鎌倉でハイキング！おすすめのコースや服装などを紹介！

鎌倉には豊かな自然を生かしたハイキングコースが整備されています。そこで今回は鎌倉にあるおすすめのハイキングコースをご紹介します。ご紹介するハイキングコースからは鎌倉の街並みや海などが見れる展望スポットや寺社などの観光スポットもあり、楽しめること間違いなしです。

鎌倉幕府の生誕の地でもある鎌倉は、歴史のある観光地で寺院や文化など見所がたくさんあります。せっかく鎌倉を巡るなら、昔の人と同じように自分の足で回ることができるハイキングをして見てはいかがですか。ハイキングコースも整備されているのでお勧めです。

きちんとハイキングコースが整備されているため、ハイキング初心者でも服装や靴に注意するなどの基本的な項目をしっかり守れば、体力に合わせて楽しくハイキングを楽しむことができます。鎌倉の自然の中を野鳥の声を聴きながら歩くのは、普段街中に住んでいる人にとっては最高のリフレッシュ体験になるはずです。

古都鎌倉は、人気の観光スポットが点在しているので、ハイキングもただ歩くだけではなく、そのコースの途中に見所となる観光スポットがあるので楽しんで歩くことができます。また、あじさいや紅葉など季節に応じて周りの景色も変わるので、何度でも訪れたくなるのも鎌倉ハイキングの魅力となっています。

祇園山ハイキングコースは、宝戒寺から八雲神社に続く、約1.5キロと短めのハイキングコースです。祇園山ハイキングコースの所要時間はだいたい30分程度と短いながらも、鎌倉の海と街を一望できる見晴台があり、そこから絶景が見えたりと初心者にも人気のコースになっています。

宝戒寺側のハイキングコースに到着すると、すぐに北条高時腹切りやぐらの立て札が目に入ります。看板には「霊処浄域につき参拝以外の立入を禁」と書いてあります。怖がりな人はそのままスルーして次に進んで大丈夫です。ぜひ参拝をという方は、立ち寄って見てもいいかもしれません。

北条高時腹切りやぐらをすぎると、祇園山に入ります。高低差があるので、なかなかいい運動になります。木漏れ日の中を25分ほど歩くと、祇園山見晴台に到着します。ここまで看板等も整備されているので、迷う心配はありません。この見晴台からは、鎌倉市街と由比ヶ浜が一望できるとあって人気のスポットです。

祇園山ハイキングコースのゴールは厄除けのご利益がある八雲神社になります。スタートからゴールまで約30分程度です。祇園山ハイキングコースはアップダウンのあるコースにはなっていますが、短めなので歩きやすい服装をしっかり整えれば初心者でも楽しめるコースになっています。

祇園山ハイキングコースへの入り口は、今回紹介した高時腹切やぐら入口へからの場合は、鎌倉駅東口より徒歩２０分です。反対側の八雲神社入口へも同じく徒歩１５分です。鎌倉駅から高時腹切りやぐら入口までは、観光客に人気の小町通りや鶴岡八幡宮の前を通ります。ハイキングコース以外も鎌倉を満喫できます。

葛原岡ハイキングコースは、約３キロのハイキングコースです。浄智寺入口から葛原岡神社を通り、佐助稲荷へと続くハイキングコースです。途中で鎌倉の観光スポットとして人気の銭洗弁財天を通る初心者にも人気のコースです。初心者にもおすすめのコースなのですが、やはり山道を歩くことになるので、服装は注意が必要です。

葛原岡ハイキングコースは浄智寺入口がスタートになります。浄智寺は鐘楼門や曇華殿など、見所の多いお寺になっています。スケジュールに余裕があれば寄り道もおすすめです。浄智寺入口から縁結びの神様を祀った葛原岡神社に向かいます。良縁に恵まれたいという方は葛原岡神社で参りしていきましょう。

葛原岡神社の次は、鎌倉の観光でも人気の銭洗弁財天へ向かいます。銭洗弁財天はお金を洗うと何倍にもなって返ってくると言われる銭洗水が沸く神社です。その後は、葛原岡ハイキングコースのゴールになっている出世運や仕事運に御利益があると言われている佐助稲荷神社へ向かいます。

