徳島マチアソビは年2回！刀剣乱舞やコスプレで人気のアニメの祭典！

徳島県から全国的に有名になったアニメイベント、マチアソビについてご紹介していきます。会場の写真をみてわかる通り、コスプレを楽しむ人や、マチアソビ限定のアニメグッズ、カフェ、そして人気アニメの刀剣乱舞が目立っている印象です。これから細かく掘り下げて紹介していきます。

第一回は2009年の10月に行われました。元々は、徳島を遊びつくしてほしいという目的で、徳島県眉山の山頂で野外映画上映会を行ったり、トークイベントが中心で始まりました。その後毎年徳島の大イベントとして人気を集め、現在では全国のアニメファンや痛車好きがマチアソビに集まっています。

マチアソビとは、徳島だけで行っている祭りに留まらず、全国のエンターテインメントの会社を招いてブースを設置したり、アニメで活躍する人気の声優を招待してトークイベントショーを開催したりと、地方のイベントの域を超えて好評を呼んでいます。東京都内のイベントにも引けを取らない印象です。

マチアソビの開催地、徳島県の阿波踊り会館や、徳島駅の周辺、そしてポッポ街、しんまちボードウォーク、眉山など、徳島の観光名所も巻き込んだ大型のイベントです。特に2010年から始まったコスプレのイベントは人気があり、年々徳島の街を歩くコスプレイヤーが増加しています。

マチアソビで特徴的なのは、年に2回開催されることです。お盆と年末ではなく、主にゴールデンウイークと、10月の秋頃に開催されています。徳島の代表的な阿波踊りのポスターにも、マチアソビと関連つけて紹介されたりなど、地元でも人気のイベントです。

特に人気なのは、アニメの刀剣乱舞です。徳島のマチアソビでは、ロープウェイと人気アニメの刀剣乱舞とのコラボレーションが楽しめるなど、徳島の土地ならではのコラボの仕方なのが面白い特徴です。年々盛り上がり、参加企業が増えた2017年の様子を中心にご紹介します。

人気アニメの刀剣乱舞を始め、大手のKADOKAWAや、ファンの多いテイルズシリーズ、ブレイブウィッチーズなど、アニメの数も増え、加えてアニメコラボのカフェやドリンクも登場しました。また、チャリティーオークションや限定グッズ販売も数が増えて盛り上がっています。

マチアソビが他のアニメイベントと異なる特徴は、紙相撲大会や、ドッジボール大会など、今までになかった個性的なイベントが多いことです。一定のイベント会場にとどまらず、街を広く使ったイベントは、このマチアソビの期間だけ違うエンターテイメントの世界に飛び込んだような楽しみ方ができます。

「活撃刀剣乱舞」は、徳島マチアソビのイベントの中でも特に人気が高いアニメで、コスプレイヤーも多く見かけます。そしてマチアソビの主役的アニメとして、刀剣乱舞の上映会、トークステージ、献血協力で限定アイテムがもらえる、スタンプラリー、限定グッズなど、とても盛り沢山の内容です。

刀剣乱舞の人気を意識して、他のエンターテイメント会社もマチアソビのブースに力を入れており、声優の事務所からも多くの声優が集まっています。そして人気有名声優との握手会、人気声優のサインブロマイドプレゼント会、購入者には特別なイベントへの招待券などアニメ各社の競争が増しています。

コスプレに並ぶ、マチアソビの目玉の一つが痛車の展示会です。全国から自慢のアニメでアートされた車が展示されています。展示場所は徳島県の東新町商店街アーケードの中で、登録料は無料となっています。1日だけの展示も可能で、撮影もフリー。とても自由度の高いイベントです。

徳島県の地理上、関東の大きなイベントまで距離的にいけない人や、初めて参加する人も多く展示参加しています。自由度の高いマチアソビですが、ナンパの禁止や、ナンバープレートの特定防止の案内など、ルールがとてもしっかりしているので、安心して参加できるイベントになっています。

