インスブルック観光！アルプスの麓チロル州都のおすすめスポット紹介！

インスブルックは、オーストリア・チロル州の州都であり、中世の面影をたたえた歴史あふれる都市です。また過去２度に渡り、冬期オリンピックが開催された都市としても有名です。ここではアルプスにあるオリンピック都市、インスブルックの歴史に触れながら、この街のおすすめ観光スポットをご紹介いたします。

インスブルックは、「イン川に架かる橋」という意味があります。古代ローマ時代からハプスブルク家統治時代の長い歴史にわたって、この川を中心に繁栄してきました。川はアルプス山脈に豊富なミネラルの影響で、淡い緑色が特徴的です。川に架かっている橋の向こう側が、旧市街となります。

またインスブルックは、古くはドイツとイタリアを結ぶ宿場町としても、繁栄してきました。アルブスの大自然と、旧市街が見事に調和した街、インスブルックですが、冬はウインタースポーツの拠点として、人気のある街です。1964年と1976年に冬期オリンピック大会が開催され、一躍世界的に有名な都市となりました。

チロル州の古都観光におすすめなのが「インスブルックカード」です。観光カードの中でも、このカードの機能充実度は、世界一と言われています。購入者は、インスブルックの全ての博物館や、市内及び郊外までの公共交通機関、ロープウェー、ケーブルカー、遊覧バスも乗り放題です！他にも様々な特典が盛り沢山ですので、インスブルック観光の際にとても便利です。

チロリアンアルプスの、素晴らしい景観を堪能出来るおすすめスポットが、ノルトケッテ連峰の展望台「ハーフェレカー」です。青く連なる山々は清涼感に満ち溢れ、時には羊飼いや放牧牛に遭遇する事もあります！晴天時には、イタリア国境のブレンナー峠まで望むこともできるんですよ！

インスブルックの街並みと対照的のモダンなデザイン建築で、観光客を魅了する展望台です。標高2342ｍの場所にありますが、最新式のケーブルカーとロープウェイで、旧市街地から、気軽に山頂までアクセスが出来るのが嬉しいです。山頂は真夏でも肌寒いので、防寒着の携帯をおすすめします。

ノルトケッテ連峰と逆の方向に位置するオリンピックアリーナです。その舞台となったスタジアムは、今も市民に愛されています。室内および屋外のアイススケートリンクは、競技用のみならず、一般にも開放されており、普段は市民の憩いの場としても名が知られています。オリンピック会場でアクティブスポーツを体験したい方におすすめです。

1964年と1976年の過去2回に渡り、冬期オリンピック大会が開催されました。最近では、2012年に冬期ユースオリンピックが開催される等、長きに渡り、スポーツの祭典の舞台として有名です。オリンピックアリーナまでは、旧市街からバスで10分のところにあります。

1964年と1976年の過去2回のオリンピックの舞台となった、高さ749mスキージャンプ台です。。インスブルックのシンボル的存在とされ、オリンピック聖火もここで見る事が出来ます。ジャンプ台の上部は展望台になっており、多くの観光客が訪れることでも有名です。競技のない日は一般に公開されています。

このジャンプ台はインスブルックの街に向ってフライトする様で、競技選手たちからも、絶大の人気を誇るそうです！ジャンプ台には展望台もあり、ケーブルカーとエレベータで上れます。展望台にはレストランも併設され、インスブルック市街地とアルプスの山々が見渡せる、パノラマスポットです。ベルクイーゼルジャンプ台は、トラムや駅前発車の遊覧バスが便利です。

オーストリアチロル州で創業した、クリスタルガラス製造会社、スワロフスキー。1995年に、創業100年を記念して設立した、クリスタルガラスのテーマパークです。地中に隠れたような芸術的な建築物の中には、様々なクリスタルが展示されています。クリスタルがテーマのモダンアートの世界をここでは楽しむ事ができます。