大仏ハイキングコースは、約３キロのハイキングコースです。浄智寺入口から葛原岡神社を通り、大仏坂入り口を通り、鎌倉大仏のある高徳院へと続くハイキングコースです。大仏ハイキングコースは、鎌倉の人気観光スポットの浄智寺や大仏を見れるおすすめのコースになっています。

大仏ハイキングコースは、葛原岡ハイキングコースと同様に浄智寺入口からスタートし葛原岡神社へ向かいます。そのあとは、大仏坂入口を通り、大仏を目指します。ハイキングコースの途中にはカフェガーデン樹というカフェがあります。もしも疲れたら、山の中のおしゃれなカフェで一息つくことが出来ます。

葛原岡・大仏ハイキングコースの入り口の浄智寺の最寄り駅はJR北鎌倉駅で、徒歩１５分かかります。葛原丘ハイキングコースのゴールの佐助稲荷神社から最寄り駅の鎌倉駅までは徒歩で３０分、大仏ハイキングコースのゴールの高徳院から最寄り駅の長谷駅までは徒歩１０分です。

天園ハイキングコースは約5.5キロのハイキングコースです。天園ハイキングコースは鎌倉アルプスとも呼ばれ、起伏も大きく歩きごたえのあるコースになっております。コースの途中で歩く尾根沿いは見晴らしのいい景色を眺めることができたりと、とても人気のあるコースになっています。

天園ハイキングコースでは、建長寺や覚園寺や瑞泉寺などのお寺を巡ることができます。また、天園休憩所などの休憩所も整備されていて、ハイキングの途中で休憩することもできます。紅葉の時期は、周りの木々も色づいて特に人気の季節になっていて、ハイキングコースに人も多くなります。

また、天気のいい日は富士山を見ることが出来る富士見台や相模湾見晴台、勝上献展望台など絶景を見ることができるスポットが豊富なのもこのコースの特徴です。十王岩から見下ろす街並みと海は神奈川県景勝５０選にも選ばれています。アップダウンは激しいですが、その分ゴールした時の達成感があるコースです。

天園ハイキングコースは複数の入り口があります。どの入り口から入るかしっかりチェックしておきましょう。JR北鎌倉駅からアクセスする場合は、歩いて20分ほどの今泉台住宅地入口か、建長寺からスタートになります。建長寺からスタートする場合は、拝観料が必要になります。JR鎌倉駅からアクセスする場合は、鎌倉宮がスタートです。

JR大船駅からアクセスする場合は、江ノ電バスの鎌倉湖行きに乗ります。１５分ほどの半僧坊下で降り、歩いて15分ほどの今泉台住宅地入口へ向かいます。他にもバスなどを使った入口があります。このコースは分岐点があり、自分の体力や興味に合わせてコースを組み立てることが出来ます。アクセス方法と合わせて下調べをしておきましょう。

鎌倉のハイキングコースは整備されているとはいえ、自然の山道になっています。そのため、サンダルやミュールなどの歩きにくい靴は怪我の原因になってしまいます。鎌倉ハイキングを楽しむためにも、スニーカーや登山靴など歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。また、両手が開くようにリュックにすると歩きやすいのでおすすめです。

最近の鎌倉のイメージはおしゃれなカフェやお店が多く、きれいに整備された街というイメージがあります。しかし、ハイキングコースはでこぼこの山道も多く、暗くなると歩きにくい道になっています。ハイキングの計画を立てるとき山の中で暗くなってしまうことのないように注意しましょう。

夏から秋にかけてはスズメバチが活発になる季節です。鎌倉でもこの時期はスズメバチに注意するように呼びかけています。万が一ハイキング中にスズメバチを見かけたら、大きな声を出して刺激したりしないように気をつけて、静かにその場を離れるようにしましょう。

鎌倉のハイキングコースは、一般的な軽い登山の時と同じような服装がおすすめです。洋服は、温度の調整がしやすいように何枚か重ね着がおすすめです。また、靴はできればスニーカーよりもトレッキングシューズの方がおすすめです。リュックサックには水分補給用のお水を忘れずに持つようにしましょう。

自然の中をあるくハイキングはリフレッシュにぴったりです。特に鎌倉は観光名所や自然などを楽しみながら歩くことができます。また、いろいろなコースがあり、自分にあったコースを選ぶことが出来ます。最近はおしゃれなアウトドア用の服も多いので、お気に入りの服装で、ハイキングを楽しんでみてください。