マチアソビの恒例イベントになっているのが業界関係者の新情報を交えたトークステージです。2017年のマチアソビで特に人気だったのが「活劇刀剣乱舞」のトークステージで、作品の誰もまだ知らない裏情報が聞けたりと、ファンの喜ぶ内容になっています。出演は近藤光氏でした。

トークイベント当日は、人気イベントのため整理券の配布がされますので、決められた時間と場所をチェックして整理券を手に入れましょう。2017年5月の業界の大物たちでの業界話は、20時から22時までとたっぷり2時間のトークイベントでした。ここだけで聞ける業界の裏情報を知ることができます。

マチアソビで、人気のコスプレイベントは、雨天でも決行されます。場所は、新町川水際公園、徳島駅前ポッポ街商店街、そしてしんまちボードウォークを含む徳島のイベント会場全域に渡ります。そしてコスプレ参加には一般の方で、900円、学生は500円が登録料となっています。

徳島最大のコスプレイベントで有名になったマチアソビですが、2017年その勢いは全国的に見ても顕著で、東京のイベントに匹敵する盛り上がりが毎年期待できます。「コスプレ登録メンバーズカード」を受付で作れば、2017年以降も同じカードでコスプレイベントに参加可能です。

コスプレイヤー同士の交流もあり、とても楽しいイベントになっています。マチアソビに参加しているアニメの企業の出しているアニメのコスプレが多く見られました。刀剣乱舞等、共通のアニメが好きな仲間で、一緒に写真をとったりと、とてもアットホームな印象のコスプレイベントです。

「とうらぶ」とも呼ばれている人気オンライゲームの刀剣乱舞は、刀を集めて強化していくストーリーのゲームで、文久3年頃の幕末の時代背景や、歴史上の名刀と呼ばれる刀が多く登場し、人気を集めている育成シュミレーションゲームです。2017年DVDも発売など人気アニメとして台頭しています。

色紙や、ポスター等も多くみられ、全国から刀剣乱舞のファンが集まっている様子でした。コスプレイヤーでも刀剣乱舞のファンが多く、コスプレとしても人気を集めている様子です。2017年の注目のアニメと言っても過言ではない印象のようです。献血協力のイベントは特徴的です。

後ほど紹介する、「ufotableカフェ出張版」での色紙ポストカードが並ぶ限定のポスターのくじが人気のようでした。こちらは1000円以上の購入者が一回くじをひくことができます。対象商品は、マチアソビ限定の刀剣乱舞クリアファイルや、マチアソビ限定の刀剣乱舞ミニポップスタンドです。

人気絶頂の刀剣乱舞の先行上映会です。2017年7月に放送開始予定ですが、2017年5月のイベントで第一話を「ufotable」にて先行上映。今回のマチアソビ2017年でも特に注目されたアニメの先行上映会だけに注目が集まりました。ゲームでも上映でも注目の刀剣乱舞です。

上りのロープウェイは刀剣乱舞の和泉守兼定のアナウンスが楽しめて、下りのロープウェイでは、陸奥守吉行が担当でアナウンスをしてくれる特別イベントです。声優や、関係者が徳島に来てイベントに参加するマチアソビならではの特別なイベントになっていて人気を呼んでいます。

約6分間のロープウェイで、徳島県の眉山を楽しみながら刀剣乱舞も楽しめる特別感があります。眉山山頂からの眺めは天気が良ければ淡路島や、紀伊半島も見える絶景の様です。そして夜には眉山山頂からの夜景もとても人気です。徳島と企業とのコラボイベントならではの楽しみ方ができます。

ロープウェイの上りの担当が、和泉守兼定です。刀剣乱舞の舞台、江戸時代末期の幕末で活躍する和泉守兼定は、会津藩の藩士として知られています。刀剣乱舞でも重要キャラクターとして登場し、そのルックスなどから特に人気を集めている人気のアニメキャラクターです。

