舗の営業時間は10時から19時で日・月定休です。アクセスはメトロ10・13号線のDuoc駅が最寄り。お土産品の揃う有名老舗デパートのル・ボン・マルシェからは徒歩5分程です。

2019年にパリにできたベルナシオンの店舗はボンボンショコラやタブレットなどテイクアウトのショコラのみを取り扱うショコラ専門店。チョコ好きがこぞって絶賛する人気のショコラスイーツがあるのはイートイン可能なリヨンの店舗のみとなっています。

フランスのリヨンにあるベルナシオンの店舗にはカフェも併設されています。ベルナシオン リヨン店の営業時間は8時半から19時で、日曜日のみ8時半から17時で、月曜定休です。

アクセスはメトロA線Foch駅から徒歩3分です。地上に出たら大きな道路を車の進行方向と逆方向、ローヌ河に背を向けて歩きます。3分程度で右手にある茶色の建物がベルナシオン リヨン店です。

リヨンとパリに店舗のある世界からも注目を集めるチョコレート好きの憧れ、フィリップベルナシオン。そんなショコラトリー、フィリップベルナシオンの魅力とは一体どこにあるのでしょう。フィリップベルナシオンの魅力を深堀してご紹介します。

リヨンとパリに店舗を構える3代続くパティスリーの老舗フィリップベルナシオンは、祖父の代から始めた製法を変わらず守り続けています。時代や世代の交代と共に進化しながら変わらず守り続けている伝統の味がフィリップベルナシオンの魅力です。

フィリップベルナシオンのチョコレートはほぼ手作業で丁寧に作られています。カカオ豆の焙煎から始まり、ローラーで挽いて細かく粉砕し、出来上がったチョコレートを型に流し込む作業のほとんどが職人の手を介して行われます。

一部機械化している工程はあるものの、勤続30年以上のスタッフや職人の手から作り出されるチョコレートは唯一無二の深い味わいです。

祖父が作り出したオリジナルショコラは入手が難しいとされる中央アメリカの10種類ほどのカカオ豆をブレンドして作られます。

アフリカに比べると小規模生産で価格も高い中央アメリカ産のカカオ豆の仕入れを自社で行っているのもフィリップベルナシオンの大きな特徴のひとつです。生産量3%以下と言われる希少なクリオロ種のカカオがベルナシオンの味の決め手です。

日本では入手困難な種類も含め多くの種類が展開されているリヨンとパリに店舗のあるフィリップベルナシオン。日本のイベントなどでも比較的手に入りやすいおすすめの商品をご紹介します。人気の定番商品はぜひチェックしておきましょう。

ベルナシオンのパレドオール(Le Palet d'Or)は金箔をまぶした円盤状のボンボンショコラです。パレドオールはフランス語で金の円盤を意味するお店一番人気の看板商品。

大きいサイズやタブレットもあり、フランス パリ店のゴールドの箱に入った大きいサイズはお土産にもぜひおすすめです。フランス リヨンでは1粒100円程で販売されていますが、日本では6粒入り5,000円程です。

カカオ55%の自家製ビターチョコレートとイズニー産のクレームエペスとバターを合わせて作ったガナッシュは、口溶けの良い滑らかな味わい。

まろやかでほんのり感じる苦みと心地よい酸味が一体となったベルナシオンのスペシャリテです。原材料はカカオマス、砂糖、ココアバター、バニラビーンズ、生クリーム、バター、金箔など。

アマンド・プランセスもプレドオールに並ぶベルナシオンの定番スイーツ。緑色の包み紙が特徴。ボンボンショコラやトリュフ、定番のパレドオールなどとの詰め合わせは一度で色々な種類が楽しめるお土産にもぴったりの商品です。

アマンド・プランセスはチョコペースト状のナッツと砂糖を混ぜたクリーム、プラリネと煮詰めた砂糖にローストアーモンドを入れて伸ばし固めたガチーヌの2種類をビターなチョコレートでコーティングした食感の楽しい一粒。1粒で色々な味と食感が楽しめる、得した気分になる商品です。

ブッシェ マラコフはヘーゼルナッツのプラリネに細かくしたアーモンドをまぶし、チョコレートコーティングした商品。ブッシェBuissonはフランス語でひと口という意味があり、立方体型のひと口サイズのチョコレートです。ひとつひとつおしゃれなパッケージに入っているのもポイント。

カカオ豆を粉砕する3段ローラーに3度通して極細にするベルナシオンのプラリネ。驚くほど滑らかなヘーゼルナッツのプラリネとカリッとしたアーモンドのアンバランスが口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。ちっちゃいけどすごいおすすめの商品です。

