徳島ラーメンランキング・トップ17！地元でおすすめのお店を紹介！

大きく分けると茶系・黄系・白系の3種類。徳島ラーメンは、新横浜ラーメン博物館への出店や、メディアのB級グルメランキングで1位を取ったことから、全国的に広まりました。県外の人には、濃い茶色の醤油豚骨スープに甘めの豚バラ肉と生卵がトッピングされているイメージが強く、すき焼きみたいと例える人もいます。

実は地元の人が生卵を入れることは少なく、一般的に知られている徳島ラーメン系（茶系）以外にも、支那そば系（黄系）・小松島系（白系）などがあります。

地元で昔から愛される「金ちゃんラーメン」で知られる徳島製粉では、袋やカップの徳島ラーメンが作られていて、西日本でしか販売されていないようです。そんな徳島ラーメンですが、人気のお店や深夜まで営業しているお店を、ランキング形式でご紹介します。

徳島ICから車で5分ほどにある巽屋（たつみや）は、茶系ラーメンの人気店です。1995年創業の年季が感じられる店構えで、4人用テーブルのみが10組ほどゆったり目に配置されています。先代が試行錯誤の末にたどり着いたスープの味が、2代目へと受け継がれています。 【住所】徳島市住吉5-68-1

おすすめメニューは「支那そば（並）・550円」。かなり濃い色合いの茶系スープですが、見た目ほど醤油が辛いわけではなく、コクがありながらも油っこさは控えめで、生姜のほんのりとした香りも効いて、すっきりとした味わいです。中細ストレート麺との相性も良く、甘辛い豚バラ肉はとっても柔らかで、ご飯が欲しくなりそう。

JR徳島駅から歩いて10分ほどの両国は、月～木曜日は深夜0時、金・土曜日は深夜2時まで営業している茶系の人気店。店内は、カウンター10席とテーブル14席があり、昔ながらのラーメン屋さんといった雰囲気です。 【住所】徳島県徳島市両国本町1-21

おすすめメニューは「中華そば・500円」。醤油辛さを抑えたまろやかな口当たり茶系のスープは、生姜をかすかに感じる飲みやすい優しい味で、飲んだ後にもおすすめです。エッジのあるストレート細麺は適度な弾力で、徳島ラーメンらしい豚バラ肉のトッピング。ワンコインという値段設定もリーズナブルで、生卵も無料とはコストパフォーマンス最高ですね。

徳島駅から歩いて15分ほどの繁華街にあるお店は、今までの徳島ラーメンのイメージとは一味違った個性派です。月～木曜日は深夜3時、金・土・祝日前は深夜5時、日曜日は深夜0時まで営業。カウンターとテーブル35席ほどが用意されています。 【住所】徳島県徳島市両国橋34

おすすめメニューは「阿波屋そば・750円」。豚バラ肉が乗った徳島ラーメンがベースですが、スープの上に背脂が浮いているのが特徴です。こってりしていそうですが、すっきりとした優しい味で、味玉のトッピングも珍しいですね。特製中細ストレート麺は、つるりとのど越しが良く、途中でスダチを絞ると酸味が効いて違った美味しさを楽しめます。

徳島ICから車で南へ20分ほどのお店は、昭和26年に屋台として創業してから3代、変わらない白系ラーメンの人気店です。県西部鴨島町にも支店があり、こちらの本店は、カウンター8席、4人用テーブル2つ、8人用テーブル1つがあります。 【住所】徳島県小松島市中田町字奥林60-1

おすすめメニューは「中華そば（小）・550円」。乳白色の豚骨醤油スープは、九州系の豚骨とはまた違った白。徳島ラーメン系とはトッピングも違い、阿波ポークのチャーシューや海苔がのっています。丸みと深みのある秘伝の豚骨スープは、中太のストレート麺との相性抜群で、地元の人に長年愛され続けている理由も分かりますね。

藍住ICから車で約5分の王王軒（わんわんけん）は、茶系ラーメンの人気店です。2017年1月には、お隣の石井町にも支店ができました。本店は、4人用小上がりが3つ、4人用テーブルが2つ、カウンター6席があります。 【住所】徳島県板野郡藍住町徳命字牛ノ瀬446-15

おすすめメニューは「支那そば・550円」。しっかりした豚骨ベースに魚介の風味も加わって、コクとトロみのあるスープに、自家製の中太のストレート麺がよく合います。甘辛く味付けされた豚バラ肉・メンマ・ネギ・モヤシの、徳島ラーメンらしいトッピング。甘香ばしいマイルドな味は、老若男女を問わず人気で客足が途絶えることがありません。

