難波神社のアクセスやご利益は？御朱印やイベント情報もあり

神社は日本全国至る所にあります。初詣や七五三、お宮参りに結婚式、お祓いをしてもらったり、合格祈願など、みんなそれぞれ、いろいろな神社に参拝したことがあるでしょう。神社巡りが趣味の人がいますし、御朱印集めが目的の人もいるでしょう。今回紹介するのは、まさに都会のど真ん中に位置する場所で、アクセスも抜群の浪速神社です。

難波神社は、大阪市中央区博労町にある神社で、地下鉄御堂筋線心斎橋駅３号出口から徒歩５分のアクセスにあります。反正天皇が大阪府松原市に柴籬宮（しばがきのみや）を開いたときに、父親の仁徳天皇を祭って創建したといわれます。もともと河内松原市にありましたが、豊臣秀吉が大阪城を築城した時に、移転したことは有名です。

難波神社は心斎橋駅以外からもアクセスでき、地下鉄本町駅13号出口から徒歩5分です。心斎橋駅からアクセスする場合は、御堂筋を北へまっすぐ歩いて左側。本町駅からアクセスする場合は、御堂筋を南へまっすぐ歩き右側になります。車でのアクセスであれば、阪神高速1号環状信濃橋口からが便利です。駐車場は10台分でアクセスは公共交通機関がお勧めです

難波神社の境内には、大阪市の保存樹として指定されるくすのきがあり有名です。くすのきは樹齢４００年以上で、幹が３メートル以上あり、高さは約１２メートルほどになります。ご神木として、地域住民や参拝者たちに愛されてきました。

難波神社は、第二次世界大戦の大阪空襲で一部が燃えましたが、くすのきは何とか生き延びました。大阪市内中心部では最古のくすのきで、この木に触わると、ご利益で力がもらえると評判のパワースポットとしても有名です。

難波神社の歴史は、反正天皇が都を移したときに仁徳天皇をしのんで建てたのが始まりです。その後、平安時代に朱雀天皇が、大阪市天王寺区に移転しました。

そして、豊臣秀吉が大阪城を建てるときに、立ち退き料をもらい、現在の地に移転しました。かつての住所から難波神社の名前が残っています。神紋は花菖蒲で、境内の片隅には今でも菖蒲を植えた場所があります。

難波神社は古くから伝わる由緒正しい神社です。そのため、古くから続く、祭典行事、今で言うところのイベントが数多くあり、有名です。

２月の節分には、玉の緒祭という節分祭のイベントがあります。魂に見立てた玉を五色の紐で結ぶことで、魂を一つの所に落ち着かせるご利益を祈る神事です。事前に予約した場合は、無病息災祈願の玉の緒が授与されます。玉の緒とは五色のひもで結んだガラスの玉です。ご祈祷料は１０００円です。

６月８日には、神社のご神紋である花菖蒲をご神前にお供えして、ご利益を祈る神事、イベントがあります。菖蒲を刈り取る動作をする神楽「菖蒲刈り」を巫女さんたちが舞います。

７月２０日、２１日には、氷室祭と呼ばれる夏祭りのイベントがあります。氷をお供えする神事で、氷柱の奉納などがあり、夕方からの参拝者には、かちわり氷が振舞われます。そして、このかちわり氷を食べれば、ご利益で夏負けしないと伝わっています。

氷室祭の夜には奉納太鼓の演奏もあり、ご利益を求めて大勢の参拝客でにぎわいます。２０日は宵宮で、２１日が本宮です。仁徳天皇の兄が、奈良県で狩りをしているときに、野原で氷を貯蔵する氷室を見つけ、その氷を仁徳天皇にあげたところ、大変喜んだといわれています。そして、その後、氷室の技術が広められたといいます。

１１月１５日には、博労稲荷神社の神事があり、願い事を書いた火炎串を焚き上げます。また、祭典終了後にはもちまきが行われます。

毎月一日と節分の日の朝には、湯立て神楽があります。湯釜で沸かした湯を巫女が笹で四方に振りまき、ご利益を求める神楽です。

ご利益を求めて、ご朱印集めが一部の人の人気を集めていますが、難波神社の御朱印は花菖蒲が描かれていて、とてもかわいらしいです。緑と紫の２色が使われていて、珍しいと評判となっています。御朱印帳は、紫色で神紋の花菖蒲がついていて、１０００円。大きさは１６×１１センチで蛇腹式です。