ロープウェイの下りを担当するのが、陸奥守吉行です。こちらも、刀剣乱舞の和泉守兼定と並ぶ、人気のキャラクターです。全国にロープウェイや、ロープウェイ中のアナウンスは多数存在しますが、人気アニメ刀剣乱舞とのコラボを楽しめるのは、徳島のマチアソビのイベントだけです。

マチアソビ期間中、クロックワークスのブースでは、人気アニメのブレイブウィッチーズのチュロス缶バッジくじのイベントが開催されました。マチアソビ限定のグリーンのデザインで、11キャラクターのバッジがあります。そして握手会も開かれブレイブウィッチーズファンに好評でした。

日本酒ものがたり、カフェちゃんとブレークタイムのマチアソビ限定アイテムの販売も好評でした。その他、カフェちゃんTシャツや、カフェちゃんCD、カフェちゃんアクリルスタンドなど、多数のアイテムを購入することができます。握手会の参加は2000円以上の購入者となっています。

KADOKAWAの人気ゲームである、天華百剣、城姫クエスト、ゼロから始める魔法の書に声優として出演されている、合計60名以上の多数のサイン入りの色紙が一挙に徳島で公開されます。ゲームファン必見のイベントで、東新町商店街内シャトルガーデンにて行われました。

刀剣乱舞が刀で人気のゲームですが、こちらの天華百剣も、刀に関する77万ダウンロードを超える人気のゲームです。電撃が誇っている三大ゲームの一つで、人気の声優も多く出演しています。また天華百剣のコスプレを楽しむコスプレイヤーもマチアソビでは参加している様子でした。

「天華百剣」、「城姫クエスト」、「ゼロから始める魔法の書」と人気の三大ゲームの声優のサイン色紙を写真撮影できるのはマチアソビのメリットであり、プロモーションカードのプレゼントも行っているようです。大手企業の参加が急増してマチアソビの人気を助長しています。

2017年のマチアソビには、株式会社サイバーコネクト2が参加しました。サイバーコネクト2は、人気アニメナルト疾風伝ナルティメットストーム4ROADTOBORUTOのゲーム体験会を開催して注目を集めました。その他お笑い芸人のアメリカザリガニ平井氏もサイバーコネクト2のイベントに参加しました。

ワンピースと並んで、広い層から絶大の人気を誇っている、人気アニメナルトのゲームが体験できて、サイバーコネクト2のスタッフとの対戦も可能のイベントです。製作者のサイバーコネクト2のスタッフとの対戦はマチアソビイベントならではの貴重な体験になります。

ゲームと人気お笑い芸人のトークの融合を楽しむことができる、特徴のあるイベントで、CC2の松山洋氏と、お笑い芸人アメリカザリガニの平井氏の2人が、昔懐かしのゲームを実況しながらプレイするというゲーム実況型のトークイベントです。

CC2のオリジナルグッズとして、サイバーコネクト2とバンダイナムコのオリジナルTシャツの販売や、その他クリエイターのトーク、お笑い芸人参加の大喜利バトル開催など、特徴のあるイベント内容で人気を集めているブースのようです。2017年から新しい人気ブースが増えています。

人気ゲームの「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」の完結記念として開かれたのが、こちらのサイン会です。当初は予定されてなかったそうですが、マチアソビは徳島を上げての大イベントということで、徳島の作画監督が購入者に向けてサイン会を開く運びとなったそうです。

原画は多数あり、スケジュールによって分かれているので、テイルズファンの方は自分のお気に入りを見つけて楽しむことができます。場所はパラソルショップで5月5日から、6、7日と連日開催されていて、TOZ-X2期原画集の購入者が対象となっています。ファンに人気のイベントです。

カルデアのマシュ・キリエライト役の声優、高橋李依さんを招いてのトークイベントです。ニトクリス役の 田中美海さんも参加されたようです。場所は新町橋東公園ステージにて開催されており、普段は聞くことができない裏話が聞けるということでカルデアファンに人気を集めています。

