ザルツブルク観光！おすすめスポット11選！音楽と歴史の街を満喫しよう！

ザルツブルクは、かつて塩の取り引きで栄えた塩の街で、「塩の砦」という意味があります。長い歴史をもち、歴史的建造物がある歴史の街であり、モーツアルトを輩出した音楽の街でもあります。今回は、その中でぜひ観光してほしいザルツブルクの観光スポットをご紹介します。

ザルツブルクは、オーストリアという国の都市で、ドイツのミュンヘンとオーストリアの首都ウィーンの間に位置します。ザルツブルクへは、飛行機、鉄道、バスなどでアクセスでき、ザルツブルク市内の観光地は、徒歩で移動できる距離にあります。そのような意味では、ザルツブルクは観光しやすい都市だといえます。

ザルツブルクは、それほど大きな都市ではないので、基本的に徒歩で移動できるのですが、遠距離な移動のときは、バス移動がおすすめ。市営バスが市内を網羅し、近郊路線も充実しています。日本とはことなる海外のバスに乗って移動するのもたのしいのではないかと思います。

歴史地区とは、ザルツブルク市を流れるザルツァッサ川左岸の旧市街地を中心とした一帯のことで、1996年に世界文化遺産に登録されています。教会など歴史的な建造物が多数集中し、ザルツブルクの美しい景観を作り出しています。歴史地区は、宗教都市として発展してきたザルツブルクの歴史を物語る地区といえます。

モーツアルトは、7歳までこの生家で暮らしていました。現在は、モーツアルトゆかりの品を展示した記念館となっています。モーツアルトの楽譜、バイオリン、ピアノなどが展示しており、モーツアルトの音楽を感じることができる場所となっています。日本語の案内板があるので、日本人観光客も安心して、観光できます。歴史地区にあります。

モーツアルトの生家のほかにモーツアルトの住居という場所もあります。住居は、生家の後に移り住んだ家で生家同様にモーツアルトゆかりの品があり、現在は博物館となっています。モーツアルトが好きな人は、生家だけでなく、住居のほうに行くのもおすすめ。モーツアルトの足跡を知ることができます。

モーツアルトの故郷ザルツブルクで、モーツアルトの生家と並び人気があるのが、ここモーツアルト広場です。1842年に建てられたモーツアルト像の周りには多くの観光客が訪れます。近くの時計台で奏でられる鐘の音は、1日に3度鳴り響き、音楽の街といわれるザルツブルクを演出します。モーツアルトの生家と同様に歴史地区にあります。

ヘルブルン宮殿には、多くの仕掛け噴水とギリシャ神話の彫刻があるバロック様式の水の庭園があります。宮殿内部には、壁と天井にフレスコ画が描かれています。屋外には、岩窟劇場や動物園があるので、そこもおすすめです。ヘルブルン宮殿は、歴史地区から離れ、郊外にあり、バスで行くことができます。

ザルツブルク大聖堂は、8世紀に建造された歴史ある建造物でバロック様式の傑作です。モーツアルトは、ここで洗礼を受け、のちにオルガン奏者を務めていました。この際、使われたロマネスク様式の洗礼盤を入口近くで見ることができます。また、ヨーロッパ最大級のオルガンも見どころ。旧市街地の歴史地区にあります。

ザルツブルク大聖堂の内部には、ドームがあり、旧約聖書に登場する場面を描いた2列のフレスコ画を見ることができます。また、救済の鐘と呼ばれる7つの鐘があり、その鐘の音は、たいへん美しいものです。そのほかに装飾されている彫刻も見どころ。ザルツブルク大聖堂は、音楽好きだけでなく、芸術好きにもたまらない建造物です。

ホーエンザルツブルク城は、メンヒスベルク山頂に建てられており、ケーブルカーを利用するか徒歩で行くことができます。城には、ザルツブルク市街を一望でき、美しい景観を見ることができる展望台や博物館や、レストランもあります。日本語の見学ツアーで城塞を案内してもらうことができます。ここも歴史地区に含まれます。

