チャンギ国際空港を使いこなす！免税店やレストランにアクセスも？

チャンギ国際空港は、東南アジアを代表するハブ(拠点)空港です。約200都市を結んでいます。スカイトラックスの空港部門で、5年連続世界一に選ばれるなど、顧客の満足度も高い空港です。今回は、世界一の国際空港、チャンギ国際空港をご紹介します。

チャンギ国際空港には、2017年12月現在、4つのターミナルがあります。これらのターミナルは、後述するスカイトレインで移動することができます。チャンギ国際空港では、2017年11月に4つ目のターミナルが、オープンしました。エアアジアや春秋航空など一部のLCCとキャセイパシフィック航空、ベトナム航空、大韓航空が使用しています。

チャンギ国際空港から日本に就航している空港は、羽田、成田、関西、名古屋、福岡、札幌、広島、沖縄の8つの空港です。LCCでは、成田、関西、札幌、沖縄の4つの空港からとなっていますが、沖縄を除きいずれも台北やバンコクなど一つの都市を経由しています。2017年12月からは、関西からLCCの直行便が就航する予定です。

チャンギ国際空港から日本に就航している航空会社は、2017年12月現在、シンガポール航空、日本航空(JAL)、ANA、デルタ航空、スクート、ジェットスター･アジアの6社です。日本線は、日本航空、デルタ航空、ジェットスター･アジアは、第1ターミナルから発着します。ANA、スクートは第2ターミナル、シンガポール航空は第3ターミナルを使用しています。

ターミナル間の移動は、スカイトレインが便利です。こちらは、制限エリア(Transit Area)内、および、一般のエリア(Public Area)にもあり、運行頻度が高いのでとても便利です。制限エリア内では、第1ターミナルから第2および第3ターミナルへ徒歩での移動も可能ですが、スカイトレインを活用するほうが快適に移動することが可能です。第4ターミナルへは、第2ターミナルからバスでの移動となります。

世界一の空港内には、庭園がたくさんあります。ひまわりや、サボテンに特化した庭園もあり、さまざまな庭園の風情を楽しむことができます。また、蝶がいるバタフライガーデンがあります。第3ターミナルの庭園には、鯉がたくさん泳いでいます。

世界一の空港のターミナル内には、子供連れの家族が快適に楽しめる空間になっているため、滑り台など遊べる空間があります。すべてのターミナル内に、少なくとも1カ所あります。一般エリアは、第2ターミナルに長い滑り台があります。第1ターミナルにあるトランジットホテルには、プールがあり、17ドルで利用することができます。

世界一の空港のターミナル内には、乗継時間が長い人や待ち時間を有効に使いたい人、買い物以外に楽しみたい人向けに、快適な空間が用意されています。映画館や、マッサージチェア、Xboxやプレイステーションが利用できるコーナー、シャワーコーナーが設置されています。

チャンギ国際空港内では、パソコンコーナーもあります。また、Wi-Fiも利用可能ですが、空港内にあるインフォメーションで、パスワードを取得する必要があります。また、こちらのパスワードは、一つのデバイスにつき一つですので、使用したいデバイスごとに取得する必要があります。

このモニターに快適な空間の演出や世界一の空港に何度も輝くという要素が隠れていると思います。こちらのモニターは、チャンギ国際空港内にたくさんあり、掃除やメンテナンスの評価を利用者がするという仕組みで、この評価によって、快適さの改善などが図られていると思います。

チャンギ国際空港で、お買い物を楽しむのも良いと思います。免税店は、出発時のみならず、到着時も購入することができます。到着時は、入国審査通過後、バゲージクレーム付近に、免税店があります。到着時に、免税店で、お買い物ができるのも魅力です。

DFSは、ワインやウイスキーなどのアルコールやシガレットなどを取り扱っている店舗がすべてのターミナルに4店舗ほどあり、第2ターミナルには、時計やジュエリーを取り扱う店舗、第3ターミナルにファッションおよび時計やアクセサリーを取り扱う店舗があります。

新羅免税店は、韓国のホテル新羅が運営している免税店でこちらもすべてのターミナルにあります。こちらの免税店では、主に、化粧品をメインに取り扱っています。第2ターミナルでは、チェックインカウンター付近にも店舗があり、こちらでもお買い物が楽しめます。

お買い物といえば、ブランド品もあります。コーチや、トリーバーチ、エルメス、グッチ、ラコステ、バーバリーなどたくさんのブランドが、少なくともいずれかのターミナルに店舗があります。日本のブランドからは、ユニクロも出店しています。空港での滞在時間が長い方は、複数のターミナルを渡り歩いてお買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか?

