サジロカフェ！吉祥寺の本格ネパールカレー屋さん！おしゃれな店内にも注目！

季節の移り変わりを感じる今日この頃、そろそろ秋本番といったところでしょうか。秋といえば、そう、「食欲の秋」。食の激戦区、吉祥寺は、そんな秋の食欲を満たしてくれるお店の宝庫です。その中でも今回は、今話題のネパールカレー屋さん「サジロカフェ」にスポットを当てて、おしゃれな店内の様子から人気メニューまでをご紹介します。

「サジロカフェ」は、ネパール人シェフによる、本格的なネパールカレーが食べられるお店として有名で、吉祥寺の他にも西荻窪と軽井沢に店舗があります。なんと、あの人気脚本家「宮藤官九郎」さんも御用達だというのだから驚きです。営業時間はお昼11時30分から夜23時までなので、ランチにもディナーにも便利な使い勝手の良いお店です。

サジロカフェは、吉祥寺駅からヨドバシカメラのある吉祥寺大通りをまっすぐ進み、五日市街道を右折、その後ずっとまっすぐ進んだところにあります。吉祥寺駅から歩いて6分、といったところでしょうか。こぢんまりとしたお店なので、見逃してしまいそうですが、お昼時には行列ができているはずですので、行列を目印に向かいましょう。

サジロカフェは、ナチュラルなクリーム色の外壁と、ダークブラウンの窓枠のコントラストが印象的な、オシャレなカフェ風の外観です。見た目はまるでアンティークショップのようで、「ネパールカレー屋さん」の一般的なイメージとはちょっとかけ離れた造り。近くにコインパーキングがありますので、お車で来店しても大丈夫そうです。

入り口はちょっと狭く、店内は席数十数席のみの、小さいながらも温かみのある空間です。クリーム色の壁にブラウン系の椅子やテーブル、小物が配置されており、シンプルな中にもおしゃれさを兼ね備えた雰囲気です。家具の色あせた感じや、古いランプが置かれているのが、一周回っておしゃれで、まるで隠れ家カフェにいるような空間です。

巷のインド料理店のような、派手さやインド風の装飾は全く見受けられません。店内はカウンター席とテーブル席があり、カウンター席の壁のタイルはレトロ感たっぷり。カウンターの椅子の1つ1つデザインが微妙に異なっていたり、カウンターの上に木の器がずらりと並べられているのが、フォトジェニックです。

ランチメニューはAセット(1000円)とBセット(1150円)の2種類。Aセットは、カレー1種類、ナンまたはライス、サラダ、ドリンクのセットで、Bセットはカレーが2種類になります。カレーは、チキン、マトン、ベジタブル、日替わりの4種類から選択し、辛さは4段階から選べます。ドリンクはラッシーとチャイから選ぶことができます。

サジロカフェはランチが大人気ですが、ディナータイムにもおすすめ。「ディナーセット」は1900円と比較的リーズナブルなお値段です。シシカバブとカレー、ナン、ドリンク、アイスのセットです。ちょっと珍しいネパールビールがセットになった「ネパールビールとディナーセット」(2250円)もおすすめ。お仕事終わりに一杯いかがですか?

サジロカフェの一番のおすすめは「チキンカレー」。インドカレー屋さんによくあるような金属の器ではなく、陶器の器に入って提供されるカレーは、とってもおしゃれで思わず写真を撮ってしまいたくなるほどです。じっくりと時間をかけて煮込まれたチキンはぷりぷり食感です。お肉の量は多く、惜しげもなく入っているので、食べ応え抜群です。

このボリュームが人気の秘密。きっと男性でも満足できるはずです。こってりとしたドロドロのルーにシンプルなチキンがよく絡み、美味しいと評判です。カレーの辛さは、もともとそんなに辛くないそうなので、少し辛めのものを注文しても美味しくいただけます。特に辛いもの好きの方には、ちょっと物足りない辛さかもしれません。

