日暮里繊維街で生地を買おう！おすすめ店からアクセス方法までまとめてご紹介！

東京都･荒川区に位置する【日暮里繊維街】をご存知ですか?手芸商品や生地の問屋がたくさん集まっている、手芸好きからプロまで、様々な方が訪れるスポットです。扱っている物の種類は多く、お店も多いので、全部を見て買うことは難しいこともあります。そこで、おすすめの場所やアクセス方法をご紹介します。

日暮里繊維街は、東京の荒川区に位置し、日暮里駅から延びる商店街のような状態になっています。商店街の長さは1kmもあり、80件以上のお店が集中しています。これほどまでに手芸や生地などの服飾関係の物を扱うところは大変珍しく、生地や手芸用品、和裁や洋裁など、扱う品の幅がとても大きいエリアです。

生地だけではなく、皮や装飾資材、雑貨などもあります。どこから見ていいのかが分からなくなってしまうほど、たくさんの服飾関係の物が取り扱われています。品揃えが良く、とても買い物がしやすいスポットです。一般の手芸店とは規模が違いますので、ずっと探していたものが日暮里繊維街で見つかる可能性が高いです。

様々な生地や資材を買い求めるために、手芸が趣味の方からプロのデザイナーなど、幅広いジャンルの方が訪れる繊維街となっています。日暮里繊維街は、あまり知られていないのが勿体ないような気がします。一般の手芸店よりも安く買えることも多く、掘り出し物が出てくることもあります。

日暮里繊維街を回るために、一番最初に手に入れておくと便利なものがあります。「にっぽり繊維街まっぷ」というもので、初めて日暮里繊維街に足を踏み入れた方には、持って頂きたいアイテムです。中を開けると、地図になっており、お店の名前と番号が記されています。お店の詳細と特徴が簡単に紹介されています。

にっぽり繊維街まっぷは、大抵、どのお店にも置いてあります。視界に入るような場所になくても、スタッフに声をかけると地図を出してもらえます。一番最初に目についたお店で手に入れておきましょう。地図を持っていると、お店の場所も探しやすくなりますし、見たいと思っているお店を効率良く回ることができます。

日暮里繊維街の公式ホームページからも、にっぽり繊維街まっぷをダウンロードできます。2017年度は第2版が公開されています。移転したお店や新規オープンしたお店があるため、改訂されています。日本語版の他に、英語版もあり、海外から訪れた方にも対応しているのがとても素晴らしいです。

日暮里繊維街へのアクセスですが、JR山手線日暮里駅を目指します。日暮里駅の南口を出ますと、日暮里繊維街までの道順があります。路面に表示されているのと案内板があるので、分かりやすいかと思います。日暮里繊維街には、モニュメントとフラッグがありますので、すぐに分かります。

日暮里駅の北口からもアクセスできます。北改札を出た後、右側へ進んでいきますと、エスカレーターがありますので、乗って下へ降ります。降りた後は右へ行きます。その後、ロータリーを渡り、バス通りを真っ直ぐ進んで行きますと、大きな通りに出るので渡って行きます。

日暮里繊維街のアクセスの方法で、車を使いたいとお考えの方もいるかと思います。商店がいくつも並び、駐車場の確保が難しい日暮里駅周辺では、コインパーキングを利用することになります。無料駐車場は見当たらないので、できるだけ安いパーキングを探すことも必要です。車でのアクセスにパーキング情報は必須です。

車でのアクセスが難しいですので、できるだけ公共機関でのアクセスをおすすめしますが、どうしてもパーキングが必要です。コインパーキング1か所当たりの駐車台数はとても少なく、数台が止められるパーキングが多いです。パーキングはいくつもありますが、料金が高いのは覚悟をしましょう。

日暮里繊維街にあるコインパーキングは、30分200円が相場のようです。最大料金の設定が無いところが多いので、少々遠くても安い場所を探すか、近くに止めて短時間で済ませるかの選択をすることになります。最大料金が1000円のところもありますが、繊維街からはかなり遠いです。車でアクセスする場合は駐車料金も考えましょう。