ブシェックレオールは芳醇なラム風味のレーズンが入ったマジパンのショコラ。円形の可愛い形で贈り物にも喜ばれます。クレオールはタブレットでも展開。チョコレートとラム酒漬けしたレーズンは間違いなしの組み合わせです。

トップにレーズンが可愛くトッピングされ、中のセンターにもしっかりレーズンが入っています。シャリシャリでサクサクでしっかりお酒のきいた大人のチョコ。少しずつ味わうのがおすすめです。

ベルナシオンにはご紹介した4種類の他にもたくさんの人気商品があります。毎年開催されているチョコレートの祭典、サロン デュ ショコラにはオフィシャルムック本が存在しています。

ムック本で紹介されたことのあるベルナシオンイチ押しチョコレートはぜひチェックして味わってみたいもの。ムック本でおすすめのチョコレートなど、いくつかピックアップしてご紹介します。

オランジェットはほろ苦いオレンジピールにベルナシオン自慢のチョコレートをかけた人気の商品です。

オレンジピールにはベルナシオンならではの製法のこだわりが詰まっていて、2つが合わさると他にはない特別な一品になります。大ぶりにカットされたオレンジピールの歯ごたえが楽しいチョコレートです。

フランス産の栗をサンドした濃厚でねっとり滑らかな口どけのチョコレートは2022年のサロンデュショコラで人気爆発した栗を使ったタブレットです。ノワールはマロンの甘さとビターの苦みのバランスが絶妙なクセになる美味しさ。

2015年のサロショムック本で紹介されたフィリップ氏のおじいちゃん開発レシピを使ったホワイトチョコレート。カカオバター、ミルク、砂糖を使ったホワイトチョコにバニラと自家製アーモンドプードルを混ぜ込んでいて、ねっとりとした食感の中に軽さを感じる一品です。

ピエモンテ産ヘーゼルナッツを60%配合しチョコを合わせた可愛い小瓶に入ったスプレッド。スプーンでストレートに口に運べば、口の中いっぱいに濃厚なチョコとナッツの香りが広がり幸せな気分に。ベルナシオンのチョコレートを贅沢に味わえる一品です。

マロンペーストをミルクチョコレートでコーティングし、更にピスタチオのマジパンで包んだ栗をモチーフにしたチョコレート。モスキーなピンクの包み紙も上品でおしゃれ。ピスタチオのマジパンと栗とチョコレートの絶妙なコラボが絶品です。

ベルナシオンのチョコレートは、毎年開催されるサロン デュ ショコラでも数多く扱います。実際に目で見て購入することができるだけでなく、ムック本では断面写真で見えないところまでチェックできます。

ムック本で断面写真を見ながらどんなスイーツか想像して楽しむのもサロン デュ ショコラの楽しみ方のひとつ。ここでは2023年に実際にサロンデュショコラで販売された商品のラインナップと値段をご紹介します。

フランスの老舗ショコラトリー、フィリップベルナシオンのチョコレートは日本で購入することはできるのでしょうか。入手困難とされるフィリップベルナシオンの日本での購入方法をご紹介しましょう。

日本でフィリップベルナシオンのチョコレートは1～2月中旬のバレンタインなどの催事に合わせて公式輸入されます。フランスのフィリップベルナシオンの正規のチョコレートを日本で購入できるタイミングは冬のバレンタインシーズンです。

日本のバレンタインシーズンの催事に合わせてフィリップベルナシオンが出店していたデパート・百貨店は三越伊勢丹サロン デュ ショコラ会場、三越伊勢丹公式オンラインショップ、丸広百貨店公式通販です。

2023年の三越伊勢丹サロン デュ ショコラ東京会場は2023年1月15日～1月25日、1月28日～2月5日の期間で開催され、1月28日はエムアイカード会員限定の招待日でした。

サロン デュ ショコラで大人気のベルナシオンチョコレートを必ずゲットするためには10時開店と同時に催事場に直行する必要があり、そのために入場整理券を入手しなければなりません。

入場整理券はYahoo!JAPANのデジタルチケットPassMarketから入手することができますが、申し込みにはYahoo!JAPANIDが必要となります。Yahoo!JAPANIDを持っていない場合は、整理券予約開始の前日までにIDを取得し、PassMarketで申し込みの流れを確認しておくと良いでしょう。

入場整理券は1人1枚までで先着順。発行枚数の上限に到達次第予約終了になります。ちなみに2023年のサロン デュ ショコラ東京part1の予約開始はイベント開催の1週間前2023年1月11日の11時～でした。

イベントの開催日によっては10時の開店時だけでなく、全ての時間帯で入場整理券が必要な日や10時以外の時間帯でも必要な日などがあります。

また、2023年のサロン デュ ショコラのイベントでは東京会場以外に丸井今井札幌本店、仙台三越、ジェイアール京都伊勢丹、広島三越、岩田屋本店の5店舗でもベルナシオンのスイーツを購入することができました。

