バンフ国立公園の見どころ紹介！美しい湖と山脈を望むカナダ指折りの絶景スポット

カナダのバンフ国立公園（Banff National Park）は、カナダ北西部のアルバータ州にある人気の観光地。カナダ初の国立公園としても有名です。カナディアンロッキーの美しい自然や、絶景が見られることでも人気で、世界遺産にも登録されています。今回は、バンフ国立公園への行き方や、美しい湖等、おすすめの観光スポットを厳選してご紹介します！

バンフ国立公園は、1887年にカナダ政府によって設立された最初の国立公園で、世界遺産に登録されています。バンフ国立公園内には6つの国定史跡があり、ロッキー山脈の美しい自然と絶景が楽しめる人気の観光地として世界中から観光客が訪れています。氷河が解ける夏6月中旬から9月中旬頃が、観光のピークシーズンとなります。

バンフ国立公園の名称となっている「バンフ」は、カナダ太平洋鉄道の駅名にちなんで名づけられたと言われています。一方、バンフという名は、元々スコットランドのバンフシャー地域にあるそうで、移民の多いカナダらしく、他国の影響を受けたとも言われています。バンフ国立公園には、観光の拠点となるバンフの町もあり、カナダ料理もあります！

バンフ国立公園へは、入園許可証が必要で、入園料を支払う必要があります。また、カナダの美しい自然と湖などの景観、そしてそこに生息する野生動物を保護するため、バンフ国立公園の上空を飛行機が運航することは、禁止されています。後ほど、バンフ国立公園への行き方を詳しくご紹介しますが、バスか鉄道のどちらかで移動することになります。

ここからは、バンフ国立公園への行き方です。まずは、成田空港から、カナダ北西部のカルガリー国際空港へ移動します。カルガリー国際空港から、バンフへの行き方は、空港発のシャトルバスを利用する方法があります。カルガリー国際空港から、バンフの町までは、約2時間ほどとなります。次に、バンクーバーからバンフ国立公園への行き方です。

カナダ北西部の町、バンクーバーからバンフ国立公園へ行く場合は、グレイハウンドという長距離バスを使った行き方か、ロッキーマウンテニア鉄道という鉄道を使った行き方があります。所用時間は、グライハンドで行く場合は、13時間半から16時間半ほどかかります。ロッキーマウンテニア鉄道と使った行き方の場合は、なんと1泊2日です！

グレイハウンドは、アメリカやカナダの長距離バスで、非常に安いです。バックパッカーや学生さん等「時間はあるけどお金はない！」という方におすすめの行き方です。ロッキーマウンテニア鉄道は、カムループスのホテルに一泊します！ゆったりと旅を楽しみながら、カナディアンロッキーの美しい絶景を眺めたい方におすすめの行き方です！

バンフ国立公園のおすすめ絶景の観光地1は、キャッスルマウンテンです。キャッスルマウンテンは、その名の通り、山の形状が、西洋のお城にに似ていることから名づけられました。ロッキー山脈には、地面が隆起して作られた様々な形の山々がありますが、中でもキャッスルマウンテンは、頂上が角状に隆起した珍しい山として人気の絶景ポイントです。

キャッスルマウンテンは、アイスフィールドパークウェイというバンフ国立公園内から近隣の国立公園へ向けて走る道沿いから見ることができます。かなり険しい山に見えますが、山の裏側にあるロックバウンド湖方面から行くと、山頂まで登ることもできます。片道6時間ほどで、中・上級者向けの山となります。登山好きな方にはおすすめです。

バンフ国立公園のおすすめ絶景の観光地2は、ペイトー湖です。バンフ国立公園には「カナディアンロッキーの宝石」と称されるルイーズ湖や、この後ご紹介するボウ湖等、数々の美しい湖があります。中でも、ペイトー湖は、カナディアンロッキーを代表する湖の一つ。氷河が作り出した美しい湖面は、ミルキーブルーにもエメラルドブルーにも変化します。

ペイトー湖を見るなら、ボウ峠近くの高台にある展望台へ登ることをおすすめします。この高台からは、ペイトー湖の絶景を一望することができます！また、ボウ峠の展望台への道は、高山植物がたくさん見られる観光客にも人気のトレッキングルートとなっています。10分から15分ほどの短いトレッキングで、美しい高山植物も楽しめます！

バンフ国立公園のおすすめ絶景の観光地3は、ボウ湖です。次にご紹介するクロウフット氷河を合わせて、ボウ氷河、ワプタ氷河の３つの氷河から流れた雪解け水が溜まってできた湖です。バンフ国立公園内を流れるボウ川の源流としても知られています。バンフ国立公園で3番目に大きい湖で、背後にはクロウフット山の絶景が見渡せます。

ロッキー山脈に沿って走るアイスフィールド・パークウエイに面しているため、車で走行しながら、雄大な湖を眺めることもできます。この湖には、氷河が削りだした微細な粒子が含まれているため、太陽の光が乱反射して湖がターコイズブルー見えます！美しい湖を一目見ようと、夏には多くの観光客が訪れる人気の観光地となっています。

バンフ国立公園のおすすめ絶景の観光地4は、クロウフット氷河です。クロウは英語で「カラス」、フットは「足跡」の意味。カラスの足跡のような形をだったため、このような名前がつけられました。カナダのアルバータ州にあるこの氷河は、ロッキー山脈に沿って走る高速道路93号線「アイスフィールド・パークウェイ」からも見られる絶景ポイントです。

地球温暖化の影響で、バンフ国立公園を初め、カナディアンロッキーの氷河は年々後退しています。このクロウフット氷河も同様で、1980年代には5平方キロメートルあった氷河が、現在では、1.5平方キロメートルまで溶けてしまい、命名された当時の面影はありません。クロウフット氷河から流れ出る雪解け水は、ボウ川に注がれています。

バンフ国立公園では、他にも楽しいアクティビティがたくさんあります。特にバンフの町でおすすめのアクティビティは、アッパー温泉観光。バンフは、温泉が湧き出る保養地としても人気の観光地で、夏場も比較的気温が低いカナディアンロッキーで入る温泉は格別です！日本の温泉と違い、水着着用で入浴となりますので、ご注意下さい。

また、同じく温泉絡みの観光地としておすすめなのがケイブ＆ベイスン国定史跡です。カナダ最初の国立公園となったバンフ国立公園発祥の地とも言われています。シアタールームの他、子供が遊べるキッズスペースやカフェも併設されています。また、展示コーナーでは、バンフ国立公園が設立されるまでの経緯等も知ることができます。

バンフ国立公園へ行ったら、ぜひ、楽しんでいただきたいのが、カナダの食べ物です！特に、アルバータ州で有名なのが、アルバータ牛！カナダサイズの大きなステーキは絶品で、観光客にも人気です。バンフ国立公園内にあるバンフの町には、高級レストランMaple Leafやステーキハウスとして有名なBunmper's Beef House等があります。

日本と違って赤身が中心となるアルバータ牛は、ステーキの他に、プライムリブがおすすめ。あばら部分にある塊肉ををじっくりと焼いて仕上げるプライムリブは、ローストビーフのような柔らかい食感が特徴です。カナダの大自然が育んだ、ジューシーなアルバータ牛の肉の旨味が絶品です！食べずに帰るのはありえない、おすすめの料理です！

バンフ国立公園の情報はいかがでしたか？ツアーではなく、個人で行く場合は、行き方が少し複雑ですが、ダイナミックなカナディアンロッキーの絶景を楽しめるのは、バンフ国立公園ならでは！夏のピークシーズンには、観光客で混み合いますが、冬の静寂の中で楽しむ雪山もまた美しいです。四季折々の美しい自然を満喫してください！