シンガポールのお土産ももちろんあります。紅茶のブランドである"TWG"や、マーライオンの置物などを取り扱う"Discover Singapore"、洋菓子を扱う"Bengawan Solo"、ビーフジャーキーを取り扱う”美珍香(BEE CHENG HIANG)"などがあります。空港での最後のお買い物にいかがでしょうか？

チャンギ国際空港内には、シンガポールのローカルフードをはじめ、中華料理や、タイ料理、イタリアンや、日本食など様々なレストランがあります。また、バーや、カフェ、ファストフードもあり、レストランのバリエーションも豊富です。この項目では、一部を取り上げます。

シンガポールのローカルフード、チキンライスやラクサは、第3ターミナルの制限エリア内にあるフードコート"Singapore Food Street(シンガポールフードストリート)"で食べることができます。また、チリクラブは、第2ターミナルの一般エリア3階にあるレストラン、"Seafood Paradise(シーフードパラダイス)"で食べることが可能です。

シンガポールの朝食といえば、カヤトーストです。カヤトーストとは、トーストしたパンに、バターとカヤジャムをサンドしています。カヤトーストのお店、"Ya Kun Kaya Toast(ヤクン･カヤトースト)"は、第2ターミナルの制限エリア内にあります。

チャンギ国際空港の第3ターミナルの一般エリア1階には、ハローキティとコラボレーションしたお店、"Hello Kitty Orchid Garden(ハローキティ オーキッドガーデン)"があります。ハローキティの顔の形をしたメニューや、スイーツなどがあります。こちらのお店は、24時間営業となっています。

チャンギ国際空港には、日本食レストランも複数あります。ラーメンでは、一風堂や、チャンピオンがあり、居酒屋チェーンのつぼ八、とんかつのさぼてんも出店しています。また、寿司も食べることができます。日本食レストランは、一般エリアに多くの店舗があります。

チャンギ国際空港のターミナル内には、上級クラスを利用する人や、フリークエントフライヤーのステータスを持っている人、プライオリティパスを持っている人が利用できるラウンジがあります。今回は、シンガポール航空のラウンジ、シルバークリスラウンジをご紹介します。

シンガポール航空のラウンジ、"シルバークリスラウンジ"は、第2ターミナル、第3ターミナルにあります。ANAのビジネスクラスを利用する方や上級会員の方は、第2ターミナルのシルバークリスラウンジを利用することができます。食事や飲料の種類が豊富にそろっており、快適に過ごせますが、混雑する時間もあるそうです。

空港内には、ホテルがあります。"クラウンプラザホテル"は、チャンギ国際空港の第3ターミナルに隣接しています。早朝や深夜に到着、出発する便を利用する場合には、非常に便利です。チャンギ国際空港の制限エリア内には、トランジットホテルがすべてのターミナルに設けられており、快適に過ごすことができます。

一番身近なアクセス方法は、MRTです。しかし、Tanah Merah駅で必ず乗り換える必要がありますが、オーチャード方面、マリーナ方面、セントーサ島へもMRTを活用して移動することが可能です。将来的には、ダウンタウンライン(Downtown Line)もチャンギ国際空港の隣の駅、Expo駅まで延伸する予定ですので、マリーナ方面へのアクセスも向上します。

路線バスは、すべてのターミナルからアクセスすることができます。36系統を利用することで、マリーナ方面やオーチャード方面に乗り換えなしで行くことができ、周辺のホテルにも停車します。価格は、最も安いですが、路線バスなので、停留所もあるため、所要時間がかかります。

タクシーは、MRTや路線バスに比べるとコストがかかりますが、複数人で利用するのに便利なアクセス手段で、最も所要時間が短い交通手段です。目的地に行く際や、目的地からチャンギ国際空港まで一直線で行くことが可能です。すべてのターミナルから利用ができます。

チャンギ国際空港へのひとつのアクセス手段に、エアポートシャトルというものがあります。これは、空港内のKIOSKやインターネットで予約をすることで利用が可能です。利用者の行き先により、目的地に一直線で行く場合と、そうでない場合があります。空港から中心部までは、9ドル、空港に行く場合は、15ドルです。

チャンギ国際空港は、利用者にとって、快適な空間を楽しんでもらう場所であり、旅の目的地としても機能している空港といえます。免税店やレストランもたくさんあります。空港から中心部へのアクセスの方法も多彩です。世界一評価されている空港、チャンギ国際空港を利用される方は、空港内もぜひ散策してみてください。