2017年5月のマチアソビでは、マシュキリエライトの先行体験会も開催されました。マチアソビでしか体験できない先行の体験会で12歳以上の方が対象となっているようです。先行体験ができたり、声優、スタッフと近づけるのは徳島マチアソビの大きな醍醐味になっています。

人気作品の多い白泉社のブースでは、「覆面系ノイズ」、「喧嘩番長乙女恋のバトルロワイヤル」、「無邪気の楽園」などの人気作品の複製原画の展示イベントが開かれました。また、イベントブース内でコミックを購入の方に、ノベルティのプレゼントが人気を集めている様子でした。

2017年TVアニメで放送中の「覆面系ノイズ」を購入の方には、フルカラーペーパーのプレゼントや、「喧嘩番長乙女恋のバトルロワイヤル」関連のプレゼントイベントなど、福山リョウコ先生からの特別プレゼントが多くみられた様です。こちらの白泉社原画展も人気のブースの様でした。

小学館で、2017年連載中の「響き小説家になる方法」のブースでは、マンガ大賞2017を受賞した地元徳島県出身の漫画家柳本光晴先生の原画展が開催されました。徳島県出身の漫画家が地元の活性化のためにと参加した形のようです。場所はポッポ商店街にて行われました。

2017年10月に放送が決定しているオトメイトから、人気アニメのポストカードが配られていました。フロンティアワークスは多くの作品を世に出しており、テレビアニメ以外にも、ラジオ番組や、映画、トレーディングカードなど、広い分野で人気を集めている会社です。

「PEACE MAKER鐵」は、2017年に劇場での上映が決まり、原作者黒乃奈々絵先生の表情豊かな作風は人気を集めています。こちらの「PEACE MAKER鐵」のポストカードもマチアソビのブースにて配布されていました。フロンティアワークスのブースはしんまちボートウォークで行われました。

「刀剣乱舞花丸」で人気の動画工房からは、台本ノートやセル画が人気を集めていたようです。2017年のマチアソビでのブースでは、「 ufotable CINEMA」からの委託を受けての販売になっていたようです。徳島マチアソビでは、コスプレなどいたるところで、刀剣乱舞が人気の様子でした。

刀剣乱舞の他にも、動画工房が手掛ける作品は多く、今回は「NEW GAME」、「ガヴリールドロップアウト」、「刀剣乱舞」の三作品のオリジナルグッズに絞られていたようです。刀剣乱舞花丸のクリアファイルはAからKまで、多数の種類があり人気を集めています。

人気アニメの全話の公開上映ということで、話題になったのが、「バーナード嬢曰く」です。「バーナード嬢曰く」が好きだという方から、まだ見たことがないという人まで、多くの人が楽しむことができます。また総監督のひらさわ氏と、プロデューサーも自らステージに上がり盛り上げた様です。

2017年の7月にTVアニメ化が話題になっている「捏造トラップ」のトークショーも開催されました。2017年の新作発表会という形で、作品の情報が公開されました。ひらさわ氏が登壇する「2017年春のお楽しみ会」と称したさまざまなゲストを迎えてのトークショーも人気のイベントとなっています。

徳島のマチアソビは年々盛り上がり、今では数えきれないほど多くの企業の参加や、多くのコスプレイヤーで大きなイベントへと成長しました。「UFO　TABLE　CAFE出張版 」での限定メニューやチャリティーオークションなどのイベントも近年人気を集めています。

徳島と言えば、阿波踊りの印象が強いですが、今後はマチアソビのアニメイベントが全国的にも徳島の特徴として有名になりそうな印象です。徳島の眉山など観光地を利用した県をあげてのイベントに今後も注目が集まりそうです。徳島駅近くでアクセスもいいので、是非足を運びたい特色あるマチアソビでした。