長崎のイベントは夏がおすすめ！海がテーマは子供に人気！もちろん花火も

長崎は九州の北西部に位置するスポットで、古くから外国への玄関口として発展してきた港湾都市です。江戸時代には国内で唯一の外国との交易場所である出島を通じて、海外から多くの文化が入ってきました。一口に長崎と言っても、この県には長崎市もあれば諫早市、大村市、島原市もあり、壱岐、対馬、五島列島他、小さな島々もあります。ここでは、そんな長崎で行なわれるさまざまな夏のおすすめイベントをご紹介します。

今年の夏もハウステンボス場内で｢水の王国｣がオープンしています。その目玉とも言える海上ウオーターパークは、日本最大級の規模を誇る海上アトラクションです。52個の巨大なアトラクションがあり、海にダイブしたり、フロートの上で飛び跳ねることができます。また、約180メートルの長さを誇るウオーターロングスライダーは、水が流れるスライダーを浮輪に乗って滑り降りるスリル満点のアトラクションです。

その他にも直径20メートルの3つのプールや、1日6回限定で、各5分間の泡タイムにバブルマシーンから泡が大量に流れ込むような、子供たちに人気のアトラクションがいっぱいです。また水の王国大プールは、夜になると光るビーチボールや浮輪が浮かび、幻想的なプールに変身します。他にも流れるプールやジャグジーを備えた屋内プールもあり、ちょっとしたリゾート気分を味わうことができます。

8月の毎週末には花火とレーザー光線が夏の夜空を彩る｢スペシャル花火｣が開催されます。また今年の8月初旬から、世界最強のジェットコースターを再現した新VRアトラクションも登場しています。その他にも｢世界一美しい昆虫展｣や｢ロボットドラゴン｣など盛りだくさんのイベントが用意されています。この夏一番のおすすめスポットですよ。

長崎歴史文化博物館で行なわれているチームラボアイランドは、スペシャリスト集団チームラボによる新しい体験型空間です。子供たちが最新のデジタルテクノロジーを使いながら同じ空間で自由に体を使い、共同でクリエイティブなアートの世界を楽しむことができます。一人一人が描いた生きものがこの場所のどこかにいます。その生きものを探したり花を咲かせながらみんなで創る世界を探検してみて下さい。

お絵かき水族館の中では子供たちが描いた魚たちが泳いでいます。壁に映し出された山や木、鳥などの文字に触れると、その文字の持つ世界が現われ物語が生まれます。大きな光のボールを転がすと音や光が変化します。子供たちがテーブルの上で手や物をかざすと、テーブルの中で走り回っている小人たちと楽しく遊ぶことができます。このおすすめの未来型遊園地で色々な不思議体験をしてみませんか。

九十九島水族館海きららは長崎県佐世保市の九十九島にある水族館です。太陽の光が降り注ぐ九十九島大水槽には、約120種1万3000匹の魚が暮らしています。中でも、サメやエイ、マイワシなどの泳ぐ姿は迫力があります。また、日本初の試みと言われるイルカ同士のジャンピングキャッチボールが楽しめるイルカプールも大変人気を集めています。

長崎ペーロンは350年の歴史がある長崎の伝統行事で、在留の唐人達が海神の怒りを鎮めようと端舟(はしけ)を借り集めて長崎港で競漕したのが始まりと言われています。ペーロン舟に26名の漕ぎ手が乗り、大鼓とドラの拍子に合わせて往復1150メートルの距離を競うものです。長崎市では7月末の2日間長崎ペーロン選手権大会が実施されていますが、各町村では6月始めから8月中旬まで行なわれています。

精霊流しは毎年8月15日に長崎で行なわれる伝統行事で、お盆前に死去した人の霊を弔い、極楽浄土へ送り出すものです。初盆を迎えた遺族が盆提灯や造花で飾られた舟を造り、個人の霊を乗せて流し場まで運びます。本来は精霊船を海に流すことで故人の霊を天国へ送り届けるというものでしたが、最近は環境に配慮し、実際に海に流すことはしなくなりました。

長崎スカイジャンボリーは8月に長崎で行なわれる恒例の野外イベントです。今年のイベントは、8月20日午前10時より長崎市稲佐山公園野外ステージで実施されます。ストレイテナー、サカナクション、キュウソネコカミなどの人気バンドが出演し、終演は夜の8時半ごろになる予定です。ファンの方には見逃せないおすすめのライブイベントです。雨天決行ですのでお天気の心配な方は雨具の準備をしてお出かけ下さい。

大瀬戸夏まつりは雄大な山と海に囲まれた大瀬戸のお祭りで、歌謡ショーなどのイベントや夜市が開催され子供も大人も楽しめます。夏まつりが行なわれる場所は、長崎県西海市の大瀬戸町にある大瀬戸郵便局前の埋め立て地、樫浦多目的広場です。今年は8月13日の夕方5時半から夏まつりが実施される予定で、夜9時から花火大会が行なわれます。大瀬戸町の夜空を彩る約2000発の花火に酔いしれて下さい。

