トロント観光おすすめはココ！ナイアガラや子連れ人気スポットも

カナダのオンタリオ州の州都であるトロントは、カナダで一番人口が多い街であり、北米全体でも4番目に人口が多いとしです。トロントにはビクトリア時代からの歴史観光スポットから絶景を楽しめる高層タワーなど観光スポットも多く、世界的にも有名なナイアガラの滝までのアクセスも良いということで人気の街です。そんなトロントの観光スポットをご紹介します。

トロントと言えば、と言うよりカナダと言えばはずせないのが世界的にも有名なナイアガラの滝(Niagara Falls)です。「ナイアガラの滝」というのは3つの滝の総称で、落差は50m以上で世界で一番放水量が大きい滝となっています。ナイアガラの滝を眺める展望ポイントはいくつもあり、色々な角度からの絶景を楽しむことができます。

ナイアガラの滝の周辺には数多くのアトラクションがあり、子連れから大人だけでも楽しめます。スカイロンタワー(Skylon Tower)にはレストランもあり、食事をしながらナイアガラの滝の絶景を眺めることができます。テーブルロック(Table Rock)という展望ポイントでは間近でナイアガラの滝を見ることができ、その他にも滝の裏側を見ることができるスポットもあります。トロントからはバスで1時間半ほどで行くことが出来ます。

トロントで一番有名な人気観光スポットと言えば、高さ553mのCNタワーです。街のどこからでも見ることが出来るCNタワーは、1972年に建設が始められ、1976年に完成しました。完成した当時は世界で一番高い建物でした。タワーの内部には2ヶ所、346mと447mの2つの高さのところに展望台があります。

346mの地点は「ルック・アウト(Look Out)」という展望ポイントになっていて、カジュアルな雰囲気のレストラン「ホライズン(Horizon)」があります。ルック・アウトの1階下にはガラスの床が貼られた展望ポイントになっていて、足元に広がる風景を楽しめます。

351mの地点にあるレストラン「360」があり、ホライズンとは少し違ったややフォーマルな食事を楽しむことができます。CNタワーで一番高い展望ポイントは、447mの地点にある「スカイ・ポッド(Sky Pod)」で、晴れた日にはナイアガラの滝や、国境を越えてニューヨークまで見渡せることもあります。

トロントにあるカサロマ(Casa Loma)は、よく手入れされた」庭園と中世のお城のような外観で人気の観光スポットです。カサロマは、ナイアガラの滝による水力発電で財をなしたヘンリー・プラット卿によって3年がかりで建築されました。カサロマの内部には、100近い部屋と30以上のバスルームがあり、現在では博物館になっています。

ゴシック様式で建てられたカサロマの内部はヨーロッパの調度家具や木彫りなどで装飾されています。中にはトンネルや秘密の通路など、面白いところもいっぱいで、トロントに行ったら是非訪れたい観光スポットです。5エーカーの敷地ないには庭園や厩舎などもあり、ゆっくり散策を楽しむこともできます。

トロント・アイランド(Toronto Islands)は、トロントのダウンタウンからフェリーで13分ほどのところにあります。トロント・アイランドは実際には15の島々から成っていて、橋を使ってそれぞれの島に歩いて渡ることができ、150年ほど前から有人島になっています。

トロント・アイランドのセンタービル・アミューズメント・パーク(Centrerville Amusement Park)は、3歳から8歳の子供が楽しめるように作られていて、メリーゴーラウンドや小型の汽車、ミニゴルフなどの小さな子供向けのアトラクションが数々あり、特に子連れに人気の観光スポットです。大きな子連れにも楽しめるホーンテッドハウスなどもあります。

トロント・アイランドには2つのビーチがあって、細かい砂の砂浜は夏には大人から子連れに人気のスポットで、水の質も管理されているために安心して水遊びすることができます。夏の間には朝の9時半から夜の10時までフェリーが頻繁に行き来しています。

トロントのディスティラリー地区(Distillery District)は、1800年代にカナダで」一番大きな蒸留所があった地区で、現在では復元されたビクトリア様式の建物に囲まれた石畳の道が続く歴史的なエリアです。現在では、トレンディなショップやレストラン、アートギャラリーなどが並び、昼間はショッピング、夜は食事に出かける場所として人気を集めています。

ディスティラリー地区では季節にかかわらずマーケットが開かれていて、地元産の新鮮な食材からクラフト小物まで様々なものが売られています。夏の間には音楽イベントが催されることも多く、フォークミュージックからブルースまで色々なジャンルの生演奏を楽しむことができます。

トロントのロイヤル・オンタリオ・ミュージアム(Royal Ontario Museum)はROMとも呼ばれ、600万点の所蔵品を持つカナダで最大の博物館です。展示品には古代エジプトからアジア、アフリカ、アメリカなど幅広い範囲に及び、「高円宮ギャラリー」とい日本に関する展示もあります。

ロイヤル・オンタリオ博物館にはカナダのアルバータ州で発掘された恐竜の標本もあり、子連れの観光客に特に人気があります。さまざまな生物の標本は間近で見ることができ、子供が民族衣装を着ることができるキッズコーナーなど、子連れには嬉しいスポットです。

セントローレンス・マーケット(St. Lawrence market)は、2012年にナショナル・ジオグラフィックが世界一のフード・マーケットと評したマーケットです。マーケットは二つの建物から成り、ノース・マーケットでは産地直送の食材やアンティークなど、サウス・マーケットではレストランや食べ物のお店が並んでいます。

サウス・マーケットでは火曜日から土曜日の間に120もの店が出て、野菜や果物、肉類、チーズなどを販売していて、地元の人だけでなく観光客にも人気のあるスポットです。週末のノース・マーケットでは特にアンティークやジュエリー類などの店が人気を集めています。

トロントのリプリー水族館(Ripleys Aquarium of Canada)は2013年にオープンしたまだ新しい水族館です。水中の生き物の種類によって展示が分かれていて、インド洋のサンゴや熱帯魚のレインボー・リーフ、サメやウミガメなどが泳ぐ下を通るトンネルを歩くことが出来るデンジャラス・ラグーンなどが人気です。

カナダの海や湖に住む生物が展示されたカナディアン・ウォーターには、海流を再現した水槽の中でなびく巨大な海藻や珍しい生き物を見ることができます。ディスカバリー・センターでは、生きた化石とも呼ばれるカブトガニに手で触れることができる水槽や、カクレクマノミを間近で見ることができる展示などがあり、子連れに人気のアトラクションになっています。

スチーム・ホイッスル・ブリュアリー(Steam Whistle Brewery)はトロントで一番美味しいと言われる、緑のラベルが目印のラガービールを生産するビール工場です。工場の内部はツアーに参加することで見学でき、ビール製造の工程をみることができます。30分ほどの見学ツアーのあとには無料でビールの試飲をすることもできます。

カナダのトロントは、カナダで一番大きな都市ということで、観光スポットの種類も様々です。子連れにもうれしい遊び場がある観光スポットは夏休みには人気があり、特に大人にとって楽しいマーケットやショッピングなどのスポットは、年間を通して楽しむことができます。季節によって違う魅力があるのがトロントです。