鳴門市に2店舗、徳島市に2店舗を構える三八（さんぱ）は、白系ラーメンの人気店です。田宮店は徳島ICから車で15分ほどで、お子さん連れのファミリーや、年配の人のための優先席も用意されているのもうれしいですね。 【住所】徳島県徳島市北田宮2-467

おすすめメニューは「支那そば（小）・550円」。先ほどご紹介した14位の岡本中華と見た目が似ていますが、豚骨鶏ガラをじっくり煮込んだやや黄色のスープは、さらりとしていながらコクのある醤油味。阿波ポークのチャーシューは、バラ肉かモモ肉が選べます。ラーメンの種類は1つのお店が多い中、こちらは辛ヌードルもあり、白飯以外のご飯メニューも3種類があります。

徳島ICから車で10分ほどにあるお店は、あっさり豚骨の黄系ラーメンが人気。カウンターのみ20席の店内は、男性客が多いようです。徳島市内には、弟さんがやっているラーメン店もあり、やはり黄系の人気店です。 【住所】徳島県板野郡北島町鯛浜字西ノ須68-18

おすすめメニューは「中華そば・550円」。鶏ガラと豚骨のまろやかなスープは、奥深い柔らかい味で丁寧な仕事ぶりがうかがえます。細めのストレート麺も相性良く、サラッと完食できそう。分厚くて柔らかいチャーシューも人気があり、肉入りを注文する人も多いようです。近所にあれば、毎日でも通いたくなりそう。

昭和26年の創業当時には、まだラーメン店が少なかったそうです。地元でも長年人気の茶系ラーメンは、初代の味を引き継ぎながらも、お客さんの要望に応える柔軟な味。銀座一福（いっぷく）は、徳島市内に姉妹店が2店舗あります。 【住所】徳島県徳島市銀座10

おすすめメニューは「中華そば・550円」。茶系と黄系の中間くらいの色のあっさり系醤油豚骨スープは、少しとろりとして旨み十分で、どこかホッとする味わい。柔らかめの中細ストレート麺にバラ肉は、徳島ラーメンのビジュアルですが、一般でいう茶系とはまた違います。その他の麺類や中華メニューもいろいろあり、ワンタン麺も人気を集めています。

松茂スマートICから車で5分ほどの「ふく利 北島本店」は、同じ名前でチェーン展開してるお店とは別系列です。細長いコの字型カウンターが2つあり、40～50人ほど座れそうです。昼間4時間しか営業していないので、気をつけてくださいね。 【住所】徳島県板野郡北島町江尻字川中須18-4

おすすめメニューは「中華そば・550円」。パッと見は徳島ラーメンですが、こちらはバラ肉ではなくチャーシューがトッピングされています。豚骨と鶏ガラ、香味野菜を煮込んだスープは、少しとろみのある茶系で、コクと甘み、香ばしさがありマイルド。中細ストレートの自家製麺に、チャーシューもジューシーで美味しく、バランスのとれた一杯です。セットメニューや、その他のラーメンも充実しています。

徳島ICから車で6分ほどの西食（にっしょく）は2005年創業で、人気ラーメン店の中でも比較的新しいお店。今やすっかり押しも押されぬ実力派で、食べログランキング1位を獲得したことも。店内は、カウンター6席と4人用テーブル4つがあります。 【住所】徳島県徳島市川内町榎瀬629-4

おすすめメニューは「中華そば・600円」。一般に言われる徳島ラーメンとは違った、店主のこだわりが感じられる中華そばは、スープの色はそれほど濃くなく、香ばしさがあり醤油のバランスが絶妙。特注の麺やトロトロ柔らかチャーシュー、ゆで加減がすばらしいトロっとした黄身の煮卵など、どれを取ってもさすがと思えること間違いなしですよ。

徳島ICから車で5分くらいのお店は、今はなき老舗の名店「阿波一」で先代おかみが修行され、現在は2代目がその味を受け継がれている人気ラーメン店です。店内は、カウンター席5つと4人用テーブル5つが用意されています。 【住所】徳島県徳島市川内町加賀須野436-4

おすすめメニューは「中華そば（小）・550円」。マイルドな甘みとじんわり染み入る旨みたっぷりのスープは、豚骨や醤油が主張しすぎず、濃い徳島ラーメンが苦手という人にもおすすめです。職人技ともいえる平網の麺あげで、ゆで加減も抜群。チャーシューは一切れしか入っていませんが、これがまた後を引く美味しさで、何度でも食べたいと思ってしまうはず。

商品としてラーメンよりも歴史的に新しいつけ麺は、全国的に広まったのも2000年以降。徳島県にも数件ある人気店の1つ六根（ろっこん）は、2010年にオープンしました。JR徳島駅から歩いて5分ほどにあり、カウンター7席と4人用テーブルが2つあります。 【住所】徳島県徳島市寺島本町西1-32