カレーの上にクリームで「M」の文字が描かれているのが、マトンカレーの目印です。しっかりと柔らかくなるまで煮込まれたマトン(羊肉)は、クセがなく食べやすい味です。スパイスの辛さの中に、欧風カレーのようなマイルドさも兼ね備えています。甘めのカレーとお肉の相性も抜群で、日本人の口に合うように工夫されています。

「ベジタブルカレー」も人気で、カレーの上にクリームで「V」と書いてあるのが目印です。野菜がじっくり煮込まれたカレーはとろみがたっぷり。スパイスの辛さの中にも、野菜の甘みを感じることのできるカレーです。香辛料はなんと36種類も使用されているので、絶妙な辛さや旨みがあります。

サジロカフェのランチメニューでは、「ナン」か「ライス」かを選択することができますが、本場ネパールの味をより楽しみたいのなら、ここはナンがおすすめです。バスケットに入った状態で提供されるナンは、バスケットからはみ出るほどの大きさ。一般的なインド料理店で提供される大きさをはるかに超えており、圧倒されること間違いなし。

薄すぎず、ふわふわで厚みも結構ありますので、食べきれないほどの量です。ナンに塗ってある油は少なめですが、バターの香りをかすかに感じることができます。小麦の風味がしっかりと出ていて、口に入れた瞬間に感じられるほのかな甘みが、濃厚なカレーに良く合うと好評です。チーズナンやガーリックナンなどの変わり種もあります。

シシカバブとは、ぶつ切りにした肉を串焼きにしたもので、中東を中心としたアジアで人気の料理です。サジロカフェでは、ディナーメニューにこの「シシカバブ」がセットになっています。スパイスがたっぷりかかったお肉は、辛さの中にも旨みが感じられる美味しさ。添えてあるたっぷりの野菜とともにいただきましょう。

インドやネパールで良く飲まれている、ヨーグルトベースのドリンクです。サジロカフェのラッシーは酸味が強めで爽やかな甘さが特徴です。サラサラした喉ごしのラッシーが多いなか、こちらのラッシーはドロドロと濃厚に仕上げられており、氷で薄まっても最後まで美味しくいただけます。辛くて濃厚なカレーとの相性抜群です。

ランチセットについてくるチャイは、ホットかアイスかを選べますが、ここはカレーの辛さで温まった体をクールダウンさせてくれる、アイスチャイがおすすめです。一般的なチャイに入っているようなスパイスが控えめなので、クセがなく、口当たりが良くて飲みやすいです。デザート感覚で飲んでみてはいかがでしょうか。

辛いカレーを食べた後には、麻痺した舌をリフレッシュさせてくれる、スイーツが欲しくなってしまいます。そんな時におすすめなのが、ネパールのスイーツ「クルフィー」です。ランチタイムには＋200円で追加可能、ディナータイムには、セットとして付いてきます。

クルフィーとは、卵不使用のアイスクリームのことで、ひえひえの状態で提供されるカチカチのスイーツ。ややスパイシーで、甘さは控えめです。表面はねっとりとしていますが、中は氷のしゃりしゃり感が強い、不思議なスイーツです。ココナッツやマンゴーの風味も感じられます。その他「バニラアイス」や「杏仁アイス」も用意されています。

サジロカフェには、カレーにつけて食べるプレーンなナンだけでなく、デザート系のナンもあるんです。ラインナップは、「キャラメルシナモンナン」や「バナナナン」などで、女性を中心に密かな人気を集めています。ボリュームはたっぷりで、生地自体ももちもちしていて食べ応えがあるので、2人以上でシェアして食べるのがおすすめです。

いかがでしたか?サジロカフェのおしゃれな外観や内装から、ネパールカレーの魅力まで、存分にご紹介しました。ナンがとっても大きくて食べ応え抜群なので、お腹いっぱいになれること間違いなしです。井の頭公園や三鷹の森ジブリ美術館など、吉祥寺に遊びに行った際、ぜひ訪れてみてください。きっと、お腹も心も満たされること請け合いです。