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万里の長城観光!行き方・見どころスポットご紹介!中国の壁は凄かった!

万里の長城観光!行き方・見どころスポットご紹介!中国の壁は凄かった!
投稿日: 2017年6月8日最終更新日: 2020年10月7日

学生時代の歴史の授業で必ず出てくる「万里の長城」。いざ観光に行くとなるとよく知らなかったり、どこにあるのかも分からなかったり、意外と知らないことが多いのではないでしょうか?そんな中国で最も有名な万里の長城について観光に役に立つ情報をご紹介いたします。

歴史の授業で同じみ「万里の長城」見出し

学生時代の歴史の授業で出てきたことで「万里の長城」を知っている人がほとんどだと思います。しかし、当時はテストのために暗記することに必死で実際万里の長城が何だったか説明できないという人もいるのではないでしょうか?そこで観光という観点で万里の長城の歴史、見どころやおすすめスポット、簡単な行き方をご紹介いたします。きっとあなたも行きたくなるはずです。

観光スポット万里の長城見出し

弥生時代の頃、中国では制覇をめぐって戦いが行われていました。そんな中で中国初の皇帝の位に即位した秦の始皇帝作り始めました。外的からの侵入を防ぐため、そしてシルクロード貿易を保護するために作られました。それが今では世界遺産として世界最長の石垣の防御壁になり、観光地として多くの人が訪れるようになりました。

世界的にも有名な観光スポット

1987年にはユネスコの世界遺産にも登録されており、欧米からの観光客も多く訪れます。世界で一番長い壁で、世界で最も大きい古代の建物ととして有名です。3分の1は見つかることなく無くなってしまったとも言われています。

万里の長城の歴史見出し

各地で北方民族(匈奴)からの侵略を防ぐ壁が作られていました。それを秦の始皇帝が一つに繋げ始めたことからあの長い長城が作られました。その後も歴代王朝が拡大、延長、補強を繰り返し、明朝の時代に完成されたと言われています。兵士や農民、犯罪者などがこの地に送られ作ったと言われています。単なる壁だけでなく、軍の防御システムがしっかりと完備されています。

壁そのものは7メートルから8メートルもの高さ、そして厚みは4メートルから5メートルもある頑丈な壁なんです。およそ2000年前に人の手によって作られたと思うと圧巻です。英語名で「The great wall=偉大な、素晴らしい壁」と言われているのも納得です。

現在は中国政府によって保護されていますが、長城があまりにも大きすぎるため、保護仕切れていないのが現状です。そのため、建てられた当時のままの状態を歴史の深さを感じながら見ることができるのも見どころの一つと言えます。

万里の長城への行き方見出し

万里の長城への行き方は出発する場所にもよりますが、多くの人が北京から万里の長城へ行くことが多いでしょう。北京からの行き方は4つあります。1.鉄道で行く。2.バスで行く。3.ツアーで行く。4.レンタカーで行く。どの交通手段で行くにしても万里の長城のどのスポットに行くのかが交通手段選ぶ鍵になります。場所によって行き方を検討しましょう。バスの電車の時間や値段も変わりやすいので行き方の事前下調べが大事です。

中国語が話せたり、現地の情報に強い人は自らレンタカーや公共の交通手段を使って行き方が良いですが、それ以外の場合はツアーに任せる行き方の方が良いでしょう。万里の長城のどのスポットに行くかにもよるので、事前にどのスポットにどの交通手段で行くか決めてから行きましょう。

万里の長城観光の見所は?見出し

今現在わかっている万里の長城の長さはおよそ2119618kmと言われています。観光に行って全てを見るのは大変ですよね。現在、観光地として公開されているのは、八達嶺、慕田峪、司馬台、金山嶺、居庸関、黄崖関、山海関、嘉峪関などです。それぞれ見所が異なるので、万里の長城のどんな部分を見たいか、何をメインに見たいかを決めてから行くことをおすすめします。

修復が繰り返されていますが、当時のまま残っている部分も多く、その崩れている様子がまた歴史を感じさせる良いところでもあります。また、レンガをよく見ると当時のものには「明」という文字が残っていたり、当時の文字がそのまま残っているものがあります。細部を見て周るのも見どころのひとつです。

観光客に破壊される万里の長城

中国政府が修復をし、1957年には観光地として公開されました。それから修復が繰り返されています。多くの観光客が訪れることから、レンガを持ち帰ってしまう人がいたり、落書きをしてしまう人がいたりと破壊されてしまうと懸念されています。また、万里の長城が大きすぎることから管理がしきれないのも事実なんです。万里の長城に訪れた際にはマナーを守って歴史ある長城をみんなで守りましょう。

