地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

佐野厄除け大師に厄払いへ!御朱印やお守り・駐車場情報も調査!

佐野厄除け大師に厄払いへ!御朱印やお守り・駐車場情報も調査!
投稿日: 2017年11月12日最終更新日: 2020年10月8日

栃木県佐野市にある佐野厄除け大師は、関東の三大師とも言われ厄除けで有名です。お正月の初詣には約50万人もの参拝客が訪れます。厄年は一生のうちに数年あります。厄年には佐野厄除け大師で厄除けをしましょう。厄除けの方法や遠方から来る方のために駐車場もご紹介します。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師とは見出し

Photo by inazakira

栃木県佐野市にある佐野厄除け大師は、関東三大師のうちのひとつと数えられていて、正式名称は「春日岡山転法輪院惣宗官寺(かすがおかやまてんぼうりんいんそうしゅうかんじ)」と言い天台宗の寺院です。毎年初詣には約50万人が参拝し、栃木県では堂々1位の参拝人数を誇ります。佐野厄除け大師の魅力についてご紹介していきます。

佐野市観光おすすめスポット31選!史跡・穴場!デートで足湯もいいね! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
佐野市観光おすすめスポット31選!史跡・穴場!デートで足湯もいいね! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
ゆるキャラグランプリで王者に輝いた“さのまる”をキッカケに一躍有名になった栃木県佐野市。佐野市には自然や文化を感じられる観光スポットが満載です。今回は家族でのお出かけや恋人とのデートなど、老若男女が楽しめる佐野市の観光スポットを31箇所ピックアップしました!

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師の歴史見出し

佐野厄除け大師は、944年に奈良の僧が開いたお寺です。古くは藤原一門の信仰により栄えたのですが、その後一時衰退し、1297年に復興して最澄を宗祖とする天台宗になりました。1602年には佐野信吉公が幕府の命により佐野城をこの地に移すと共に寺も現在地に移転されたとの歴史があります。現存する山門は移築された佐野城の門と言われています。

佐野厄除け大師は、江戸時代には寺社奉行が置かれていましたし、三代将軍徳川家光公が参拝したこともあり、徳川家とのご縁があるようです。厄除け元三慈恵大師(元三大師とも言います)を安置していて、大師は如意輪観世音(にょいりんかんぜおん)のご化身と言われていることから、佐野厄除け大師として有名になった所以です。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師へ行こう見出し

Photo by inazakira

毎年、年末になると関東地方では「関東の三大師、佐野厄除け大師」とCMが流れ、新聞には、厄除け・方位除けの対象となる年が書かれた広告が入り、それらを目にすることで年末を感じ、新しい年への思いを馳せながら厄除けや方位除けの計画をたてるご家庭も多いのではないでしょうか。CMから聞こえる鐘の音は境内にある金銅大梵鐘です。

男性の厄年は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳です。それぞれの前年が前厄、後の年が後厄と言われています。年齢は数え年で考えます。厄年とは陰陽道が始まりと言われていて厄を払って無事を祈願する儀式として広まったと言われています。厄年に該当する年には佐野厄除け大師で厄除けをし無事にその年を過ごせるようにお願いしましょう。

佐野厄除け大師で厄除けをしよう見出し

佐野厄除け大師での厄除け祈祷は予約不要です。本堂横で毎日午前8時20分から受付をしています。厄除けの祈願料は3000円、5000円、10000円で、方位除けは5000円、10000円です。祈願料の差は厄除けの祈祷が当日1回だけ、毎月、毎日という祈祷回数の差です。祈願料を納めたあとは本堂にあがって護摩を焚く祈祷を受けますが約1時間ほど正座して受けることになります。

祈祷の際には車椅子の方はそのまま入れます。祈祷が終了し頂いたお札は、家で祀りますが祀る際は「仏壇ではなく東か南向きの少し高い所に祀りコップに入れた水と酒をお札の前にあげ、よく手を合わせてお願い事を申し上げてください。コップの水とお酒は流しに捨てないで下さい」とHPに詳しく記載がありますので参考にしてください。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師の駐車場見出し

佐野厄除け大師は、栃木県佐野市にあり北関東自動車道の佐野SAスマートICから約5㎞、高速道路が空いていれば都心から約1時間程で来ることができますので意外な近さに驚かれるかもしれません。駐車場は佐野厄除け大師のHPに駐車場案内図のPDFが記載されていて、無料の駐車場がたくさんあります。民間の有料駐車場もありますので利用してください。

佐野厄除け大師に一番近い駐車場は大師の入口にある駐車場ですが、すぐに満車になってしまいますし、初詣の期間、大師周辺は駐車場を探す車で大混雑です。遠い駐車場から、かなり歩かなければならないこともありますから早めに行かれることをオススメします。また、呼び込みしている駐車場は有料の場合もありますのでご注意ください。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師の御朱印見出し

