ワールドブックカフェは札幌の人気カフェ！読書しながらランチやお茶を！

近頃のブックストアはカフェ併設であったり、雑貨が置かれていたりとさまざまですが北海道の札幌にも読書しながら食事も楽しめる場所があるのをご存知ですか。札幌にあるワールドブックカフェは何百冊と用意された本が読み放題で、美味しいランチやディナーも食べることができます。今回はそんな話題のワールドブックカフェをご紹介します。

ワールドブックカフェは普通に歩いていると見落としてしまようなところに存在しています。最寄駅は地下鉄の大通駅かすすきの駅です。大通駅付近にある大通り公園に沿って進み、一本路地に入ったところにワールドブックカフェはあります。人通りの少ない道になり、少しわかりにくいので地図アプリなどで検索しながら行くとスムーズです。

ワールドブックカフェはビルの5階にあります。1979年築の味のある建物の風合いが、ワールドブックカフェの隠れ家感をより一層引き立てています。5階にあがるとドアが空いており入ってすぐカフェスペースが広がっています。車通りも少ないため、お店に入るとぐっと落ち着いた雰囲気が感じられます。

住所:北海道札幌市中央区南１条西１丁目２ 大沢ビル5階 電話番号:011-206-7376

ブックライブラリーとカフェの2つに大きく分かれているワールドブックカフェですが、ブックライブラリーにはなんと約800冊もの本が置かれています。ワールドという名前の通り世界中の様々な国の図書が置かれており、旅、世界などをテーマに選書されています。本は新刊本から古書まで様々です。

古書は地元札幌のお店で古書の出張買取も行なっている「古書tronika」より選書されたものが多く並べられています。ワールドブックカフェ店内の図書は全て閲覧専用ですが一部の本を除き、貸し出しも可能なため家に帰って読みたい本は持ち帰りができます。「店内図書館」と呼ばれるこのサービス、本の貸し出し期間は約2週間、一度に3冊まで無料で貸し出してもらえます。

カフェスペースはグループで楽しめるテーブル席のほかに、外から差し込む陽の光と大きな窓で開放感のある窓際席もあり一人でもゆったりと過ごすことができます。ランチとディナーどちらも営業しています。店舗の営業時間は12時から22時まで、そのうち12時から16時までがランチタイムとなっています。ラストオーダーは料理が21時、ドリンクが21時半までです。

居心地が良いため、長い時間ひとりでも過ごすことができますが、なおかつ嬉しい点はワールドブックカフェではWi-fiも利用も可能な点です。もちろん無料で利用可能ですので、パスワードなどはスタッフの方に尋ねてみましょう。落ち着いた空間でゆったりとWi-fiを利用してゆったりと過ごすことができます。

ワールドブックカフェのランチはセットは数種類用意されています。一番スタンダードなのはパスタやリゾットといったメイン料理にサラダとドリンクがついたAランチセットです。そこにデザートをつけるとBランチ、ドリンクを2杯にするとCランチ、デザートもドリンク全部がついたセットも可能です。

ディナーもランチ同様のセット構成になっています。もちろんドリンクやデザートの単品注文も可能です。ドリンクはハーバルティーからレモネードなどのジュースまで幅広く用意されていますが、特におすすめなのがコーヒーで、世界中から厳選されたコーヒー豆を仕入れ、お店で挽かれたものを飲むことができます。

ワールドブックカフェのお客さんは女性が多いのですが、その女性に人気が高いのはドリンクとデザートのセットです。21時のラストオーダーまでどの時間でも注文可能です。デザートは月替わりのデザートをはじめ、ガトーショコラなどのケーキ、パフェも作られています。

ワールドブックカフェではアイスコーヒーも含めて6種類のコーヒーが販売されています。アフリカンミックス、アトランティックマイルド、ケニア、ブラジル、エチオピア、コロンビアの6種類です。酸味が強いコーヒーがお好きな方にはアフリカンミックスとエチオピアがおすすめです。特にエチオピアはキリッとした酸味を感じることができます。

