熊谷のうちわ祭り2017年情報！交通規制あり？日程・時間・駐車場も紹介！

毎年7月19日から23日までの5日間に渡って行われる埼玉熊谷うちわ祭りは、関東一の祇園祭りです。祇園祭といえば、京都府の祇園祭や福岡県の博多祇園山笠などが有名ですが、この埼玉県熊谷市で行われる祇園祭も歴史が深く、毎年多くの人で賑わう祭りです。

1830年から祭が行われる際には、神輿を担ぎ街の中を渡り、祭り中に赤飯を炊いて疫病除けを祈願し、それを振る舞ったのが、「熊谷の赤飯ふるまい」です。その後、赤飯の代わりに店名入りのうちわを配ったところ、当時の生活必需品だったため、人々は喜んだため、他の店も続けて真似をして行ったのがはじまりです。

うちわ祭りの日程は、毎年7月19日から23日までの5日間行われますが、19日と23日は、埼玉熊谷の愛宕八坂神社で執り行われ、非公開で行われます。ですので、一般のお客さんは、20日から22日の3日間を楽しむような形になります。その3日間で約70万人の人々が訪れます。

この遷霊祭（せんれいさい）の日程は、埼玉熊谷の愛宕八坂神社本宮で執り行われます。時間は、夜の9時から開始され、うちわ祭の大総代と何名かの関係役員のみで非公開になります。この日は、愛宕八坂神社で神輿に御霊を遷し、神輿は、天王さまになります。

この渡御発輿祭（とぎょはつよさい）は、1日目の日程に引き続いて、同じ埼玉熊谷の愛宕八坂神社で執り行われます。時間は、朝の6時から開始され、発輿祭を行い、玉串を関係者の役員の順に捧げていきます。

これは、発輿祭後に、神輿を担いで、東西南北に位置する旧市街地の河原町・筑波・銀座・仲町を巡って地域を浄め、うちわ祭の安全を願います。この日に歩いていると神輿を見かけるかもしれませんね。

途上奉幣祭で約10キロの巡行後に行われるのが、この渡御着輿祭（とぎょちゃくよさい）です。日程は、御仮屋で行われ、神輿を安置し執り行われます。これが終わると、いよいよ一般のお客さんも御仮屋に足を運ぶことができるようになります。

日も落ちてきた頃、JR埼玉熊谷駅北口に続々と全町の山車･屋台が集まります。集合する前の星川通りを突き進む山車･屋台は、提灯に火が灯り、とても綺麗ですよ。熊谷駅の前に全町の山車･屋台が集まると、いよいよ叩き合いが始まります。

埼玉熊谷中に力強い音が鳴り響きます。また、熊谷駅をバックにして全町が横一列になるので、写真を撮るスポットとしてもいい場所ですよ。ただ山車･屋台とお客さんが熊谷駅に1点に集中するのでとても混雑します。ですので、時間には、余裕を持って行ってみてください。

お昼の1時から夕方の4時までの日程で行われているのが、巡行祭です。場所は、銀座から石原の国道17号を巡行し、その時間は、区間交通規制が行われています。歩行者天国ようになった通りを本石区・石原区以外の10つ町の山車・屋台が集まります。

区間交通規制の西側に本石区・石原区の屋台が待っており、そこに10つ町の山車・屋台が集まっています。その後、全ての山車・屋台で御仮屋に巡行します。そこでは、順番に神前から幣束を受け取って再び国道17号線の東の方へ巡行していきます。

巡行の時には、叩きながら通るので、好きな場所から見ることができます。また、山車・屋台が巡行していない時間には、様々なダンスや太鼓の舞を見ることができます。交通規制の敷かれた通りには、露店が出てお昼から賑わうので楽しみながらゆっくり過ごすことができますよ。

夜に近づいてきた夕方の6時からの日程で始まるのが、巡行叩き合いになります。昼の巡行祭とは違い、国道17号線のいたるところで山車と屋台が集まり、次々に叩き合いが始まります。西側と東側から集まってきた山車と屋台は、八木橋デパート前で全て結集し、扇形になって再び叩き合いを始めます。