見どころ満載の司馬台見出し

司馬台(しばだい)は他の長城の特徴が組み込まれている、見所満載な長城と言われています。勾配が急で険しい場所にある長城は、別名「天梯=天へのぼるハシゴ」と呼ばれているスポットです。

ふもと、そして途中にお土産屋さんがあります。また、売り子のような人たちもいろいろな箇所にいます。必要ない時はあまり愛想を振り向かないようにしましょう。また、歩いて登る場合は4時間ほどかかり、崩れた場所、あまり整備がされていない場所もあるので注意が必要です。特に 柵がない長城として有名で、見どころでもあります。柵なしが不安な人や小さなおこさんがいる場合には少し危険な場所かもしれません。

司馬台の観光スポット古北水鎮

司馬台の麓にあった5つの村を一つにして作られた「古北水鎮」も司馬台長城に行く際に訪れることができます。新しく作られた村なので、賛否両論ですが、商店街や水路などを楽しむことができます。また、トイレも多いので観光客には助かります。夜の夜景が綺麗と人気なので、時間がある方は一晩泊まってライトアップされた水路を見てみてください。作られた村とは言え、うっとりする夜景を見ることができます。

行き方

北京市内から離れた位置にあるので、ツアー、バス、チャーターで行くことをおすすめします。バスは東直門から乗り換え1回で行けるものがあるので、旅行に慣れている人ならバスがお得でしょう。現在は古北水鎮を通って司馬台に行くコースと古北水鎮を通らずに行くコースがあります。通らずに行くコースは時間が限られてしまうので、古北水鎮を通るコースを選んだ方がスムーズに観光できます。

未修復部分が見どころの金山嶺見出し

司馬台とセットで訪れる人が多いのが金山嶺(きんざんれい)です。また、万里の長城の中でも写真好きの人におすすめのスポットです。様々な建築様式で建てられており、数ある長城の中でも独特の雰囲気を放っています。修復されている場所もあるのですが、おおよそ半分は未修復なので、そこから歴史を感じることができるのも特徴です。

北京市内から遠いのが難点です。個人で行くとなるとバスを乗り換える必要があり、初めての人にはおすすめできません。シャトルバスもでていますが、定員に満たない場合は運行しないものが多いので注意が必要です。北京市内から高速で約2時間で行く行き方もあるので、車の運転に慣れている人におすすめです。北京市内から少し離れた行き辛い場所ではありますが、行く価値のある歴史ある観光スポットと言えます。

万里の長城のマラソンで有名な黄崖関見出し

黄崖関(こうがいかん)は毎年5月に行われる「万里の長城マラソン」の開催地でお馴染みのスポットです。壁が黄色く、夕方になると夕日に照らされ金色に見えることからことから「晩照黄崖」とも言われています。その壁の綺麗さが見どころの黄崖関は多くの人が万里の長城の中で一番圧倒される場所と言っています。

観光とマラソンを楽しめる!

観光をしながらマラソンも楽しめることができるスポットが黄崖関ならではのおすすめポイントです。2017年で16回目という毎年恒例のイベントになっています。驚きなのが、もともとの開催理由が日中友好だったんです。そんな理由から、日本人が参加しやすい日にちに開催され、価格帯も手の出しやすい価格帯なのが特徴です。万里の長城を楽しみながらマラソンに挑戦してみてください。

北京から少し離れているのですが、観光客が普段少ないのが良いです。天津市薊県(けいけん)の北部にあり、中心地からバスでおよそ3時間の場所にあります。行き方のおすすめは、少し時間はかかりますがバスで行くことをおすすめいたします。

山と海を楽しめる山海関見出し

ほとんどの長城が山の中にあるのに対して、山と海を見ることができるのが「山海関(さいかいかん)」です。北に燕山南、南に渤海が続く関所、古城なので「山海関」という名前が付けられています。明の時代に建てられたまま残されているので、歴史を感じることができます。長城に「天下第一関」と書いてあることから、別名「天下第一関」としても有名です。広場にはお土産屋さんもあり、賑わっています。

北京市内から出ている列車で2時間半ほどで行くことができます。北京からはバスも多く出ているので、バスでももちろん行くことができます。海の近くなので、海辺のホテルを予約して1泊もおすすめです。

保存状態の良い嘉峪関見出し

長城の中でも一番保存状態がよく、しっかりとした作りなのが長城の西端に位置する「嘉峪関(かよくかん)」です。なんと言っても高さ11メートルの城壁で囲まれている関城は嘉峪関の見どころです。関城の堅牢な造りからも需要な守りの要だったことが伺えます。保存状態の良さから歴史がより感じられること、そして建物の男性的なかっこよさが人気です。