少しマイルドな味がお好きな方には名前の通りアトランティックマイルドのような甘さも感じることができるブラジル、変わり種では少しフローラルな香りが楽しめるケニアがおすすめです。コロンピアは酸味も強いのですが、コクと甘みとのバランスがうまく取れているため一番スタンダードな味のコーヒーが楽しめます。

ホットコーヒーがいずれもフレンチプレスで提供してもらえるため、2杯ほどたっぷり味わうことができます。暑い季節にはアイスコーヒーもおすすめです。価格は単品でいずれも550円、2杯ほど味わえることを考えるととてもリーズナブルなお値段です。フレンチプレスではコーヒーの油分も余すことなく抽出できるため、コーヒー豆の持つ本来の味を堪能することができます。

パスタやサンドイッチが豊富なカフェは多々ありますが、ワールドブックカフェではリゾットも数種類用意されています。ランチでは定番のチーズ、トマトリゾット加えて、現在では柚子胡椒の和風リゾットといった一風変わったリゾットもあります。柚子胡椒のリゾットは鶏肉と3種のきのこがたっぷりと入っています。

トッピングには青ネギと刻み海苔が使われています。柚子胡椒の風味がピリッと効いている和風の女性でもぺろりと食べられる美味しさです。リゾットに限らずどのメニューもですが、ワールドブックカフェでは定期的に数個メニューが入れ替わります。柚子胡椒の和風リゾットは新作ですので、ぜひ今のうちに味わってみてください。

パスタもランチ、ディナーどちらも平打ち麺のパスタを数種類から選ぶことができます。リゾット同様メニューが定期的に入れ替わるので、気になったメニューはその時に食べるのがおすすめです。サーモンや明太子を使ったクリーム系のパスタから、パンチェッタやボロネーゼなどお肉を使ったパスタ、エビなどの魚介まで様々です。

気になるお値段ですが、サラダ付きの一番シンプルなセットで1000円ほど、デザートとドリンク2杯のデラックスなセットでも1900円ほどで注文することができます。月替わりのパスタも含め、どれも美味しいものばかりなのでリゾットと悩むところですが、気になった際はぜひパスタも注文してみてください。

パスタやリゾットといったご飯ものも美味しいワールドブックカフェですが、デザートもとても美味しいのです。カタラーナやブリュレなど数種類あるデザートの中でも人気があるのが、この「自家製ベイクドチーズケーキ」です。チーズケーキには珍しくアクセントとしてバニラビーンズが使われています。

単品では500円ほどで食べることができるチーズケーキですが、チーズの濃厚な風味を出すためにかなり改良を重ねたそうです。チーズにこだわるだけではなく、生クリームも北海道産100パーセントのものが使われています。月限定のデザートでバナナ味など違う味のチーズケーキも登場するので、出会えた際はぜひ注文してみてください。

その名の通りロイヤルミルクティー味のアイスクリームが入ったちょっと珍しいパフェです。そのほかにはバニラアイス、ふわふわの生クリームが添えられており、中にはコーンフレークと紅茶のスポンジケーキが入っています。小ぶりのグラスに入っており、パフェの中ではミニサイズですが中身はたっぷり詰まっています。

パフェの単品は650円、ランチやディナーのセットでは他のデザートに対しプラス200円のため少しお高めですが、一食の価値ありです。少し小腹が空いた時は単品やドリンクとのセットで、食後のデザートとして甘いものが食べたい時にはメイン料理とのセットでおすすめの人気デザートメニューです。

いかがでしたか、札幌のワールドブックカフェでは800冊ある図書を自由に閲覧できるだけでなく、店内でランチやディナーといったご飯も楽しむことができます。日常から少し離れた落ち着いた空間で、美味しいご飯を食べながら読書はいかがですか。札幌を訪れた際はぜひワールドブックカフェに足を運んでみてください。