色々な生地を見て、たくさんの生地の中からお気に入りを選びたいとお考えの方におすすめの【トマト本館】です。5つのフロアーからなる本館では、フロアーごとに扱う生地が違います。服地やパッチワーク、コットンやニットなど、目的に合わせて探すことができるのも魅力的です。天井まで積まれている生地は見ごたえアリです。

とにかくたくさんの生地を安く買いたいとお考えでしたら、１Fの激安フロアーで探すのをおすすめします。1m100円(税抜き)で買えるので、人気の高いフロアーです。激混み覚悟で入店しましょう。特にセールがかかっている時は、生地をカットしてもらうのにも1時間かかるほどですので、時間に余裕を持って行きましょう。

セレクト館は、オーガニック生地や高級生地を扱っていて、お手頃価格で購入することができます。アーチ館は、トマト名物の1m100円の激安生地や特価品、雑貨なども扱っています。ビーズ･ミシン糸･ファスナーを探したい方はノーション館へ行くのがおすすめです。店舗がいくつかあるので、どこに行ってもワクワクします。

日暮里繊維街で、唯一のリバティプリント専門店【服地専門店･パキラ】です。リバティプリントとは、生地全体に小花柄などを敷き詰めたものを指します。このリバティプリント生地を数百点が揃えられ、中には限定品もあります。リバティプリントがお好きな方におすすめのお店です。

服地専門店なので、様々な素材の生地が取り扱われています。綿の他に、化繊やニット、ラミネート加工された生地やレースなど、衣装に使われる様な特殊な生地も探せます。ニット館は、伸びる生地の専門店です。生地の回転がかなり早いので、使いたいと思った生地がある時は、すぐに購入することをおすすめします。

厚手の生地や薄手の生地、リバーシブルやデニムなど、生地の素材から探したい方におすすめのお店です。色や柄が豊富なので、見ているだけでも気持ちが上がります。柄物から無地まで、幅広いジャンルの生地があるので、探したい生地が見つかりやすい素敵なお店です。

安田商店3丁目店では、他のお店には無い【洗濯後の見本】が、反物に付けられているのが特徴のお店です。お店で見て購入をしたあと、使う前に水通しをして生地に付いた汚れ等を落とすのですが、洗濯後の風合いは、洗った時まで分かりません。その風合いをお店で見ることができるのは、ここだけです。

生地の状態は、洗濯前後では質感が変わります。肌が敏感な方には、洗濯後の見本はとても好評です。ちょっとだけ縮んだり、洗った後に光ったりと、生地の状態を詳しく教えて頂けます。天然素材を好む方におすすめのお店です。化繊が合わず、天然素材が必要となっている方がよく訪れます。メンバーズカードは布製で変わっています。

手芸に必要なパーツを購入できるお店【On-traverling】(オントラベリング)です。こちらのお店では、手芸に欠かせないアイテムのテープやワッペン、ボタンやレースなどが購入できます。オリジナル商品がいくつもありますし、見ているだけでもワクワク感が湧き上がってくるかわいいお店です。

ボタンをひとつ取っても種類はいくつもありますし、ボトルに入ってディスプレイされているので見やすいです。On-travelingオリジナルワッペンは、お子さんの入園グッズを作るために使う方が多いです。かわいいリボンやレースがたくさんあるので、迷ってしまいます。作るもののどこかに、ひと工夫を加えたい方におすすめです。

日暮里繊維街で木版プリントの生地を扱うお店は【humongous】(ヒューモンガス)です。職人さんが手で柄を打ち込む、とても手間のかかる木版プリントは、ひとつひとつが表情を持っているような、不思議な風合いを楽しむ生地を扱っている珍しいお店です。レトロな感じの布と、それに合ったボタンも素敵です。

生地は、インドの職人さんが手作業で作っているので、柄のつなぎに独特の風合いがあったり、洗うと色落ちしたりと、様々な生地の表情が見られます。手芸用パーツも素敵で、手作り感を楽しみたい方におすすめの生地です。イベントや入荷のお知らせはSNSでフォローするとチェックできます。日暮里駅から少し遠くにあります。

生地の問屋さんとして創業から50年以上経つ、老舗のお店【岩瀬商店】です。お店自体はこぢんまりとしていますが、生地の種類は豊富です。店主の生地の知識は深く、生地の事を相談するならもってこいです。シャツに向く生地もありますが、特にデニムに強く、質の良い生地を探すことができるお店です。

店内は、生地が用途別に見やすいように配置してあり、物が探しやすいのも嬉しいです。生地の問屋を長く営んでいるものあり、大量に生地が必要な時にとても力になるお店です。プロの方や服飾関係のお仕事をされている方がよく足を運んでいるお店です。質を重視するなら、ここがおすすめです。

天然素材でちょっと変わった生地を探したいのでしたら、【MOMO日暮里店】はいかがでしょうか。ウールや木綿、柄の入ったニットなど、素材と柄の種類は多く、素材にもこだわりたいとお思いでしたら、一度、見てみるのもいいです。柄が入ったニットはとてもおしゃれで、海外製の物もあり、発色がよいと人気があります。

中でも変わった素材と感じるのは、麻のジャージー生地といった、一般の手芸店ではお目にかかることがない生地が取り扱われています。見た瞬間に一目惚れして購入されていく方が多いです。変わった素材の生地をおしゃれに取り入れたいと思う方が、こちらのお店で購入されているようです。

洋服を作るのが大好きな方が訪れるお店【要藤商店】は、ニットやウール、ポリエステルなどの化繊を取り扱い、裏地や芯地もたくさん扱っています。その数、なんと1万点です。ここまで数を取り扱っているお店はなかなかありません。1Fだけではなく、2Fにも売り場があります。

取り扱っている生地が多いため、客層は服を作る方が全般的に多く、服飾の専門学生も買い物に来るほど、幅広い方が訪れているお店です。割安なので量を購入される方が多いです。定休日はないので、いつでも生地を購入することができます。困った時はスタッフの方が優しく対応してくれますので、安心して買い物ができます。

珍しいものを扱っている【ミハマクロス】では、個性的な生地をお探しの方にもってこいのお店です。ミャンマーの伝統衣装を作るための生地を「和柄」で作るというので、注目を集めているお店です。和柄は海外の方がお土産にと購入しています。日本語が分からなくても、大きさが分かりやすく記されているので買い物がしやすいです。

着物ロンジーがお土産に人気で、ミャンマーやインドネシアの方に注目されているお店です。パッチワーク用にカットされている生地は2号店にたくさん置いてありましたが、現在、こちらは商品置き場となっていて、入店することはできません。買い物は1号店のみの利用となっています。和柄の生地も1号店にて取り扱っています。

コスプレがブームとなり、様々な衣装を見ることが多くなりました。ここで気になるのが衣装の材料です。一般の手芸店では購入できないような素材を購入できる【コスモードクロシック】です。コスプレ向きの衣装の材料やアイテムを購入することができる専門店です。生地幅が広く、化繊ベルベット150㎝幅を扱っているのも嬉しいです。

衣装製作に使われることが多いポリツイルや合皮の種類が多く、ひとつのお店で素材が揃うのが、こちらのお店の最大のメリットです。変わった素材ではチャイナ生地、軍帽や手袋などの変わったアイテムも取り扱っています。遠方で実店舗での購入が難しい方には通信販売もあり、全国のコスプレイヤーの救世主的な存在です。

様々なお店が集結し、様々な生地が集まる日暮里繊維街をご紹介しました。手芸が趣味の方からプロの方だけではなく、海外からも生地を購入される方が訪れる街です。日暮里繊維街に来る際にはマップを手に入れ、お気に入りの生地を探してみてはいかがでしょうか。探していたものが日暮里繊維街で見つかるかと思います。