オーストラリアの治安情報！各地域の注意すべきポイントまとめ！

オーストラリアといえば、眩しい太陽と青い海、明るい人々が印象的な人気の国ですが、現在の治安の状況はどうなのでしょうか。今回は、オーストラリア各地域での治安情報や注意すべきポイント、またテロの可能性なども併せてご紹介させていただきます。オーストラリア旅行の前に知っておけば安心の情報ばかりなので、見逃さないでくださいね。

2017年8月6日現在、外務省の海外安全ホームページの情報によると、オーストラリアでは危険情報が出ていません。イメージ的にオーストラリアは治安が良い国と思われがちですが、実は犯罪が多い国で、日本と比べると治安は悪いと言って良いでしょう。特に麻薬関連の犯罪も多発しているので、疑われてしまうと調査等が大変厳しくなっています。

外務省の情報によると、オーストラリアでは置き引きやスリ、車上荒らしなどの犯罪が多く、日本人観光客や、留学生、ワーキングホリデーの人々も被害にあっている人がいます。明るく開放的なオーストラリアですが、日本よりも治安は悪いということを忘れてはいけません。どこでも油断はせず、常に自分の荷物から目を離さないようにしましょう。

オーストラリアの人気観光スポットのシドニーで特に注意していただきたい場所は、空港やバス停の周辺、駅の付近など多発しているスリやひったくりの被害です。歩道を歩く時には、地図やスマートフォンなどに集中し注意力が散漫していると、ターゲットになりやすいので人の流れに沿うように歩き、道路側は歩かないように気を付けましょう。

また夜間や人が少ないトイレ、電車、駅などは、なるべく避けることをおすすめいたします。薬物を使用している人や浮浪者などがウロついて、絡まれてしまうトラブルもありえますので、夜間出歩く場合には、人が多い場所を選ぶようにしましょう。近年麻薬の取り締まりが厳しくなっているので、疑われると大変面倒なことにな流ので注意です。

オーストラリアメルボルンの治安の状況は、場所によって悪いエリアもあります。例えばエリザベスストリート、シティーの大通り、バークストリート、スワンストンストリートなど、観光客や市民など、人通りが多い場所でスリやひったくり、置き引きの被害が増えています。買い物などを楽しんでいる最中にお財布を取られる被害があり、油断NG。

オーストラリアのメルボルンではひったくりの被害も増えているので、歩道を歩く際には道路側から反対の内側を歩くようにし、肩掛けカバンや、口が空いているカバンを避けるようにしてください。またブランド品や宝飾品、財布やスマートフォンなどを見せるように歩いていると危険なので、見せないよう隠して歩くようにしましょう。

置き引きに関しては、基本中の基本ですが、レストランやカフェなどでカバンを置いたまま席を外したり、カバンを足元や背もたれにかけることもしないように気をつけてください。またメルボルンのATMは24時間利用が可能ですが、大体が通り沿いに設置されているため、暗証番号が見られやすくなっています。背後に注意しながら利用しましょう。

オーストラリアのパースの治安の状況は、外国人をターゲットとしてスリや置き引きの被害が増加しています。特にショッピングモールなど人が多い場所で、買い物をしていて注意力が散漫している最中に狙われてしまします。買い物をしている時でも気を緩めずに過ごしてください。また夜道を歩くときは、一人で歩くことはなるべく避けましょう。

もし夜間になって出歩く場合には、タクシーを利用することをおすすめいたします。人通りが少なく暗い場所は治安が悪いことが多く、若者のグループにナイフを持って襲われて、金品を奪われてしまう被害も出ています。日中は明るく温暖な気候のパースでも夜間になると不良グループなどが出歩く時間帯になるので、自分の身を守りましょう。

オーストラリアでは窃盗事件が多く、その中でも車上荒らしや置き引きなどの被害がとても多いです。最もそれらの発生率が高いのが60パーセント以上の割合でゴールドコーストなのです。ゴールドコーストでは、特に日本人女性をターゲットにした強姦事件が多発しています。親切に話しかけて仲良くなった上で薬物を飲ませ強姦をする被害です。

オーストラリアの主要都市の中で最も治安が悪いのがゴールドコーストです。特に日本人の若者は、危機管理能力が低く、人を信じやすい人が多いため、優しくてルックスの良い現地の男性から話しかけられると容易について行ってしまったりし、金品をとられたり、強姦にあう被害が多いです。日本人男性においてはスリやひったくりに注意です。

オーストラリアのブリスベンの治安は、日本よりかは悪いですが、比較的良く、最低限のことを気をつければ安全に過ごすことができます。危険な場所は、夜の街やクラブなどです。もし夜道を歩く時にはタクシーを利用したり、なるべく一人では歩かないようにしたり、明るい道を歩いたりなど、自分の身を守るように気をつけて過ごしましょう。

またどこの国でもそうですが、日本人はお金を持っていて、日本自体が治安が良いため危機管理能力が低いイメージが強いです。またNOと言えない人が多いため、ターゲットにされやすいです。今回記事で記載していることを最低限気をつけて過ごせば、被害に遭う可能性は低いかと思うので、常に自分は海外にいるという意識を持って過ごしましょう。

近年世界の各国で起きているイスラム国によるテロ。イギリスやフランス、インドネシアなど、様々な国でテロが起きており、海外旅行へ行くのも不安視されます。今後オーストラリアでのテロの可能性は考えられるのでしょうか。2017年の6月5日、メルボルンにてイスラム国によるテロ、銃撃人質事件があり、一時はテロ警戒レベルを上げました。

しかしながらその後はテロの警戒レベルを引き下げ、2017年8月6日現在も危険情報は出ていません。過去にテロが起きたということで不安もあるかと思いますが、今後万が一危険な情報があれば、随時外務省の海外安全ホームページにも掲載されますので、オーストラリアへ渡航する前には、必ずチェックをしてから出かけることをおすすめします。

日本の治安が良く、被害がそこまで多くないため、車の中はつい安心しやすいですが、オーストラリアでは車上荒らしの被害が多いです。車上荒らしにあわないためには、車の外から見て、高価な物や、アイフォン、お財布等、取られたら困るものを置いたまま出かけないことです。鍵がかかっていても開けられてしまうので油断ができません。

オーストラリアで車を駐車する場合には、なるべく電灯など明るい場所に駐車をするようにしましょう。車上荒らしにあう時間帯は、大体夜か、人が少ない場所です。またハンドルロックというハンドルを固定するバーが販売されているので、これを付ければ、車が盗難されてしまうことは殆どないでしょう。日頃から気をつけて駐車をしてください。

今回様々なオーストラリア国内で起きる可能性のある犯罪と注意ポイントをご紹介させていただきました。オーストラリアは、以前は現在よりも比較的治安が良く、安心して観光を楽しめたのですが、近年日本人観光客や留学生、在留している日本人も増加していることに伴い、日本人をターゲットとする犯罪も残念ながら増えていることが実情です。

上記でご紹介した注意事項を念頭に、自分の身は自分で守るようにしましょう。また荷物は人からなるべく見えないよう、ウエストポーチがおすすめです。ショルダーバックを使用する際は、バックを背中側にまわさず、自分の手前で持つようにすれば安心です。何度も言いますが、夜間や人通りの少ない道は危険なので、気をつけましょう。

いかがでしたか?今回は、オーストラリアの治安情報とその対策についてお伝えいたしました。オーストラリアは、日本と比べると治安が悪いです。しかしながら、今回お伝えした基本的なことをしっかりと守って行動をすれば、安全で楽しい時間を過ごせるかと思います。オーストラリアで、充実した楽しい時間を過ごしてきてください。