むぎとオリーブはビブグルマン掲載ラーメン店！こだわりメニューご紹介！

「むぎとオリーブ」という可愛い店名を聞いて、カフェ？と思った方も多いのではないでしょうか。むぎとオリーブは銀座でスタートした人気ラーメン店です。むぎとオリーブの名前を一気に有名にしたのは、ミシュランガイドのビブグルマン。海外のグルメのプロにも認められたこだわりのラーメンを提供する、むぎとオリーブについてご紹介します。

むぎとオリーブのご紹介を始める前に、最近よく耳にする言葉「ビブグルマン」について説明します。ビブグルマン（Bib Gourmand）とは「ビブ」と「グルマン」の2つをつなげた造語です。ビブとはミシュランのマスコットキャラクター「ビバンダム」の愛称。グルマンとはフランス語で「食いしん坊」という意味です。

本来のミシュランガイドでは、評価の高い飲食店を星の数で表しますが、ビブグルマンでは星での評価は行っておらず、ビバンダムの顔のマークが付けられます。ミシュランのビブグルマンに選ばれる条件は、良質な料理を低価格で提供している飲食店、ということ。金額的には5000円以下で食事が出来るお店、となっています。

むぎとオリーブは、2014年2月に地下鉄東銀座駅からほど近い銀座6丁目にオープンしました。シェフである父親からのアドバイスを受けながら独自のラーメンを完成させた岩田氏は、元は音楽活動を行っていた方。カフェと見間違うようなこじんまりとした可愛い店舗の外観やインテリアにもオーナーのセンスやこだわりが感じられます。

オリーブオイルを使ったこだわりのラーメンは、店舗開業から数ヶ月後には行列が出来るほどの人気となり、早くも銀座エリアの有名飲食店の仲間入りをしました。ミシュランのビブグルマンにラーメン店が初めて選ばれた年から連続掲載され続け、また店舗数も増え、現在では銀座本店、日本橋、秋葉原、さいたま新都心の計4店舗が営業しています。

むぎとオリーブのラーメンは、鶏ガラスープの「鶏SOBA」、蛤のダシが効いた「蛤SOBA」、そしてその2種類のスープに煮干しダシを加えた「トリプルSOBA」の3つが基本のメニューとなっています。麺は京都の老舗製麺所と共同開発したストレート麺を使用、またオリーブオイルで素揚げしたナルトや長芋といったこだわりを感じるトッピングも人気です。

それではむぎとオリーブのおすすめメニューを詳しくご紹介して行きます。まず最初にご紹介するのは「鶏SOBA」880円。鳥取県の大山鶏のガラと丸鶏をたっぷり使って炊き上げたこだわりのダシがコクのあるスープの秘密です。醤油ベースのラーメンですが、使用する醤油は各地の老舗醤油メーカーの醤油を独自にブレンドしたオリジナル品。鶏ダシスープに濃厚感を加えてくれます。

そんなこだわりのラーメンの上に載るのは、前項でお伝えしたナルトや長芋などに加えて、低温調理された大きくて柔らかい鶏チャーシュー。肉厚なので食べごたえ抜群です。トッピングが多い鶏SOBAが食べたい方には「特製鶏SOBA」1180円がおすすめ。チャーシュー増しで味玉もトッピングに加わります。

鶏SOBAはむぎとオリーブの定番ラーメンですが、一番人気とも言われるのは蛤が載った「蛤SOBA」980円。醤油ベースのこのラーメンに使用されているのは、三重県桑名から直送される新鮮な蛤のみで作られる、貝の旨味たっぷりの魚介ダシです。そこに加わるのは、大山鶏の鶏油。コクが加わり、また、貝ダシの旨味をより引き立ててくれます。

蛤の旨味を舌で感じるだけでなく、香りも楽しみながら堪能出来るこの蛤SOBAは、まさに絶品。他ではなかなか味わえない、忘れられない味、とも形容されています。柔らかめに茹でられている麺との相性も良く、ラーメンというより、その名の通り「蕎麦」を食べているような感覚です。この蛤SOBAも、トッピングが多くなる「特製蛤SOBA」1280円があります。

