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日月潭「文武廟」観光におすすめ!周辺ホテルやアクセス方法もご紹介

日月潭「文武廟」観光におすすめ!周辺ホテルやアクセス方法もご紹介
投稿日: 2017年6月25日最終更新日: 2020年10月7日

日月潭は台湾3大観光地のひとつに選ばれ、国内外の人々を魅了する夕日と湖の美しさは、筆舌に尽くしがたいものです。湖畔北部にある文武廟は日月潭観光のハイライトスポットです。文武廟の中の観光案内、そして周辺ホテルやアクセスの方法もご紹介いたしましょう。

日月潭の成り立ちは見出し

Photo by 橙健民

日月潭の成り立ちからご説明しましょう。日月潭は台中市の東南約40kmのところにある台湾最大の淡水湖です。元々、小さな天然湖でしたが、日本が台湾を統治していた1932年に水力発電工事のため濁水渓という川から水を引いた結果、水位が上昇して大きくなりました。いまや、その大きさは周囲約25km、水深約24mで、日月潭の幻想的で美しい景観は世界の人々を魅了。いまや台湾を代表するおすすめレイクリゾートなのです。

日月潭の名前の由来見出し

Photo by Mr.nomind

日月潭の名前の由来は、この地を訪れた清朝の将軍が湖面に浮かぶ光華島(現在のラル島)を指し、「北側は日輪の如し、南側は月輪の如し」と語ったことは有名なお話です。そこから日と月をくっつけて日月潭と呼ばれるようになったそうです。なんと風流な名前を付けたのでしょう。日月潭は、『双潭秋月』と呼ばれ、日月潭で見る秋の月が最高に美しいということで台湾八景のひとつに数えられています。

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台中市は2010年(平成22年)に台中県と合併して人口約271万人の台湾第三の都市となりました。歴史や芸術、文化、自然観光スポット、グルメなどいろいろ楽しめるところです。きれいなホテルも多く観光の拠点となっています。台中市の観る、食べる、泊まる、を案内します。

日月潭「文武廟」不思議な関係見出し

Photo by CheWei C.

「文武廟」は、日月潭の北湖畔に建つ中国式の廟で台湾で唯一正式な廟門を持っています。もとは「龍鳳廟」と「益化堂」という2つの建造物が存在したのですが、日月潭の水力発電工事のダム建設による水面の上昇により、これらの建造物が水没することが分かり、二つの廟を合併し現在の高台に「文武廟」として、移築再建されました。これにより、日月潭と「文武廟」は深い関りを持つことになったのです。

住所:南投県魚池郷日月村中山路63號 電話番号:04-9285-5122

日月潭「文武廟」水没の危機と大地震見出し

水没の危機に瀕した湖畔の龍鳳廟と益化堂が文武廟として現在の位置に移設再建され4年の歳月をかけて1938年に完成。その後、1969年から1975年の間に全面修築が行われました。また、1999年9月の大地震により大きく傾いたといわれていますが、熱心な修復の努力により現在は地震前と同様の状態に復興されています。文武廟は、美しい日月潭を見下ろし日月潭は文武廟を見上げ、まるで恋人同士のように見つめ合っています。

日月潭「文武廟」幸せを呼ぶ祈福風鈴見出し

文武廟と湖畔を結ぶ階段は366段あるので上るのは、かなりキツイです。階段は全長約150mあり、一年366日に合わせて366の階段を設定した中国の民俗文化を表しています。階段の上には祈福風鈴があり、まず文武廟で自分の干支の祈福風鈴を購入します。廟で加持過火したあと姓名と願い事を書いて入口で大きな風鈴を鳴らして階段を下り自分の誕生日の場所に風鈴をかけると願いが叶うと言われるおすすめスポットです。

日月潭「文武廟」ユーモラスな赤い獅子見出し

Photo by Fat Joe's (胖Joe's) Photos

廟門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのが前殿に上がる階段の両側に左右一対の巨大な赤獅子のとてもユーモラスな顔。とても強そうでシンボル的存在の獅子が文武廟を守りながら参拝する人々に対し歓迎の気持ちを表わしています。この獅子は、見た目よりも大きく高さが約8mあると言われ、観光客のおすすめ撮影スポットになっています。この高台から日月潭の安全を見届け邪気を払ってくれているかのようです。