長崎県壱岐市勝本港湾で、8月13日、恒例の壱岐の島花火大会が行なわれます。大瀬戸を背景に水中花火や4号玉、ナイアガラなど2200発の花火が打ち上げられ、漆黒の夜空を彩ります。夜店もたくさん出店して賑わいを見せます。勝本港湾へのアクセスは、博多港から高速船で1時間強、壱岐の島に着いた後は、壱岐交通バスに45分ほど揺られれば勝本入口に着きます。壱岐の島に行かれたことのない方には特におすすめします。

江迎千灯籠まつりは佐世保市江迎町で毎年8月23日、24日に開催される夏祭りです。この江迎町の伝統行事は500年も続いており、街中に灯された灯籠が私たちを幻想的な世界に引き込みます。日中は無病息災を願い、お地蔵様に水をかける｢水かけまつり｣が行なわれ、夕方になると約7000個の灯籠が一斉に灯され、25メートルにも及ぶ3300個の灯籠タワーにも灯が点ります。二日とも花火が打ち上げられお祭りを盛り上げます。

かわたな夏まつりは佐世保の川棚町にある川棚新漁港で毎年8月14日に開催され、川棚の風物詩として親しまれています。盆踊り大会他楽しいイベントが行なわれ、露天や市場も立ち並びます。特におすすめできるのは、漁港の防波堤から打ち上げられる迫力満点の花火です。このフィナーレとなる花火の打ち上げは、川棚の真夏の夜空と広い海を華やかな彩りで飾ります。

ありえ浜んこら祭りは南島原有家町のマリンパークありえで行なわれます。ソーラン節などのステージイベントや島原手延べそうめん桟敷会食などが予定されていますが、中でも最大の見どころは南島原精霊燈･精霊流しです。夜になると精霊燈と精霊船の明かりの演出がマリンパークありえの浜を幻想的に彩ります。そしてフィナーレの打ち上げ花火が多くの観客を魅了します。

コスタデルソルは長崎伊王島にある、広い砂浜と透き通る海が美しい海水浴場です。砂浜には約600名を収容し、ゆったりくつろぐことができる桟敷があります。遊泳区域は防護ネットで仕切られており安心して泳げます。また子供用プールを併設していますので、小さなお子様と一緒でも安心です。煌めく太陽の陽射しが降り注ぐ白い砂浜で、リゾート気分も盛り上がることでしょう。

白浜海水浴場は長崎県南島原の口之津町にある海水浴場です。このビーチは、平成18年、環境省の｢快水浴百選｣に選定された真っ青なの海と白砂青松が美しいスポットです。また夕暮れ時になると長崎半島に沈む夕日がとても美しく、しばし時の経つのを忘れるほどです。温泉施設も併設している上、松林にはキャンプ場があり、シーズン中は大変な賑わいを見せます。遠浅の海が広がっているため子供と一緒に泳いでも安心です。

蛤浜海水浴場は長崎県南松浦郡の五島列島にあるビーチで、日本の｢快水浴場百選｣に認定されています。どこまでも続く遠浅で透明度の高い海と白い砂浜が印象的なビーチで、ビーチハウスやシャワーなどの設備も充実しています。隣にはキャンプ場やスポーツ施設も整備されています。遠浅の砂浜に波が静かに打ち寄せるさまは言葉で言い表せないほど美しい光景です。

軍艦島は長崎市から南西に18.5キロメートルの海上に浮かぶ人口島で、正式名称は端島(はしま)です。海に浮かんだ様子が戦艦土佐に似ていることから軍艦島と呼ばれるようになったものです。19世紀後半から海底の石炭採掘による埋め立てが進行した結果、東西約160メートル、南北約480メートルの人口島ができました。最盛期の1960年には5000人以上の人々が住み、人口密度が世界一になった時期もあります。

1974年の炭鉱閉鎖により軍艦島から人々が去って行き、閉鎖後は巨大な廃墟島という世界でも珍しいスポットが生まれました。島の中には、採掘場や高層アパート以外にも、学校、公民館、消防署、派出所、公園、映画館、寺社、テニスコート、プール、バーに至るまで、生活に必要な施設は何でもありました。この島には、訪れる人々の心を捉えて離さない圧倒的な迫力が感じられます。

海軍洞窟は長崎県佐世保市の九十九島温泉花みずきSASPAにある、たらいそうめんが食べられるユニークな洞窟です。この洞窟は、太平洋戦争の末期、旧帝国海軍が地下工場建設のため20本のトンネルを採掘した内の一つを利用して食事処にしたものです。海軍洞窟は1955年に西海国立公園に指定され、平和な場所に一変しています。麺はそうめんの他にうどんがあり、どちらも島原市の高級手延べのものを使用しています。

長崎では、この夏も海にまつわる種々のお祭りやイベントがさまざまな場所で行なわれています。また、その地を訪ねて周囲を見渡すだけで心を打たれるような素晴らしい景色や美しいシーンをいろいろなスポットで見ることができます。そんな長崎に足を伸ばし、この夏行なわれているイベントに参加してみませんか。