石窯ガーデンテラスは鎌倉のお寺にあり！英国風庭園で贅沢な雰囲気を！

歴史と自然が残る人気の観光地・鎌倉。そんな日本らしい景色が広がる鎌倉の街にある、洋館をリフォームした人気のカフェレストラン｢石窯ガーデンテラス｣をご存知ですか？鎌倉に洋館というだけでも驚きですが、なんとお寺の境内にあるお店なんです！今回はそんな驚きの組み合わせで大混雑の｢石窯ガーデンテラス｣についてご紹介します。

鎌倉といえば、ご存知源頼朝が鎌倉幕府を開いた地です。武士の文化の中心地であった鎌倉は、今もなお多くの寺社仏閣、史跡や伝統行事が残されています。また三方を山に、残りの一方を海に囲まれていて、自然を身近に感じられる環境が多く残っていることも魅力で、国内のみならず海外からの観光客にも人気のいつも大混雑のエリアです。

さくらやあじさいなどの、日本らしい和の雰囲気を演出する花々。そして伝統ある寺社仏閣がある風景。そんな日本の歴史を感じられ大混雑の街・鎌倉に、イングリッシュガーデンを眺めながら、優雅にランチで自家製パンをいただけるカフェレストランがあることを、ご存知でしょうか？なんとそのお店は、由緒あるお寺の境内にあるんです！

和と洋がごちゃごちゃになってしまうかと思ったら、2つが不思議と調和して、隠れ家的なレストランとして大混雑なんです。お寺の凛とした空気の中、街の喧騒から離れて、おいしいお食事をいただきながらのんびりすごすランチなんて、とても魅力的です。そんなすてきなランチがいただけるお店は、鎌倉のいったいどこにあるのでしょうか？

浄妙寺へは鎌倉駅東口より京浜急行バスで｢鎌倉霊園正面太刀洗・金沢八景駅行き｣か、｢ハイランド行き｣というバスで向かって下さい。約10分から15分で浄明寺バス停に着きます。そこから徒歩5分程度で浄妙寺に到着です。バス停の名前は[浄明寺｣となっていますが、これは格式あるお寺に対する配慮から｢明｣という漢字を使っているそうです。

鎌倉五山のひとつで今から800年以上も前の文治4年(1188年)に創建した浄妙寺。花のお寺としても有名で、梅、桜、ツツジ、ボタンなどが春の庭を彩り、初夏にはあじさい、秋にはコスモス、そして11月後半からは見事な紅葉が楽しめます。混雑を抜けて山門をくぐると拝観受付があるので、拝観料(大人100円)を払って中へ進みましょう。

境内の奥に進むと現れる美しい洋館。｢石窯ガーデンテラス｣が入るこの洋館は、大正11年に当時のとある貴族院議員の別荘として建てられたそうです。築100年近く経つこの洋館は、ドイツ人の設計師により作られた本格的な洋式建築となっております。リフォームを施してレストランとして切り盛りしているのは、なんと住職の奥様だそうです。

店内もステンドグラスがほどこされ、なんともレトロな雰囲気をかもしだしております。窓から差し込む光と、外に見えるイングリッシュガーデンが、街の喧騒から離れた非日常的な空間を演出してくれています。とてもお寺の境内にいるとは思えない景色が広がっていて、思わず写真をとってしまいたくなりそうです。

｢石窯ガーデンテラス｣で楽しめるイングリッシュガーデンとは、どんなお庭なのでしょうか？そのスタイルが確立したのは18世紀頃で、その名の通りイギリスで独自に発展したお庭の形式です。それまで主流だった左右対称なデザインとは対照的に、手を加えすぎず、草花の自然なままの姿を楽しむスタイルなのです。

こちらのお庭はイギリス出身のガーデンデザイナーであるニコラス・レナハンさんが手がけており、かなり本格的。お庭では四季折々の草花のほかにハーブも育てられていて、人気メニューの自家製パンにもこちらで取れたハーブを使っているそうです。お庭は自由に散策できるそうなので、ランチを待つ間にぜひお散歩してみてください。