むぎとオリーブの3本柱の最後の1つは、むぎとオリーブ自慢の鶏ダシ、蛤ダシに煮干しダシが加わった、醤油ベースのラーメン「鶏・煮干・蛤のトリプルSOBA」980円。鶏SOBAそして蛤SOBAを体験したら、その次に是非味わってみていただきたいラーメンです。また、このラーメンもトッピングが多い「特製鶏・煮干・蛤のトリプルSOBA」1280円があります。

鶏、蛤、煮干し、と、それぞれの主張が強いダシですが、むぎとオリーブの独自のブレンド配分で、絶妙なおいしさに仕上がっています。3つの味が融合して1つの別の味になっているのではなく、食べ進めながら鶏や蛤や煮干しの旨味それぞれを感じることが出来る繊細かつユニークなラーメンです。

スープはなく、醤油ダレにモチモチした太麺を絡めていただくまぜそばです。トッピングはラーメンと同じですが、違うのは濃厚な卵黄が1つ載っているところ。食べ進める途中で卵黄を混ぜると味が柔らかくなり、また違ったおいしさを楽しめる人気の一杯です。価格は840円。具材と麺が大盛りになる「特製濃厚卵のまぜSOBA」は1140円になります。

超濃厚な鶏ポタージュスープに濃縮した蛤スープを足した特製スープに太麺をつけていただく、こってり濃厚な一品です。こってりはしていてもしつこい味ではなく、鶏と蛤の旨味を感じながら飽きることなくどんどん食べ進めることが出来ます。価格は並と大盛が980円、特盛が1080円です。トッピングたっぷりの「特製鶏と蛤の濃厚つけ麺」は、並・大盛が1280円、特盛は1380円となっています。

むぎとオリーブでは、ラーメンとつけ麺のおすすめの食べ方を提案しています。そのまま食べてもおいしいむぎとオリーブのラーメンですが、ラーメンの表面には大山鶏の鶏油が浮いており、この鶏油をレンゲを使って全体に混ぜていただくと、スープと鶏油のバランスが良くなり、一番おいしい状態でラーメンを楽しむことが出来ます。

つけ麺にはレモンが付いてきますが、まずはレモンをかけないでつけ麺を楽しんでください。半分くらいまで食べ進んでからレモンをしぼってみると、レモンの酸味で爽やかさが広がり、また違った味を楽しむことが出来ます。また麺の上に載るオリーブオイルと貝のエキスで和えられているサラダもレモンの酸味が加わることにより、おいしさが倍増します。

銀座6丁目にあるむぎとオリーブに一番近い駅は、都営地下鉄の東銀座駅です。A1番出口から徒歩約5分ほどの場所にあります。松坂屋の跡地に建ったギンザ シックスの裏側辺りにあるお店です。営業時間は午前11時半から午後10時まで。土曜・祝日は午後9時の閉店になり、また日曜は休日になっています。

銀座で大人気のむぎとオリーブですが、現在は他の場所にも店舗が3つあり、自分がより利用しやすい場所でミシュランが認めた味を満喫することが出来るようになりました。日本橋、秋葉原、さいたま新都心の3か所ですが、どちらも銀座本店のようにカフェらしい女性好みの雰囲気を持ったお店です。こちらでは都内の店舗である日本橋店と秋葉原店をご紹介します。

むぎとオリーブ2店舗目は、秋葉原の電気街口から御茶ノ水方面に進んだ先にある「マーチエキュート神田万世橋」の中にあります。旧万世橋を改装したレトロおしゃれな空間に、センスの良いショップが並ぶ人気の商業施設です。カウンター席とテーブル席合わせて11席と小さなお店ですが、午前11時から午後10時（日祝は8時）まで、年中無休で利用出来ます。

むぎとオリーブ都内3店舗目の日本橋店は、2017年の冬にオープンしました。場所は日本橋の人気商業施設である「コレド室町2」の地下1階。東京メトロ「三越前」駅からのアクセスがとても便利な店舗です。お店は30席と広く、また午前10時から利用出来るのが嬉しいポイント。閉店は午後9時、休日はコレド室町2の休業日に準じます。

銀座で人気のラーメン店「むぎとオリーブ」のご紹介、いかがでしたか。むぎとオリーブに行くと卓上に置かれている「エシャロットオイル」に気がつくと思います。これはオリーブオイルとエシャロットを使って作ったお店オリジナルの香味油です。ラーメンを食べ進める途中で是非プラスしてみてください。味の変化を楽しめます！