もちろんショッピングも充実度抜群で、人気のスワロフスキー製品を、ここではアウトレット価格で購入することも可能だそうですよ。そのせいか、駐車場には多くの観光バスが見受けられる程。インスブルック郊外とは思えない程、世界中から観光客が集まる場所となっています。クリスタル・ワールドまでは、インスブルック駅からシャトルバスで約30分です。

12世紀の建築物を、チロル公フェルデイナント２世が、16世紀に平民出身の妻と過ごす為に改装した、白亜の城です。平民という事で、王宮には入れてもらえなかったとか。城内は、武具や様々な美術品、肖像画などが展示されています。徳川家康とも交流があったとかで、日本の鎧兜も展示されているそうです！

なかでも43mの奥行きを持つ、スペイン大広間が見所です！ここでは度々、バロック音楽のコンサートが開催されるそうです。庭園は、フランス式の幾何学模様が特徴的で素晴らしく、まるでヴェルサイユ宮殿を思い起こさせる程です。お城までは遊覧バスで約10分です。

女帝マリア・テレジアの名がつく、街の中心の大通りで、歩行者天国になっています。インスブルックのショッピング街で、日本でいえば、銀座のような場所です。またオープンカフェが立ち並び、常に多くの人々で賑わっています。インスブルックを代表する憩いの場の大通りの中央には、「アンナゾイレ記念柱」そして、大通りの突き当たりに「凱旋門」があり、観光スポット満載です。

チロル地方の民族衣装や家庭用品、日用品、工芸品などが展示されている民俗博物館です。昔の住居を再現した展示や、チーズ作りに使われた道具類など、チロル文化を体感するには絶好の場所です。宮廷教会に隣接している施設なので、博物館からの教会の眺めも素晴らしく、みどころですよ。

カトリック教会のチロル地方総本山になる大聖堂で、12世紀に造られたロマネスク教会の跡に、18世紀にバロック様式で再建された、歴史的にも非常に価値のある建物です。教会内の見学は自由ですが、中の写真を撮るには、入口付近に券売機があり€1払います。観光スポットですが、神聖な場所であることには変わりありません。

内装はバロック様式満載の豪華さに圧倒されます。天井画が素晴らしく、だまし絵的な描画で、平面な天井が、ドーム状にへこんで見えるのに驚かされますよ。主祭壇に飾られたルーカス・クラナッハの「救いの聖母」像が有名で、また聖堂の一角に、チロル領主、マクシミリアン3世（1558～1618年）の墓碑があります。王宮の隣にあるので是非、足を運ばれてはいかがですか。

1460年、チロル大公ジークムントにより建立された王宮はその後、マリア・テレジアにより、当時の流行で豪華絢爛な、ロココ調に改装されました。天井画や調度品、美術品などは、まさにハプスブルグ家の全盛時代を物語っています！旧市街散策では外せない観光スポットです。

内観だけではなく是非、外観と中庭の拝観もおすすめします。アルプスを背景に建つ、白亜の宮殿の素晴らしさがうかがえます。また敷地の一角にあるザッハーホテルのカフェでは、オーストリア名物のザッハトルテがいただけますよ！王宮探索後に、当時の貴族さながら、カフェでお茶なんていかがでしょうか？

「中世最後の騎士」として名だたる、ハプスブルグ家の皇帝マクシミリアン1世が1494年に造らせたのが、この黄金のバルコニーです。屋根には、なんと2657枚の金箔が施されているそうです！建物内部は、マクシミリアン１世のゆかりの品が展示され、その豪華さは必見です！旧市街の中心にある、この街のシンボルです。

インスブルックの中でも一番観光客で賑わう場所で、晴れの日には、黄金の屋根が太陽に照らされてピカピカ輝くそうです！周辺の見どころに行く際も、必ず通る場所ですので、絶対に外せない観光スポットとなっています。アルプスを背景にした黄金の屋根は、まさにハプスブルグ家の繁栄を物語っています。

最後までお読みいただき有り難うございました。アルプスの中心に位置し、冬期オリンピックでも世界的に有名になった、チロル州の古都インスブルックの観光スポットをご紹介いたしました。美しい自然と歴史溢れる街、インスブルックへみなさんも行ってみてはいかがでしょうか？