2017年10月20日の情報によると、現在予約ができるメニューは、5000円のコース(前菜・パスタ・お肉料理・デザート・コーヒーまたは紅茶・自家製パン)のみだそうです。人気のお店なので、混雑を避けたい方や、テラス席を楽しみたい方は予約するのがおすすめです。あらかじめ予約をしておけば、ランチデートなどでもスマートに入れます。

団体での予約も受けつけてくれるところが嬉しいポイントです。会社の食事会や同窓会などに使ったら、すてきかもしれません。ただしカード払いはできないそうなので、ご注意ください。季節によっては予約ができない場合もあるようなので、最新情報をチェックしてから計画を立てて、浄妙寺｢石窯ガーデンテラス｣へ出かけましょう。

ハウスなどを使わず、屋外の自然の状態で育てているのが鎌倉野菜の特徴です。こうすることにより育ちもよくなり、旬の味がより楽しめるのだそうです。京野菜に引けをとらない注目のブランド野菜として人気が高まっており、食材にこだわるレストランでは最近よく見かけられます。

｢石窯ガーデンテラス｣では地元の食材が多く使われており、中でもこの鎌倉野菜のサラダは、まさに地産地消を象徴するメニューで大人気となっております。こちらのサラダにも目の前のお庭で作られたハーブが使われているそうです。使用されているハムも鎌倉で作られたもので、お皿いっぱいに鎌倉の味を堪能できる人気のメニューです。

｢石窯ガーデンテラス｣のランチメニューは、お好みでメインを選べるところが人気のポイント。ガーデンコースというメニューでは、お肉かお魚からメインを選ぶことができます。お肉はアンガス牛のローストや足柄牛のローストビーフなど、お魚は鮮魚と天使の海老のソテーやカチュッコ(魚介のシチュー仕立て)などがこれまでに登場しています。

パスタコースは、パスタが3種類の中から選べます。カニとカリフラワーのアーリオオーリオ・リンングイネや、あさりとチェリートマトのリッシュ・マファルディーネなど、その日の気分でお選びいただけます。ロングパスタだけでなくショートパスタのメニューが登場することもあるので、様々なお味を楽しめそうです。

どちらのコースもスープや冷菜などの前菜から1つを選べて、自家製パンとプチデザート、コーヒーまたは紅茶がついてくるんです。人気の前菜、湘南野菜のバーニャカウダはボリューム満点だそうです。味もさることながら、どのメニューもビジュアルが良いと評判で、思わず写真におさめてしまいたくなりそうです。

なんといっても人気のメニューは、店名にもなっている石窯で焼かれている自家製のパン。定番や季節に合わせたものを合わせれば、常時10種類前後のパンをご用意しているそうです。カンパーニュやハーブ野菜のテーブルロール、ごまとクルミのパンなど、クセがなく食事によく合うお味となっております。

｢石窯ガーデンテラス｣ではパン作りに大変こだわっており、職人さんが丹精を込めて毎日仕込んでいるそうです。小麦の甘みとホップの酸味をうまく引き出し、素朴で存在感のあるパンは、訪れる人たちの舌をうならせ人気となっています。全てのコースメニューに自家製パンがついてくるのもうれしいポイントです。

おいしい自家製パンを目当てに来てみたものの、人気のレストランは大混雑。せっかく来たけど、今回は諦めようかと思ってしまった方に朗報です。お店のすぐ脇にあるかわいらしい小屋が、なんとテイクアウト販売のスペースとなっているんです。時期によっては購入したパンをその場で食べられるイートインスペースも開放されるそうですよ。

今回はイングリッシュガーデンを眺めながら優雅で贅沢なランチをいただける、｢石窯ガーデンテラス｣をご紹介しました。人気で混雑が予想されるお店なので、確実にランチをいただきたい方は予約がおすすめです。人気の自家製パンはテイクアウトやイートインスペースでいただくこともできるので、ぜひ最新情報をチェックしてお出かけ下さい。