日月潭「文武廟」孔子・岳飛・関羽が見出し

Photo by NWharry

文武廟は1938年に建立。1975年に全面修築された中国宮殿式の廟宇で廟としては台湾で最大級。廟は前殿、中殿、後殿の三殿様式になっていて、前殿は文廟で文の神である孔子が、中殿は武廟で武の神である岳飛や関羽が祀られています。文武廟では武人よりも文人のほうが格が上として崇められているそうです。内装は極彩色が使われ、まことに艶やかで芸術性が高いものです。

日月潭「文武廟」武聖殿の極彩色の天井見出し

Photo by ㄚ維2010

武聖殿(正殿)に祀られているのは武聖-関羽と岳飛ですので「武聖殿」と名付けられ、廟の中心に位置する最大の棟で、高さが21メートルの正方形の殿堂です。武聖関羽の神威を表すため殿前には30本の柱があり、非常に壮観な柱の群れが見られます。殿内の華麗な円形の天井は、藻井(そうい)と称し、素晴らしい技巧を凝らした極彩色の見事で一見に値するおすすめスポットです。

日月潭「文武廟」大成殿前に舞う九頭の龍見出し

Photo by aaronlinyx

大成殿前の「九頭の龍」の石彫刻は美しい色彩を使った見事な芸術品です。神様が通る道には、必ず龍がいます。前殿(文廟)と中殿(武廟)の間にもあります。台湾ではお参りするときには龍門から入って虎門から出るのが決まりだという人もいます。これは、風水の四神思想に基づいた威力の象徴なのでしょうか。白虎が西方、蒼龍が東方というように相対位置にあることにも由来するのでしょう。

日月潭「文武廟」欞星門の荘厳さに驚き見出し

文武廟の一番奥に上ったところに、端正な彫刻を施した高さ18mの門柱が何本も聳え立っている荘厳な門が迎えてくれます。門の幅は100mあります。これが、儒家思想を伝える欞星門(れいせいもん)です。まことに見事です。現在、台湾最高級の石彫宗教芸術品と讃えられています。ここから下方に広がる日月潭の広大で美しい景観を楽しむことができるおすすめのスポットです。「絶景かな、絶景かな。」

日月潭・観光「慈恩塔」海抜1000ⅿ見出し

南投県魚池郷日月村にある慈恩塔は1971年に蒋介石が母を偲んで建てたもので沙巴蘭山の海抜が954mの山頂にあり、塔の高さが46mなので丁度、海抜が1000mになります。九層の中国宝塔様式。塔の前には蒋介石の元別荘があります。駐車場から慈恩塔へのアクセスは約700mの慈恩塔歩道を歩くと慈恩塔に到着します。塔内部は、らせん階段で登ることができ、てっぺんからは壮大な日月潭を一望できるおすすめスポットです。

日月潭・観光「九族文化村へ」見出し

水社(船着場の名前)から遊覧船に乗って約20分で、対岸の伊達邵に到着。下船後10分ほど歩くと、ロープウェイ乗り場に到着します。2009年に開業したロープウェイ(全長1877m)のおかげで、アクセスが良くなり日月潭と九族文化村を同日に観光が可能になりました。九族文化村まで約20分かかります。かなりの傾斜と高さにスリル満点です。ゴンドラは3色で、赤色は「日」、黄色は「月」、青は「潭」をイメージしています。

日月潭・観光「九族文化村」踊り体験見出し

台湾の先住民族たちの文化を守り紹介するために作られた施設です。開村当初は9つの民族に分けられ九族との名称になっていますが、現在は14の民族に分けられています。九族文化村へ行く人は、入場料780元(2900円)を購入すると、無料でロープウェイに乗ることができます。森林浴もできる大自然の中に、原住民紹介、遊園地、庭園などのエリアがあります。原住民たちの民芸・工芸品の実演販売そして踊りなどが人気です。

日月潭・観光「拉魯島」精霊の集う島見出し

サオ族の聖地である拉魯島(ラル島)は、日月潭水力発電工事により、水位が上がりラル島が最上部を残し水没し、1999年の921地震により、さらに島の一部が消失し、現在の周囲は20メートル足らずの小さな島になってしまいました。遊覧船上からは眺めることはできますが、上陸はできません。日本統治時代は、玉島、戦後は光華島と名付けられましたが、その後は、サオ族に敬意を表して正式名がラル島に変えられました。

日月潭・観光「白鹿伝説」神に感謝見出し

Photo by pgl.star

遠い昔、原住民のサオ族が狩りをしていると一頭の白鹿が前を通りました。急いで、その白鹿を仕留めようと弓を放ちながら追いかけましたが、いくら追いかけても捕まえることができませんでした。すると、急に視界が開け大きな湖が現れ、その白鹿は湖の中に消えて行きました。周辺の山には動物が生息し、湖には沢山の魚がいました。サオ族は、この湖に導いてくれた神に感謝し、ここに移り住むことに決めたのでした。

日月潭・観光「玄奘寺」三蔵法師見出し

玄奘寺は日月潭バスターミナルから車で約30分のところで南畔の山裾にあるお寺で1965年に創建。アクセス的には、少し遠いですね。「環湖バス」を利用すれば、近くに停留所があるので便利です。一階に玄奘大師の像が安置され三階に霊骨が祀られています。玄奘とは西遊記でよく知られる三蔵法師のことです。玄奘は、長い歳月をかけインドよりたくさんの教典を持ち帰り、仏教の発展に大きく貢献した人物です。

日月潭・観光「遊覧船」クルーズが最高見出し

日月潭は、台湾で最大の淡水湖。この雄大で神秘的な湖を遊覧船で観光するのがおすすめです。日月潭に来ると、湖畔を周遊する遊覧船に乗る人がほとんどです(全行程1時間半)。遊覧船の発着桟橋は、朝霧、水社、伊達邵、玄光寺から乗船できアクセスも最高にいいです。営業時間は8時から18時です。湖の中ほどには拉魯(ラルー)島という小さな島がありますがサオ族の聖地になっており上陸はできません。

日月潭・観光「サイクリング」湖を一周見出し

世界的に有名な台湾の大手自転車メーカーGIANTが運営しているステーションや、その他ステーションでも簡単に自転車が借りられます。日月潭には湖を一周(全長約33キロ)できるサイクリングロード(環湖公路)が設けられアクセスも上々。山沿いコースや湖畔コースなど、8つの遊歩道が整備され、色々な角度から日月潭の風景を楽しめます。自転車で、みごと完走すると環湖証明がもらえますので挑戦してみましょう。

日月潭に面した「泊まってみたいホテル」は見出し

①涵碧樓大飯店「5つ星ホテル」

涵碧樓大飯店(ラルサンムーンレイク)は、まさに日月潭に面したハイクオリティのホテルで、部屋からの眺めは、朝夕の静かな湖面の風景を堪能できます。ホテルは9階建てで8階にフロントがあります。全部屋がレイクビューでリゾートとして利用するには最高の5つ星ホテルです。おもてなし、お部屋、料理も完璧と評判が高いホテルです。ぜひ、泊まってみましょう。

住所:南投県魚池郷水社村中興路142號 電話番号:+886-49-2855311

②雲品温泉酒店日月潭「5つ星ホテル」

Photo by Fushichiyo

雲品温泉酒店日月潭(日月潭フローデシンホテル)は、名前の通り湖畔で温泉が楽しめるホテルです。全体的にきれいで、とてもサービスのよい過ごしやすいホテルとして評判です。さすが、最高ホテルだけあります。ホテルの施設には、プール、ジム、大浴場も揃っていて、周辺には遊歩道、サイクリングロードもあり、自転車の貸し出しもあります。旅の疲れを温泉に入って日月潭の美しい景色で癒されてはいかがでしょうか。

住所:南投県魚池郷日月潭中正路23號 TEL:+886-49-2856788

③日月潭大淶閣「4つ星ホテル」

日月潭大淶閣(ホテルデルラーゴ)は沢山の口コミの通り、ロケーションも良く部屋とロビーからの眺めも最高。またロビーの外にテラスがあり写真撮影のベストポジションです。もちろん、レイクビューの部屋からの眺めも最高で、部屋はそんなには広くはないですが外の景色に癒されます。無料レンタサイクルもあり近くには飲食店やコンビニもあり、台北と台中からのどのバスも、このホテル前に停まるので、大変便利です。

住所:南投県魚池鄉日月潭中山路101號 電話番号:+886-49-2856688

④日月潭大飯店「4つ星ホテル」

Photo by kawanet

日月潭大飯店 (サンムーンレイクホテル)は、ゆったりとした部屋と程よいサービスが売り。夕食、朝食は地下1階のレストランのビュッフェで、味もなかなか美味しいと評判。ディナーには、ハーゲンダッツも出ます。レンタサイクルは無料です。部屋からの景色、お食事、お部屋ともコスパ最高との評判です。また、ホテルのフロントの応対も親切で申し分ありません。一泊と言わずに二泊しましょうか。

住所:南投県魚池鄉水社村中山路419號 TEL:+886-49-2855151

⑤日月潭儷山林會館「3.5つ星ホテル」

ホテルの正式名は力麗哲園日月潭儷山林會館(リーリーガーデン・リッチフォリストホテル日月潭)長い名前ですが、このホテルが、他と違うところをご紹介しましょう、木の香りがするウッドデッキのような木造ホテルで、日月潭に面した部屋と山側の部屋があります。木の香りがして落ち着くとの口コミもあります。部屋も広く洗面所もとても清潔です。木の匂いに癒されながら美しい日月潭の景色を楽しみましょう。

住所:南投県魚池郷日月村水秀街31號 電話番号:+886-49-2850000

日月潭・ホテルへの交通アクセスは見出し

①台北から日月潭への直行バス

台北駅前から日月潭行き国光客運の直行便があり台北長距離バスターミナル(台北轉運站)から出発します。平日は1日6本、週末は9本出ています。片道460元(1700円)で約4時間で到着。もし高鉄(新幹線)を使えば台中駅まで当日料金700元(2600円)で約1時間10分ほどで到着。台中から日月潭へのアクセスは、次にご説明しましょう。

②台中駅から日月潭行のバス

台中から日月潭へは、南投客運バスの始発が干城駅となっています。干城駅を出発し台鉄台中駅、高鉄(新幹線)台中烏日駅、埔里を経由して日月潭に到着(所要時間約1時間20分から1時間40分)。1時間に1から2本あります。料金は片道189元(700円)。バスの終点は日月潭旅遊服務中心です。タクシーの場合は、所要時間が約1時間で2000元(7400円)までですのでご宿泊のホテルまで直行された方が便利だと思います。

③日月潭周遊バス(環湖バス)でのアクセス

日月潭旅遊服務中心から湖を一周する「環湖バス」に乗って各観光地(文武廟、玄奘寺、九族文化村など)へ行くことができます。一日乗車券は80元(300円)で乗り降り自由です。環湖バスは、夜の6時ぐらいに終わるので、時刻表をチェックしておくことをおすすめします。日月潭でタクシーをチャーターする場合の相場は1200元(4400円)。湖を一周し、各スポット解説つきで約4時間の料金です。

日月潭へは現地泊が絶対におすすめです見出し

Photo by meg.dai

いつ行っても感動を呼ぶ日月潭の神秘的な光景は、あなたの心を離さないでしょう。朝霧に煙る早朝の風景、真赤に沈む夕日。湖上から日月潭を一周する景色は陸から見る景色とは違って格別の趣があり、遊覧船クルーズ、サイクリング、ロープウェイなど一生の思い出に残るでしょう。いや、また行きたいと思うことでしょう。最低限一泊から二泊がおすすめです。旅行計画はできましたでしょうか。

投稿日: 2017年6月25日最終更新日: 2020年10月7日

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