佐野厄除け大師では御朱印もいただけます。こちらでは、その場で御朱印帳に記入して頂くのではなくて、住職の方が既に書いてくださって書き置いた御朱印ですので御朱印帳を持参しなくても大丈夫です。力強い筆跡の御朱印です。帰宅したら自分の御朱印帳に貼るのを忘れずに。

正直なところ、書置きの御朱印は少し残念。やはり直接、御朱印帳に書いていただきたいという声もあるようですが、御朱印は参拝した証として頂くものですから、ご利益は変わりません。佐野厄除け大師に参拝した後に感謝の気持ちを持ってありがたく御朱印を頂きましょう。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師のお守り見出し

佐野厄除け大師は厄除け以外に身体安全、交通安全、家内安全、良縁成就にもご利益があります。それぞれのお守りが用意されていますが、驚くことにお守りは自動販売機で購入するのです。混雑緩和のためでしょうが、お守りを自動販売機で?と初めて参拝した際にはカルチャーショックを受ける方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自動販売機で購入できるお守りの種類は多種ありますので自分が頂きたいご利益のお守りを購入しましょう。お守りを購入するのが自動販売機でも大師側できちんと祈祷をしてあるお守りですのでお守りのご利益は変わりません。斬新な佐野厄除け大師側のアイデアに感嘆しつつ、ありがたく感謝の気持ちを持ってお守りを購入しましょう。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師のおみくじ見出し

佐野厄除け大師のおみくじは「なんか当たる」と口コミで広まっており、わざわざおみくじを引くために遠方から訪れる方もいるようです。このおみくじですが、お守りと同じように自動販売機での購入になります。こんなにカラフルな容器に入っています。何が出るかわからない楽しみでちょっとワクワクしませんか。

佐野厄除け大師に安置されている元三慈恵大師は法名が良源という名でもあり、実は、おみくじの創始者と言われています。今では全国各地の寺社のほとんどに置かれているおみくじがここ、佐野厄除け大師が発祥であると聞けば必ず引きたくなるでしょう。迷いがあるときこそ、おみくじにお尋ねするのもよいかもしれません。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師のお釈迦様見出し

佐野厄除け大師の本堂の前にはお釈迦様がいらっしゃいます。お釈迦様の前に立ち、お釈迦様に甘茶をかけてから鐘をひとつ鳴らし合掌しましょう。その後本堂へ参拝してください。4月8日はお釈迦様の誕生日の降誕会(ごうたんえ)とされ、佐野厄除け大師でも毎年、花まつりの行事が盛大に行われます。

お釈迦様は二体いらっしゃって、大きなお釈迦様の横には小さな鐘が置いてあり、小さなお釈迦様の横には大きな鐘が置いてあるのがなんとも不思議です。混雑緩和のためか、お釈迦様はどちらか一方にのみ甘茶をかけて合掌すればよいようです。ご利益はどちらのお釈迦様でも変わりはありません。

厄年に厄除けをする佐野厄除け大師の魔除けの札見出し

こちらは、魔厄け(まよけ)のお札です。もちろん自動販売機で購入できます。この魔厄け札は角大師(つのだいし)と呼ばれていて骨だけの鬼の姿と言われています。家の外壁に貼るもので、お札が南か東を向くように貼ると厄神が入ることができないため、厄災から家を守るのに非常に効果があると言われています。

魔厄け札は、984年に疫病が流行した際、元三大師の所に疫病神が現れて取り憑いたことで元三大師が苦痛し、苦痛を払うために自らを夜叉の形相に変化させたところ、疫病神が退散し苦痛も解消されたので弟子に夜叉の形相に変化している自分を描かせたのが始まりと言われています。昔から魔厄けのために家の外壁に貼ってある家屋が多いです。

佐野厄除け大師へ初詣!見出し

佐野厄除け大師での初詣は、毎年大混雑です。お正月の三が日だけで約50万人が訪れる大師ですので、相当な覚悟が必要です。混雑のピークは除夜の鐘がつける23時30分頃から始まり元旦0時から2時頃です。除夜の鐘はCMで有名な金銅大梵鐘がつけるとあって毎年大人気です。事前に整理券が配布され107人がつけますが詳細は大師にお問い合わせください。

混雑を避けての初詣は早朝か夕方になります。誰もが参拝したい昼間の時間帯は道路の一部が交通規制されますから車で来る際にはご注意ください。駐車場は近くの無料駐車場から満車になっていくので、混雑回避のために、あえて遠くの駐車場や有料駐車場を選択するのもオススメです。有料の市営駐車場(市役所付近)は収容台数が多いです。

佐野厄除け大師の見どころ1:田中正造の墓見出し

佐野厄除け大師には足尾銅山鉱毒事件で有名な、田中正造の墓があります。足尾銅山鉱毒事件は日本の公害第一号だと言われていて、栃木県の政治家だった田中正造は鉱毒問題を明治天皇に直訴した人物として知れ渡っています。特に関東地方の小学生は遠足等で足尾銅山を訪問することが多いので歴史上の人物として記憶しているようです。