おすすめメニューは「もりそば・750円」。全国的にも有名な、東池袋大勝軒系列のお店で修行されたという店主。見るからにとろみを感じるつけダレは、関東ではおなじみの魚介豚骨Wスープ。動物と魚介の旨みがうまく調和したつけダレにストレート太麺がよく絡み、全国的にもトップクラスのクオリティー。中華そばもおすすめです。

今や徳島を中心に系列店が30店舗以上。本店はカウンター18席のみのこじんまりとしたお店ですが、深夜4時まで営業しています。徳島ラーメンといえども、実際には中華そば、支那そばとメニューに書かれているお店が多いですが、こちらは徳島ラーメンと書かれています。 【住所】徳島県徳島市大道1-36

おすすめメニューは「徳島ラーメン・600円」。徳島ラーメンとメニュー表記されているとおり、一般的に知られる徳島ラーメンのイメージ通りのビジュアルですね。ブレのない味は、さすが徳島ラーメンと名乗るのも納得。なんと生卵は何個でも無料という太っ腹で、ラーメンに入れるのも良し、ライスをたのんで卵かけご飯にするのもありなのです。茶系入門にもおすすめ。

徳島駅前から徒歩5分ほどとアクセスのいいお店は、昭和42年から続く老舗の人気ラーメン店。カウンターとテーブル22席ほどがあり、昭和を感じさせる中華食堂のような店内です。深夜2時までやっているので、飲んだ後にもおすすめ。 【住所】徳島県徳島市八百屋町1-8

おすすめメニューは「中華そば・550円」。薄茶色のスープにチャーシューや蒲鉾がのっている、どこか懐かしいようなレトロな中華そばスタイル。動物系の旨みがたっぷりなのに臭みのないあっさりスープで、さらりと食べられます。昔はもっとこってりしていたのに、2代目になってからあっさり系になったという声もありますが、深夜営業で飲んだ後にも優しい味にシフトしていったのかもしれません。

徳島ICから車で13分ほどの春陽軒は、これぞ徳島ラーメンといえる茶系の代表的な人気店です。店内は、カウンター9席、4人用テーブル2つ、2人用テーブル4つがあり、11:00～16:00と営業時間が短く売切れ次第終了なので、来店はお早めに。 【住所】徳島県徳島市南田宮4-4

おすすめメニューは「中華そば（小）・550円」。濃厚そうな見た目よりも醤油辛さは強くなく、かすかな甘味としっかりとしたコクのさらっとしたスープ。柔らかくなっても弾力のある中細麺に、豚バラ肉の味の濃さと柔らかさもすばらしく、ちょっとアクセスがよいとはいえない場所ながらも、常連客が多いのもうなずけます。

徳島ICから車で12分ほどの「いのたに」は、1999年に新横浜ラーメン博物館へ出店し、全国に徳島ラーメンを広めることになったお店でもあります。本店はカウンター40席があり、壁には有名人のサイン色紙もたくさん。県内には2つの支店があります。

おすすめメニューは「中華そば（中盛）・550円」。ラーメン博物館に出店したときとは違い、かなりマイルド路線になった中華そばは、全国から多くの人が訪れ、一般的にも食べやすく変化したのかもしれません。甘味とコクのある豚骨スープは醤油辛すぎず、モチっとしたストレート細麺。柔らかい豚バラ肉は程よい甘辛さで、濃すぎる徳島ラーメンが苦手な人にもおすすめです。

2003年に創業の田村は、2012年に移転しカフェのようなおしゃれなお店になりました。カテゴリー分けでは徳島ラーメン系ですが、かなり個性的な新しいタイプのラーメンです。 【住所】徳島県板野郡北島町鯛浜字大西108-1

おすすめメニューは「中華そば（小）・600円」。トロリとした濃厚な豚骨系醤油で甘香ばしく、徳島ラーメンがさらに美味しく進化された味わい。トッピングもバラ肉なので徳島ラーメン系に見えますが、見た目で分かるクリーミーな感じのスープです。中華そば以外にも、魚介そばや期間限定のラーメンなど、常に進化を続けている田村のラーメンを、ぜひお試しあれ。

徳島ラーメンと言っても、茶系だけでさえ、典型的な濃厚な甘辛味のスープから、魚介を加えたもの、とろみと香ばしさがあるものなど、実にさまざまな味があります。まだまだ、ご紹介しきれない美味しいお店がたくさんありますが、いろんなタイプのラーメンを食べ歩いてみてくださいね。