ミラベル宮殿は、ザルツブルクの大司教ヴォルフ・ディートリヒ・フォン・ライテナウが愛人のために1606年に建設したもので、火災などで焼失しましたが、再建され、現在のかたちになりました。見どころは、大理石の間で、ここでコンサートが行われたりしています。ここは、新市街ですが、世界遺産に登録され、歴史地区に入っています。

ミラベル庭園は、ミラベル宮殿に隣接する庭園で、ザルツブルクの大司教ヨハン・エルンスト・フォン・トゥーンの命により造園されました。映画「サウンド・オブ・ミュージック」のシーンに使われたことで有名です。その中でもペガサスの噴水は、もっとも人気があります。庭園からは、ホーエンザルツブルク城が眺められます。

ザルツブルクは、オスカーを受賞した映画「サウンド・オブ・ミュージック」で知られるトラップ一家が住んでいた街です。実際、映画でもザルツブルクで撮影が行われており、「サウンド・オブ・ミュージック」が好きな観光客は、撮影の行われた場所を訪れるようです。その中で、いくつかゆかりの地をご紹介したいと思います。

レオポルツクローン宮殿は、もともとは1736年にレオポルド・アントン・フライヘア・フォン・フィルミアンによって建てられた個人の邸宅でした。そこ後、所有者を転々と変えますが、現在はホテルになっています。映画「サウンド・オブ・ミュージック」にも登場し、人気の観光地になっています。

ノンベルク修道院は、ドイツ語圏最古の女子修道院で聖ペーター教会を創建した聖ルパートが創建ました。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の主人公マリア・トラップが過ごした修道院として有名で、多くの映画ファンが訪れます。修道院内部は、非公開ですが、教会のほうは、内部を見学することはできます。

ザルツブルクにある劇場で、大劇場、モーツアルト劇場、フェルゼンライトシューレの3つのホールが併設されており、オペラやコンサートが行われます。劇場は、メンヒスベルクの岩盤をくり抜いて作られました。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の撮影にも使われ、ザルツブルク音楽祭のメイン会場となることで有名。

レジデンツは、旧市街の歴史地区にある大司教宮殿のことです。ラグジュアリーな部屋や豪華な展示品のあるギャラリーがあり、天井にアレキサンダー大王のフレスコ画を見ることができます。内部の装飾もすばらしく見どころです。日本語の音声ガイドがあるので、日本人観光客も十分楽しんで観光できます。

レジデンス広場は、宮殿や大聖堂に囲まれた歴史地区に位置しています。広場の中央には、噴水があり、噴水にある馬、イルカ、ギリシャ神話のアトラス神は、見どころと言えます。12月になるとクリスマーケットが開かれ、多くの人でにぎわいます。また、9月には、聖ペトロ祭といわれるお祭りが開催されます。

聖ペーター教会は、ノンベルク修道院を創設した聖ルパートによって創建されたドイツ語圏で最古の男子修道院で、教会の天井には、聖ペテロの生涯がフレスコ画描かれています。教会内の墓地には、メンヒスベルクの山肌をくりぬいて作られたカタコンベ（納骨堂）や岩窟礼拝堂などがあり、そこも見どころ。歴史地区内あります。

音楽の街として有名なザルツブルクですが、それはモーツアルトの生誕地だからという理由だけではありません。もう一人、世界的な音楽家がこのザルツブルクで生れているのです。ヘルベルト・フォン・カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を34年間にわたり率いた世界的な指揮者で、名前を聞いたことあるという人も多いのではないかと思います。ザルツブルクは、彼の生誕地でもあるのです。

カラヤンの生家は、一般には公開されていないので、建物の外観や門扉のプレート、庭にある銅像など見ることができます。カラヤンは、20世紀に音楽界に欠かせない人物といわれ、カラヤンの生家は、多くの音楽ファンが訪れます。ザルツァッサ川沿いにあるので、観光地巡りのコースに入れてみるのもいいと思います。

気になるザルツブルクの観光地は、ありましたか?ザルツブルクには、音楽だけでなく、長い歴史とそこで生まれた芸術があります。そんな魅力のつまったザルツブルク観光を有意義にするためにこの情報を活かしていただければ幸いです。多くの情報を入手して、たのしいザルツブルク観光に行きましょう。