巡行叩き合いが終了した翌日に行われるのが、行宮祭（あんぐうさい）です。御仮屋で朝の9時の日程で執り行われ、大総代が神輿の前で祝詞を読み上げ、玉串を奉納して神の加護を願います。前日のような迫力はないですが、このうちわ祭りの中で重要な部分になっています。

お祭り広場でまた再び交通規制になった国道17号線で午後の8時から行われ、様々な場所で叩き合いが始まります。そこから、12つの町の山車と屋台が1度市役所入口交差点で扇形に並んで叩き合い、最後の集合場所であるお祭り広場で四方に集まり、最後の叩き合いに備えて待ちます。

すべての山車と屋台が集合すると、最後の叩き合いが始まります。クライマックスになるので、迫力も叩く力強さも1番感じるものになっています。全ての山車と台車が叩くのを屋台を食べながら見ることもできますよ。

お祭り広場にて関係役員と総代と共に最後の締めくくりでもある年番送りを行います。見に来ているお客さんは、この時にもこの年のうちわ祭りの最後の場面ということでたくさんの写真を撮ります。

全ての執り行ないが終了し、再び御仮屋から埼玉熊谷の愛宕八坂神社に神輿を返す巡業が始まります。番送りが終わって深夜から熊谷祇園会員の人たちにより、神輿が担がれ愛宕八坂神社に戻っていきます。これで5日間のうちわ祭りが無事終了になります。

お祭りといえば、気になるのは屋台ですよね。ここからは、今までうちわ祭りで出店されたことのある出店をお伝えします。まずは、うちわ祭りで1つの名物になっている「お化け屋敷」です。とてもリアルなお化け屋敷なので毎年多くの悲鳴と叫び声が聞こえてきます。

この他にも、金魚すくいや宝石すくい、くじびきなど楽しい屋台がいくつもあります。また、ご飯系であれば、焼まんじゅう、チーズスティック、フランクフルト、黒豚フランク、広島風お好み焼き、いかやきなどがあり、特に黒豚フランクは、黒豚を使っているのでとてもジューシーで美味しいです。

そして、デザート系は、タピオカ屋、ベビーカステラ、クロワッサンたい焼き、いちご飴などまだまだたくさんあります。その中でも、たい焼きも最近人気になっています。サクサクの生地にあんこや、カスタードクリームなどが入っているものになります。一度食べるとその美味しさにハマってしまいます。

この埼玉熊谷のうちわ祭りには、毎年70万人というお客さんが１目見ようと各地から集まってきます。ですので、交通規制の場所や、駐車場の場所など気になるでしょう。ここからは、うちわ祭り開催時の交通規制情報と交通手段、駐車場の場所を開催日別に紹介します。

20日は、初叩き合いがJR埼玉熊谷駅で行われるため、交通規制も駅前のみです。ですので熊谷市役所、八木橋デパート、イオンで無料で停めることができます。しかし、埼玉熊谷駅までは、少し歩くので時間を計算して停めに行ってくださいね。

21日〜22日は、うちわ祭りが埼玉熊谷の広い範囲で行われるのでそれに伴って交通規制も広いです。特に国道17号線は、約3㎞ほどお昼過ぎから通行禁止になります。しかし、20日同様に、イオン、八木橋、市役所の駐車場が無料で停められます。しかし、うちわ祭りに向かうお客さんの車で例年早い時間に満車になります。

そこで、おすすめの駐車場は、熊谷スポーツ文化公園です。この公園も無料の駐車場で、約2800台もの車が停めることができるので安心です。またそこからは、うちわ祭りの時のみ、無料の送迎バスが運行しています。主な祭り会場まで15分ほどで着きますので1番良い方法ですよ。

今回は、熊谷のうちわ祭りについて由来と当日の交通規制や駐車場、屋台情報も一緒に紹介しました。このお祭りは、お昼から夜まで楽しむことができるので、お昼は、叩き合いの迫力を感じることができ、夜は、山車と屋台の提灯の明かりで幻想的な雰囲気も楽しめると思います。ぜひ1度見に行ってみてくださいね。