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「大王わさび農場」は安曇野の名所!日本一のわさび園でグルメと絶景を堪能!

「大王わさび農場」は安曇野の名所!日本一のわさび園でグルメと絶景を堪能!
投稿日: 2017年11月15日最終更新日: 2020年10月8日

わさびの産地として有名な長野県安曇野にある「大王わさび農場」。わさび田の大きさは日本一を誇り、良質なわさびを作り続けています。この記事では、今や観光スポットとしても大人気の大王わさび農場のアクセス方法や観光スポット、お土産などお役立ち情報を紹介します。

日本一の生産量を誇る「大王わさび農場」見出し

わさびの産地として有名な長野県安曇野にある「大王わさび農場」。そのわさび田の大きさは日本一を誇り、年間を通じて良質なわさびを作り続けています。大王わさび農場は一般開放されており、実は観光スポットとしても大人気。この記事では、大王わさび農場の見どころやアクセス方法など観光お役立ち情報を紹介します。

大王わさび農場ってどんなところ?見出し

4万5000坪(東京ドーム11個分)という広大な敷地を有する大王わさび農場は、わさび田を見ながら農場散策ができ、資料館やレストランなど観光施設も入った、わさびの一大テーマパークです。今や観光に訪れる数は、なんと年間120万人にまで及びます。多くのテレビの取材なども訪れ、その知名度はもはや全国区です。

大王わさび農場がある安曇野市見出し

わさび生産量全国一位の長野県。県の中部に位置する安曇野市は、多くの山と川に恵まれ、わさび作りに適した清流と気温により、わさび作りが盛んに行われています。安曇野市のわさびは、長野県の全体生産量の9割というので驚きです。南北に1kmに渡って広がる大王わさび農場が、この安曇野の生産量に貢献していることは言うまでもありません。

安曇野市と言えば、朝の連続テレビ小説でも舞台となり、その美しい自然に目を奪われた方も多いのではないでしょうか。他にも、黒澤明監督の映画『夢』で、大王わさび農場がロケ地として使用されるなど、その美しい自然が魅力となっています。観光地として有名になっており、アクセスも比較的便利です。

大王わさび農場の上質なわさび見出し

安曇野市では、北アルプスの雪解け水が地下水となり、市内の至る所でこんこんと溢れる湧き水となっています。大王わさび農場でも1日12万t湧き出ており、真夏でも15度を越えない水温は、わさびの生産に抜群に適しています。日本の「名水百選」に選ばれるほどの清流で栽培されるわさびは、まさに上質の極み。

大王わさび農場では、60万株のわさびが栽培され、その広大なわさび田に驚くことも珍しくありません。美しく整備されたわさび田を流れる清流をよく見ると、ぽこぽこと溢れる湧き水をあちこちで見ることができます。この湧き出る水が、上質で美味しいわさびを栽培するために必要不可欠な要素となっているんです。

大王わさび農場の年間のわさび生産量は130t。日本で生産されるわさびの総生産量のおよそ1割にあたり、その多くは農場内にあるレストランの料理に使われたり、売店で販売されています。大王わさび農場では、新鮮で香り豊かなわさびを味わい、さらにお土産として買って帰ることができるので、これだけでもわざわざ足を運ぶ価値があります。

大王わさび農場の見どころ1:わさび田見出し

わさびの植え付けから収穫までは、通常2年の歳月がかかります。大王わさび農場でわさび田を見学したり、新鮮なわさびを味わえるのはいつなのか?と気になるかもしれませんが、ここでは時期をずらして植え付けを行っているため、年間を通じて収穫ができるようになっています。

こうして年中いつ来てもわさび田の栽培風景を見られ、新鮮なわさびを味わうことができる大王わさび農場。特に新緑の5月や、紅葉が見頃を迎える10月には、いつにも増して美しい自然風景を見ることができます。普段の生活では生産風景を見る機会のないわさびですが、こうして栽培の段階から見ることができるのが大王わさび農場の大きな見どころです。

大王わさび農場の見どころ2:自然散策見出し

広い農場内には、安曇野の美しい自然をより間近で感じることができるスポットがあります。大王わさび農場の入り口付近では、農場を代表する絶景スポットである蓼川(たでがわ)と三連の水車を見ることができます。この水車は1989年に黒澤明監督の映画「夢」で使用され、撮影当時のまま残されているものだそう。

清らかな蓼川の川底には、梅花藻や水ハコベなどが生成しており、一層自然の美しさを感じます。安曇野の原風景として、人気の写真撮影スポットにもなっています。また、農場内には木々に囲まれて歩く「涼風小道」や「ポプラ小道」があり、四季を通じて様々な色を見せてくれます。ぜひ、ゆっくりと自然散策をお楽しみください。

大王わさび農場の見どころ3: 百年記念館見出し

1900年代から開拓が始まった農場が100周年を迎えるのを記念して、「大王わさび農場百年記念館」が2015年にオープンしました。わさびの歴史や栽培などについて多くの資料が展示されており、わさび専門の史料館としては全国初です。開拓者をはじめ、述べ40万人の農家によって何十年もかけて開拓された農場の足跡を辿ります。

わさび栽培においては「水」が最も重要であり、それは人間も同じ。史料館のテーマは「水と生きる」とされ、水のゾーンが設けられているのも見どころです。大王わさび農場百年記念館は、入り口すぐの場所にあるので、まず百年記念館でわさびについて事前に情報を得てから農場を散策すると、より楽しめること間違い無しです。

大王わさび農場の見どころ4:わさびの加工見学見出し

わさび田から掘られたばかりのわさびを加工していく作業が見れる貴重な見学スポットです。2年の歳月をかけて丹念に育てられたわさびは、12cmから13cm程度まで成長します。丁寧に扱わないと簡単にポキっと折れてしまうので、熟練の手つきで丁寧かつテンポよく加工している様子がが伺えます。

大王わさび農場の見どころ5:大王神社見出し

大王わさび農場のちょうど中心部分には、安曇野に伝える八面大王を祀った大王神社が建っています。拝殿の左右には巨大なわらじが飾られていますが、これは八面大王が大男だったという言い伝えから、農場のスタッフによって作られたものです。春には桜が咲き、秋になるとイチョウの落ち葉により、美しい黄色の絨毯を見ることができます。

大王わさび農場の見どころ6:幸いのかけ橋見出し

大王神社を抜けて先へ進むと、わさび田に架かる橋が目の前に現れます。この橋は「幸いのかけ橋」と呼ばれ、カップルで渡れば幸せになれると言われている人気スポットです。わさびの花言葉が「幸せを運ぶ花」ということから、「幸いのかけ橋」と名付けられました。人気写真スポットでもあるので、ぜひ思い出に記念写真を撮りましょう。

大王わさび農場では、5月から9月にかけてわさびの上に黒いシート「寒冷紗」がかけられます。直射日光に弱いわさびのための日よけと同時に水温の上昇を防ぎ、正常に育つために施される方法です。この時期、幸いのかけ橋からは、寒冷紗に覆われたわさび田を見ることができます。

大王わさび農場の見どころ7:大王窟・開運洞見出し

幸いのかけ橋を渡った先には、八面大王が戦の際に立てこもったとされる岩屋を再現して作られた「大王窟」や、七福神が祀られた「開運洞」があります。また、開運洞の横にある階段を登ると、「大王さまの見張り台」に出ます。見張り台からは、大王わさび農場の様子が一望でき、四季の移ろいに合わせて色づく自然を楽しむことができます。

このように大王わさび農場内には、八面大王にまつわるスポットや自然スポットが多く点在しているので、農場内の散策だけでも十分に観光を楽しめます。散策マップを利用して、全てのスポットを制覇してみましょう。散策マップは、大王わさび農場の公式ホームページからダウンロードすることができます。

グルメも満喫できる大王わさび農場見出し

大王わさび農場には、レストランを含め3ヶ所のグルメスポットがあります。農場の散策もとても楽しいですが、やはり観光に来たからにはグルメも楽しみたいところ。レストランや売店では、大王わさび農場ならではの斬新なメニューやわさび丼といった人気料理が味わえるので、グルメ巡りもおすすめです。それぞれの場所を少しご紹介します。

レストラン大王

レストラン大王では、ランチに食べたいメニューや、休憩にほっと一息飲みたいドリンクメニューが揃います。レストラン一番のおすすめは、名物の「本わさび丼」で720円です。わさびの茎を混ぜたごはんの上に、鰹節とすりおろした本わさびを乗せた絶品のわさび丼です。醤油をかけて食べるシンプルなスタイルで、わさび本来の味を楽しめる贅沢丼です。

レストランメニューには、本わさび丼以外にも、「信州サーモン丼」が1030円、「わさびそば」は820円、「わさびカレー」は930円といった、新鮮なわさびを使った珍しい料理があり、どれも抜群の美味しさです。レストランからは、わさび田を臨むことができるので、素晴らしい景色とともに、本わさび丼などおすすめメニューをご賞味ください。

そば蔵大王店

以前は「そば処大王」として営業していましたが、現在「そば蔵大王店」として新たにオープンしました。こだわりのそばを、農場の香り高いわさびと合わせて食べる、贅沢なそばレストランです。わさび漬けの4種の薬味で食べる「わさびづくしせいろう」1180円や、「ぶっかけ山葵そば」980円など、おすすめメニューが揃っています。

テイクアウト

大王わさび農場に行ったら必ず食べたいのが、「本わさびソフトクリーム」360円です。鮮やかな緑でわさび色に染まったソフトクリームは、見た目もインパクト大です。生乳仕立てでまろやかな味わいになっており、わさびの独特の辛さは感じません。子供でも安心して食べられる、大王わさび農場の人気グルメのひとつです。

ソフトクリームと並んで人気なのが「わさびコロッケバーガー」で360円です。揚げたてのサクサク食感のコロッケと、わさびの葉、キャベツを一緒にピタパンに挟んでたべるバーガーです。極めつけは、バーガーにかけるわさびソースとさわびマヨネーズ。このわさび尽くしがたまりません。わさびコロッケはお土産にもおすすめです。

大王わさび農場で楽しむ体験1:わさび漬作り見出し

大王わさび農場には体験施設もあるので、自分で作る特製のお土産を持ち帰ることができます。わさび漬けの体験工房では、昔ながらの手法で作る、こだわりのわさび漬けを作ります。所要時間20分ほどでさくっと作れ、費用も1030円と手軽に参加できるのでおすすめです。お土産として持ち帰り、自宅でもその味をお楽しみください。

大王わさび農場で楽しむ体験2:MY箸作り見出し

もう一つ体験できるのは、レストラン横で実施しているMY箸作りです。「ヒノキ」1620円か、もしくは「サクラ」1840円の木をカンナで削り、自分だけのオリジナルお箸を作ります。所要時間は45分から60分程度で、小学高学年以上が対象となっています。また、焼きペン名入れ体験もやっており、オリジナルのストラップやキーホルダーを作ります。こちらは所要時間20分程度で、体験費は1080円からです。どちらもお土産に人気です。

大王わさび農場で買えるお土産見出し

わさびを栽培している農場なので、ここでは採れたてのわさびをお土産として買うことができます。特に冬場に採れるわさびは、成長速度が遅く、おいしさが凝縮しているそう。美味しいわさびを選びたいなら、より重く、より目詰りしたわさびを選びましょう。1本500円からで、自分用のお土産としても、知人へのお土産としてもおすすめです。

売店では、本わさびの他にも長野の特産品など豊富な種類のお土産が取り揃えてあります。せっかくなので、本わさびの美味しい食べ方も紹介します。まず、茎を外側から1本ずつ丁寧にむしりとり、根の外皮の黒いところを取ります。目の細かいおろし器を使って、茎の方から軽く輪をかくようにおろしましょう。ぜひご家庭でお試しください。

大王わさび農場へのアクセス方法見出し

大王わさび農場へは、車でのアクセスが便利です。長野自動車道の安曇野ICから約10分で農場へ到着します。大王わさび農場は無料駐車場を完備しており、普通車350台、大型25台まで停めることができます。電車でアクセスする場合は、JR大糸線の穂高駅で下車後、タクシーを利用しましょう。約10分ほどです。

JR穂高駅からは、安曇野周遊バスでのアクセスも可能です。東回り大王わさび農場線に乗り、「大王わさび農場」のバス停で下車すぐです。行きと帰り、それぞれ1日7便の運行と決して多くないので、時間を気にせず行きたいなら車が最も便利なアクセス方法です。車なら、周辺の観光スポットへもアクセスしやすいのでおすすめです。

大王わさび農場の営業情報見出し

これだけの充実した観光スポットやレストラン、体験施設を持つ農場ですが、なんと入場料は無料。年中無休で営業しており、比較的アクセスも良好なスポットです。営業時間は季節によって異なり、3月から10月までの期間は9時から17時20分まで、11月から2月の期間は9時から16時30分までの営業となっています。

住所:長野県安曇野市穂高3640 電話番号:0263-82-2118

安曇野市の観光スポット見出し

車があれば、周辺の観光スポットにも簡単にアクセスできるので、少し足を伸ばしてみませんか。安曇野には、季節の花々が咲く「国営アルプスあづみの公園」や、北アルプスの総鎮守である「穂高神社」といった有名な観光スポットがあります。また、多くの美術館やガラス作りが体験できる施設など、大人から子供まで楽しめる場所が揃っています。

大王わさび農場を満喫しよう見出し

安曇野にある大王わさび農場は、美しい景色が広がるわさび田をはじめとした見どころが盛りだくさん。1日たっぷりと観光の時間をとって、体験まで満喫して帰るのがおすすめです。もちろんレストランなどでのグルメやお土産もお忘れなく。今回の記事で紹介した見どころやアクセス方法などを参考に、ぜひ足を運んでみてください。

投稿日: 2017年11月15日最終更新日: 2020年10月8日

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