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オーストリア言語は?通貨・気候・治安も!旅行に行く前に知っておくこと!

オーストリア言語は?通貨・気候・治安も!旅行に行く前に知っておくこと!
投稿日: 2017年8月24日最終更新日: 2020年10月7日

近年、国全体で取り組むエコ活動が話題のオーストリア。この国ならではの自然や緑、豊かな歴史や文化に魅せられ年間およそ22万人が訪れます。オーストリアの気になる言語や治安、通貨はどうでしょう?まずは知っていると旅がスムーズになる言語から見ていきましょう!

オーストリアはどんなところ?見出し

オーストリア共和国には、首都のウィーンをはじめ全部で9つの州が存在します。面積は北海道ほどなのに対しオーストリア全体でも849万6000人と神奈川県ほどの人口しか住んでいません。国土の62%はアルプスに囲まれ、音楽の都以外にも美しい手付かずの自然と綺麗な水が健在するスキーリゾート地としても知られています。

オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も①言語見出し

公用語はドイツ語ですが、フォアアールベルク州で話されているのはスイスドイツ語に近いものになります。そこを除けば、南ドイツのバイエルンに属するバイエルン・オーストリア語が使われています。ドイツで使われている標準ドイツ語と少し違いはあるものの、テレビやラジオでは標準のドイツ語が使われます。

標準ドイツ語と違う口語として使われているオーストリアのドイツ語の特徴は、有声で発音されるsの音がオーストリアでは無声で発音されていたりイントネーション、単語が違います。例えばハイジャーマンとよばれる標準ドイツ語でこんにちははGuten Tagですがオーストリアでは「Gruess Gott」グリュースゴットやラテン起源の「Servus」ゼアヴスも使用します。

ちなみに1月は標準ドイツ語でJanua、オーストリアでは「Jänner」スペルが違い音もヤヌアールになります。ドイツの大学入試試験はAbiturですがオーストリアでは「Matura」。大昔オーストリアは南ドイツバイエルンの1部でもあったため、上部ドイツ語Oberdeutschの方言をもっているバイエルン族とも言えるのです。

オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も②方言見出し

どの国にも方言が存在しますがここでも地域によって言語にかなり沢山の方言があります。ウィーンやグラーツなどで話されている東オーストリアのスイスドイツと、西オーストリアのチロル州の方言には大きな違いがありますし言語も、この方言に起因するものと、ドイツとオーストリアの国家としての領域に起因するものがあります。

その他には「低地ドイツ語」と「中部ドイツ語」と呼ばれる、ドイツ北部と中央部で話されている言語があります。西ゲルマン語群の系統にあたる低地ドイツ語には英語との共通点が標準のドイツ語に比べ多いと言われています。オーストリアウィーンにはWienerischヴィーナリッシュというウィーンならではの方言もあるんです。

さらにオーストリアの言語はドイツと比べソフトで流れるような長めの音を持っています。ドイツの言語のほうがやや堅めでしっかりとした発音をするため人によっては聞き取りやすく感じます。オーストリア人もゲルマン民族ですがラテンや東欧、ユダヤ系、ハンガリー系などが混ざっているため言語にも影響があったのかもしれません。

オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も③表記・略号見出し

ドイツ語の綴りはこんなふうに略記されることもよくあります。現地で入手した地図を読むときは、おさえておくのがおすすめです。Strは「通り」の意味でStraßeシュトラーセと読みます。Plは「広場」のPlatzプラッツ、Bhfは「駅」のBahnhofバーンホッフ、Kは「教会」のKircheキルヒェです。

オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も④気候見出し

アルプスの山々が国土の62%を占めるオーストリアでは、夏は短く冬が長いアルプス型の気候。東部は大陸的な低地気候、その他の地域は中部ヨーロッパの気候、東京に比べると雨は少ないですがアルプス地方は冬の寒さが厳しく、降水量が最も多くなっています。注意点は雨が降るとかなり冷え込む日もあるので対策を忘れずに。

オーストリアの湧き水は、ほとんどがこのアルプスの湧き水を使用しているので、飲料水としては最適、安心して飲むことができます!夏は猛暑の年もありますが一般的に気候は涼しくて乾燥しています。注意点は冬は特に山間部で積雪量が多く、北海道よりやや寒くなるのでそれを忘れず服装など考えると良いでしょう。

オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も⑤地理見出し

ブルゲンラント州

1918年までハンガリー王国の1部だった場所で、文化的影響も強く残るオーストリアの最東部に位置する州です。国境のノイジートラー湖は中部ヨーロッパ唯一のステップ湖。魅力的なかわいらしい街並みとノイジートラー湖畔の美しい自然が広がっています。名門エスターハージー家が引き継ぐ珠玉のワインの産地でもあります。

シュタイヤマルク州

州の50%以上が森林地帯で、オーストリアの「緑の辺境地」とよばれています。スロヴェニアと国境を接している地帯、特に東部はみなワインの産地として有名で、緑の丘と森が織りなす高い場所からの風景が美しい場所です。ホッホシュヴァーブ山塊の奥地、トラゲス渓谷には春になると現れる「雪解け水」湖があります。

ザルツカンマーグート地方

陽光に大小さまざまな湖水が、2000m級の山々を背景に現れる優美な場所。ウォータースポーツ、ハイキングや建築が楽しめ、夏には避暑地として賑わいます。ザルツブルグからの交通が便利で、世界で最も美しいといわれるここの湖畔はリゾート地やロケ地として人気が高く、一度は訪れてみたい場所です。

ケルンテン州

オーストリアで1番南の州でイタリアと接しています。温暖な気候のおかげで水浴に適した湖が多いのでリゾート地として賑わいます。オーストリアの最高峰であるグロースグロックナーとパルテルツェ氷河を眺める、環境の持続可能性の原則に従って建設されたという木製の展望塔「ピラミーデンタワー」を見ることができます。

チロル州

ここチロルの谷は、州都のインスブルック周辺から南北方向に延びていて、鉄道の通らない険しい谷が多く、その分素朴な風景が残っています。東に位置する東チロルにも味わいのある山と村があり、チロルも他の地域に比べやや暖かい気候なので山歩きなどに適しています。ここは1895年創業のスワロフスキーでも有名です。

フォアアーンベルク州

スイス国境に近く、文化的にも強い影響を受けています。南部は山岳地帯でスキー場が多いですが、北部はボーデン湖に面して比較的温暖な気候になっています。アルプスの心臓とよばれるチロルに続き、ここも雄大なアルプスの美しい山々に囲まれています。毎年夏7月には湖でオペラと芸術の珍しいお祭りが開催されます。

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オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も⑥通貨見出し

通貨単位はユーロ、補助通貨単位はセント。それぞれのドイツ語では「オイロ」と「ツェント」という読み方になります。現在1ユーロは130円ほどとなっていて硬貨の種類は1、2、5、10、20、50セントと1、2ユーロ。紙幣の種類は5、10、20、50、100、200、500ユーロがあり、日本で両替しておくと有利です。

オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も⑦時差見出し

日本からウィーンまでは直行便だと11から12時間。日本との時差は8時間で日本時間から8時間マイナスした時間が現地時間になります。サマータイム実施中は時差が7時間に変わり、デパートやショップは月曜から金曜の平日10時から18時まで営業。土曜は13時まで。大都市になると17時まで営業しています。

レストランの昼食は11時30分から14時、夕食は17時30分 から22時頃まで営業しています。クリスマスシーズン中やお正月、大都市と郊外との営業時差に違いがあります。サマータイムに切り替わる際は時差も変わるので別な国へ移動する際も現地と他の国の時差に注意です。時差と時刻が詳しく載っているサイトもおすすめです。

オーストリアの言語や通貨!気になる治安や注意点も⑧治安見出し

一般的にオーストリアはヨーロッパの中でも治安が良い方に入ると思われます。警察や駅員などになりすまし旅行者からお金を盗もうとする雰囲気もありません。しかし全世界どこでもスリにあいやすい場所は存在するので、荷物を置いたまま他の場所へ移動したり隙をみせたり難民地区、雰囲気のよくない路地には入らないで下さい。

旅行者として最低限の自己防衛策を怠らなければ、犯罪などに巻き込まれることはないでしょう。カメラや電子機器を人前で長時間見えるように操作していたり、市場やパレードなどで人混みが極端に多くなった場合などは注意すると良いでしょう。対策としてはバックを工夫したり現金を持ち歩かないようにすると良いでしょう。

余裕を持って旅の準備にとりかかろう見出し

現地で話されている言語の特徴、州の特徴から時差や気候、注意点までを凝縮してお伝えしてきました。飛行機に搭乗の際は旅の必需品、持ち物、見物箇所やお店の時間帯などをもう1度ゆっくり確認し時差ぼけなどに対応できるよう体を慣れさせたり水分補給などを行い安全な旅を楽しんで下さい。

投稿日: 2017年8月24日最終更新日: 2020年10月7日

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