難波神社は文楽発祥の地として有名です。植村文楽軒が難波神社で人形浄瑠璃小屋を開いたといわれています。天保の改革で中断しましたが、復活し明治時代まで続けられていました。境内東門にある稲荷社文楽座跡の石碑が有名です。

難波神社には本社の他に摂末社がいくつかあります。摂末社とは、神社の本社とは別の場所にその神社の管理下にある小規模な神社のことです。摂社と末社があります。摂社は、その神社の祭神と深い間柄の神を祭っている神社で、末社は、それ以外の神社です。

また、それぞれの摂末社で、季節ごとにいろいろなイベントがあり、地元住民にも愛されています。格式は、本社があり、摂社、末社の順とされています。

本社の西側に、摂社の博労稲荷神社があります。船場の商人たちの稲荷への信仰から、稲荷社として慕われたといわれます。

西門の横には、末社の金刀比羅神社があります。堀江の旅所の隅に祭られていただけでしたが、その後江戸時代に創建されたといわれています

難波神社の境内の隅には、末社の十四柱相殿神社があります。昔は、いくつかに分かれて祭られていましたが、移転や併合が行われて、現在にいたっています。

アクセス便利で由緒ある難波神社で結婚式をあげ、ご利益を得たい人はたくさんいます。結婚式のプランは式のみから、式と披露宴のセット等が選べます。式だけを難破神社で挙げて、披露宴を別の場所で行うことも可能です。神社内にスタジオがあるフォトスタジオに撮影を利用でき、結婚式以外にもお宮参りや七五三の撮影も行っています。

難波神社では、そのアクセスのよさを生かして、本館で会議室のレンタルを行っています。貸室料金は、７５００円からで、広さや時間により、変わってきます。収容人数は、８人の応接室から、１００人の集会室まで、広さは１２平方メートルから１３５平方メートルまでと、幅広い用途に使うことができます。

難波神社周辺は、多数の観光スポットや観光名所があります。御堂筋は大阪を南北に走る道路で、冬季にはライトアップされます。道頓堀にはグリコの電飾広告看板、ずぼらやのふぐやカニ道楽のかになどがあり、心斎橋にはアメリカ村や心斎橋筋商店街などこれぞ大阪という観光名所が見られます。アクセス抜群ですので、ぜひお立ち寄りください。

難波神社周辺には、飲食店がたくさんあります。ここで、おすすめのランチが食べられるレストランを３つ紹介したいと思います。

おしゃれな店内なのに、気さくなイタリアンを楽しめるイタリアンレストランです。本場の味の自慢のピッツァに、バラエティにとんだアラカルトメニューがおすすめ。

豊富なワインと食べて、飲んで、笑って、くつろげる大人のレストランです。心斎橋駅から徒歩５分で、ランチは午前１１時から午後３時まで。ランチ平均は２０００円。クレジットカード使用可能で、定休日はなしです。

落ち着いた店内で味わえる本格中華料理のお店です。食材や調理法、接客までこだわり、お客さんを楽しませるためにおもてなしを怠りません。個室も備えていて、使い勝手のいいお店です。地下鉄本町駅から徒歩１分で、ランチは午前１１時半から午後２時半まで。定休日は日曜、祝日で土曜日が不定休です。ランチ平均は８５０円です。

ビルの谷間にある町家風日本料理店です。朝獲れ直送の天然鮮魚の刺身や七輪焼きで食べられます。名物の鯛めしは、新鮮な真鯛をふんだんに使い、皮をあぶってから炊き上げているので、香ばしさもあり、箸がすすみます。本町駅から徒歩１分で、ランチは午前１１時半から午後１時半です。定休日は日曜、祝日で、ランチ平均は８５０円です。

難波神社では、他の神社と同じように、１１月には七五三の参拝客らで、境内は大変にぎわいます。仁徳天皇を祭神として祭っていることも人気の一つです。また、命のパワーを子供に分け与えてほしいと思う親たちの思いから、戦火から生き残ったくすのきも人気を呼んでいるのです。

特に、１１月の土日は大変な混雑が予想されます。ご祈祷料は、５０００円からで、１１月からは、ちとせあめとおもちゃがついています。当日直接の参拝でも可能ですが、事前に電話予約をしておく方が、スムーズに祈祷してもらえて無難です。ちなみに、お宮参りの祈祷料は１万円からです。

難波神社につて、解説してきましたがいかがでしたでしょうか。都会の真ん中にあり、由緒正しい難波神社はとても便利な場所にあるので、観光のついでにちょっと立ち寄ることも出来ます。ぜひ、一度足を運んでみてください。