イベント会場でより早くベルナシオンにたどり着くためには事前にデパートの中の催事場所への行き方と公式の会場MAPを事前に確認しておくことをおすすめします。また、エムアイカードに登録し比較的競争率の低い会員限定日を狙うのもありです。

日本で正規のフィリップベルナシオンを購入できるのはバレンタインシーズンなど特別な時期のみですが、それ以外の時期にフィリップベルナシオンのスイーツを手に入れる方法をご紹介しましょう。

フランスの店舗まで行かなくても、通販などフィリップベルナシオンの商品を購入できる方法4つをご紹介します。

ベルナシオンにはフランス語版の公式通販・オンラインショップがあります。残念ながら表示はフランス語と英語のみの対応ですが、日本からの取り寄せも可能です。フランス語、もしくは英語に堪能な方は公式通販・オンラインショップからお取り寄せしてみてはいかがでしょう。

英語が堪能でなくてもベルナシオンのチョコレートを公式サイトから通販購入する方法を説明します。まずは好きな商品を通常のネットショッピングの要領でカートに入れましょう。

全部入れたら「PROCEED TO CHECKOUT」をクリックしてお会計に進みます。アカウントは作らずゲストとして購入も可能なので「Oder as guest」をクリックします。

「Adress」に住所を入力し、「SHIPPINNG METHOD」で送料の確認をしましょう。最後は「PAYMENT」で支払い完了です。

支払いはクレジットカードにのみ対応。支払い後はベルナシオンから支払い完了メールが来たことを確認してください。DHL Expressで商品が発送されるとSMSで随時荷物に関する連絡がきます。

日本に到着したら関税が決定次第DHLからSMSでお知らせが届きます。通関完了後2日ほどで商品が到着します。

ベルナシオン公式オンラインショップを通販で利用する場合、気を付けたいのが上限金額です。通販で購入した個人使用目的の関税額の上限は16,666円(国際送料込み)。

通販での購入金額が上限額を超えた商品は税金がかかりその分高くなってしまいます。為替レートによっては指定額未満でも課税対象となる場合があるので為替相場の変動と購入金額には注意が必要です。

ベルナシオンのチョコレートはイベント期間中であれば伊勢丹のオンラインストアからも購入が可能です。毎年1月から始まる三越伊勢丹のサロンデュショコラは例年大盛況。

貴重なベルナシオンのチョコレートのオンライン販売は、発売開始直後に争奪戦が行われ即完売。では2022年の伊勢丹のバレンタインイベントでは、期間中通販サイトで購入したベルナシオンの商品はバレンタインに合わせ2月11日～14日限定で配達されています。

バリスウェーブはフランス直送で香水、雑貨などの日本では手に入りにくい商品を個人輸入しているサイト。そんなバリスウェーブでは、チョコレートが溶けない涼しい時期の期間限定でベルナシオンのタブレットを購入することができます。

フランス国際郵便で届くベルナシオンのタブレットは通常は7～14日、年末から2月にかけては1～2週間かかるため、バレンタインなど使用目的がある場合は余裕を持って購入するのがおすすめです。日本未発売のチョコレートもバリスウェーブからなら入手可能です。

スリーズパリスは高品質なフランス食品やブランドを扱う個人輸入サイト。スリーズパリスではベルナシオンのタブレットやイースター限定の詰合せなどを購入することができます。

タブレット(アマンディンヌ・レ)、ル・ポンポンなど日本未発売ばかりを集めたスペシャルボックスはぜひチェックしてみてください。

日本のデパートやオンラインショップ、個人輸入サイトでは、いつでも簡単に入手できるというわけではないフィリップベルナシオン。多くの商品を扱う大手通販サイトのアマゾンやフリマアプリのメルカリで購入することはできないのでしょうか？

実はフィリップベルナシオンのスイーツは大手通販サイトのアマゾンやメルカリでも販売されています。特にメルカリでは多くの種類と数のベルナシオタブレットが常に出品されている状態で、いつでも購入することができます。

しかし、メルカリやアマゾンでの通販で販売されているベルナシオンが必ずしも正規品という保証はどこにもありません。正真正銘のベルナシオンを購入したい場合はデパートでの購入がおすすめです。

いかがでしたでしょうか。フランスのリヨンとパリに店舗のあるチョコレート好きの憧れフィリップベルナシオン。こだわりの原料と製法で作られるチョコレートはありそうでなかった独特の美味しさ。

なかなか日本では購入するのが難しい巨匠のチョコレートはぜひバレンタインなどの機会に自分への御褒美として購入してみてはいかがでしょう。