田中正造は佐野市で生まれ育ったため、ゆかりのある佐野厄除け大師に於いて葬儀を行ったようです。田中正造の墓には分骨された頭蓋骨が眠っています。そのうえ墓は足尾銅山の方角を向いているとの説明を旭岡靖人住職がされています。毎年9月4日の命日には法要が行われています。

佐野厄除け大師の見どころ2:お掃除小僧見出し

佐野厄除け大師には、お掃除小僧(子育地蔵尊)があります。「はけば塵払えば又も散り積もる人の心も庭の落ち葉も」と案内があり、親子連れが手を合わせて合掌した後、お掃除小僧の体をタワシで洗っている姿を多く目にします。親子がタワシで洗うことで、よく働く人間に育ち、体が丈夫でマメに行動する子どもに育つと言われています。

お掃除小僧は昭和53年に建立されました。お掃除小僧の顔がとても愛らしく、見るとこちらも笑顔になり、可愛らしい。と言いながら思わず触れてしまいたくなる姿が参拝者には人気で、日によっては行列ができていることもあります。ぜひ親子でお子様の成長を願いながらお掃除小僧の体を洗ってみてください。

佐野厄除け大師の見どころ3:東照宮見出し

佐野厄除け大師に東照宮?と思われた方も多いでしょう。徳川家康が1616年に亡くなり日光東照宮に改装される際の1618年、静岡の久能山から日光へ向かう際に佐野厄除け大師で1泊したのがご縁で佐野厄除け大師にも東照宮が建てられました。全国にある東照宮の社殿の中で最も優れた建造物であると評価され、栃木県の重要文化財に指定されています。

境内にある東照宮は本殿、拝殿、唐門が今も現存しています。本殿には昇竜の彫刻等、いたる所が彫刻で装飾され、文化文政時代の装飾手法のようです。拝殿は朱塗りに建具の黒塗りそして彫刻には彩色が施され当時の装飾手法としてはバランスよく美しいと評価されているようです。

佐野厄除け大師の見どころ4:金銅大梵鐘見出し

佐野厄除け大師の境内には金銅(きんづくり)大梵鐘があります。昭和59年4月に人間国宝である香取正彦氏によって謹製されたもので、直径約1.15m、重さ約2tで日本一大きな金の梵鐘です。厄除元三慈恵大師一千年御遠忌を記念して建立されたものです。近くで見ると梵鐘の上の方には仏像の頭が刻まれているのが見えます。

金銅大梵鐘の丁度真横辺りに「南無厄除元三慈恵大師」の文字が縦書きに刻まれています。真ん中辺りの円の中に、蓮台に座っている如意輪(にょいりん)観世音菩薩が見えます。如意輪観世音菩薩は苦しみを救い願望を叶えてくれる、佐野厄除け大師の御本地です。日本一の大きさの金銅大梵鐘は近くで見ると金色が輝いて美しく迫力があります。

佐野厄除け大師の見どころ5:麗水観音見出し

佐野厄除け大師の境内には本堂横の植え込みに麗水観音があります。麗水観音は2012年1月、何者かがこの像を持ち帰ったことにより一時は騒然となったようですが、翌月何者かが駐車場に戻したということで、現在は無事に境内にあります。麗水観音は1977年頃に信者から寄付されたものでした。

麗水観音の横には「水は生死の海の水を意味する即ち私達の迷いの日常を泥海にたとえたものです。南無観世音菩薩と唱えて救いを求める時、善星皆来悪星退散の極妙楽の世界が開ける生きる力を与えてくれる」と案内があります。非常にありがたい観音様ですから困った時には御真言を唱えて助けていただいてはいかがでしょうか。

佐野市のゆるきゃら「さのまる」見出し

「さのまる」は佐野市をPRするために2011年に誕生しました。キャラクターデザインは全国から募集し佐野市在住の「あた。」さんが考案したデザインが採用されました。佐野の城下町に住む侍という設定で、頭には佐野ラーメンのお椀の笠をかぶり、前髪は佐野ラーメンの麺、腰には佐野名物いもフライの剣を差した姿はなんとも愛くるしいです。

「さのまる」は佐野厄除け大師内にも設置されていて、金銅大梵鐘前や植え込みの周辺にはいつもSNS用に撮影されている方がいて人気です。ゆるキャラグランプリ2013において、「さのまる」は、なんとグランプリに輝いています。さのまるの公式ツイッターまであり、佐野市のPRに一役買っているようです。

やっぱり厄除けには佐野厄除け大師へ行こう見出し

Photo by inazakira

いかがでしたでしょうか。佐野厄除け大師は厄除けでだけではなく、お守りやおみくじを自動販売機で購入する斬新なところもあれば、徳川家の紋章「三つ葉葵」が至る所にあるのは、東照宮が建てられたり、徳川家光公が参拝したりと徳川家とのご縁があるからこそ。という歴史を感じられる佐野厄除け大師に行ってみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年11月12日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

ライター

この記事を書いた人

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote