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長崎の七ツ釜鍾乳洞は遊覧船で行く洞窟探検!所要時間や料金も紹介!

長崎の七ツ釜鍾乳洞は遊覧船で行く洞窟探検!所要時間や料金も紹介!
投稿日: 2017年6月27日最終更新日: 2020年10月7日

七ツ釜鍾乳洞は長崎県西海市にある複数の鍾乳洞の総称です。国の天然記念物に指定され、世界でも稀な材質と生成年代で他の鍾乳洞とは異なる特徴を持っています。七ツ釜鍾乳洞の神秘的で幻想的な世界を、そして遊覧船での洞窟探検の所要時間と料金をご紹介します。

七ツ釜鍾乳洞と七ツ釜遊覧船見出し

Photo by alberth2

長崎県西海市にある七ツ釜鍾乳洞は国の天然記念物に指定されており、また世界的にもその材質と生成年代で稀な鍾乳洞です。その姿は大変神秘的で多くの観光客を魅了しています。またその鍾乳洞を海から見ることのできる遊覧船も大変人気があります。玄界灘の荒波に乗り、その景観に圧巻されます。その七ツ釜鍾乳洞と遊覧船「イカ丸」についてご紹介します。

七ツ釜鍾乳洞のある七ツ釜とは見出し

まずは七ツ釜って?

七ツ釜は佐賀県唐津市に広がる海域、玄界灘の荒波により形成された玄武岩の景勝地です。その荒波に攫われた断崖は大きく抉られ、それにより七つの洞窟が形成され、その名が付きました。自然の凄さをとても感じさせてくれる景観に多くの観光客が毎年訪れています。

多くの洞窟

七ツ釜は七つの洞窟が釜のように平行して並んでいることから七ツ釜と名付けられました。七つの洞窟とありますが、実際にはそれ以上の洞窟があります。荒波による形成ですが、自然の驚異を感じることができますね。また青い海と断崖との情景は神秘的でその見事な景観から多くの観光客に人気です。

七ツ釜鍾乳洞のある西海市見出し

西海市

長崎県西海市は2005年に5つの町が合併しまだ出来て12年と新しい市です。読み方は「さいかいし」と読みます。五島灘、大村湾、佐世保湾に三方囲まれた西彼杵半島北部と、周辺には他に島が多く点在するところです。海岸はほぼリアス式海岸で複雑に入り組んでいます。

西海市の有人島

その多くの島の中に歴史を感じことができる松島があります。慶長の頃猟師が「燃える石がある」という発見から松島で石炭が発見されました。また、江戸時代には異国船の監視に播所が置かれたりしました。この島には様々な歴史情緒溢れる建造物などがあり、鍾乳洞とともに観光するのも良いと思います。

世界的にも稀な七ツ釜鍾乳洞!見出し

そんな長崎県の西海市にある鍾乳洞は国から天然記念物に指定され、世界的にも稀な鍾乳洞です。その神秘を感じる観光地、七ツ釜鍾乳洞。日常の一時を忘れられるほかの鍾乳洞とは一味違ったその七ツ釜鍾乳洞の魅力と観光コース、見どころスポットなどをご紹介していきます。

七ツ釜鍾乳洞とは

長崎県西海市にある七ツ釜鍾乳洞は約3000年前に海底より隆起して出来た鍾乳洞群です。昭和3年に小学校の校長ら職員たちの数回の調査で発見され、次の年の昭和4年に長崎県知事に史跡名勝に指定されました。更に昭和11年文部省に天然記念物に指定された鍾乳洞です。

七ツ釜鍾乳洞入り口

七ツ釜鍾乳洞の入り口は大変分かりやすく、綺麗に整備されておりとても入りやすい雰囲気です。鍾乳洞というとあまり整備されておらず、自然のまま、というイメージがありますがここ七ツ釜鍾乳洞はそんなことはありません。

七ツ釜鍾乳洞の観覧料は安い!そして時期により異なる営業時間!

Photo by Richard, enjoy my life!

観覧料は大人510円、中学生300円、小学生200円、幼児100円と高い料金ではありません。自然の作り出した神秘的な洞窟を探検するのには丁度いい料金です。営業時間は夏季午前9時から午後6時、冬季は午後5時までと時期によって異なりますのでお気をつけて訪れてください。

一般公開されている観光コース

鍾乳洞には観光コースが用意されており、一般公開されているのは最長の清水洞です。全長1500メートル以上と推定され、そのうちの250メートルが観光のために整備されています。また現地の地図には見どころスポットの案内も書いてあり、後ほどいくつか紹介させていただきます。

いざ七ツ釜鍾乳洞に潜入!その前に!見出し

潜入の前に地質について

七ツ釜鍾乳洞に潜入の前に地質について少々調べてみました。その地質は西彼杵層群間瀬層中の石灰質砂岩で石灰藻や二枚貝の化石を多く含んでいます。海底からの隆起ですのでその地質は大変面白いものです。また、調査では地下水の侵食作用で石灰質部が空洞化されたのではと言われています。

七ツ釜鍾乳洞のその地質はまだ約3千万年前に形成されたばかりです。日本の多くの鍾乳洞は約2.5億年前のもので、そう考えると七ツ釜鍾乳洞は大変新しいものです。また、他の鍾乳洞に比べると鍾乳石や石筍はまだ発達段階のものが多く全体的に小ぶりです。その発達段階と新しいということから天然記念物に指定されました。

七ツ釜鍾乳洞に潜入見出し

七ツ釜鍾乳洞、入り口

この入り口に近付くと少々ヒヤっと空気がしんと冷えています。洞窟の中がとても涼しいことが入り口に差し掛かっただけでもわかります。冬になると涼しいではなく少し温かさも感じる温度です。鍾乳洞内部は平均気温14度から16度程になっており気温は丁度良い温度となっています。

中は涼しくちょっと狭い

Photo by Kentaro Ohno

中に入ると大きな岩があり通路は少し狭くなっています。一方通行になっていて歩行は困難ではないですが大人は中腰にならなければいけない状態です。また背が高い方などは少々注意が必要でしょう。この自然の作り出した光景は本当に見事です。人気があるのも頷けます。

地質を感じながらの探検

狭い道が続きますが、その地質を手で感じその感触と冷たさに神秘を感じることができます。鍾乳洞の独自の涼しさは普段の生活では感じることはできません。また狭いからこそ探検という通常では体験できない感覚を感じることができます。

七ツ釜鍾乳洞の見どころスポット見出し

七ツ釜鍾乳洞の徒歩探検での見どころで人気のあるスポットはたくさんあるのですが、その中からいくつか紹介していきます。すべて自然にできたものです。訪れた時は是非見てみてください。実際の目で見ると本当に神秘的なものばかりです。

七ツ釜鍾乳洞には多くのの見どころスポットがあります。複雑な形をしているからこそ、その造形は自然の驚異を感じさせてくれます。この中から特に多くの観光客に人気のある場所をいくつかご紹介します。その迫力ある世界をご自身の目で見る前に参考までに壮大な鍾乳石をご覧になってみてください。

新世界

観光コースで長径20メートル、短径8メートル、高さ10メートルとこの中では一番広い場所にあります。大きな亀裂が交差し岩石の溶食や崩壊作用で形成されました。この大きな造形には特に圧巻です。見逃してはいけない人気スポットの1つです。

親子地蔵

Photo by sekido

こちらの鍾乳石は丸い頭のお地蔵さんが2体並んでいるように見えます。小さいお地蔵さんがかわいいです。この大小のお地蔵さんがいるように見えたためそう呼ばれるそうになったようです。これも自然にできたものです。何かご利益が今後あるような気がします。

金明の滝

滝状鍾乳石で本洞で唯一のリムストーンです。リムストーンとは堤防状の畦石(あぜいし)に囲まれた水溜りのことです。日本語では畦石池と呼ばれています。キラキラと黄金色に輝いていてこれが自然に何千年の時を経て作られたのだと思うと感慨深いですね。

まだまだある七ツ釜鍾乳洞の見どころはご自身で

先述のとおりまだ見どころはたくさんありますが、3つほど紹介させていただきました。どれも神秘的で自然が作り出したものだとは思えないものばかりです。他にもその自然の作り出した造形美を感じるスポットがありますので、ぜひぜひご自身の目でその人気のある神秘の世界を見てみてください。

七ツ釜鍾乳洞の世界を遊覧船で探検見出し

Photo by Travel-Picture

今まで徒歩での七ツ釜鍾乳洞の探検をご紹介してきましたが、ここからは広大な海からの探検のご紹介をしていきます。遊覧船での探検は自然の偉大さとスケールを感じることができ、更に多くの人を惹きつける魅力があります。

神秘の世界七ツ釜鍾乳洞を遊覧船に乗って

七ツ釜鍾乳洞を遊覧船に乗って探検することができます。「イカ丸」という遊覧船は観光客に人気があり広大な海からその神秘的な鍾乳洞へと運んでくれます。小型船でネーミングがかわいいですね。呼子はイカで有名な観光地ですのでその名が付けられたそうです。

「イカ丸」の乗り場とコース

遊覧船「イカ丸」はマリンパル呼子から乗ることができます。洞窟付近では船首に乗り迫力ある玄武岩が積層した断崖をクルージングします。玄界灘の青い海を颯爽と行く遊覧船は気持ちが良く、心身共にリフレッシュできるのではないでしょうか。

七ツ釜鍾乳洞を呼子湾から見出し

荒波を越え大迫力の断崖へ

遊覧船「イカ丸」に乗り七ツ釜鍾乳洞へといざ出発です。青く美しい海が断崖にぶつかる光景はまさに自然のパワーを感じられずにはいられません。玄界灘は荒波で大変有名な場所です。そのどんどん大きくなっていく荒波に近付くと、柱状節理の岩にいくつもの洞窟を確認できます。これが七ツ釜です。この中へと遊覧船は進行していきます。

遊覧船で探検をしてみよう

徒歩とはまた違う遊覧船からでしか見えない景色が広がります。その光景は普段の日常からでは考えも付かない神秘的な世界が広がっています。左右上下から迫るその圧迫感は自然の物凄さや日頃の悩みなども忘れてしまうほどの探検となることでしょう。

船首に乗ってその神秘な世界を体感しよう

船首からの景観はまた違いますね。これは遊覧船でなくては全く経験することができません。洞窟内は見事な柱状節理が多く確認することができ、洞窟内の天井を見れば規則的に多角形の岩が並んでいます。青い海と洞窟内の情景は多くの人を引き付け人気を博しています。また、船首での眺めは最高でここが荒波であることを忘れてしまうほど穏やかに見えます。

遊覧船「イカ丸」の料金と出航時間と所用時間見出し

遊覧船「イカ丸」の乗船料金や出航時刻

Photo by alberth2

遊覧船「イカ丸」の乗船料金は大人1600円、子供800円となっています。出航時刻は午前9時30分から午後4時30分までの1時間おきに出向しています。多くの観光客に人気のため、増便する場合もあるようです。その場合は出向時間が変更になる場合があるのでお気をつけください。

洞窟探検の所要時間は約40分!

遊覧船「イカ丸」に乗っての洞窟探検は約40分程です。約40分のクルージングで七ツ釜の絶景を見ながらその大海原を航海していきます。その日の天候によって七ツ釜の断崖近くは波が激しいため、洞窟を探検できるかは状況次第にもなります。もし悪天候で洞窟内が探検できなくてもギリギリ近くまでは行くそうです。もし旅行の際に悪天候でも出航すればダイナミックな光景を目にすることは可能です。

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日常を忘れられる一時を見出し

七ツ釜鍾乳洞は日常を忘れさせてくれる神秘的な世界が広がっている

七ツ釜鍾乳洞と遊覧船での探検についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。青い海に断崖の洞窟への探検と、とても日常を忘れることができる観光地です。ダイナミックな景観と迫力を体験してみてはいかがでしょうか。長崎県西海市を訪れた際には探検をし自然の神秘を感じ、そのパワーを受け取ってみてください。

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投稿日: 2017年6月27日最終更新日: 2020年10月7日

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