美術的にも見どころ満載な居庸関見出し

難攻不落の用塞として知られているのが「居庸関(きょようかん)」です。居庸関という名前は秦の始皇帝が長城を繋げる際、兵士、農民、囚人などを周辺に住ませたことから、奴隷を移住させるという意味の「居庸」に由来します。

観光スポット「雲台」

居庸関に行ったら必ず見るべきなのが「雲台」という仏塔の台座です。この雲台の見所は、なんといっても内壁です。壁には陀羅尼経文や塔を造営した由来がサンスクリット文字、漢字、チベット文字、ウイグル文字、バスパ文字、そして西夏文字の6種類の文字で刻まれています。歴史的、美術的に圧倒されること間違いなしです。

万里の長城観光地と言えば八達嶺見出し

一番万里の長城らしさを見ることができるのは、居庸関(きょようかん)にある八達嶺長城(はったつれい)です。全長約3700mで、居庸関の北側に位置します。明朝時代に作られ、万里の長城の中でも割と新しく、補習もよくされているので、よく万里の長城として紹介される写真に使われています。

観光地としても大変有名な場所なので、シーズンには多くの人であふれます。また、ケーブルカーがあり行きやすいこと、そして車椅子の人も楽しめるバリヤフリー、円形の映画スクリーンやケーブルカー、万里の長城博物館があることから、観光に最も適した場所と言えます。八達嶺のチケットは入場券だけのものと、楽にいけるスライドカーの乗車券が付いた2種類があります。楽に行きたい人にはこのスライドカーがおすすめです。

八達嶺へ行くのはバスがおすすめです。地下鉄積水潭駅から出ている877路はチケット売り場の前まで止まってくれます。ゆっくり観光したい人は列車で行くのが早く行け、快適に行くことができます。北京北駅から出ている列車から八達嶺駅までは1時間弱で行け、渋滞もなく、大きい窓からの景色を楽しみながら行けます。

スライダーが人気の慕田峪見出し

八達嶺長城の東側にある慕田峪(ぼくてんよく)の特徴は何と言っても自然と、その自然を駆け抜けるスライダーでしょう。長城からふもとまでソリのような物で約1580m滑ることができます。行きはケーブルカーを使わずに登り、帰りはスライダーで爽快に降るのが人気です。

また、完全に復元されており、監視塔や要塞が長城に沿って並び、壁の両側に矢や鉄砲を撃つための穴が開いており、歴史を感じさせるスポットです。ケーブルカーもあるので小さなお子さんがいる場合も行きやすいです。

八達嶺は多くの人が訪れるのに対し、慕田峪は穴場スポットとして人気を集めています。7時(冬季7時30分)から入ることができるので、早朝に行くことをおすすめします。あまり人がいない万里の長城をゆっくりと楽しめることができます。北京市内からは公共バスで行けます。乗り換えも1回で分かりやすいので、価格も安いのでバス利用がお得です。

レストランはあるの?見出し

レストランやお土産屋さんはあります。しかし、北京市内のようなクオリティーは期待しない方が良いでしょう。価格帯も高くなるので、あまりお金を使いたくない場合は持参していくことをおすすめします。日本のように水道水は飲めないので、お水は必ず持参しましょう。

万里の長城トイレ事情見出し

トイレは昔に比べると整備されていると言われていますが、それでもとても綺麗とは言えません。なるべく大きな建物や施設でトイレをすませておくようにしましょう。それらの施設のトイレも日本の公衆トイレをイメージしておくと良いかもしれません。

万里の長城観光の際の服装は?見出し

身軽な格好で行くことをおすすめします。また、靴はスニーカーよりも滑りにくい靴、登山靴などで行った方が歩きやすいです。晴れた日のサングラス、帽子は必須です。風が強いことが多いので帽子は飛ばされない物を選びましょう。また、天候が変わりやすいのも特徴なので、傘やレインコートを持っていくと良いでしょう。

万里の長城観光おすすめシーズン見出し

夏は暑すぎ、冬はかなり冷え込むので、春と秋がおすすめです。春には色とりどりの植物が見どころ、秋は空気が澄んでいるので遠くまで続く万里の長城を見ることができます。冬は冷えるのと、雪で滑りやすいのであまりおすすめしませんが、珍しい雪景色の万里の長城を見ることができます。

万里の長城に観光に行こう!見出し

いかがでしたか?中国で最も有名な世界遺産「万里の長城」は、人生で一度は訪れてみたいですよね。万里の長城と一言で言っても、有名な観光スポットから穴場スポットまで見どころ満載なので、どのスポットを見に行くか決めてから行くことをおすすめします。次の旅行の候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年6月8日最終更新日: 2020年10月7日

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